試合展開
前半
前半はなかなかセレッソがペースを握れずに、広州恒大ペースで進みます。
4-4-2でいつものように守備でブロックを作って、コンパクトに守るセレッソに対して、広州恒大はロングボールを裏に蹴って圧力をかけてくる戦術をとります。
このロングボール中心の攻撃にセレッソは手を焼き、クリアボールを拾われたり、浮き球の処理を仕切れずにボールが落ち着かない状況が続きます。そのため、なかなか前にボールを運べず守勢に回ります。
そして、14分にはソウザのバックパスを狙われて、シュートまで持ち込まれます。その後も守勢に回る場面が続きますが、23分にはソウザがペナルティーエリア手前中央右から、右足でミドルシュートを放ちます。ボールは枠をとらえますが、相手GKがセーブ、そしてそのこぼれ球をやまむーが左足でダイレクトボレーのシュート。これも枠に飛びますが、GKが反応して得点を奪えません。
左サイドで奮闘していたトシ。仕掛けるプレーが魅力ですね。
相手のセットプレーでの守備のシーン。
右サイドでアップダウンを繰り返していた宏太。前半は守備面での対応などで陸と結構会話していました。
相手FWと両ボランチ(蛍)とソウザ
この日もボランチで攻守の要所で効いていたキャプテン蛍。
32分には左サイドを破られて中にクロスを入れられ、ファーサイドで相手FWに合わせられますが、枠を外れて事なきを得ます。
その後もロングボールを中心に攻めてくる広州に対し、守るセレッソという展開で試合は進み
アディショナルタイム表記もACLバージョン(前半は1分)
両チームスコアレスのまま試合は後半に折り返します。
後半
後半の試合前の円陣
後半に入ると、広州恒大の攻撃にも対応しながら、セレッソが攻勢を強めていきます。
56分には、左サイドからのマルちゃんクロスにドンヒョンがヘディングで合わせます。
(ちょっとボケてますが)精度の高いプレスキック・クロスが魅力のマルちゃん。
相手のロングボールを跳ね返していた山ちゃん。(イエロー出る直前のシーン)
この日もFW、DFと両方のポジションをこなしたやまむー。
この日2トップでフル出場したドンヒョン。周りを生かそう・合わせようという意図が感じられますが、もっと我を出したプレーや中央で構えるプレーができるようになると、相手に脅威になるかなと思っています。
61分にはソウザが高い位置でボールを奪い、ペナルティエリア中央手前からミドルシュート。これは、相手に当たりコーナーキックに。
64分にもソウザが左サイドを突破し、ペナルティエリア左からクロスを上げますが、これはニアでGKがキャッチ。
前半とは打って変わってセレッソがペースを握ります。
相手広州のサポーター席。2014年よりは少なめ。
75分にはトシ→曜一朗へ交代
平日の夜開催で1万人超えとはなりませんでしたが、もう少し入ってほしかったですね
そして、この曜一朗の交代を機に、左サイドでボールをためることができるようになり、マルと曜一朗のコンビで、さらにセレッソが攻勢を強めます。
76分には、FKからマルちゃんの上げたクロスを、ヨニッチが折り返し、ドンヒョンがシュート。ネットを揺らしますが、ヨニッチがオフサイドの判定でノーゴール。
そして78分にも曜一朗がドリブルでペナルティエリア左へ進入し、シュートに持ち込もうとしますが、相手がコーナーキックに逃れます。
そして、このコーナーキックから、マルの左からのクロスをソウザが中で合わせて、再びネットを揺らしますが、マルの蹴ったボールがゴールラインを割っていたため、ノーゴールの判定。
ゴールの匂いが近くなってきたセレッソ。
しかしミスから、ペナルティエリア手前でFKを与えると、相手のシュートをジンヒョンがかろうじてセーブして失点を防ぐ危ない場面も作られます。
そして、山ちゃんと健勇が交代。健勇はそのままトップに入り、代わってやまむーがDFラインに入ります。
トップでチャンスに顔を出して、惜しいシュートも放っていた健勇。
ヨニッチ、ドンヒョン、健勇が並ぶと迫力ありますね。
86分には宏太→隆貴に交代。
この交代で隆貴は、地域リーグ→JFL→J3→J2→J1→ACLと、カテゴリーの違う6つのリーグで出場したことになります。(すごいですね!)
試合は後半終了間際にはセレッソが怒涛の攻めを見せますが、得点をあげることができず、このままスコアレスで終了。
ACLの第1戦・第2戦で勝ち点4をあげ、グループ首位を守りました。