前々節のホーム福島戦でようやく今季ホーム初勝利をあげたセレッソ大阪U23。第26節はホーム ヤンマースタジアム長居に、現在J3 17位(最下位)のガンバ大阪U23を迎えての大阪ダービーです。
前回のアウェイでのダービーでは、相手の攻撃を抑えきり、0-0のスコアレスドローで(前回の対戦記事はコチラ)勝ち点1を分け合っています。
ホームでのダービーなので勝利したいのはもちろんのこと、トップチーム同士の対決の前哨戦(※)という様相も呈しているため、いい流れでトップチームが試合に入れるためにも勝利が欲しい一戦でした。
※3日前の10月4日(水)にトップチーム同士がルヴァンカップ準決勝第1戦で対決し、2-2のドロー(試合の記事はコチラ)。そして、この試合の翌日10月8日(日)にはアウェイ吹田スタジアムでルヴァンカップ準決勝第2戦、トップチーム同士の大阪ダービーが開催されます。
そして、勝利を目指したセレッソ大阪U23は、相手にボールを握られる時間が続きますが、きっちり守ってカウンターという堅守速攻というスタイルで戦い、得点では常に先行しながら、3-2で快勝!!
8日のトップチーム同士の大阪ダービー、ルヴァンカップ準決勝 第2戦にいい流れでつなぐことができたので、8日は必ずやトップチームが勝利してくれるものと思います!!
ちなみに、7日はなでしこ2部でも、レディースチームが勝利して最終順位が2部2位となり、なでしこ1部との入れ替え戦に臨めることになりました!U23とレディースがいい流れを持ってきたので、トップチームも頑張って欲しいです!!
スタジアム | ヤンマースタジアム長居 |
入場者数 | 1,653人 |
天候/気温/湿度 | 曇のち晴 / 22.6℃ / 78% |
主審 | 松本 大 |
副審 | 大原 謙哉、道山 悟至 |
第4の審判員 | 原田 雅士 |
試合前
◆今回の席割り
J3開催時の席割りは、通常メインスタンドのみ開放ですが、今回は大阪ダービーでもあるので、両チームのサポーターが混在しないように、真ん中で2つに完全に分けるという席割りになっていました。
コンコースも先日のルヴァンカップ準決勝ほどではないですが、規制がされていました。
入場するときにも、「どちらの応援」かと質問されましたし、ゲート毎に「セレッソ大阪側応援席」という掲示がしてありました。
セレッソ側のサポーターはこんな感じでした。
相手さんはこんな感じ。人数はそれほど変わらないですが、声の大きさはあちらの方が大きかったような気もしますね。
U23とはいえ大阪ダービーなので、もう少し観客が集まって欲しいなとは思いましたが、いつもより900人程度は多い1653人なので、よしとしましょうw。
◆スタジアムグルメ
いつもは「鶴心」さんくらいしか出店していないのですが、スタグルの出店が5店舗ありました。
「鶴心のからあげ」いろんな味が楽しめて美味しいです。
ニッポンハムのシャウエッセンなどもある「おつまみバル」
たこ焼きの「わなか」さん
フレーバーポテトと肉関係の串とドリンク関係
和牛焼きそばのお店(ちょうど焼いてはるとこでした)
◆選手入場
わくわくしてきます。
メンバー
ガンバ大阪U23戦のスタメンは以下のメンバーです(公式より)
私の席から撮ったバージョン(沖野選手が下向き過ぎかなw)
久々にGKのアン ジュンス選手がスタメン入りしています。
メンバー
セレッソ大阪U23 | ガンバ大阪U23 | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 32 | アン ジュンス | GK | 31 | 林 瑞輝 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 30 | 大山 武蔵 | 87′ | DF | 59 | 河井 哲太 | |
37 | 森下 怜哉 | 42 | ペ スヨン | 89′ | |||
43 | 上田 恭平 | 55 | 西野 貴治 | ||||
48 | 小林 洵 | MF | 49 | 芝本 蓮 | |||
MF | 29 | 舩木 翔 | 56 | 足立 翼 | 68′ | ||
31 | 山根 永遠 | 57 | 岩本 翔 | ||||
35 | 沖野 将基 | 40 | 食野 亮太郎 | ||||
50 | 有水 亮 | 44 | 髙江 麗央 | ||||
FW | 40 | 岸本 武流 | 90+5′ | FW | 33 | 一美 和成 | |
47 | 米澤 令衣 | 50 | 白井 陽斗 | ||||
控えメンバー | |||||||
GK | 44 | 光藤 諒也 | GK | 58 | 棟方 博文 | ||
DF | 42 | 梅木 絢都 | 90+5′ | DF | 45 | 足立 丈英 | 68′ |
49 | 齋藤 遼 | 87′ | 46 | 臼井 貫太 | |||
MF | 51 | 谷本 駿介 | MF | 43 | 梅津 克貴 | 89′ | |
監督 | |||||||
大熊 裕司 | 宮本 恒靖 |
この日もキャプテンは森下選手でした。
試合展開
この日もセンターバックで先発の小林選手、トップ昇格はしないみたいですが、上手いし強いと思うので、大学経由等でプロになって欲しい選手だなと思います。
センターバックのコンビを組むのは森下選手
トップで鋭い動きを見せる岸本選手、得点取れそうなシーンがあったので、惜しかった!
試合開始前の円陣のシーン
円陣組んで気合いを入れて
そしてハイタッチ。
ガンバのキックオフで試合開始。
右サイドバックの大山選手と右CBの小林選手。
この日はボランチに入った舩木選手
そして、サイドではなく、ボランチに入った有水選手
2トップの一角には米澤選手が入りました。ボールの受け方などは上手いなと思いました。
2トップのもう一角は岸本選手(右)、そしてこの日は左サイドに入った山根選手(左)
試合は前半から、ガンバがボールを握って攻めてきますが、これを4-4-2でブロックを作って守るセレッソ守備陣が弾き返し、得点を許しません。
セットプレーで守るシーン
別のセットプレーのシーン(FK)
何度もゴールに迫られるシーンも作られますが、無失点でゲームを進め、セレッソは時折見せるカウンターでゴールに迫っていきます。
27分には、相手DFからボールを奪った沖野選手が、ドリブルで持ち込みペナルティエリア右から強烈なシュートを放ちますが、相手GKにセーブされます。
そして、34分にセレッソ大阪U23に待望の先制点が生まれます。
米澤選手が左サイドでボールを持ち、縦に走る山根選手にスルーパス。山根選手がペナルティエリア左内に進入し、マイナスのクロスをグラウンダーで送ると、走りこんできたフリーの沖野選手が右足で合わせて、セレッソ大阪U23が先制!!
先制点を挙げた沖野選手(うれしそう)
動画はコチラ
ボールを握られて劣勢が続いていましたが、いい崩しから先制点が取れて、チームの流れもよくなったように思いました。
そして、前半はこのまま1-0でリードのまま終了します。
後半
後半はセレッソのキックオフで始まります。
後半もボールはガンバが保持しながら攻撃を仕掛けてきますが、GKのアン ジュンス選手のビッグセーブなどで得点は奪えません。
そして、失点を許さずにいると、57分にはカウンターから米澤選手がドリブルで持ち込み、山根選手にボールが渡ります。山根選手はペナルティエリア左から右足でシュート。相手GKの手を弾きながらゴールに吸い込まれ、セレッソ大阪U23が追加点!!2-0とリードします!!
ゴール後の歓喜のシーン(山根選手が見えにくいですが)
2点目を挙げた山根選手と舩木選手。
動画ではコチラ
この直後にもセレッソにチャンス。63分、大山選手から右サイドの裏に受けた米澤選手にロングスルーパス。米澤選手が中に折り返し、当てるだけでゴールというシーンに岸本選手が飛び込みますが、上手くミートできず、ゴールを割ることができません。
すると、この直後の63分にガンバにゴールを許し1点差に詰め寄られてしまいます。
3-0になりそうな展開の直後に、2-1になってしまいガンバが攻勢に出てきます。68分には右サイドからのクロスに、ヘディングで合わせられますが、GKアン ジュンス選手がビッグセーブで得点を許しません!!
そして、72分には自陣で有水選手が上手くパスカットし、そのままドリブルで持ち上がります。そして、前を走る米澤選手にスルーパス。上手く走りこんだ米澤選手が落ち着いてゴールに流し込み、3点目。3-1と再びリードを広げます。
ゴールを決めた米澤選手(左)とパスを出した有水選手(右)
ベンチに笑顔で向かっていきます。
歓喜の輪ができ、喜びを爆発させてるのを見るのも気分いいですね。
動画ではコチラ
これで再び落ち着いたセレッソ、77分にもスルーパスから4点目かというシーンでゴールネットを揺らしますが、これはオフサイドの判定。
終盤には大山選手が足をつってしまい途中交代
このまま2点差で終了したかったのですが、アディショナルタイムに失点し、3-2でタイムアップ。
セレッソ大阪U23が大阪ダービーで快勝しました!!
順位も1つあげて、14位となりました。
この日、ナイスセーブを連発し勝利に貢献したアン ジュンス選手。勝利後の笑顔もいいですね。少し危ない場面もありましたので、試合勘を戻してがんばって欲しいです。
試合終了後にサポーター前で整列(右端がJ3デビューとなった上田選手)
みんな嬉しそうでよいですね。
8日(日)のルヴァン準決勝第2戦も勝つぞ!!
感想など
ボールを握って攻めるガンバU23、守るセレッソU23という構図でしたが、セレッソ大阪U23はボールをキープしながら攻めるのではなく、縦に早いカウンターやロングボールを裏に入れるという攻撃を選択していたため、ボールを握る時間はそれほど長くありませんでしたが、効果的なカウンターで試合の主導権はある意味握っていたのではないかと思います。
シュート数は対戦相手のガンバの方が多かったですが、チャンスの数は互角以上ですし、決定的なチャンスも多く作っていて、あと3点ほど取れたようにも思います。
1点返された直後や、アディショナルタイムに1点返された直後などは、メンタル面でも、もう少し強さを持てた方がよいかなと思いましたが、キッチリ、ホームのダービーで勝利を収めてくれました。
これで、U23のダービー対決でようやく初勝利です。U23は今年はガンバに負けていないですし、それもよかったですね。
この日もトップチームの尹晶煥監督も試合をチェックに来ていましたし、トップチームに呼ばれるメンバーも増えるかもしれませんね。
この流れで、トップチームも勝利して、ルヴァンカップ決勝進出だー!!
がんばれセレッソ大阪!セレッソ大阪U23!!
試合詳細はコチラ
2017明治安田生命J3リーグ 第26節 G大阪U23戦(オフィシャル)
2017明治安田生命J3リーグ 第26節 セレッソU-23vsG大23
明治安田生命J3リーグ
更新日:2017年10月7日(土) 15:24
順位
|
クラブ名
|
勝点
|
試合数
|
勝
|
分
|
負
|
得点
|
失点
|
得失点
|
1 | 栃木SC | 49 | 24 | 14 | 7 | 3 | 37 | 19 | 18 |
2 | アスルクラロ沼津 | 46 | 24 | 13 | 7 | 4 | 53 | 22 | 31 |
3 | ブラウブリッツ秋田 | 45 | 24 | 13 | 6 | 5 | 40 | 22 | 18 |
4 | カターレ富山 | 40 | 24 | 11 | 7 | 6 | 28 | 18 | 10 |
5 | 鹿児島ユナイテッドFC | 39 | 23 | 12 | 3 | 8 | 31 | 25 | 6 |
6 | FC琉球 | 38 | 24 | 10 | 8 | 6 | 35 | 27 | 8 |
7 | AC長野パルセイロ | 38 | 24 | 10 | 8 | 6 | 23 | 15 | 8 |
8 | ギラヴァンツ北九州 | 36 | 23 | 11 | 3 | 9 | 31 | 20 | 11 |
9 | 藤枝MYFC | 36 | 23 | 10 | 6 | 7 | 37 | 31 | 6 |
10 | FC東京U-23 | 31 | 24 | 9 | 4 | 11 | 26 | 37 | -11 |
11 | 福島ユナイテッドFC | 30 | 24 | 9 | 3 | 12 | 26 | 34 | -8 |
12 | SC相模原 | 25 | 23 | 6 | 7 | 10 | 19 | 28 | -9 |
13 | Y.S.C.C.横浜 | 24 | 23 | 6 | 6 | 11 | 26 | 35 | -9 |
14 | セレッソ大阪U-23 | 23 | 23 | 5 | 8 | 10 | 26 | 33 | -7 |
15 | グルージャ盛岡 | 21 | 24 | 5 | 6 | 13 | 24 | 38 | -14 |
16 | ガイナーレ鳥取 | 18 | 23 | 4 | 6 | 13 | 23 | 46 | -23 |
17 | ガンバ大阪U-23 | 16 | 25 | 5 | 1 | 19 | 18 | 53 | -35 |