ゴールデンウィークの連戦2戦目、アウェイ名古屋で勝ちきれずスコアレスドロー
前節のアウェイ ジュビロ戦では試合内容は悪いながらもドローに持ち込み勝ち点1を積み上げたセレッソ大阪。第12節の対戦相手は現在最下位に沈み、8連敗中の名古屋グランパス。
5位のセレッソ大阪としては、アウェイの連戦となりますが、今節はきっちりと勝ち点3を持ち帰りたいところです。
あいにくの雨と風が強い悪天候で行われたこの試合、前半の立ち上がりは名古屋に攻め込まれる場面もありましたが、それ以降はセレッソが攻め込むシーンを数多く作りゴールに迫るも得点を奪えず、結果的にはスコアレスドロー。勝ち点1を分け合いました。
名古屋グランパス
エイト |
0 | 0 | 前半 | 0 | 0 | セレッソ大阪 |
0 | 後半 | 0 | ||||
得点 |
他チームの試合結果から、順位は変わらずセレッソ大阪は5位をキープしました。
ただ、キヨ(清武選手)が前半20分ほどで足の違和感から途中交代となってしまいましたので、怪我の程度が心配です。
スタジアム | パロマ瑞穂スタジアム |
入場者数 | 13,220人 |
天候/気温/湿度 | 雨 / 19.2℃ / 79% |
主審 | 柿沼 亨 |
副審 | 越智 新次、田中 利幸 |
第4の審判員 | 間島 宗一 |
平日夜で雨という天候でしたが、13000人を超える観衆がスタジアムに詰めかけました。私も現地で観戦してきました。
スタジアムのパノラマ画像(クリックで拡大)
試合前
この日は雨で、アウェイサポーターのゴール裏自由席には、屋根がありませんので、ポンチョ・レインコートを着てサポーターがは観戦します。
アップ前の選手挨拶のシーン
キックオフ前のゴール裏にはたくさんのサポーターが駆けつけました(写真は公式より)
選手入場(整列:両チーム)
セレッソの選手のアップ
メンバー
名古屋グランパスエイト戦のスタメン
健勇が負傷で連戦の残り2試合を回避ということで、この日のスタメンはドンヒョン。
ドンヒョンもコンディション面から出場回避かという情報が事前にありましたので、少し無理をして出場と感じです。
そして、グランパスのディフェンスラインが高めということから、裏を付ける隆貴・キヨがメンバーに名を連ね、トシもスタメンなので、4-2-3-1でドンヒョンの1トップ、キヨがトップ下というフォーメーションでした。
名古屋グランパス | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 22 | ランゲラック | GK | 21 | キム ジンヒョン | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 41 | 菅原 由勢 | DF | 2 | 松田 陸 | ||
5 | 新井 一耀 | 63′ | 14 | 丸橋 祐介 | |||
36 | ホーシャ | 22 | マテイ ヨニッチ | ||||
3 | 櫛引 一紀 | 23 | 山下 達也 | ||||
MF | 9 | 長谷川 アーリアジャスール |
MF | 6 | 山口 蛍 | ||
6 | 宮原 和也 | 10 | 清武 弘嗣 | 23′ | |||
FW | 23 | 青木 亮太 | 88′ | 17 | 福満 隆貴 | 70′ | |
10 | ガブリエル シャビエル | 43 | オスマル | ||||
7 | ジョー | FW | 13 | 高木 俊幸 | 78′ | ||
29 | 和泉 竜司 | 70′ | 18 | ヤン ドンヒョン | |||
控えメンバー | |||||||
GK | 16 | 武田 洋平 | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
DF | 39 | 内田 健太 | 88′ | DF | 16 | 片山 瑛一 | |
MF | 14 | 秋山 陽介 | 70′ | 4 | 藤本 康太 | ||
32 | 深堀 隼平 | MF | 24 | 山村 和也 | 23′ | ||
4 | 小林 裕紀 | 63′ | 32 | 田中 亜土夢 | |||
FW | 19 | 押谷 祐樹 | 7 | 水沼 宏太 | 70′ | ||
37 | 榎本 大輝 | FW | 8 | 柿谷 曜一朗 | 78′ | ||
監督 | |||||||
風間 八宏 | 尹 晶煥 |
ベンチには、曜一朗・宏太・やまむーなどのリーグ戦のメンバーが名を連ねています。
個人的には、健勇・ドンヒョンが負傷やコンディション不良なのであれば、U23の寛人・令衣をベンチ入りさせてもよかたのではと思っています。(実は、寛人のスタメン抜擢を期待してましたw)
この日もキャプテンは蛍
アップ中の隆貴・キヨ
久しぶりのスタメン復帰のオスマル
試合開始前の円陣
円陣後のハイタッチ
試合展開
前半
前半立ち上がり、雨の中でなかなかボールが落ち着かない状況で、名古屋にボールを持たれる展開が続きますが、きっちりと守備で対応して、決定的な形は作らせません。
(スコアボードを写してみましたが、雨がかなり降っててハッキリ写りません…)
攻撃では、トップ下に入ったキヨが、隆貴とポジションを入れ替えたりしながら、キヨを起点に相手ゴールに迫っていきます。
10分には、相手DFのパスをカットしたトシが、ドリブルでカウンターを仕掛け、相手DFに囲まれながら、中に折り返しますが、これはドンヒョンには合いません。
12分にも、右サイドでキヨも絡んだ流れるようなパスワークで突破し、ゴールライン付近まで侵入して陸がグラウンダーで速いクロスを中に入れます。これはかろうじて相手DFがクリアします。
18分にも、右サイドで起点を作り、キヨが左足でクロスを上げると、ファーサイドでトシが頭を落とし、中でドンヒョンが体を反転しながら右足でシュート!これは枠を捉えられませんが、決定的な形でした。
しかし、このプレーあたりからキヨが足を気にし出し、結局23分に交代。
急遽やまむーがピッチへ入ります。
この交代で、ドンヒョンとやまむーの2トップにフォーメーションに変更します。
4-4-2のフォーメーションになり、役割がはっきりしたのか、名古屋の攻撃をほぼ抑え込み、セレッソペースで試合は進みます。
相手FWのジョーに仕事をさせなかった山ちゃん
しかし、攻撃面では、パスミスが多くクロスの精度もイマイチで、なかなかチャンスらしいチャンスが作れません。
左サイドで攻守に奮闘していたマル
ビッグチャンスは35分。
中盤でボールを奪ったトシがドリブルで中に切れ込むと、縦パスが相手DFに当たってペナルティエリア左手前に流れると、残っていたやまむーが抜け出し相手GKと1対1になります。ここで放った左足のシュートはクロスバーを越えてしまい、決定的なチャンスを逃します。
副審の旗も上がっていなかったので、オフサイドの判定にはなっていなかっただけに、このチャンスは決めたかったです。
危なげない守備でゴールを守ったジンヒョン
そして、前半はスコアが動かないまま終了。
後半
後半開始前の円陣
セレッソボールで後半はキックオフ
久々のスタメン出場もまずまずのデキのオスマル。やっぱりパスを捌くのは上手いですね。
攻守に奮闘。相手の守備を切り裂くような鋭い縦パスも冴えていた蛍
後半に入ると、蛍からのパスでチャンスを何度も作っていきます。
47分には蛍のループパスから、やまむーがワントラップして、シュート。
48分は、自陣でボール奪取から裏に走るドンヒョンへパス。これは惜しくもオフサイドの判定。
58分には、ジンヒョンのゴールキックがそのままドンヒョンに渡り、ペナルティエリア内で上手く収めたドンヒョンがループシュートを放ちますが、これはクロスバーを越えます。
何度となく得点の匂いがするチャンスを作るセレッソですが、なかなか得点ができません。
70分には隆貴と宏太が交代
右サイドからクロスで攻撃参加。惜しいクロスが何本もあった陸
そして、78分にはトシ→曜一朗へ交代
この交代以降、惜しい決定機を作っていきます。
83分にはコーナーキックからの流れから、蛍からパスをもらった陸が右サイドからクロス。このクロスはDFが跳ね返し、ペナルティエリア左に流れると、これを胸トラップで収めた曜一朗がシュート。これがシュート性のクロスになり、宏太がゴール前に飛び込みますが、触れられずゴールできません。
そして、85分には相手MFの元セレッソのアーリアがドンヒョンにファール。そして、ボールをすぐに離さなかったことから、遅延行為でイエロー。この日2枚目だったためレッドカードで退場となります。
ここから怒涛の攻撃を繰り出すセレッソですが、最後の精度・判断が今一つで得点することができません。
91分のアディショナルタイムには、曜一朗・マルとつなぎ、ドンヒョンにスルーパス。これをゴールに向かってトラップしたドンヒョンが左足でシュートしますが、相手GKがセーブ。
91分の決定機のシーン。これは決めたかったドンヒョン。
何度も決定機を作りながらも決めきれなかったセレッソ、1点が遠く、このままタイムアップ。
スコアレスドローで勝ち点1を分け合いました。
感想など
まず、勝ちたかったですね。そして、負傷交代したキヨの具合が心配ですね。
試合前から連戦が続くメンバー、ケガ人が多い中、どういうメンバー構成で行くのかに注目していましたが、若いフレッシュなメンバーを使ったり、亜土夢などのメンバーで行くのではなく、ドンヒョン・キヨを尹さんはスタメンで起用してきました。
結果論にはなりますが、雨のこのピッチコンディション、連戦という中で、キヨを無理して使う必要はあったのかというのは個人的には思っています。
そして、ドンヒョンもフル出場させましたし、5日の長崎戦を考えるのであれば、寛人や令衣などの若いメンバーを抜擢するということもあってもよかったのかなと思っています。
相手は8連敗中で最下位のチームでしたし、後半はほぼピンチらしいピンチもなく守備陣が相手の攻撃を跳ね返し続けていただけに、1点を取ってきっちり下位チームから勝ち点3を挙げたかったなと思います。
両サイドの攻撃は、ミスでリズムに乗った攻撃ができない場面もかなりあったので、疲れもあるのかもしれませんが、縦に速く攻撃する場面とボールを落ち着かせる場面と両方を上手く使い分けられるといいのになと思います。
とはいえ、アウェイの連戦で負けてはいませんので、勝ち点1をきっちり持ち帰ったとも言えます。順位も5位をキープしましたし、5日の長崎戦に期待したいと思います。
12日の鹿島戦は鹿島がACLの決勝ラウンドに進出したことで7月に延期になっていますので、5日を乗り切れば、次は20日(日)の広島戦。どんなメンバーで挑むのかも楽しみです。
個人的には若いメンバーやフレッシュなメンバーも使って欲しいと思っています。
がんばれ!セレッソ大阪!!
試合詳細はコチラ
Jリーグ公式ハイライト動画
セレッソ公式ハイライト動画
2018明治安田生命J1リーグ 第12節 名古屋 vs C大阪(オフィシャル)
2018明治安田生命J1リーグ 第12節 名古屋vsC大阪(まいど!セレッソ)
J1 第12節 名古屋戦|試合後の尹晶煥監督(セレッソ)記者会見コメント
J1 第12節 名古屋戦|試合後のセレッソ選手コメント(蛍・オスマル・ヨニッチ・隆貴・やまむー)
明治安田生命J1リーグ
更新日:2018年5月2日(水) 22:47
順位
|
クラブ名
|
勝点
|
試合数
|
勝
|
分
|
負
|
得点
|
失点
|
得失点
|
1 | サンフレッチェ広島 | 31 | 12 | 10 | 1 | 1 | 17 | 5 | 12 |
2 | FC東京 | 23 | 12 | 7 | 2 | 3 | 19 | 13 | 6 |
3 | 北海道コンサドーレ札幌 | 22 | 12 | 6 | 4 | 2 | 18 | 13 | 5 |
4 | 川崎フロンターレ | 21 | 12 | 6 | 3 | 3 | 17 | 9 | 8 |
5 | セレッソ大阪 | 20 | 12 | 5 | 5 | 2 | 15 | 13 | 2 |
6 | ジュビロ磐田 | 18 | 12 | 5 | 3 | 4 | 13 | 11 | 2 |
7 | 柏レイソル | 17 | 12 | 5 | 2 | 5 | 14 | 13 | 1 |
8 | ヴィッセル神戸 | 16 | 12 | 4 | 4 | 4 | 17 | 15 | 2 |
9 | ベガルタ仙台 | 16 | 12 | 4 | 4 | 4 | 11 | 13 | -2 |
10 | 清水エスパルス | 15 | 12 | 4 | 3 | 5 | 14 | 13 | 1 |
11 | 浦和レッズ | 15 | 12 | 4 | 3 | 5 | 12 | 12 | 0 |
12 | 湘南ベルマーレ | 15 | 12 | 4 | 3 | 5 | 13 | 15 | -2 |
13 | 鹿島アントラーズ | 15 | 12 | 4 | 3 | 5 | 10 | 14 | -4 |
14 | V・ファーレン長崎 | 14 | 12 | 4 | 2 | 6 | 15 | 18 | -3 |
15 | ガンバ大阪 | 13 | 12 | 4 | 1 | 7 | 13 | 16 | -3 |
16 | 横浜F・マリノス | 12 | 12 | 3 | 3 | 6 | 16 | 20 | -4 |
17 | サガン鳥栖 | 8 | 12 | 2 | 2 | 8 | 11 | 20 | -9 |
18 | 名古屋グランパス | 8 | 12 | 2 | 2 | 8 | 11 | 23 | -12 |