アウェイ神戸での第2節はスコアレスドローも、攻守に若手が躍動。特別指定の西川くんがJデビュー
2019年シーズン ルヴァンカップのグループステージ第2節は、J1リーグの開幕戦でも対戦したヴィッセル神戸とアウェイ神戸で対戦です。
セレッソ大阪は、J1リーグ開幕戦でヴィッセル神戸に勝利した以降は、公式戦3連敗中(リーグ戦2敗、ルヴァンカップ1敗)のため、この試合は勝ち点を持って帰りたいところです。
両チームとも、直近のリーグ戦からはメンバーを多数入替えて臨みます。
試合は、一進一退の攻防で双方決めきれないまま時間が経過しますが。後半、この日がJデビューとなった特別指定選手の西川くんが投入されると、セレッソの攻撃が活性化。何度も神戸ゴールに迫り、得点まであと一歩というシーンを作りますが決めきることができません。対する神戸も何度かセレッソゴールを脅かすシーンを作りますが、GK圍の好セーブなどで得点を与えません。結局、両チームとも決め手を欠いた一戦は、スコアレスドローとなりました。
ヴィッセル神戸 | 0 | 0 | 前半 | 0 | 0 | セレッソ大阪 |
0 | 後半 | 0 | ||||
得点 |
公式戦での連敗を止めたセレッソは、ルヴァンカップのグループステージでようやく勝ち点1を挙げました。
同じグループの名古屋と大分の対戦は、名古屋が勝ったため、グループ内の順位は名古屋が首位、大分が2位、神戸が3位、セレッソは4位となりました。
上位2チームに入るためには、残り4節で勝利を積み重ねていきたいところです。この日はスコアレスドローの結果となりましたが、攻守に狙い通りの展開が増えてきているので、今後の試合は期待てきそうに思います。
久々に来たユニバー
夜でかなり冷え込む中での試合で、寒かったです。
スタジアム | 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 |
入場者数 | 7,414人 |
天候/気温/湿度 | 晴 / 5℃ / 37% |
主審 | 大坪 博和 |
副審 | 大塚 晴弘、赤阪 修 |
第4の審判員 | 吉田 哲朗 |
平日水曜日のルヴァンカップの観客としてはまずまずの。観客は7144人でした。
ゴール裏には、両チームのサポーターが大勢いましたが、メインスタンドの観客は少し寂しい状態で、こんな感じの人の入りでした。
日本代表戦のカテゴリー1(メイン側中央付近の席で1枚8200円程度)よりも、神戸のメインスタンド側の指定席は高い席が占めています。
ベンチシートで、背もたれのない座席の状態を考えると、チケット代金としては強気過ぎる気が個人的にします。
また、別日程の神戸主催のJ1リーグのチケットも現地で販売されていましたが、かなり値下げして販売されていたので、当初の値段設定が強気過ぎたのではないでしょうか。ダイナミックプライシングが機能しているのかも微妙ですね。
メンバー
ルヴァンカップ神戸戦のスタメン
この日のスタメンは、GKは圍選手が入りました。これまでのカップ戦では、タンタンが務めることが多かったので、大抜擢なのか、序列が変わったのかは個人的に興味があるところです。
メンバーは、直近のリーグ戦とは、ヨニッチ・ソウザ以外の9人を変更。フォーメーションは開幕戦から試合開始時に採用している3-4-2-1で臨みます。
U-21枠は、歩夢と翔が入っています。1人ではなく2人起用されているので、2人とも重要な戦力として期待されているのがわかります。
ヴィッセル神戸 | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 1 | 前川 黛也 | GK | 1 | 圍 謙太朗 | ||
DF | 34 | 藤谷 壮 | 85′ | DF | 15 | U-21瀬古 歩夢 | |
3 | 渡部 博文 | 22 | マテイ ヨニッチ | ||||
2 | 那須 大亮 | 77′ | 23 | 山下 達也 | |||
15 | 宮 大樹 | MF | 5 | 藤田 直之 | |||
MF | 32 | 橋本 和 | 7 | 水沼 宏太 | |||
24 | 三原 雅俊 | 11 | ソウザ | ||||
35 | U-21安井 拓也 | 29 | U-21舩木 翔 | ||||
FW | 13 | 小川 慶治朗 | 74′ | FW | 17 | 福満 隆貴 | 57′ |
17 | ウェリントン | 20 | ブルーノ メンデス | 77′ | |||
21 | 田中 順也 | 32 | 田中 亜土夢 | 88′ | |||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 28 | 吉丸 絢梓 | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
DF | 19 | 初瀬 亮 | DF | 16 | 片山 瑛一 | ||
22 | 西 大伍 | 85′ | 2 | 松田 陸 | |||
40 | U-21小林 友希 | MF | 26 | 秋山 大地 | |||
MF | 14 | 三田 啓貴 | 77′ | 38 | 西本 雅崇 | 88′ | |
31 | 中坂 勇哉 | 74′ | 51 | U-21西川 潤 | 57′ | ||
FW | 16 | 古橋 亨梧 | FW | 9 | 都倉 賢 | 77′ | |
監督 | 監督 | ||||||
フアン マヌエル リージョ | ロティーナ |
曜一朗やキヨや木本などはベンチ外で、リーグ戦に出場していないメンバーが多くベンチ入りしています。そして、この日の注目は、何と言っても3月8日(金)に特別指定選手登録がリリースされたばかの、西川潤くんがベンチ入りしていることです!
事前の情報で、ロティーナ監督は起用を明言していたので、どの時間帯から出てきて、どんなプレーをしてくれるのか楽しみにしていました。
個人的には、当初現地での観戦予定は諸々の事情でしない予定でしたが、西川くんが出るかもということで、急遽、観戦してきました!
試合展開
試合前の円陣後のハイタッチ
キックオフ前、サポーターの声援に応えるソウザ(なんか可愛いw)
髪の毛が鮮やかなピンクで目立つ亜土夢
前半
開始早々は両チームとも慎重な立ち上がり、セレッソはサイドから起点を作って神戸ゴールに迫ろうと攻撃を仕掛けていきます。
この日のキャプテンは宏太
開始早々には宏太が右サイドから攻撃をしかけ、中にクロスを送りますがシュートまでは持ち込めません。
そして、左サイドの翔からもチャンスを作ると、ブルーノ・メンデスがゴール前で相手と競り合い、こぼれ球を亜土夢がシュート!このシュートからコーナーキックを得て、セレッソが攻勢を強めます。
神戸の攻撃には、セレッソ守備陣が落ち着いて対応し、神戸にシュートを打たせず跳ね返します。しかし、奪ったボールを縦にフィードしたり、前にボールを運ぶつなぎの場面で、ミスが目立ち、相手にボールを渡してしまうシーンも多く、なかなかペースを握ることができません。
ベンチ前でイバンコーチの指示を聞く、藤田と翔
中断時間中に右サイド側の3選手(隆貴・宏太・山ちゃん)が意見交換
前半の終盤には、神戸にボールを握られる時間が続きますが、セレッソ守備陣が落ち着いて対応。32分には相手の際どいクロスを、圍がファインセーブでピンチを防ぎます。
相手コーナーでの守備の場面
同じくセットプレーでの守備の場面(歩夢・翔・圍)
この試合でも、奪ったボールはGKを含むディフェンスラインから基本的に繋いでいきます。
左CBに入る歩夢からの縦の鋭いフィードや、ボランチソウザへの縦パスなどで、攻撃のリズムを作っていきます。
歩夢はフィードの面でも、相手FWのウェリントンとの勝負でも、チームに貢献していたと思います。近いうちにリーグデビューもあるように思いますね。
そして、両チームともスコアレスで後半に折り返します。
ハーフタイム
とりかごでアップ中の西川くん
そのとりかごの動画シーンがこちらのツイート
ルヴァンカップGS第2節神戸戦 ハーフタイムのサブ組とりかごでの西川くん #cerezo pic.twitter.com/GG9ARcQZAT
— Sora (@Football_sora) 2019年3月13日
そして、シュート練習の動画シーンがコチラ
ルヴァンカップGS第2節神戸戦 ハーフタイムのシュート練習での西川くん #cerezo pic.twitter.com/4eibOgLLJx
— Sora (@Football_sora) 2019年3月13日
ハーフタイム中、ベンチに下がらずにアップを続けているので「後半開始からの出場じゃないなー。30分くらいの出場になるのかなー。早く出場しないかなー」と思いながら、サブ組のアップを見ていました。
(次ページに続く)