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2020JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第3節 ベガルタ仙台 vs セレッソ大阪(AWAY)

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ルヴァンカップのGS3戦目は、前半のゴールラッシュで3-0で仙台に快勝!プライムステージへの進出を決める!

ルヴァンカップのグループステージは短縮開催により今節の第3節で終了。ここまで2勝でリーグ首位につけるセレッソ大阪は、第3節の仙台に勝つか引き分けで、プライムステージ(準々決勝)への進出が決まります。

セレッソは、直近のリーグ戦からメンバーを入れ替えて、CB庄司・SB小池・FWトシがスタメンに名を連ねる布陣で挑みます。対する仙台は、直近のリーグ戦から11人全員を入れ替え、セレッソからレンタル移籍している寛人(山田選手)がスタメンに名を連ねました。

試合は徐々にボールを握ってペースを掴んだセレッソが、仙台を前半で圧倒。前からプレスを掛けた場面でボールを奪うと、曜一朗(柿谷選手)が左足で先制ゴールを突き刺します。その後、トシ・ブルーノのゴールと前半で3点を奪ったセレッソ。後半は更にフレッシュな陣容で戦い、危なげなく無失点のまま試合をクローズ。アウェイ仙台で0-3とクリーンシートで快勝し、プライムステージへの進出を決めました。

ベガルタ仙台 0 0 前半 3 3 セレッソ大阪
0 後半 0
得点 15’ 柿谷 曜一朗
33’ 高木 俊幸
45’ ブルーノ メンデス

コロナへの感染で広島vs鳥栖の試合が中止となるなど、コロナの影響がまだまだ大きい今シーズンですが、グループステージ第3節が終了し、ACL出場3チーム(横浜・神戸・FC東京)以外のプライムステージ進出の5チームが決定。

8月13日(木)に行われたオープンドローの結果、プライムステージの組み合わせは以下のようになり、8月15日(土)のリーグ戦でも対戦する柏レイソルと準決勝進出を賭けて戦うことになりました。

開催日 キックオフ 対戦カード スタジアム
9月2日(水) 19:00 北海道コンサドーレ札幌 vs 横浜F・マリノス 札幌厚別
19:00 セレッソ大阪 vs 柏レイソル ヤンマー
19:00 ヴィッセル神戸 vs 川崎フロンターレ ノエスタ
19:00 FC東京 vs 名古屋グランパス 味スタ

トーナメント表は以下になります。

セレッソは、勝ち上れば、札幌・横浜FMの勝者と10月7日(水)の準決勝で対戦、11月7日(土)に国立競技場で決勝です。今シーズンはプライムステージも1発勝負の1試合のみ(延長なし・PK方式)ですので、あと3試合勝利すれば再び戴冠のチャンス。1試合ずつ勝利していけるといいなと思っています。

スタジアム ユアテックスタジアム仙台
入場者数 1,840人
天候/気温/湿度 晴 / 29.2℃ / 68%
主審 西村 雄一
副審 田尻 智計、権田 智久
第4の審判員 山岡 良介

この日は、アウェイ仙台ですので現地観戦ではなく、スカパーの放送での観戦となりました(コロナ禍に関係なく、平日の仙台観戦は流石に厳しいんですけどね)。

そういえば、私が仙台に観に行ったのは、2014年のリーグ終盤での仙台戦。残留争い真っ只中で辛うじて引き分けた試合、かつ拓実がUSB(うっさいんじゃぼけ)発言したあの試合です。久しく行けてないなとあらためて実感したので、早く、制限なく移動したり応援できる日々が戻ってきて欲しいものですね。

それまでは、熱く!でも静かに、ルールを守って応援を続けていきたいです。

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メンバー

仙台戦のスタメン(写真は全てセレッソ公式より)

この日のV字整列の写真の中央は、ミネイロですね。背が高いのでかなり目立ちますw。

フォーメーションは4-4-2

この試合は、引き分けでもOKという試合ですが、ロティーナ監督がどこまでメンバーを入れ替えるかに個人的には注目していました。

ヤス(木本)選手がケガしたことから、庄司はベンチ入りは堅いなと思っていましたが、スタメンに入ってきました。そして、同じく小池もスタメン。

陸とヨニッチと変わらずスタメンで、ボランチのナオ(藤田選手)は完全休養(ベンチ外)・デサバトはベンチ入りでした。ということで、ボランチは、普段FWで出場しているおっくん(奥埜選手)とミネイロが入りました。

キヨはベンチで、曜一朗がスタメン。タツ(坂元選手)も完全休養(ベンチ外)で、瑛ちゃん(片山選手)がSHでスタメン。

トップは、負傷明けのトシ・ブルーノが務める布陣となりました。

ベガルタ仙台 セレッソ大阪
スターティングメンバー スターティングメンバー
GK 24 小畑 裕馬 GK 21 キム ジンヒョン
DF 3 飯尾 竜太朗 DF 2 松田 陸 46*’
31 照山 颯人 4 小池 裕太
39 金 正也 22 マテイ ヨニッチ 46*’
2 パラ 39 庄司 朋乃也
MF 37 中原 彰吾 MF 8 柿谷 曜一朗
30 田中 渉 46*’ 11 ルーカス ミネイロ
28 佐々木 匠 46*’ 16 片山 瑛一
FW 42 山田 寛人 77′ 25 奥埜 博亮 46*’
14 石原 崇兆 64′ FW 13 高木 俊幸 83′
11 赤﨑 秀平 64′ 20 ブルーノ メンデス 58′
控えメンバー 控えメンバー
GK 22 川浪 吾郎 GK 45 茂木 秀
DF 26 浜崎 拓磨 46*’ DF 14 丸橋 祐介
4 蜂須賀 孝治 15 瀬古 歩夢 46*’
45 真瀬 拓海 46*’ MF 10 清武 弘嗣 83′
MF 7 関口 訓充 64′ 47 前川 大河 46*’
FW 15 西村 拓真 77′ 6 レアンドロ デサバト 46*’
20 長沢 駿 64′ FW 9 都倉 賢 58′
監督 監督
木山 隆之 ロティーナ

GKのサブは最近は茂木が定着してきましたね。普段出ているメンバーのうち、マル・歩夢・キヨ・デサバトは、ベンチ入りで、何かあれば出てくるというメンバー構成ですね。

そして、大河(前川選手)がレンタルバックで戻ってきてから、ようやく初のベンチ入りです。育成で育って、早めにレンタルに出されていた大河ですので、成長した姿を見るのを本当に楽しみにしていました。

元セレッソでは、クニくん(関口選手)が普段試合に出ていることもあり、ルヴァンカップではベンチからのスタートとなっていました。

試合展開

前半

試合が始まると、曜一朗が右、瑛ちゃんが左と、いつもとは違うポジションということに気づきました。

そして、普段はナオ(藤田選手)がバランスを取り・周囲に指示しながら、ビルドアップを牽引しているのですが、この日は不在。ミネイロがまだまだ慣れていない状況なので、試合が始まるまでは少し不安もあったのですが、始まってみれば、それほど心配しなくてよいと思いなおしました。

序盤は仙台に攻められるシーンもありましたが、それ以降は、相手のプレスも外しながら、きっちり・ゆっくりボールを保持して攻め込むセレッソ。メンバーが変わっても大きな違いもなく、ポジションが変わっても、それほど違和感を感じさせないプレーで、仙台を徐々に圧倒していきます。

左サイドでスピードを活かしたプレーを見せていた小池

同じく、この日は左サイドで攻守に奮闘していた瑛ちゃん

そして、15分にスコアが動きます。相手のビルドアップを前から嵌めにいったセレッソ。ペナルティエリア右手前で、おっくん・トシが嵌めて奪ったボールを、曜一朗がドリブルで中央に運びながら、左足を一閃!ゴール左隅にキレイに決まり、セレッソが先制します!!

この日は前半は左CB、後半は右CBに入った庄司。安定したプレーを見せてました

おっくんもボランチでまずまずの動き(元はこっちが本職でしたね)

そして、33分には、庄司から縦のパスを受けた曜一朗が相手選手と上手く入れ替わってカウンター発動。トシへとスルーパスを送り、トシがGKも交わして、ゴールに右足で蹴りこみ、セレッソが2点のリードを奪います。

続く、45分には、DFラインからのロングパスに抜け出したブルーノが、相手DFとの競り合いに勝ち、スピードに乗って、ドリブルでボールを運び、GKとの1対1を冷静に決めて、前半だけで3-0とリードします!

そして3点のリード奪って後半に折り返します。

後半

後半に入ると、セレッソは思い切って選手交代を3人入れ替え。

ヨニッチ→歩夢、瑛ちゃん→大河、おっくん→デサバトへと交代します。この交代の中で、デサバトが出てくるのは意外でしたが、ヨニッチ・おっくんを休ませることができたのはよかったと思いました。

そして、この交代で、CBの2人が、庄司と歩夢というセレッソの下部組織で育ってきたメンバーとなりました。

何か感慨深いものがあり、上のようなツイートしていました。リーグ戦ではありませんが、トップチームでセンターバックが2人とも育成育ちが並ぶってなかったかなと思っています。全員ではなくても、育成で育った選手がメンバーに多くいるのは、よいことだと思っているので、なんか将来が楽しみですね。

そして、サイドに入った大河は、ボールを受けたり、運んだりとまずまずの動きを見せていたように思います。

58分には、ブルーノ→とっくんへと交代

とっくんもまだ負傷明けの段階なので、コンディションを徐々に上げて行って欲しいですね。

最後まで温存するかなと思っていたキヨを、83分には投入して、盤石な試合運びでセレッソが3-0で快勝!!プライムステージ進出を決めました。

感想など

すっきり快勝でよかったです!

庄司のスタメンも嬉しかったですが、前半で大差がついたこともあり、大河が早く出てきたり、ヨニッチを休ませることができました。新戦力や負傷明けのメンバーのコンディションアップというチームとしてやりたかったことができて、結果としてプライムステージ進出も成し遂げました。

育成育ちの2人がCBを務めるとわかった瞬間は、なんかワクワク・ドキドキ・嬉しい・がんばれといった色んな感情が入り混じった不思議な感覚でした。

前GMのチーム編成の影響で、育成出身の日本代表経験者が3人も流出する事態がここ数年で発生しましたが、こういう次の世代が育ってきたと実感すると、育成中心でのメンバー構成も将来できるのではと思って、本当に楽しみになってきました。

もちろん、育成出身でないとダメと思っているわけではなく、いろんなタイプの選手がいる方がチームとしても強くなると思うので、上手く融合しながら、クラブとして強くなっていって欲しいなと思っています。

大河(前川選手)も、徳島や福岡へのレンタルから戻ってきて、なかなか出番がなさそうだったので、ちょっと心配していたのですが、この日の動きを見る限り、心配する必要はないと思いました。これからも、連戦が続き、長丁場の今シーズン、きっと活躍の場があると思っています。

相手側に目を移すと、クニくんが交代出場で出てきたのも、何か嬉しかったですね。あとは、寛人(山田選手)は、後半のビッグチャンスは、枠に入れる(ゴールを決める)ことができたらよかったのになと思います。レンタル先で認められて、活躍して、大きくなって帰ってきて欲しいなと思っています。

がんばれ!セレッソ!!(レンタル組含む!!)

試合詳細(ハイライトなど)

セレッソ公式ハイライト動画

Jリーグ公式ハイライト動画

2020JリーグYBCルヴァンカップ 第3節 2020.8.12 (水) 19:03KO @ユアテックスタジアム仙台 ベガルタ仙台vsセレッソ大阪 (セレッソ公式HP)

ロティーナ監督コメント

「前半はとても良かったと思います。ボールを持ってプレーでき、ディフェンスでも、チーム全体で真面目にプレーすることができました。その中で3点を奪うことができました。後半は、前半の結果でリラックスしたのか、普段、プレーしていない選手たちに疲労が出たのか、仙台がいいプレーをしたのか、理由は分かりませんが、より相手がゲームを支配して、相手にとって、いい後半になりました」

Q:中2日でリーグ戦も控えている過密日程の中、選手起用も難しかったと思いますが、今日の起用法は、概ね計画通りでしたか?

「そうですね。交代も含め、プラン通りに起用できたと思います。何人かは大阪に残って休養できました。出場時間が多い選手は45分プレーして、出場時間が短い選手は90分プレーしました。出場時間が短い選手にとって、90分プレーすることは、フォーム、コンディションを取り戻すきっかけになると思います。プラン通りでした」

Q:前川大河選手と庄司朋乃也選手は今季初出場でした。彼らのパフォーマンスはどう映りましたか?

「2人とも、すごく良かったと思います。2人のパフォーマンスには満足しています。ヤスがケガをしている中で、庄司が穴を埋めてくれると思います。大河のポジションには多くの選手がいて、プレー機会は少ないですが、素晴らしいクオリティーを持っているアタッカーであることは変わりません」

選手コメント

トシ(高木選手)

「まずはチームとしてしっかり勝ちを持って帰ることができたことが、一番良かったと思います」

Q:チームの勝利に貢献する得点を、自身も決めたことについては?

「復帰してこれだけ早く結果が出せたことに、すごくホッとしています。喜びはすごく大きいです」

Q:メンタル的にも厳しい時期、復帰に至る過程で、励みになったことは?

「僕の中にあった痛みは、言葉ではあまり伝わりにくいケガだったと思うんですけど、リハビリ中も、何度でも自分をまたプレーさせてくれようと必死で治してくれたドクターや、チームのメディカルスタッフの努力、自分に対してしてくれたことが、すごく自分にとっての励みになりました。今日も試合に出る前に、メディカルのトレーナーたちが自分に期待してくれていましたし、声を掛けてくれていました。自分がまたベストな体でサッカーできているのも、その人たちのおかげだと思っています」

Q:得点シーンは、メディカルスタッフが喜ぶ姿は確認できましたか?

「いえ、自分が嬉しすぎて、確認できなかったです(笑)」

ブルーノ メンデス選手

「仙台も上に行ける可能性があったので、難しい試合になると思っていました。その中でも、僕たちは負けてはいけないと思い、最初の1分から集中して試合に入りました」

Q:ケガから復帰後3試合目だが、現在のコンディションは?

「4試合、離れていた時期があり、試合から離れると、なかなかリズムが出て来ません。この3試合で、自分のリズムがちょっとずつ戻ってきました。やはり試合をやらないと自分のリズムは掴めません。試合をこなすごとに上がっていくと思います」

Q:中2日でリーグ戦が待っているが、コンディション的には出られそう?

「自分としては、出たい思いはあります。そのために、今日も試合が終わった後から準備もしています。ただ、決めるのは監督なので、監督に判断を任せたいと思います」

ルヴァンカップ グループステージ順位

更新日:2020年8月13日(木) 20:01

Aグループ

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 川崎フロンターレ 7 3 2 1 0 10 5 5
2 名古屋グランパス 7 3 2 1 0 6 2 4
3 鹿島アントラーズ 3 3 1 0 2 5 6 -1
4 清水エスパルス 0 3 0 0 3 3 11 -8

Bグループ

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 セレッソ大阪 9 3 3 0 0 8 1 7
2 浦和レッズ 6 2 1 0 1 5 3 2
3 ベガルタ仙台 3 2 0 0 2 2 8 -6
4 松本山雅FC 0 1 0 0 1 1 4 -3

Cグループ

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 北海道コンサドーレ札幌 7 3 2 1 0 6 2 4
2 サンフレッチェ広島 4 2 1 0 1 3 2 1
3 横浜FC 4 3 1 1 1 2 3 -1
4 サガン鳥栖 1 2 0 0 2 0 4 -4

Dグループ

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 柏レイソル 9 3 3 0 0 5 1 4
2 ガンバ大阪 4 3 1 1 1 3 3 0
3 湘南ベルマーレ 3 3 1 0 2 2 3 -1
4 大分トリニータ 1 3 0 1 2 2 5 -3

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