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2020 J1リーグ第7節 サガン鳥栖 vs セレッソ大阪 (AWAY)

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アウェイで先制を許すも、タツのJ1初ゴールで追いついて勝ち点1を分け合う(勝ちたかった)

コロナ禍で過密日程のJリーグ、今シーズン2度目の3連戦の最終戦、セレッソ大阪はアウェイでサガン鳥栖との対戦です。

前節の神戸戦はスコアレスドローながらハイレベルな戦いをしたセレッソ、今節は布陣を少し変更し、キヨ(清武選手)と曜一朗(柿谷選手)が同時にスタメンとしてピッチに立ちました。攻撃陣の爆発と勝利を期待したいところです。対するサガン鳥栖は今シーズン未勝利。今季初勝利を挙げて流れに乗っていきたいところです。

試合は鳥栖ペースで進んだ前半をスコアレスで折り返すと、後半セレッソがペースを握りかけた時間帯に鳥栖に先制を許してしまいます。その後、3枚替えで選手を入れ替えたセレッソが押し込む時間が増え、タツのJ1初ゴールで追いつき、1-1でドロー。勝ち点1を分け合いました。

サガン鳥栖 1 0 前半 0 1 セレッソ大阪
1 後半 1
51’ 石井 快征 得点 75’ 坂元 達裕

他の試合結果から、順位は4位タイとなりました。

スタジアム 駅前不動産スタジアム
入場者数 3,413人
天候/気温/湿度 曇 / 25.9℃ / 86%
主審 池内 明彦
副審 西橋 勲、武田 光晴
第4の審判員 田島 宏則

アウェイ鳥栖での一戦ですので、DAZNでの観戦となりました。

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メンバー

セレッソ大阪のスタメン(写真は全てセレッソ公式より)

曜一朗とキヨが同時にスタメンに入ったので、フォーメーションは4-2-3-1でした。

GKはジンヒョンで変わらず、CBはヨニッチ・ヤス(木本選手)、SBは左にマル(丸橋選手)、右に陸(松田選手)。ボランチがデサバト・ナオ(藤田選手)、両サイドは右がタツ(坂元選手)、左に曜一朗(柿谷選手)、そしてトップ下の位置にキヨ(清武選手)で、1トップがトヨ(豊川選手)が並びました。

サガン鳥栖 セレッソ大阪
スターティングメンバー スターティングメンバー
GK 18 高丘 陽平 GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 原 輝綺 DF 2 松田 陸
36 高橋 秀人 3 木本 恭生
3 エドゥアルド 86′ 14 丸橋 祐介 73′
MF 28 森下 龍矢 22 マテイ ヨニッチ
41 松岡 大起 MF 5 藤田 直之
4 原川 力 79′ 6 レアンドロ デサバト
6 内田 裕斗 10 清武 弘嗣 73′
FW 33 石井 快征 68′ 17 坂元 達裕
22 小屋松 知哉 79′ FW 8 柿谷 曜一朗 46*’
11 豊田 陽平 86′ 32 豊川 雄太 73′
控えメンバー 控えメンバー
GK 1 守田 達弥 GK 27 アン ジュンス
DF 13 小林 祐三 DF 15 瀬古 歩夢
MF 25 安 庸佑 79′ 16 片山 瑛一 46*’
30 樋口 雄太 79′ 4 小池 裕太 73′
50 梁 勇基 86′ MF 11 ルーカス ミネイロ
FW 16 林 大地 68′ 25 奥埜 博亮 73′
20 レンゾ ロペス 86′ FW 18 鈴木 孝司 73′
監督 監督
金 明輝 ロティーナ

トヨもセレッソ移籍後の初スタメンですし、何より、キヨ・曜一朗がスタメンでピッチに並んだことから、試合開始前からすごくワクワクしました。

小池選手もベンチ入りいていますし、おっくん(奥埜選手)を少し休ませて、いろんなメンバーを試すのかなと思っていました。

試合展開

前半

試合は、前半は鳥栖がペースを握ります。早いプレスを受けるセレッソはボールをつなごうとしますが、なかなか上手くボールを運ぶことができません。

立ち上がりのプレスを凌ぐと、徐々にボールを運べるようになってきましたが、最初のチャンスは鳥栖に。セットプレーではファーサイドにボールを送って、ヘディングで折り返したボールを狙うというプレーを、執拗にトライしてきた鳥栖。22分に相手選手の決定的なヘディングシュートをジンヒョンがビッグセーブ。しかしこぼれ球を至近距離からボレーシュートを打たれますが、このシュートは陸が体で防いでゴールを割らせません。

1トップでスタメンのトヨ

左サイドで先発。華麗なタッチ・ステップでゴールに向かった曜一朗

左サイドでの攻守に奮闘するマル

前半は、なかなかボールを上手く運べないままスコアレスで折り返します。

後半

後半は、曜一朗→瑛ちゃんと選手交代をして臨んだセレッソ。徐々に高い位置までボールを運びチャンスを作っていきます。

しかし、51分に相手に先制点を許してしまいます。左サイド(相手右サイド)にオフサイド気味のパスでスペースにボールを出されると、中でヨニッチに体をぶつけて豊田選手がつぶれると、フリーなっていた相手選手に狙いすましたシュートを放たれてしまい、失点。

オフサイドはギリギリで、ヨニッチと豊田選手の部分はファウル気味という形での失点でしたので、セレッソサイドとしては少し後味の悪い失点でした。

その後は、セレッソが攻勢を強め、鳥栖ゴールに迫りますがなかなかゴールを割れないでいると、ロティーナ監督が3枚替えを実施。

マル→小池、トヨ→孝司(鈴木選手)、キヨ→おっくん(奥埜選手)という交代を行い、4-4-2の布陣に戻します。

そして、75分に待望のタツ(坂元選手)のJ1初ゴールが決まります。

中央部分に入ったクサビのパスを孝司がキッチリ収めて、左サイドから中に入ってきたタツに渡すと、相手DFを交わしたタツがペナルティエリア手前中央付近から左足を一閃!!

強烈なミドルシュートがゴールへと突き刺さり、セレッソが同点に追いつきます。

タツを祝福する陸(グータッチ)

左サイドをスピードに乗って駆け抜ける小池選手

タツとのパス交換から右サイドからもチャンスを作っていた陸

終盤は怒涛のセレッソの攻撃が鳥栖ゴールを襲います。右サイドから崩して、オーバーラップしてきた小池がペナルティエリア内で倒されますが、これはノーファウルの判定で(昨シーズンに続き)またしてもPKは取ってももらえません。

そして、後半アディショナルタイムには、相手選手にフリーでシュートを放たれますが、再び陸が体で防いで得点は許しません。

終盤は少しオープンな展開となりましたが、両チームとも得点を挙げることができず、1-1のドローとなりました。

感想など

ドロー。惜しかったです。

終盤、得点を奪うことができていれば、PKを取ってもらえてたら、などと思うところはありますが、アウェイで勝ち点1を持ち帰ることができたので、良しとしましょう。

しかし、PKの判定をなかなかしてもらえないセレッソ。昨シーズンの鳥栖戦も2つPKの見逃しがありましたし、残念でしたね。

以下のJリーグジャッジリプレイ(6分20秒くらいから)でも「PKじゃなかったのか?」という形で取り上げられていました。

しかし、今回のジャッジは全然アカンかった気がします。コメントが歯切れ悪くて、判定を下した審判への遠慮・配慮が見え透いた感じで、気分が悪かったです。レイさんや他のコメントされる方の方がよかった気がします。

あと、曜一朗とキヨの布陣、期待したのですが、今回はハマりませんでしたね。トヨも今回は決めきれませんでした。飛び出しなどはいいと思うので、そのうちゴールしてくれる気がします。

試合詳細はコチラ

セレッソ公式ハイライト動画

Jリーグ公式ハイライト動画

2020明治安田生命J1リーグ 第7節 2020.7.26 (日) 19:03KO @駅前不動産スタジアム サガン鳥栖 vs セレッソ大阪(セレッソ公式HP)

ロティーナ監督コメント

「前半は相手がいいスタートを切ったと思います。彼らが押し込む時間が続き、CKなどセットプレーが続きました。少しずつ我々も落ち着いてボールを持って、我々の時間帯が増えて、その時間は、我々が思っていたパス回しが出来たと思っています。後半いくつか修正して、試合に勝ちに行くことを確認して、いいスタートを切ったのですが、いいスタートを切った時間帯に失点してしまった。その後は巻き返すために全力を尽くしたのですが、1対1の引き分けで終わりました」

Q:先発の布陣の狙いについて

「よりボールを持って、ゲームをコントロールして試合を進めていくことが一番の狙いでした」

Q:後半から入った選手に対する評価は?

「連戦が続いている選手たちに疲れが見えたので、フレッシュな選手を入れる決断をしました。彼らがいい働きをして、試合の流れを変えてくれたと思います」

Q:前半で代わった柿谷曜一朗選手はケガによる交代か。

「右足に痛みがありました。ただ、続けることはできたのですが、戦術的な理由もありました。相手のサイドバックが高い位置を取ってきて、(柿谷の)仕事量が多くなる。他の選手の方がよりチームに貢献できると判断しました。彼自身は『続けたい』と言ってくれました。それに関しては感謝していますが、代える決断をしました」

選手コメント

タツ(坂元達裕選手)

Q:前半は厳しい内容になったが、どのあたりに課題が残った?

「連戦の疲れもあった中で、守備で自分がどのタイミングで行くのか、スタートの位置でどのポジションにいるのか、細かい部分でズレがあって、なかなかハマらず、相手にリズムを作られました。後半は少し自分が高い位置を取って、前からプレスをかけるように変えていったら、いい流れで守備もできました」

Q:前節までと攻撃の選手が変わった部分については?

「やるべきことは同じなので、いつもと同じ思いで臨みました。それぞれ、選手の特長に違いはあるので、それぞれのいい部分を前半はうまく出し切れなかったかなと思います」

Q:後半に生まれた坂元選手のゴールが勝点1をもたらしました。自身のゴールを振り返ると?

「左利きなので、ああいうシュートは常に求められていたプレーだと思います。(鈴木)孝司くんがいい形でピッチに入ってくれて、得点場面もうまく落としてくれました。あとは思い切って打ちました」

Q:移籍後初ゴールです。今後に向けても一言、お願いします

「ここまでなかなか得点やアシストができていなくて、焦りはありました。早く取りたい思いは強かったので、今日のゴールは自分にとって、すごく大きな1点になりました。ここで一歩踏み出せたので、次の試合から、もっともっと得点やアシストで貢献できるようにやっていきたいです」

ヤス(木本恭生選手)

Q:試合を振り返ると?

「前半、自分たちのサッカーができず、鳥栖さんが勢いを持って、いい試合をされていました。前半は苦しみましたけど、勝点1を取れて良かったと思います。最後の方は、もしかしたら自分たちが勝てたかも知れないですが、勝点を積み重ねることができたことをプラスに捉えて、やっていきたいです」

Q:前半は相手のプレスも強く、思うように試合を運べなかったですか?

「少しメンバーも代えて、自分たちのコンセプトもあったのですが、やっぱり、相手もいることなので。試合中にもう少し自分たちで解決することができれば良かったです」

Q:先ほどの話にもありましたが、追いついての勝点1をプラスにしていきたい?

「後ろも1点は取られましたけど、失点することはあるので。その後は複数失点せずに我慢強く戦えました。その中で、前の選手が決めてくれて、引き分けに持ち込めたことはプラス材料です。ただ、課題も出たので、そこはしっかり修正しないといけません。次のリーグ戦まで1週間あるので、次また勝てるように頑張りたいです」

明治安田生命J1リーグ

更新日:2020年7月26日(日) 22:37

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 川崎フロンターレ 19 7 6 1 0 20 6 14
2 ガンバ大阪 16 7 5 1 1 12 7 5
3 名古屋グランパス 14 6 4 2 0 11 4 7
4 FC東京 14 7 4 2 1 12 9 3
4 セレッソ大阪 14 7 4 2 1 8 5 3
6 浦和レッズ 13 7 4 1 2 8 9 -1
7 柏レイソル 12 7 4 0 3 18 12 6
8 北海道コンサドーレ札幌 12 7 3 3 1 12 9 3
9 ヴィッセル神戸 9 7 2 3 2 6 8 -2
10 サンフレッチェ広島 7 6 2 1 3 8 5 3
11 横浜F・マリノス 7 7 2 1 4 12 14 -2
12 大分トリニータ 7 7 2 1 4 8 12 -4
13 ベガルタ仙台 6 7 1 3 3 9 14 -5
14 横浜FC 5 7 1 2 4 7 16 -9
15 サガン鳥栖 4 7 0 4 3 2 6 -4
16 湘南ベルマーレ 4 7 1 1 5 8 13 -5
17 鹿島アントラーズ 4 7 1 1 5 7 13 -6
17 清水エスパルス 4 7 1 1 5 9 15 -6
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