直近のJリーグ、第26節の広島戦に敗戦し首位との勝ち点差が10点に広がったセレッソ大阪。
リーグ戦での優勝も含めて、現時点でルヴァンカップ・天皇杯も勝ち残っているので、3つのタイトルにチャレンジできる状況にあります。
悲願の初タイトルを取るためにも、天皇杯も勝ち進み「カップをピンクに染めて欲しい」ですね。
天皇杯3回戦のアウェイの新潟戦(記事はコチラ)では、延長戦にもつれ込む闘いを制し、今回の4回戦に駒を進めました。
4回戦のホーム開催権はセレッソにあるのですが、下位カテゴリーのJ2名古屋が対戦相手ということで、下位カテゴリーチームのホームスタジアムであるパロマ瑞穂スタジアムでの試合開催となりました。
※試合自体はセレッソ大阪がホームチームという位置づけらしいのですが、着用ユニフォームやスタジアムの使い方は(座席割当など)、完全にアウェイ扱いと同じだったので、なんか微妙な違和感がありました。
※スカパーの実況の方が、「セレッソがホームです」と連呼してましたが、よくわからなかった人も多いかもしれないなと思っていましたw。
結果は、前半開始早々に先制点を挙げたセレッソ大阪が、ボールをキープして攻めてくる名古屋の攻撃を危なげなくはじき返し、1-0で見事勝利!!
セレッソ大阪 | 1 | 1 | 前半 | 0 | 0 | 名古屋グランパスエイト |
0 | 後半 | 0 | ||||
6′ 福満 隆貴 | 得点 |
セレッソ大阪が準々決勝(ベスト8)に進出しました!!
スタジアム | パロマ瑞穂スタジアム |
入場者数 | 6,569人 |
天候/気温/湿度 | 雨のち曇り / 22.2℃ / 81% |
主審 | 今村 義朗 |
副審 | 和角 敏之、小椋 剛 |
第4の審判員 | 鈴木 規志 |
追加副審 | 柿沼 亨、西山 貴生 |
私、現地観戦も考えたのですが、セレッソ大阪堺レディースの試合も観たかったので、天皇杯は放送での観戦としました。
メンバー
グランパス戦のスタメンは以下です。
リーグ戦のスタメン中心のメンバーで挑む可能性もありましたが、「俺たちのルヴァンカップメンバー」とも呼ばれている、リーグ戦のベンチ組が中心となったメンバーがスタメン。
中2日で23日(土)の仙台戦を控えているので、キッチリ勝ちたいこの試合でもターンオーバでメンバーを入れ替えて、尹監督は送り出してきました。それだけこのメンバーに対する信頼も厚いのだと思います。
メンバー
セレッソ大阪 | 名古屋グランパスエイト | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 27 | 丹野 研太 | GK | 16 | 武田 洋平 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 3 | 茂庭 照幸 | DF | 3 | 櫛引 一紀 | ||
4 | 藤本 康太 | 8 | ワシントン | ||||
5 | 田中 裕介 | 15 | 宮原 和也 | ||||
20 | 酒本 憲幸 | 39 | 内田 健太 | 83′ | |||
MF | 7 | 関口 訓充 | 85′ | MF | 7 | 田口 泰士 | |
15 | 木本 恭生 | 80′ | 17 | 小林 裕紀 | |||
17 | 福満 隆貴 | 23 | 青木 亮太 | 79′ | |||
26 | 秋山 大地 | 38 | 永井 龍 | 74′ | |||
FW | 11 | リカルド サントス | FW | 9 | シモビッチ | ||
19 | 澤上 竜二 | 71′ | 28 | 玉田 圭司 | |||
控えメンバー | |||||||
GK | 21 | キム ジンヒョン | GK | 1 | 楢﨑 正剛 | ||
DF | 14 | 丸橋 祐介 | DF | 36 | 酒井 隆介 | ||
MF | 10 | 山口 蛍 | 71′ | MF | 29 | 和泉 竜司 | 79′ |
16 | 水沼 宏太 | FW | 10 | フェリペ ガルシア | |||
24 | 山村 和也 | 80′ | 11 | 佐藤 寿人 | 74′ | ||
46 | 清武 弘嗣 | 85′ | 19 | 押谷 祐樹 | |||
FW | 9 | 杉本 健勇 | 25 | 杉本 竜士 | 83′ | ||
監督 | |||||||
尹 晶煥 | 風間 八宏 |
ベンチには普段のリーグ戦のスタメン組が複数入っていますので、(当たり前ですが)かなり本気のメンバーになっています。
そして、名古屋には、玉田選手、永井龍選手、GKの武田選手、(かなり前ですが)佐藤寿人選手など、セレッソに在籍暦のある選手が複数いて、3人がスタメンに入っていました。
試合展開
個人的には、名古屋のパス回し(ボールキープ)に対して、きっちりブロックを敷いて守り、カウンターで反撃するという堅い展開になるのではと予想してましたが、実際、そのとおりとなりました。
セレッソは4-4-2で、コンパクトにラインを保って中央を締めて守ります。そして開始早々の6分にゲームが動きます。
秋山選手が中盤で奪うと、リカルド サントス選手にパス。リカルド サントス選手は、縦に走る福満選手へスルーパス。相手DFラインの裏に抜け出した福満選手がGKと1対1になり、冷静にゴールに流し込み、セレッソ大阪が先制点を奪います!!
先制点の福満選手
先制点のアシストや前線でチームに貢献・リカルド サントス選手。
右サイドで攻守に貢献・効果的なドリブル突破などで魅せた関口選手と、キャプテンの秋山選手。
セレッソが得点を取ってからは、名古屋が圧倒的にボールを保持して攻める展開が続きますが、セレッソがきっちりとDFラインを整備して対応するため、ほとんどチャンスらしいチャンスを作らせないまま時間が経過します。
前半終了間際にも、鋭いカウンターから、名古屋ゴールに迫りますが、セレッソはシュートを決め切れません。前半はこのまま1-0でリードして終了。
後半に入っても圧倒的に名古屋がボールをキープしますが、カウンターからチャンスを作るセレッソ大阪。
50分には関口選手が、リカルド サントス選手へスルーパスを送りますが、相手GKが阻止。
51分には、相手DFを背負いながら、澤上選手がシュートを放ちますが、クロスバーの上を越えてしまいます。
前半開始直後に永井選手との交錯でケガをし、頭に包帯を巻いて奮闘する澤上選手。51分のシュートのシーン。
ボランチで奮闘する木本選手。前半終了間際のシュートはミートせず、残念。
そして、このまま試合が経過すると、セレッソは5-4-1にフォーメーションを変更して、逃げ切り体制に入ります。
まずは澤上選手に代えて、山口蛍選手をピッチに送り出し、このタイミングで木本選手をディフェンスラインに下げて5バックにします。
そして、木本選手と山村選手が交代(山村選手はそのままDFに入ります)
最後は、清武選手がピッチに送り出され、仙台戦以来の公式戦出場となります。負傷明けの今ディションなので、まだまだ本調子ではないですが、3つのタイトルの正念場なってくるこのタイミングで清武選手(キヨ)が戻ってきてくれたのは非常に大きいと思います。
圧倒的に名古屋がボールをキープして攻め込みますが、特に危なげなくセレッソが守りきり、1-0のままタイムアップ!!!
セレッソ大阪がベスト8進出を決めました。
感想など
いやー、勝ててよかったです!!
3つのタイトルが狙える位置にいるこの状況で、カップ戦中心のメンバーで挑んだ尹監督。
それに応えてきっちり勝利を収めたメンバー。リーグ戦のスタメン組もベンチに入り、いい雰囲気で勝てた天皇杯。再びいい流れを作って、勝ち進んでいって欲しいものです。
そして、中2日でリーグ戦がやってきます。
リーグ戦の優勝争いから脱落しないためには、勝ち点3を積み重ねていくしかないですが、チーム状況もよいみたいですし、このタイミングでキヨが戻ってきてくれたのは心強いです。
まだまだ本調子ではないようですが、終盤の大事な戦いに必要な戦力なので、調子を上げていって欲しいと思います。
ひさびさの試合復帰でうれしそうな清武選手
サポータに挨拶する、今日のヒーロー福満選手。
天皇杯もルヴァンカップも優勝目指してがんばれセレッソ!!!
カップをピンクに染めよう~♪ラーラーララーラー♪
試合詳細はコチラ↓
2017年 天皇杯4回戦 セレッソ大阪 vs 名古屋グランパスエイト
第97回天皇杯 4回戦 C大阪 vs 名古屋(まいど!セレッソ)
天皇杯 4回戦 名古屋戦|試合後の尹晶煥監督(セレッソ)記者会見コメント