雨の熊本での一戦は、今季初得点を挙げるも大量失点での残念な敗戦

開幕からの2戦を1分1敗で終えたセレッソ大阪U23は、リーグ戦で無得点の状況。アウェイ熊本に乗り込んでの一戦は、得点を奪って、勝ち点も挙げておきたいところです。

試合は、前半から相手熊本に圧倒され、前半を2点差で折り返すと、後半に入ってもペースは変わらず、一時は4-0と大量リードを許してしまいます。その後、藤尾の今季初ゴールで反撃を開始したセレッソ大阪U23。澤上・藤尾がそれぞれ1点ずつを追加して、3点を返しますが反撃もそこまで。合計5-3のスコアで敗戦となってしまいました。

大量5失点での敗戦となりましたが、2度4点差をつけられながらも、3点を返して追い上げました。敗戦とはなりましたが、得点が取れたこと、そして藤尾選手が複数得点を獲れたことは、次節以降への自信となると思いますので、よかったのではないかと思っています。

もちろん勝てるともっとよいですけどね

この試合は、熊本での有観客試合となりました。ようやく観客が戻ってくるというのはよいことですね。DAZNでの観戦となりました。

メンバー

セレッソ大阪U23のスタメン（写真は全てセレッソ公式より）

この試合は3バックで挑みます

藤尾を1トップに、澤上・凪生の2シャドウで、山内は3CBに入るという形でスタートしました。

この試合の当日から、U-19日本代表候補合宿が千葉で行われる予定となっていたので、西尾・田平・凪生（松本選手）は、メンバー外かとも思っていたのですが、この試合が終わってから合流したようですね。

試合展開

試合は熊本ペースで始まります。

そして、9分に左サイド（セレッソ右サイド）を突破されて、中でキレイに合わされて失点。

続く、21分にも右サイドから豪快なゴールを決められてしまい、2点のリードを奪われてしまいます。

左サイドでの積極的な仕掛けが魅力の島村選手

CBコンビ、田平・西尾

マー坊も奮闘

 

前半は2点のリードを奪われたまま終了します。

後半は雨脚も強まりますが、ボールをつないでセレッソも攻撃を仕掛けていきます。しかし、53分、65分と立て続けにゴールを許し、一時は4-0と4点のリードを奪われてしまいます。

雨の中、奮闘する前田君

あきらめないセレッソは、68分に澤上が中央でボールを受けて、右サイドを走る前田君にパス。前田君が中に折り返したところ藤尾がヘディングで決めて、ようやく今季チーム初ゴールを挙げます。

しかし、相手に追加点を許して、再び4点差になってしまいます

80分に右サイドからのFKをキッカーの凪生がクロスを送ると

澤上がキレイに頭で合わせて、チーム2点目

アディショナルタイムには、自ら得たPKを藤尾が決めて、チーム3点目

チームはそのまま5-3で敗戦。追いつくことはできませんでしたが、今季初ゴールを奪えたことと、複数得点（3点）獲れたことはよかったと思います。

感想など

今季、初勝利とはならず残念でした。でも、得点を奪えたことがチームにとってはよかったと思います。

特にFWの藤尾・澤上にゴールが生まれてよかったのではないでしょうか。あと、藤尾は、アディショナルタイムに得たPKは、チームとしては澤上が蹴る取り決めだったのかもしれませんが、譲らずに自分で蹴ってゴールを決めたこともよかった気がします。

まだまだチームとして機能していない部分もありますが、よくなっている部分もあるので、試合を重ねていってより機能するようになっていって欲しいですね。

あと、大量失点となってしまったので、ジュンスは少し心配ですね。失点はGK個人の責任ではないが、やっぱり失点が多いと凹むとは思うので、気にせず成長していって欲しいです。

試合詳細はコチラ

セレッソ公式ハイライト動画

Jリーグ公式ハイライト動画

2020明治安田生命J3リーグ 第3節　2020.7.11 (土)　19:03KO @えがお健康スタジアム ロアッソ熊本 vs セレッソ大阪U23 （セレッソ公式HP）

村田監督コメント

（セレッソ公式より引用）「前半の入りがすごく悪く、アクシデントも含めて、悪い時間帯に失点しました。2失点した後に立ち直ったんですけど、またミスが続いて、引きずった形になりました。最後は点を取ろうという意識は見えました。3点取れて、ゲームとしては、我慢強く最後まで戦えたかなと思います」Q：立ち上がり、交代した山内選手は具体的にどういったアクシデントだったのでしょうか？「膝を捻ったみたいで、続けることが難しい、という判断だったので、交代を余儀なくされました」Q：早々の交代によりポジションも変わり、チーム全体がバタついてしまった感じでしょうか？「アクシデントもありましたが、試合の入りの気持ちのところも含めて、熊本の方が上回っていたと思います」Q：一時は4点差が付いた中でも諦めずに3点を返しました。中でも2得点を決めた藤尾翔太選手への評価についてはいかがですか？

「他の選手もそうですが、まだまだメンタル的に安定していない部分もあります。今日に関しては、『もしかしたら試合には負けるかも知れないけど、90分、我慢強く、最後まで戦え』と、みんなにも、翔太にも伝えました。それはやってくれたかなと思います」

選手コメント

澤上選手

「立ち上がりにケガ人も出て、失点して、チームとして、そこで立て直せず、また失点を重ねてしまいました。1失点しても、そこで修正できれば、もうちょっといい試合になったかなと思います。後半は少し修正できたので、それは次の試合に生かしていけたらと思います」

Q：一時は4点差が付きましたが、気持ちを切らさず2点差まで追い上げたことは、次につながる部分もありましたか？

「5-0で終わるのと、3点を取り返して終わるのは違いますが、5失点したことはチームとして受け止めて、しっかりやっていかないといけません」

Q：澤上選手としては、今季初ゴールもありましたが？

「点を取れたことは良かったんですけど、流れの中ではシュートがほとんど打てなかったので、そこはまだ課題だと思います」

藤尾選手

「立ち上がりがすごく悪かったです。ピッチコンディションが悪いことは分かっていたんですけど、それに相手は早く対応して、僕らが対応し切れていないところを突かれた感じです」

Q：一時は4点差が付きましたが、気持ちを切らさず2点差まで追い上げたことは、次につながる部分もありましたか？

「得点できたことは良かったですが、チームが勝てないと意味がないので…。次に向けて、ということに関しては、勝点3を取るために、立ち上がりから僕が点を取って、勝ちにつなげられたらと思います」

Q：勝利につながるゴールが大事ですが、今季、U-23はここまで無得点でした。PKも含めて、自身の2得点を次につなげていきたい思いもありますか？

「2点を取れたことは良かったと思います。ただ、PKの場面にしても、その前に決め切れていたら、PKにもならなかったので。僕の決定力不足でチームの足を引っ張っていると思うので、練習からもっともっとシュートを決めて、試合に臨みたいです」

更新日：2020年7月12日(日) 20:28