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2019シーズン セレッソ大阪のまとめ(トップチーム)

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2019シーズン セレッソ大阪のまとめ(トップチーム)

2019年シーズンは、ロティーナ新監督を迎えてのシーズンとなりました。

ロティーナ監督は、直近2シーズンは東京ヴェルディで指揮を執り、2018年シーズンはJ1参入プレーオフ決定戦まで進出させた手腕の持ち主。「ポジショナルプレー」と呼ばれる戦術で、守備・攻撃ともに選手がポジションを意識し、再現性の高い形で理論的に戦うチームを作り上げるという情報が聞こえて来ていた監督。イヴァンコーチが攻撃面、ロティーナ監督が守備面を主に担当してチームを作りあげると言われ、セレッソをどういうチームに立て直してくれるのかと期待と不安が入り混じったような開幕前でした。

前監督の尹監督の2シーズンを振り返ってみると、2017年シーズンは、ルヴァンカップ・天皇杯と2冠を達成、リーグ戦3位と好成績を残しました。2018年シーズンは、ACLはグループリーグ敗退、リーグ戦でも終盤はチームとしてのまとまりを欠き、タイトルと無縁のシーズンとなりました。チームに堅守というベースは作り上げたものの、攻撃面では物足りなさが残り、終盤のバラバラ感からの不安から「森島社長就任・モリシ社長にお願いしたい5つのこと(長文)」というブログを私は書いてました。

森島社長就任とシーズン終盤のゴタゴタを踏まえて、個人的にお願いしたいことを書いてみる 2018年12月21日(金)に「ミスター・セレッソ」...

そんなこんなもありながら、新体制が発表され、ニューオータニで開催された「チーム新加入記者会見」「サポーターズ・コンベンション」で新加入選手の会見を聞いた時点では、「ベテラン・実績のある選手が多いけど、世代交代は大丈夫なんだろうか」という印象で、どちらかというと不安の方が大きかったかもしれません。

チーム新加入会見で挨拶する都倉選手

ということで、以下の流れでシーズンを振り返ってみたいと思います。

▼2019シーズンまとめ(目次)

  1. J1リーグの最終戦績(まとめ)
  2. 序盤はなかなか結果が出ず:2月~4月
  3. 4バックへの変更で快進撃:5月~7月
  4. 夏の連敗は痛かったけど、終盤は強かった!:8月~12月
  5. まとめ(雑感)

J1リーグの最終戦績(まとめ)

最終戦績:34試合 18勝5分11敗 勝ち点59 5位 

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 横浜F・マリノス 70 34 22 4 8 68 38 30
2 FC東京 64 34 19 7 8 46 29 17
3 鹿島アントラーズ 63 34 18 9 7 54 30 24
4 川崎フロンターレ 60 34 16 12 6 57 34 23
5 セレッソ大阪 59 34 18 5 11 39 25 14
6 サンフレッチェ広島 55 34 15 10 9 45 29 16
7 ガンバ大阪 47 34 12 11 11 54 48 6
8 ヴィッセル神戸 47 34 14 5 15 61 59 2
9 大分トリニータ 47 34 12 11 11 35 35 0
10 北海道コンサドーレ札幌 46 34 13 7 14 54 49 5
11 ベガルタ仙台 41 34 12 5 17 38 45 -7
12 清水エスパルス 39 34 11 6 17 45 69 -24
13 名古屋グランパス 37 34 9 10 15 45 50 -5
14 浦和レッズ 37 34 9 10 15 34 50 -16
15 サガン鳥栖 36 34 10 6 18 32 53 -21
16 湘南ベルマー 36 34 10 6 18 40 63 -23
17 松本山雅FC 31 34 6 13 15 21 40 -19
18 ジュビロ磐田 31 34 8 7 19 29 51 -22

過去2シーズンとの比較

順位
勝点
得点
失点
2017年 3 63 19 6 9 65 43
2018年 7 50 13 11 10 39 38
2019年 5 59 18 5 11 39 25

勝ち点は、2017年の63には及びませんでしたが、50→59と9点増加しています。順位も7位→5位へと改善しています。

そして、得点は39→39と昨シーズンと同じ得点数。昨年と同様に得点力不足という課題がありました(2017年→2018年に26点も減少)

ちなみに、失点は25点と昨年の38失点から飛躍的に改善。チーム史上最少失点かつ今季のリーグ最少失点です。3年間で堅守に磨きがかかったという感じでしょうか。

昨シーズンと得点は同数ながら、失点が飛躍的に改善し、引き分けが11試合→5試合へと6試合減り、勝利が13試合→18試合と5試合増えています。引き分けではなく勝ちきれるようになったシーズンですね。

ただ、得点が奪えず、負けた試合・引き分けた試合を、もう少し改善できていれば、2017年シーズン以上の成績を収めることができたシーズンだったと思います。詳しくはここから、1試合ずつ簡単に振り返ってみたいと思います。

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序盤はなかなか結果が出ず:2月~4月

開幕戦(神戸戦)のスタメン

2月

J1リーグ 第1節 2/22(金)19:33KO vs ヴィッセル神戸(H)〇1-0

ヴィッセルのリージョ監督(当時)とロティーナ監督のスペインの知将同士の対戦かつ、「VIPトリオ擁するスター揃いの神戸」「蛍が移籍した神戸の初戦がセレッソ戦」「金曜開催でリーグ全体の開幕戦」という話題と盛り上がる要素満点での開幕戦。山ちゃん(今は柏レイソル)のヘディングで1-0と勝利!!3バックを採用し、翔が右WBで開幕スタメンに大抜擢されたのも話題になりました

フライデーナイトJリーグの開幕戦、VIPトリオ擁す神戸に大観衆のホーム長居で見事勝利! 2019年のJリーグの開幕戦は、金曜日...

3月

J1リーグ 第2節 3/2(土)14:03KO vs 名古屋グランパスエイト(AWAY) ●0-2

3バックと翔の右WB起用も継続、とっくん(都倉選手)をスタメン起用し、曜一朗・キヨがシャドウという楽しみなメンバーでの試合。相手のシミッチ選手を自由にさせない戦術がハマって守備はよかった。しかし、攻撃面はまだまだで得点が奪えず、交代出場の赤崎選手の2発に沈み敗戦。

アウェイ名古屋に乗り込んでのロティーナ・セレッソの2戦目、組織的な守備で狙い通りの展開に持ち込むも得点は奪えず、相手の豪快な2得点の前に...

ルヴァン GS第1節 3/6(水)19:03KO vs 大分トリニータ(AWAY) ●1-2

カップ戦でも3バックを継続。ブルーノ・メンデスがスタメンの1トップ、歩夢もスタメン。陸を左WBで使う「利き足と逆サイドのWB起用」を使いたいんだろうなと感じる布陣。狙い通りの展開でブルーノが初ゴールを挙げてリードをするも、後半は守勢に回り、終盤に立て続けに2失点して残念な敗戦。

アウェイ大分でのルヴァンカップ初戦。狙い通りの展開で先制するも、後半終了間際に立て続けの2失点で逆転負け 2019年シーズンのJ1リー...

J1リーグ 第3節 3/9(土)16:03 KO  vs サンフレッチェ広島 (H)●0-1

3バックを継続、ボランチにおっくん・デサバトを起用して、曜一朗が1トップでソウザをシャドウにする布陣。翔はベンチスタートで「利き足と逆サイドのWB」起用はストップ。セカンドGKが圍になり始めた試合。前半にDFとGKの連係の痛恨のミスから失点。攻撃はまだまだ噛み合わず、得点が奪えず敗戦。

連係ミスの失点で先制を許すとボールは保持するものの相手を崩し切れずにリーグ戦で連敗 J1リーグのホーム開幕戦では、大観衆の前で...

ルヴァン GS第2節 3/13(水)19:03KO vs ヴィッセル神戸(AWAY) △0-0

3バック継続。ルヴァンの先発GKもタンタンではなく圍になった。ブルーノが1トップ、隆貴・亜土夢がシャドウという布陣。終盤、不動のレギュラーとなった藤田はこの時点ではカップ戦組のボランチでしたね。直近の3月9日に特別指定登録がされた西川潤君がベンチ入りして話題になり、更に途中出場して攻撃を活性化させていたのが驚きでした!NJすごい!

アウェイ神戸での第2節はスコアレスドローも、攻守に若手が躍動。特別指定の西川くんがJデビュー 2019年シーズン ルヴァンカップのグル...

J1リーグ 第4節 3/17(日)15:03KO vs 浦和レッズ(H)●1-2

3バック継続。とっくんが1トップ、曜一朗・キヨのシャドウ。この布陣がハマるといいなと思ってみてました。ソウザのFKで先制するも、FKとPKで逆転され敗戦。PKは健勇に決められて移籍後初ゴールだったような。この頃にはボールも前に運べるようになり始めていた時期でしたがゴールが遠かった。ルヴァン神戸戦でデビューした西川くんが早速リーグ戦でもベンチ入りして、ロティーナが使いたがってるんだなと、やっぱりNJスすごい!と思ってました

ソウザのゴラッソで先制し今シーズン一番の試合内容も、FKとPKからの2失点で悔しい逆転負け J1リーグのホーム開幕戦で勝利後、...

J1リーグ 第5節 3/30(土)14:03KOvs ベガルタ仙台(AWAY) 〇2-0

雪のちらつくアウェイ仙台での試合。とっくんの移籍後初ゴールで先制。このゴールが流れの中でのチームとしての初ゴール。セットプレー以外でようやく点が獲れたのが個人的には嬉しかった。亜土夢が追加点を奪って、クリーンシートで開幕戦以降の勝利!

攻守に狙い通りの展開で流れの中からとっくん・亜土夢の加入後のリーグ戦初ゴールで快勝!開幕戦以来の勝利を挙げる J1リーグ開幕戦での勝利...

4月

J1リーグ 第6節 4/5(金)19:03KO vs 川崎フロンターレ(AWAY) △1-1

川崎のホームでの金J。等々力はビジター指定の1階席だと観にくいので2階席から初観戦。試合はマルからボールを受けた曜一朗がミドルシュートを豪快に決めてセレッソが先制。しかし後半に追いつかれてドロー。前半はセレッソの狙い通り・後半は相手ペース。ただ、試合内容は徐々に確実に良くなっていると実感してた。

アウェイ川崎で開催されたフライデーナイトJリーグの昨季リーグ王者との対戦は、曜一朗のゴールで先制するも追いつかれてドロー 開幕...

ルヴァンカップ GS第3節 4/10(水)19:33KO vs名古屋グランパス(H)〇3-0

ルヴァンのグループステージ突破のためには勝利が欲しい試合。宏太の2ゴールと隆貴のゴールで3-0と快勝。Cグループ2位に浮上。特別指定の西川くんが初アシストを記録。個人的には19:30キックオフが試合前にバタバタしないのでありがたかった。

GS突破のためには勝利が欲しいホームでの第3節は宏太の2ゴールと隆貴のゴールで3-0と快勝!特別指定の西川くんがプロ初アシストを記録! ...

J1リーグ 第7節 4/13(土)15:03KO vs北海道コンサドーレ札幌(H)●0-1

上のフォーメーション予想は4バックですが、実際は3バックを継続。一進一退の展開で進んだ試合は両GKの好守でスコアレスで試合が進み、後半終了間際にセットプレーから失点して敗戦。相手選手が試合後のコメントで「長居公園の桜を全部枯らしてやろうと…」という挑発的な発言にセレサポがかなり反応。まあ「セレッソの恋人都倉賢」という煽りをこっちもしてたけどw。ただ、あまり煽り合うのは個人的には好きではない。Jリーグデビューした西川君はやはりすごかった(NJスゴイ!3回目)。個人的には「ピッツアロトロ」デビューの試合♪

ルヴァンカップ快勝の流れを活かせず、シュート数も相手に上回られての残念な敗戦。Jリーグデビューの西川君のプレーはよかった J1リーグの...

J1リーグ 第8節 4/20(土)15:03KO vs 清水エスパルス(AWAY) ●0-1

まだ3バック継続。だんだん攻守が噛み合い、ビルドアップ・サイドチェンジもスムーズになり、清水を押し込んでボールを握るものの決定機が作れないセレッソ。セットプレー頼みかなと思ってた攻撃の直後、相手カウンターでジンヒョンが痛恨の判断ミス。この流れから北川選手に決められて敗戦。勝てる!と思っただけに残念な敗戦。個人的には日本平での初観戦で、隣に座られた地元のご夫婦といろいろお話させてもらって楽しかった遠征。(そして、23節のマリノス戦でそのご夫婦と偶然再会!)

ボールは保持してペースは握るものの得点が奪えず相手のロングカウンターから失点し0-1で敗戦。2度目のリーグ戦連敗 J1リーグの...

ルヴァンカップ GS第4節 4/24(水)19:33KO vsヴィッセル神戸(H)〇1-0

ルヴァンカップのグループステージ、小雨の長居で亜土夢のゴラッソが決まって単独首位に立つ勝利!!この頃になるとチームに戦術が浸透し始めた感があり、ビルドアップ面では安心して見ることができていた。19時半キックオフのおかげでピッツアも買ってから観戦できるという素晴らしさにも気づいた試合(大げさw)。あとナイターの試合をコンデジで撮るのは限界かなと思った試合でもあり、デジタル一眼レフを考え始めた頃

亜土夢のゴラッソの1点を堅守で守り切り快勝!ルヴァンカップ・グループ首位に立つ! ルヴァンカップのグループステージ第3節ではホ...

J1リーグ 第9節 4/27(土) 14:03KO vs大分トリニータ(H)△0-0

ロティーナ監督と片野坂監督の知将同士の対戦。双方3-4-2-1のミラーゲームで堅めの試合展開、一進一退の攻防のなかお互い決定機を決めきれず、スコアレスドロー。当時上位(4位)の大分から勝ち点1をゲット。リーグ戦の連敗をストップ。ピッツア・ロトロさんはロハス・フェスタ参加でお休み(来年もGW付近は出店なしかも)

スタメン4名入替での大分戦は拮抗した戦いでスコアレスドロー。リーグ戦連敗はストップ ルヴァンカップでは直近2連勝中のセレッソ大...

4月までの通算成績

Jリーグ(第9節まで終了)
順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
13 セレッソ大阪 8 9 2 2 5 5 8 -3

9試合終わって、2勝2分5敗の勝ち点8と、まだまだ苦しい展開な状況でした

ルヴァンカップ:Cグループ
順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 セレッソ大阪 7 4 2 1 1 5 2 3

第4節で単独首位に躍り出たので、グループステージ突破が見えてき始めた頃でした

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