中2日での連戦 札幌戦は守勢に回る厳しい展開で2失点で敗戦。リーグ戦3連勝はならず
小菊新監督就任後、J1リーグ戦で2連勝中のセレッソ大阪。第28節は、ホーム ヨドコウ桜スタジアムに札幌を迎え、リーグ3連勝を目指して戦いました。
直前のリーグ戦では、3日前にアウェイで札幌に3−0で勝利。中2日でまた同じ札幌が対戦相手という珍しい組み合わせとなりました。
この試合の後、15日(水)にACLのラウンド16が控え、連戦が続くセレッソ。個人的には、小菊監督が札幌との2戦目に、どういう選手を選ぶかにも注目していました。
セレッソのスタメンは連戦でのコンディションも考慮して、4人入れ替え。
前節ゴールした力(松田力選手)、負傷から復帰のマル(丸橋選手)、現在売出し中の陽(喜田選手)、そしてセレッソ復帰後初スタメンのヌイヌイ(乾選手)が先発に起用されました。ちなみに、ヌイヌイ(乾選手)はゲームキャプテンも務めました。
そして試合は、前節同様にマンツーマンの札幌の守備に苦戦。また守ってもディフェンスラインから前線へのサイドチェンジを多用する札幌の攻撃に押し込まれる時間が続きます。
前半はGKジンヒョンの好守で無失点でしのぎスコアレスで折り返しますが、後半にセットプレーのこぼれ球を押し込まれて失点。失点で気落ちしたところに、立て続けに失点してしまい2点のリードを奪われる苦しい展開に。
セレッソも選手を入れ替えて反撃を試みますが得点は奪えずに、そのままのスコアでタイムアップ。リーグ戦3連勝達成とはならず、残念な敗戦となってしまいました。
セレッソ大阪 | 0 | 0 | 前半 | 0 | 2 | コンサドーレ札幌 |
0 | 後半 | 2 | ||||
得点 | 73′ ドウグラス オリヴェイラ 75′ 青木 亮太 |
前節の勝利で11位に浮上していたセレッソですが、再び12位に順位を下げてしまいました。
また、73分の失点につながったファウルは、映像で確認する限りは、セレッソの選手は誰も相手には触れておらず、相手選手自身がバランスを崩したようにも見えました。ジャンジリプレイでも取り上げられたように、微妙なシーンではありました。
セレサボ的にはファウルではなかった印象ですけど、審判の判断なので仕方ないですね。
スタジアム | ヨドコウ桜スタジアム |
入場者数 | 4,927人 |
天候/気温/湿度 | 曇 / 28.2℃ / 58% |
主審 | 清水 勇人 |
副審 | 唐紙 学志、竹田 明弘 |
第4の審判員 | 松本 大 |
VAR | 榎本 一慶 |
AVAR | 中野 卓 |
当日、私はヨドコウ桜スタジアムで生観戦してきました。
まだ5000人制限のある試合でしたが、4,927人の観客を集めての試合となり、まあまあ入ったなという感覚でした。
早く制限なく試合ができるようになると、いいなとやはり思いますね。
試合開始前
スタジアム周辺・スタジアムグルメ
ぬいぬい(乾貴士選手)の復帰後、初のホーム開催ということで、バナーを見回っていたら、23番の新しいバナーを見つけました。
また、監督の小菊さんのバナーも出来上がっていました。
そして、スタジアムグルメは、ピッツア・ロトロさんの「コッパ」にしました。
日替わりのピッツアにも惹かれるのですが、最近のお気に入りは個人的にはコッパです
そして、アウェイ札幌戦で嘉人(大久保選手)がゴールを決めたので、YOSHI METERも1つカウントアップされて、191になっていました。
試合中にゴールしてもらって、このカウンターがカウントアップされるシーンを生で見てみたいものです。
ウォーミングアップ
ウォーミングアップで選手が出てきたところのシーンです。
歩夢(瀬古選手)が走り寄ってくるところを笑顔で迎えるマル(丸橋選手)とヌイヌイ(乾選手)。雰囲気が明るそうでよいですね。
そして、アップを開始したヌイヌイ(乾選手)と歩夢(瀬古選手)
ミニゲーム形式のアップ時の選手たち(表情が明るいです)
札幌は、小野伸二選手がベンチ入りしていたので、思わず撮影してしまいました。
選手紹介・選手入場・リスペクト宣言
スタジアム選手紹介の動画
ヌイヌイ(乾選手)の選手紹介動画も初めてですので撮影しておきました。
この日は明治安田生命サポーティングマッチでした。
整列するセレッソの選手たち
両チームの選手入場の動画
キャプテンマークをヌイヌイ(乾選手)が巻いて先頭で出てきたときは、ちょっとびっくりしました。
リスペクト宣言をする前だからか、ちょっと緊張気味?のヌイヌイ
そして両チームキャプテンのリスペクト宣言。札幌は宮澤選手
セレッソはヌイヌイ(乾選手)でした
動画を見てもらえればわかりますが、カードを見ながら読むのではなく、暗記をしてカードを見ないでリスペクト宣言にチャレンジしていました。
リスペクト宣言の動画
暗記していた内容が飛んでしまったのか、途中でちょっと吹き出してしまったヌイヌイ(乾選手)は、ちょっと批判されたりもしていますが、個人的にはそれほど気になる内容では、ありませんでした。
スポンサーさん・ロビー・ロビーナも一緒に記念撮影
スポンサーの看板との記念撮影
メンバー
札幌戦のスタメン
フォーメーションは、4−4−2で2トップには、ムツキ(加藤選手)・力(松田力選手)が入りました。寛人(山田選手)が継続で出るかなとも思っていたのですが、前節の頑張りも評価しての力(松田力選手)だったのでしょうか。
また、ボランチは、リキ(原川力選手)と陽(喜田選手)が入っています。おっくん(奥埜選手)が負傷離脱中ですので、ナオ(藤田選手)を休ませながら、陽にもチャンスを与えていく感じかなと、このスタメンは予想していたとおりでした。
そしてCBは隆矢(西尾選手)と歩夢(瀬古選手)のコンビ。サイドバックは右は不動の陸(松田陸選手)、左にはマル(丸橋選手)が戻ってきました。
負傷離脱かと思っていたのでありがたい復帰ですね。
そして、ベンチには若い選手も多く入っていて、NJ(西川潤選手)、もっくん(中島選手)、寛人(山田選手)がいつ出てくるかと、ベテランの嘉人(大久保選手)ののゴールにも期待していました。
セレッソ大阪 | コンサドーレ札幌 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 21 | キム ジンヒョン | GK | 1 | 菅野 孝憲 | ||
DF | 2 | 松田 陸 | DF | 2 | 田中 駿汰 | ||
14 | 丸橋 祐介 | 10 | 宮澤 裕樹 | 88′ | |||
15 | 瀬古 歩夢 | 4 | 菅 大輝 | ||||
33 | 西尾 隆矢 | MF | 7 | ルーカス フェルナンデス | |||
MF | 4 | 原川 力 | 14 | 駒井 善成 | 79′ | ||
17 | 坂元 達裕 | 88′ | 6 | 高嶺 朋樹 | |||
23 | 乾 貴士 | 28 | 青木 亮太 | ||||
30 | 喜田 陽 | 80′ | 9 | 金子 拓郎 | |||
FW | 22 | 松田 力 | 64′ | 35 | 小柏 剛 | 88′ | |
29 | 加藤 陸次樹 | 64′ | FW | 32 | ミラン トゥチッチ | 72′ | |
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 50 | 松井 謙弥 | GK | 34 | 中野 小次郎 | ||
DF | 6 | チアゴ | DF | 3 | 柳 貴博 | 79′ | |
MF | 18 | 西川 潤 | 80′ | 50 | 岡村 大八 | 88′ | |
5 | 藤田 直之 | MF | 44 | 小野 伸二 | |||
FW | 20 | 大久保 嘉人 | 64′ | FW | 33 | ドウグラス オリヴェイラ | 72′ |
28 | 中島 元彦 | 88′ | 45 | 中島 大嘉 | |||
34 | 山田 寛人 | 64′ | 48 | ジェイ | 88′ | ||
監督 | 監督 | ||||||
小菊 昭雄 | ペトロヴィッチ |
札幌のスタメンは、予想ではジェイ選手が来るかなと思っていたのですが、外れました(笑)
ベンチにはベテランの小野伸二選手も入っていますね。
両チームキャプテンのコイントス
なんか、キャプテンがヌイヌイ(乾選手)というのは、ちょっと見慣れないので、個人的には違和感はありました。
試合展開
前半
試合開始前の円陣
この日の2トップのムツキ(加藤選手)、力(松田力選手)がグータッチ
タツ(坂元選手)、隆矢(西尾選手)もハイタッチ
ボールを受けてドリブルで前を伺うヌイヌイ(乾選手)
CBに入り、ロングパスを蹴る歩夢(瀬古選手)
2トップでのスタメンに入った力(松田力選手)
この日もビッグセーブを連発、安定の守護神ジンヒョン
右サイドで仕掛けるタツ(坂元選手)
不動の右サイドバックの陸(松田陸選手)、ペナルティエリアまで上がってきてシュート
左サイドバックはマル(丸橋選手)、こちらも積極的に攻撃参加
自陣でのビルドアップで、パスの出しどころを指示する陸(松田陸選手)
左サイドから積極的に中に仕掛けていくヌイヌイ(乾選手)
右CBに入った隆矢(西尾選手)、髪の毛にメッシュ入りました(!?)
2トップに入ったムツキ(加藤選手)、クサビで受けて前を向いて仕掛けていきます
攻撃でのセットプレーでのゴール前
隆矢(西尾選手)が競りますが、シュートまでは打てません
厳しくプレスに来る札幌のファウルを受けて倒れた力(松田力選手)
右サイドからクロスを送るタツ(坂元選手)、この日は縦に仕掛けたり・1対1で突破するシーンは少なかった印象でした
前半は、かなり苦しい展開になりました。セレッソは前から守備に行きますが、なかなか札幌の攻撃に対して、守備を嵌めきることができません。
DFラインから逆サイドの前線にロングパス1本という攻撃が多い札幌に対して、セレッソは中を固めてボールサイドに寄って守るため、DFラインからのサイドチェンジのパスは相手の攻撃の選手に渡りやすく、そこから仕掛けられる展開が多かったです。
「前から守備に行ってるけど、なかなかハマらないなー」「これはしんどいなー」と思いながら見ていました。
そういう状況なので、相手の攻撃が多く、セレッソはマンツーマンで守備に来る相手の守備を外すことができず、シュートまで持ち込めない状態が続いていました。
そして、相手の決定機はジンヒョンが2本ほどビッグセーブをして防いだり、相手のシュートミスで失点とまではならない状態で進んでいました。
劣勢の展開の中、セレッソが守備で耐えきり、両チームともスコアレスで後半に入ります。
ハーフタイムにベンチに引き上げるマル(丸橋選手)・ヌイヌイ(乾選手)