2点先制するも、その後の決定機を決め切れず、2失点し追いつかれてドロー。グループ突破は最終節に持ち越し
ルヴァンカップのグループステージ、Cグループで首位に立つセレッソ大阪は、アウェイ名古屋で名古屋グランパスとの対戦です。この試合に勝利すれば、グループステージの突破が決まるセレッソ大阪は、勝利が欲しいところです。
対するグランパスも、2位タイに位置することから、グループリーグ突破のためには、勝利して勝ち点を積み上げておきたいところです。
試合の方は、前半はセレッソ大阪が圧倒、ソウザのFKから瑛ちゃんがゴールすると、前半終了間際にはCKから翔が追加点を奪い、2点リードで後半に折り返します。後半も何度も決定機が訪れますが決めきれずにいると、名古屋に2点を返されてしまい、終わってみれば2-2のドロー。両チームとも勝ち点1を積み上げました。
もう1試合では大分が神戸に勝利しました。結果、セレッソの首位は変わらず(勝ち点8)、勝ち点差3の間に、大分(7)、名古屋(6)、神戸(5)の3チームがひしめく大混戦。
グループステージ突破は最終節にまでもつれ込むこととなりました。
最終節のセレッソ | GS突破 | |
勝利:〇 | 勝ち点11 | 1位通過 |
引き分け:△ | 勝ち点9 | 1位通過 |
敗戦:● | 勝ち点8 | 神戸vs-名古屋の結果
神戸〇・△:2位通過 神戸●: GS敗退 |
最終節は、セレッソは引き分け以上で自力で1位通過が確定。敗戦した場合は、もう1試合の神戸vs名古屋の試合お結果次第になりますが、神戸が敗戦した場合のみグループステージで敗退となりますので、次節、自力で突破を決めたいですね。
スタジアム | パロマ瑞穂スタジアム |
入場者数 | 9,852人 |
天候/気温/湿度 | 晴 / 17.8℃ / 43% |
主審 | 笠原 寛貴 |
副審 | 相樂 亨、堀越 雅弘 |
第4の審判員 | 竹田 明弘 |
私は、この日は仕事の関係でリアルタイムでの観戦ができなかったので、スカパーでの観戦となりました。
メンバー
名古屋戦のスタメン(写真は全てセレッソ公式より)
この日のセレッソは、直近のリーグ戦のスタメンからは11人を入替え。
前回のルヴァンカップメンバーからも6人を入替えて、フォーメーションは4-4-2で戦います。
GKは圍、左SBに翔、右SBに瑛ちゃん、CBは山ちゃん・木本。MFはボランチにはソウザとデサバト、左に亜土夢、右に隆貴、2トップは曜一朗とトシの11人が並びます。
名古屋 | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 16 | 武田 洋平 | GK | 1 | 圍 謙太朗 | ||
DF | 27 | 相馬 勇紀 | DF | 3 | 木本 恭生 | ||
24 | U-21菅原 由勢 | 16 | 片山 瑛一 | ||||
3 | 櫛引 一紀 | 87′ | 23 | 山下 達也 | |||
31 | 金井 貢史 | 29 | U-21舩木 翔 | ||||
MF | 26 | 杉森 考起 | 68′ | MF | 6 | レアンドロ デサバト | |
4 | 小林 裕紀 | 11 | ソウザ | ||||
15 | U-21伊藤 洋輝 | 17 | 福満 隆貴 | 89′ | |||
35 | U-21児玉 駿斗 | 46*’ | 32 | 田中 亜土夢 | 90+4′ | ||
FW | 11 | マテウス | FW | 8 | 柿谷 曜一朗 | ||
32 | 赤﨑 秀平 | 13 | 高木 俊幸 | 90+2′ | |||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 18 | 渋谷 飛翔 | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
DF | 14 | 秋山 陽介 | DF | 15 | U-21瀬古 歩夢 | ||
20 | 中谷 進之介 | 87′ | 2 | 松田 陸 | 89′ | ||
MF | 28 | 榎本 大輝 | MF | 38 | 西本 雅崇 | 90+4′ | |
FW | 13 | U-21大垣 勇樹 | FW | 19 | 澤上 竜二 | 90+2′ | |
25 | 前田 直輝 | 46*’ | 28 | U-21中島 元彦 | |||
7 | ジョー | 68′ | 34 | U-21山田 寛人 | |||
監督 | 監督 | ||||||
風間 八宏 | ロティーナ |
この試合のメンバーで驚いたのはベンチメンバー、U-21枠で、もっくん(中島選手)と寛人(山田選手)がベンチ入りしています。
そして、スタメンに名を連ねた曜一朗・ソウザ・デサバトは、これまではリーグ戦を主体としていたメンバーですが、ルヴァンカップの先発メンバーとして出場します。
直近のリーグ戦(松本戦)では先発メンバーから外れてしまい、その試合で勝利して結果が出ましたので、この試合のデキ如何で、リーグ戦への絡み方も変わってくる可能性もあるので、3人にとっても重要な試合だと思ってみていました。
試合詳細
前半
試合はボールは名古屋が保持する展開で始まりますが、セレッソも4-4-2の布陣で守備ブロックを作ってきっちり守り、相手になかなかチャンスを作らせません。
10分に名古屋にペナルティエリア内に進入されシュートを打たれたピンチもありましたが、きっちり山ちゃんがシュートブロックをして、ゴールは許しません。
すると13分に、前線に送られたボールにトシが反応しますが、相手DFに体を掴まれて倒されて敵陣中央付近でフリーキックを獲得します。
このフリーキックをソウザが強烈な弾道のシュートで直接狙うと、このシュートを瑛ちゃんが触ってコースを変えて、ゴールイン!!
セレッソ大阪がセットプレーから先制します。
瑛ちゃんのゴール動画(Jリーグ公式)
ほぼソウザのゴールと言ってもいいほどの鋭い弾道のシュートでしたが、上手くコースを変えた瑛ちゃんのゴールでした。
右サイドで奮闘していた瑛ちゃん
このゴール後も、ボールをキープする時間が長いのは名古屋、守るセレッソという構図で進みますが、チャンスは数多くセレッソが作っていきます。
24分には、スルーパスに反応した曜一朗がGKと1対1のチャンスを作りますが、シュートが弱く相手GKにキャッチされてしまいます。
続く、32分には圍からのロングフィードをトシが頭で逸らして、走りこんだ曜一朗がダイレクトでループシュート。相手GKが前に出ていたのでコースさえ合えばというシーンでしたが、わずかにゴール右に外れてしまいます。
続く39分には、右サイドからのカウンターでビッグチャンス。瑛ちゃんからの縦パスに反応した隆貴がディフェンスラインの裏でフリーとなり、ボールを運び、中でフリーで待つ曜一朗にグラウンダーのクロスを送りますが、これもボールが弱く、相手DFにクリアされてチャンスを逃してしまいます。
しかしこのプレーで得たコーナーキックから、セレッソが追加点。
ソウザのコーナーキックから、中に入りこんだ翔がフリーでヘディングシュート!これがキレイにゴールに吸い込まれ、セレッソが2点のリードを奪います。
ゴールして喜ぶ翔
翔のゴール動画(Jリーグ公式)
そして、このリードを保ったままハーフタイムに入ります。
(次ページに続く)