ロシアにて
コロンビアvs日本(@サランスク)
そんなこんなの3試合を経て迎えることとなったグループリーグの初戦のコロンビア戦。この時点での私は、先日のベルギー戦の終了後に以下のようなツイートをしていたように、かなり微妙な気持ちでロシアに向かってました。
いろいろ複雑やったロシア出発前の気持ちが、今日のぬいぬい・真司のゴールで勝ったことで、少し前向きになれた!
やっぱり勝つこと・結果は大事。
今日のメンバーからコロンビア戦に何人入れるかわからんけど、守備面も攻撃面も考えたらMF陣は今日のメンバーの方が断然よかった。— Sora (@Football_sora) 2018年6月12日
サランスクに向かう夜行寝台の中で一緒になった日本人サポーターとも「パラグアイ戦のメンバー中心で行くのか、その前2試合のメンバー中心で行くのか、どっちなんでしょうね」というような会話をしてました。
パラグアイ戦での、ぬいぬい・真司・蛍・柴崎のMF陣がよかったので、「大迫・原口と組み合わせてメンバー組めたらいいのにな」と思っていましたが「長谷部は外さなさそうだし、外れるなら蛍だろうか」と思ったり、「いやいや、結局、ガーナ戦・スイス戦のメンバーをベースに戻すかも」ということを頭でグルグル考えながらスタジアムに向かっていました。
そして、蓋を開けてみれば、個人的な予想どおり、蛍は残念ながらベンチスタートになってしまいましたが、ぬいぬい(乾)・真司・柴崎の名前がスタメンにあり、なんとなく期待できる気持ちでスタジアムの席についた記憶があります。
ハリルのままだったら、この3人がスタメンに名前を連ねたかも微妙ですし、パラグアイ戦で西野さんが狙い通りなのか・たまたまなのか、このメンバーをスタメンに入れる判断ができたことが、今大会の日本代表にとってはよかったのではないでしょうか。
そして、キックオフして間もなく、真司がアバウトに入れたDF裏へのロングボールを大迫が競り勝ちシュート、これを詰めた真司のシュートが相手DFの手に当たり、PKを獲得するとともに、相手DFは一発退場。
代表での結果がなかなか伴わない印象のある真司がこのPKを決めれるかドキドキしながら見守りましたが、見事ゴールに流し込み、開始早々に1点リードと数的優位獲得という望外の展開。ゴールが決まった瞬間は本当に叫んでましたねw。
その後、相手FKでのマズい対応などもあり同点に追いつかれますが、追加点を取ってコロンビアに競り勝ちました。
この10人相手にしか勝ててないという評価は確かに事実ですが、勝ち点3を初戦のコロンビア相手に取れたことが非常に大きかったと思いますし、今までのモヤモヤを吹き飛ばす勝利でしたので、ここで勝てたことがよかったと思います。
それと、ほぼスタジアムが黄色に染まるほどアウェイ感が強いスタジアムで、勝てたことも嬉しかったです。個人的な感覚では、埼スタでレッズとやってるよりアウェイ感が強い感じがしました。
でも、試合が終わってからも、コロンビアサポーターはかなりフレンドリーで、笑顔で「お前ら強いな・俺らは次から頑張るよ」と言われたり、「ユニフォーム交換しようぜ!」と言わたり。ユニフォーム交換は「ごめん、お気に入りの選手のだから勘弁して!」と丁重に断ること数回。この後も、別の試合の後にも、日本代表のユニフォームを交換して欲しいという声は何度かあったので、それなら交換してもいいユニフォーム持ってきとけばよかったと思っていました。
(※このページでの動画は全てFIFA公式のYouTubeのハイライト動画なので、このページから直接見れませんので、Youtubeでご覧ください)
あらためて書いた観戦記はコチラ(2018.7.11追記)
ポルトガルvsモロッコ(@モスクワ(ルジニキ))
そして、コロンビアvs日本戦を見終わったその日の夜の寝台列車でモスクワに戻り、ルジニキスタジアムで行われたポルトガルvsモロッコを観戦。
ルジニキは決勝も行われれる今大会のメイン会場で、この日も8万人弱(78,011人)の観客を集めたかなり大きなスタジアム。両チームのチームカラーが赤なので、スタジアムの中は赤に染まっていて圧巻な雰囲気でした。
私はポルトガルベンチに近い席でしたが、座ってみれば回りには結構モロッコサポーターが陣取っていて、クリスティアーノ・ロナウド(CR7)には容赦ないブーイングの嵐。
試合が始まってみると、開始早々に、コーナーキックからヘディングでCR7があっさりとゴールを決めてしまいます。
「おおっ!」と思わず身を乗り出してしまうかのような綺麗なゴールで、近くのモロッコサポーターの静まりぶりのコントラストが印象的でした。
その後、お互いチャンスを作るものの得点は動かず、1点のリードを守ってポルトガルが勝利。
あらためて書いた観戦記はコチラ(2018.7.16追記)
ブラジルvsコスタリカ(@サンクトペテルブルク)
初戦、スイスと引き分けてしまって勝ち点1で望んだブラジル。なんとしても勝ち点3(勝利)が欲しいという戦いでしたが、この日のブラジルはなかなか得点が奪えません。
コウチーニョも、ネイマールも決めきれず、外しまくるというか、レアルの守護神であるGKナバスがセーブしまくりで、コスタリカはブラジルに得点を許しません。
後半途中、ネイマールがペナルティーエリア内で転倒して、PKかという判定のシーンもありましたが、VAR判定でファウルではないと判断されるシーンなどもあり、気づけば、アディショナルタイムに。6分あったので、何が起きるかはわからないなと思いながら見ていたら、91分にコウチーニョがとうとう均衡を破るゴールで先制。
そして、ネイマールも追加点を取り、終わってみれば2-0で勝利。
試合終了と同時に、ピッチに膝をついて涙を流すネイマールが印象的でした。ナバスが好調だったのもありますが、あれだけチャンスをふいにしていたので、ようやく決めた上での勝利でしたので、肩の荷が下りたというのか、安心したというのが近いのでしょうか。
いずれせよ、やっぱりW杯で国を背負うプレッシャーというものは、想像を超えるものすごいものなんだろうなというのが、この試合で強く感じたことでした。
あらためて書いた観戦記はコチラ(2018.7.16追記)
ベルギーvsチュニジア(@モスクワ(スパルタク))
ブラジル戦の翌日、再びモスクワに戻ってきて、ルジニキではなく、スパルタクのスタジアムへ行きました。
この試合は、R16で日本と対戦したベルギーを見たくて、事前に観に来ることを決めていたのですが、観た直後の感想はめっちゃ強い!速いでした!
アザールのPKから始まり、ルカクが2ゴール、再びアザールがゴール、最後は交代出場したバチュアイがダメ押しの5点目を決めて、5-2という大量得点でベルギーが圧勝という展開でした。
R16でも途中交代で起用されたフェライニも出るわ、ルカク・アザールは後半途中でお役ごめんにしてベンチに下がるわ、ベルギーの強さをまざまざと見せ付けられた一戦でした。チュニジアも2点を奪って、弱いチームとは感じなかったのですが、世界のトップレベルはすごいなと生で見て衝撃を受けてました。
初っ端に見たコロンビアvs日本から始まり、ポルトガル・ブラジル・ベルギーというチームを見て、「やっぱり世界のトップクラスはめっちゃ強い!」と正直に感じてました。
あらためて書いた観戦記はコチラ(2018.9.1追記)