単独首位で迎えた富山戦はシュート17本の猛攻を浴びるもGK茂木を中心とした守備陣の好守で跳ね返しスコアレスドロー！

J3リーグ単独首位で迎えた第7節は、ホーム長居にカターレ富山を迎えての一戦です。試合開始時点では、27日（土）に藤枝が勝利して暫定首位となっているため、単独首位を守るためにはセレッソ大阪U23は勝利（勝ち点３）が欲しいところです。

対するカターレ富山も開幕節以降5戦負けなし、上位戦線に絡んでいくためには引き分けではなく勝利（勝ち点3）が欲しいところです。

試合の方は、序盤から富山が攻勢に出ます。セレッソ大阪U23のプレスを剥がしてセレッソゴールにシュートを浴びせますが、立ちはだかったのがGKの茂木。好セーブ連発で相手にゴールを与えません。攻撃では前半に永遠のループシュート、後半も永遠のシュートや隼輝のシュートでゴールを脅かしますが、枠を捉えることができず、双方無得点のままスコアレスドローで勝ち点１を分け合いました。

この試合で勝ち点1を積み上げたことで、単独首位のキープはなりませんでしたが、2位をキープしています。そして、相手が放った17本のシュートを体を張って阻止した守備陣の堅守で捥ぎ取った勝ち点1だと思います！

この日のヤンマースタジアム長居には、GWという影響もあってか、入場者数が久々に1,000人を大きく超える1,411人の観客が集まりました。

J3リーグの首位争いをしているのもありますし、若き桜の戦士が成長していく姿を見るのが楽しいという人が増えてきたのでしょうか（笑）

セレッソ大阪U23のチケット料金は大人・高校生で当日1,000円（前売800円）ですし、小・中学生は無料なので、是非、ご家族連れで観戦に来られてはいかがでしょうか

試合前

カターレ富山の応援団。結構な数がいらっしゃっていた気がします

アップ中の茂木

選手入場のシーンを動画で撮ってみました

写真ではこんな感じ

メンバー

カターレ富山戦のスタメン

この日も4-4-2のフォーメーションで戦います

オーバーエイジ枠では澤上を起用。あとはGKは茂木、ディフェンスラインはCBは歩夢と西尾君、左に翔、右に野村君。ボランチがマー坊と満、左に永遠、右に隼輝。2トップは澤上ともっくんの2人で挑みます。

キャプテンはマー坊

試合展開

試合開始前の円陣。茂木はいつもの直立

前半

試合開始前のアップのシーン（茂木）

左サイドバックに入った翔

ボランチはマー坊と満（今季初出場）

左CBの歩夢

CBは歩夢と西尾君の2人です

このメンバーで戦います

試合は開始早々から富山が攻勢に出ます。セレッソ大阪U23は4-4-2のブロックで守ろうとするのですが、プレスを剥がされて、サイドに起点を作られてのクロスを入れられる展開でチャンスを作られます。

この富山の攻撃をことごとく防いだのが茂木

3分に左サイドからのクロスが右サイドに流れ、さらに右からのクロスのこぼれ球がファーサイドにいた元セレッソの苔口選手（コケ）の前に。これをワントラップしてシュートしますが、茂木がセーブ！！得点を許しません。

15分にはセレッソにビッグチャンス。右サイドでボールを奪ったもっくんが相手のプレスを1人剥がして、中に持ち運び、左サイドから上がってきた永遠に浮き球のパス、これをペナルティエリア内で胸でトラップした永遠が、相手GKが出てきたところをループシュート！絶妙な軌道で「入った！ゴールだ！」と思ったのですが、ボールはわずかにクロスバーの上に外れ、先制点とはなりません。

コーナーキックの守備のシーン

相手FWの苔口選手（コケ）をマークする歩夢

パータンを変えて密集を作られているコーナーキックのシーン

前半はかなり押し込まれていました

2トップで奮闘していたもっくん

歩夢は落ち着いてパスを回します

キャプテンのマー坊はディフェンス面を中心に奮闘

茂木もGKを使ってのディフェンスラインからのビルドアップに参加

クサビ（縦パス）を入れる歩夢

相手DFと競り合う澤上

体を張って守備で貢献の西尾君とGKの茂木

右CBとして奮闘していた西尾君

久々の出場の満

相手を浮き球で交わす永遠。ループシュートも惜しかった！

FKで壁の位置を指示する茂木

26分には右サイドからの浮き球のクロスのこぼれ球をゴール前でフリーになっていた相手FWにワントラップしてシュートを放たれますが、これも茂木がビッグセーブ！コーナーに逃れます。

続く27分にもコーナーキックからのクロスをフリーでヘディングで合わせられますが、これも茂木が弾きビッグセーブ。相手に得点を許しません。

立て続けの29分には、中央をワンツーで抜け出されて、相手FWのシュートをセーブ、このこぼれ球を続けてシュートされますがこれもセーブ、このこぼれ球を左サイドに持ち出されて中にクロスを上げられて、強烈なボレーシュートを浴びますが、これも茂木がセーブ。立て続けの3本のビッグセーブで、相手に得点を許しません。

そして、セレッソもチャンスを作りますが、無得点のままハーフタイムに。

（次ページに続く）

後半

後半開始前の円陣。これも茂木は直立

そしてハイタッチ

もっくんがキックオフ（後半開始から34番の寛人が入ってます）

茂木のキック

2トップで奮闘（途中からボランチ）のもっくん

後半も富山が攻勢を強めますが、セレッソ守備陣がブロックして得点を許さずにいると、徐々にセレッソも反撃。

56分には、縦に抜け出した永遠がペナルティエリア左角付近でボールを受けると、中に切り返して持ち運んで右足でシュート！これは相手DFにブロックされてコーナーキックになります。

左サイドで躍動した永遠

セレッソのセットプレーでの守備のシーン

寛人が入ると起点ができていいですね

満→安藤へと交代。この交代でもっくんがボランチに入り、安藤がトップに入ります。

トップに入った安藤

76分にもセレッソにチャンス。

右サイドでボールをキープした寛人からのパスを受けた永遠が、ゴール前で相手DFを交わして左足でシュート！これは惜しくも枠を外れてしまい決定機を逃します。

そしてこのシーンで足を攣ってしまった永遠がプレーを続けていきますが、プレー続行不可能になり、足が攣った永遠に代わってピアスが入ります

そして、ピアスがトップに入ります

そして、後半アディショナルタイムには、ゴール前右でパスを受けた隼輝が右足を振りぬきますが、枠を捉えることができず、ゴール左に外してしまいます。

右サイドで躍動していた隼輝、決定機でのゴール決めたかった！

左サイドバックで安定の守備と積極的な攻撃参加をしていた翔

茂木のキック

コーナーキックでの守備のシーン

そして、このまま両チーム無得点のまま試合は終了。スコアレスドローで勝ち点1を分け合いました。

同期のFW4人（寛人・もっくん・安藤・ピアス）の成長も楽しみですね。

試合終了後の整列

両チームの握手

引き上げる隼輝と茂木

整列のシーン（隼輝・マー坊・野村君・安藤）

チーム全員で整列でスタンドに挨拶

試合終了後に足のケアをしている永遠

このまま歩く永遠がヨチヨチ歩き風になってて、少し微笑ましかったので、動画も撮ってみましたｗ

続きを見る

富山戦終了後 ヨチヨチ歩き風に歩く永遠（試合で足がつったので） pic.twitter.com/DRD8OKrcTi

— Sora (@Football_sora) April 30, 2019

感想など

単独首位を藤枝に明け渡し、2位になりましたが、まだリーグ戦序盤。そして、このチームの目標はリーグ戦の首位ではなく、J1のトップチームで活躍するメンバーの輩出なので、富山相手に勝ち点1の結果は上出来だったと思います。

この日はプレスがハマらず、サイドに起点を作られてのクロスから何本も決定機を作られていましたが、茂木を中心とした守備陣がことごとくセーブ。失点していてもおかしくないシーンが多かっただけに、勝ち点1を獲れた試合だったかと思っています。

そして、この試合では富山の山根コーチと、セレッソU23の永遠の父子対決も楽しみだったのですが、永遠は惜しいチャンスを何度も迎えていましたし、どれか1つ決めれてたらヒーローだったのになーと思っています。特に15分のもっくんからのクロスを胸トラップしてからのループは「入った！」と思ったくらい、いい流れ・リズムでシュートが打てていたので、決めれてたらよかったですね。最後は足をつってしまって途中交代となってしまいましたが、積極的に仕掛けるところがいいなと思っています。

あとは個人的に応援している隼輝、アディショナルタイムに決定機を迎えましたが、シュートを決めきることができませんでした。特別指定の西川君が、J3に出た際はスタメンからはじき出された格好になっていたので、期するものもある気がします。ルーキーイヤーのルヴァンカップではU-21枠で出場をしていてトップチームにも絡んでいたので、得点を獲って結果を出して、またトップチームに絡んで行ってほしいと思います。

そして寛人・もっくんの2人、J3ではなく早くトップチームで見たいなと思っています。永遠も含めてJ3で結果を出しているメンバーをトップで使って欲しいなと期待をしているのですが、まだトップチームの調子が上がっていないので難しいかもしれませんね。

勝ち点1をもぎとったチーム、粘り強くなったと思います。この調子でどんどん個人もチームも成長していってほしいと思います。

がんばれ！セレッソ大阪U23！！

試合詳細はコチラ

Ｊリーグ公式ハイライト動画

セレッソ公式ハイライト動画

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明治安田生命Ｊ３リーグ

更新日：2019年4月28日(日) 16:15