ホームでのJ3開幕戦、U-18メンバーを多く含む若い布陣で挑んだ若き桜の戦士が寛人(山田選手)の2ゴールで快勝!
いよいよJ1・J2リーグに続いてJ3のリーグ戦が開幕しました。2019シーズンの開幕戦はホーム ヤンマースタジアム長居にアスルクラロ沼津を迎えての一戦です。
セレッソ大阪U23は2018シーズンをJ3参戦後最高の7位で終えましたので、今シーズンも躍進に期待したいところですが、昨シーズンのレギュラー陣がかなり抜けてしまったので、実は結構キツイ状況に置かれています。
例えば、令衣(米澤選手)は鹿児島に移籍、DFの沖野も秋田に移籍、怜哉は栃木にレンタル、陽も福岡にレンタル、チャウワットはタイにレンタルバック、翔と歩夢はトップチームに帯同中と、7人がU23チームを離れています。
そういう関係で今年もU-18の選手たちを二種登録で数多く使うシーズンとなりそうです。そして、高校生世代がJ3のプロの試合で揉まれて、一気に育つことも珍しくはないので、そういう楽しみもあるシーズンの幕開けとなりました。
試合の方は、序盤こそ少しバタバタとして沼津が優勢な状況で試合が進みますが、15分・17分と立て続けに寛人(山田選手)のゴールが決まると、その後は落ち着いた展開で試合を進めます。後半に1点返されますが、そのままのスコアで2-1で見事勝利!!
試合開始前の不安・劣勢予想を跳ね返し、見事開幕戦に勝利し、J3リーグの3位につけました。
スタジアム | ヤンマースタジアム長居 |
入場者数 | 893人 |
天候/気温/湿度 | 雨のち曇 / 13.1℃ / 71% |
主審 | 花川 雄一 |
副審 | 竹長 泰彦、道山 悟至 |
第4の審判員 | 中野 卓 |
雨の降るあいにくの天候の影響もあってか、1000人に満たない観客で少し寂しい状況でした。
トップチームの試合の年間パスポート(SAKURA PASSPORT)やJ1の観戦チケット半券を持っていれば、J3開幕戦は500円で観戦できたので、もう少し観客入って欲しかったです。
少しでもJ3の観客を増やすためにも、こういう企画はどんどんチャレンジしていってほしいと思います。
試合開始前には、フラッグシンフォニーで盛り上げてくれてました
メンバー
アスルクラロ沼津戦のスタメン
ポジションは4-4-2でGKには茂木、DFは4人ともU-18メンバー、ボランチもマー坊とU-18の松本凪生くん、左右に永遠と隼輝、2トップに寛人とオーバーエイジで澤上が入ります。
チームとしては今シーズン基本的にはU-21メンバーで戦う方針のようなので、澤上だけではなく、マー坊も実質オーバーエイジ的な扱いなのかもしれません。今回は高校生5名がスタメンに顔を並べてのスタートとなりました。
セレッソ大阪U23 | アスルクラロ沼津 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 45 | 茂木 秀 | GK | 16 | 牲川 歩見 | ||
DF | 37 | 野村 天真 | DF | 21 | 熱川 徳政 | ||
43 | 西尾 隆矢 | 22 | 徳武 正之 | ||||
48 | 吉馴 空矢 | 18 | 尾崎 瑛一郎 | ||||
49 | 林田 魁斗 | 74′ | 3 | 藤原 拓也 | |||
MF | 31 | 山根 永遠 | MF | 8 | 普光院 誠 | ||
36 | 斧澤 隼輝 | 11 | 前澤 甲気 | ||||
38 | 西本 雅崇 | 15 | 菅井 拓也 | ||||
41 | 松本 凪生 | 90+3′ | FW | 10 | 染矢 一樹 | 77′ | |
FW | 19 | 澤上 竜二 | 17 | 川森 有真 | 62′ | ||
34 | 山田 寛人 | 67′ | 26 | 岡 佳樹 | 82′ | ||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 46 | 折口 輝樹 | GK | 1 | 朴 昇利 | ||
DF | 44 | 下川 太陽 | DF | 38 | 濱 託巳 | ||
MF | 28 | 中島 元彦 | 67′ | MF | 34 | 徳永 晃太郎 | |
50 | 桃李 理永 | 90+3′ | 7 | 谷口 智紀 | |||
FW | 24 | ウェリング ピアス | 74′ | FW | 35 | 渡邉 りょう | 62′ |
40 | 安藤 瑞季 | 5 | 坂本 修佑 | 82′ | |||
42 | 藤尾 翔太 | 9 | 田中 直基 | 77′ | |||
監督 | 監督 | ||||||
大熊 裕司 | 吉田 謙 |
ベンチメンバーも安藤・もっくん・ピアスの3名以外は高校生のU-18メンバーが入っています。
試合詳細
キャプテンはマー坊
ムードメーカーの永遠は、髪の毛がピンク(赤い?)
円陣での茂木は安定の直立w
前半
試合は序盤は沼津ペースで始まります。U-18の選手たちも若干バタバタしてしまったのか、なかなかペースをつかむことができません。
この日は寛人と澤上の2トップが体を張って起点となります。
ゴールキックの場面では、トップチームと同じように、CBがペナルティーエリア脇にポジションを取って、つなぐ姿勢も見せます(写真下)
そして、相手の攻撃を跳ね返す展開だった15分にゲームが動きます。
GK茂木からのロングフィードを右サイドで隼輝がヘディングで中に送ると、ペナルティーエリア手前中央で澤上が胸トラップでこのボールを収め、DFライン裏のスペースに走り出した寛人に浮き球でパス。このボールを収めた寛人がゴール前に持ち込み切り返して相手DFを外して素早くシュート!
これがゴールネットを揺らし、セレッソ大阪U23が先制します!
ゴールした寛人を祝福
ハイタッチで喜びを分かち合います
そのゴールシーンの動画はこちら
寛人の1点目のゴール動画(Jリーグ公式)
このシュートで勢いづいたセレッソ大阪U23は、ディフェンスラインも落ち着きを見せ、右サイドに大きく展開。
右サイドでボールを受けた吉馴くんが、相手DFとの1対1を制してゴールライン際までボールを持ち込むと、グラウンダーでマイナスの速めのクロスを中に送ります。このボールにスペースを空けて走り込んできた寛人が豪快にゴールに蹴り込み、セレッソ大阪U23が2点目を挙げます!!
ゴール後の歓喜のハイタッチ
公式のゴール動画シーンはコチラ
寛人の2点目のゴール動画(Jリーグ公式)
この2得点ですっかり落ち着いたセレッソ大阪U23は、守備面でもきっちりと対応をして、相手に得点を許しません。
40分には寛人がディフェンスラインの裏に抜け出し、GKと1対1になり、ループ気味のシュートを放ちますが、相手GKにセーブされて得点はできません。決めていればハットトリックだったので、惜しかった!!
そして、2-0とリードしたままハーフタイムにはいります。
(次ページに続く)