シェアする

2021J1リーグ第8節 横浜Fマリノスvsセレッソ大阪(AWAY)

シェアする

コロナ陽性診断で選手・監督に影響が出た難しい試合は、後半終了間際に失点し残念な敗戦

5戦負けなしで第7節終了後、暫定3位につける好調セレッソ。第8節は、直近10年間負けがない横浜Fマリノスとの対戦です。今節も勝利して無敗記録を更新して、上位をキープしたいところです。

しかし、試合前日、トップチームの選手1名とチーム関係者1名にコロナ陽性反応が出たとの報道。そして、試合当日に更に1名、チーム関係者に陽性反応が出たとのことで、試合開催自体が微妙な状況となってしまいました。

濃厚接触の疑い者としてクルピ監督も含めれていたことから、クルピ監督は試合の指揮を取れなくなり、代わりに小菊コーチが指揮をとることになりました。

スターティングメンバーは3人が変更、ベンチ入りメンバーも含めると合計4人が変更となる緊急事態。メンバー・指揮官が変わるなか、どういう戦いができるか・チャンスを得た選手が活躍できるかなどにも注目が集まりました。

試合は横浜Fマリノスがボールを握る展開となりますが、セレッソもロングボールからの速攻で反撃。途中交代での出場も含めて、出場機会を掴んだ若手選手たちが躍動するセレッソが狙い通りの展開で互角に戦っていきます。スコアレスドローかと思われた試合終盤、CKからのこぼれ球を押し込まれしまい、ついに失点。そのままのスコアで試合終了となり、残念な敗戦となりました。

横浜Fマリノス 1 0 前半 0 0 セレッソ大阪
1 後半 0
87′ オナイウ 阿道 得点

翌日行われた他会場の結果で、セレッソは暫定5位と少し順位を下げることになりました。

スタジアム 日産スタジアム
入場者数 7,980人
天候/気温/湿度 曇 / 11.7℃ / 48%
主審 中村 太
副審 西橋 勲、堀越 雅弘
第4の審判員 田中 玲匡
VAR 木村 博之
AVAR 清水 勇人

都合がつけば現地観戦も考えていましたが、DAZNでの観戦となりました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク(大)

メンバー

横浜Fマリノス戦のスタメン(写真はすべてセレッソ公式より)

フォーメーションは4-4-2ですが、スタメンは3名が変更。

嘉人(大久保選手)・マル(丸橋選手)・歩夢(瀬古選手)がベンチからも外れて、代わりに入ったのは、力(松田力選手)・新井選手・進藤選手になりました。

隆矢(西尾選手)は歩夢とコンビを組んでいた特は右CBでしたが、この試合では左CBに入っています

横浜FM セレッソ大阪
スターティングメンバー スターティングメンバー
GK 1 高丘 陽平 GK 21 キム ジンヒョン
DF 27 松原 健 DF 2 松田 陸
13 チアゴ マルチンス 3 進藤 亮佑
4 畠中 槙之輔 16 新井 直人 89′
16 高野 遼 33 西尾 隆矢
MF 6 扇原 貴宏 MF 5 藤田 直之
8 喜田 拓也 78′ 10 清武 弘嗣
14 天野 純 67′ 18 西川 潤 71′
FW 23 仲川 輝人 78′ 25 奥埜 博亮
38 前田 大然 FW 22 松田 力 55′
7 エウベル 32 豊川 雄太 71′
控えメンバー 控えメンバー
GK 21 梶川 裕嗣 GK 48 春名 竜聖
DF 15 伊藤 槙人 DF 24 鳥海 晃司
24 岩田 智輝 78′ 26 小池 裕太 89′
MF 26 渡辺 皓太 MF 40 松本 泰志
33 和田 拓也 FW 28 中島 元彦 55′
FW 18 水沼 宏太 78′ 29 加藤 陸次樹 71′
45 オナイウ 阿道 67′ 34 山田 寛人 71′
監督 コーチ
アンジェ ポステコグルー 小菊 昭雄

そして、控えGKの松井選手もベンチ外となったことで、2種登録の春名選手がベンチ入り。他にも、DFで鳥海選手が初ベンチ入り、もっくん(中島選手)・寛人(山田選手)がベンチ入りしています。

横浜Fマリノスは、タカ(扇原選手)がスタメン。お湯沼(水沼選手)がベンチ入りしています。

この日、急遽、指揮を取ることになった小菊コーチ

試合展開

前半

試合は、ボールを握るマリノスペースで始まりますが、最初に決定機を作ったのはセレッソ。

8分に、力(松田力選手)が相手陣右サイドでボールを受けて中にクロス。このボールをトヨ(豊川選手)がゴール前でヘディングで合わせますが、枠に飛ばせずゴールとはなりません。

10分には、隆矢からのロングフィードを右サイドで受けた陸(松田陸選手)が、相手DFを交わして中にクロス。これをニアで力(松田力選手)が右足で合わせると、左ポストに弾かれてこぼれたところを、トヨ(豊川選手)が押し込んでゴールネットを揺らしますが、力がオフサイドの判定でゴールとはならず。

この日は左CBに入った隆矢(西尾選手)、ロングフィードも素晴らしかったですが、相手FWの前田選手をほぼ完璧に抑えきる大活躍

左SBでスタメン出場の新井選手

マリノスにボールは握られますが、この日スタメンの進藤選手・隆矢(西尾選手)の両CBが跳ね返し、新井選手も徐々に持ち味を発揮していきます。

相手にほぼ決定機を作らせない展開で前半はスコアレスで終了。

後半

後半もボールを握るマリノスですが、セレッソも守備で対抗。決定機は作らせない形で試合は進みます。

そして、55分には力(松田力選手)→もっくん(中島選手)へと交代。

最初はトップの位置に入っていた、もっくんですが、途中からキヨとポジションを変更して左サイドに入ってからは、積極的な仕掛けで躍動。

そして、71分には、NJ(西川選手)・トヨ(豊川選手)に変えて、寛人(山田選手)・加藤選手を2枚替えで投入。

トップ下に入ったキヨも若手と攻撃を活性化

右サイドハーフに入った寛人、加藤選手と2人で攻撃を活性化。積極的なシュートもありました

後半中盤以降は、セレッソが数多くチャンスを作っていき、もっくん・加藤・寛人が連続してシュートを放っていきますが、ゴールネットを揺らすことはできません。

ここで得点を決めきれなかったセレッソに対して、マリノスも反撃。後半終了間際の87分には途中出場の水沼選手の蹴ったコーナーキックから、こぼれ球をオナイウ選手に押し込まれてしまい失点。

若手が躍動した試合となりましたが、残念ながら1-0のスコアで敗戦となってしまいました。

感想

惜しかった試合でした。そして、手応えと可能性を感じる試合でもありました。

スタメン3人がベンチ外となる非常事態で、その3人が今季、守備陣の中心となっていた歩夢(瀬古選手)と不動の左SBのマル(丸橋選手)、チーム得点王の嘉人(大久保選手)という状況でしたので、試合開始前は苦しい展開を予想していました。

しかし、右CBに入った進藤選手、左CBに入った隆矢(西尾選手)、左SBに入った新井選手が、周囲のフォローもありながらですが、終盤までマリノスを無失点に抑える活躍を見せました。

その中でも、本文にも書いたとおり、相手FWの前田選手と隆矢(西尾選手)のマッチアップは隆矢の圧勝。ほぼ完全に抑えきっていたと言えるデキだったと思います。そして左CBとして普段とは違う位置でプレーした隆矢は、ビルドアップでも10分のチャンスを作るなどいいパスを出してました。まさに成長著しい状況で、ぐんぐん伸びている印象があります。このまま成長していってもらえると本当に良いですね。

そして、新井選手も本来は右サイドのようですが、この日は左サイドで出場。前回出場時は短い時間でしたが、この日は89分までプレー。時間が経つとともによいプレーを見せてくれていたと思います。

NJ(西川選手)もがんばってたと思います。これまでは試合出場時間が短かったこともあり、なかなか試合の中で活きていなかった印象がありましたが、前節のフル出場もあってか、かなりよい印象に個人的になっています。攻撃面ではボールロストも少なく、ファウルをもらったり、相手を交わしてチャンスを作ることができます、シュート等も積極的になってきました。また、守備面でもバチバチと体をコンタクトさせながら激しい守備も見せるなど、守備も非常に良くなりました。このままチャンスを掴み続けて、ぐんぐん伸びてくれるといいなと思います。

あとは、J1デビューしたもっくん(中島選手)!開幕戦でベンチ入りして以降、なかなか出番がなかったのですが、今節は途中交代から積極的な仕掛けを見せて、惜しいシーンもありました。寛人(山田選手)ともども、飛躍的に成長してほしいなと思う選手たちです。

次の福岡戦には、今節ベンチ外になったメンバーも戻ってくるとは思いますが、若手がチャンスを掴んで躍動・大活躍するシーンを期待したいと思います。

敗戦は残念でしたが、若手が非常にがんばっていて良い試合だったと思います。

次、勝ちましょう!がんばれ、セレッソ!!

試合データ・ハイライト

セレッソ公式ハイライト動画

セレッソ公式HP:2021 J1リーグ第8節 横浜Fマリノスvsセレッソ大阪 2021.4.6 19時KO @日産スタジアム

Jリーグ公式HP:監督コメント(ポステコグルー監督・小菊コーチ)

Jリーグ公式HP:選手コメント(オナイウ選手・松原選手/新井選手・進藤選手)

明治安田生命J1リーグ

更新日:2021年4月7日(水) 21:30

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 川崎フロンターレ 25 9 8 1 0 22 4 18
2 名古屋グランパス 20 8 6 2 0 9 1 8
3 ヴィッセル神戸 17 8 5 2 1 13 8 5
4 サンフレッチェ広島 16 8 4 4 0 14 7 7
5 セレッソ大阪 16 9 5 1 3 14 9 5
6 FC東京 15 8 4 3 1 14 11 3
7 サガン鳥栖 14 8 4 2 2 10 2 8
8 横浜F・マリノス 14 7 4 2 1 12 7 5
9 徳島ヴォルティス 11 8 3 2 3 9 8 1
10 浦和レッズ 11 8 3 2 3 7 12 -5
11 アビスパ福岡 9 8 2 3 3 8 10 -2
12 清水エスパルス 8 8 2 2 4 8 12 -4
13 北海道コンサドーレ札幌 7 7 2 1 4 12 11 1
14 鹿島アントラーズ 7 7 2 1 4 8 10 -2
15 湘南ベルマーレ 6 8 1 3 4 8 11 -3
16 大分トリニータ 5 7 1 2 4 5 10 -5
17 柏レイソル 4 8 1 1 6 5 12 -7
18 ガンバ大阪 2 3 0 2 1 0 1 -1
19 ベガルタ仙台 1 7 0 1 6 4 19 -15
20 横浜FC 1 8 0 1 7 5 22 -17
ACL出場圏 J2降格枠
スポンサーリンク
スポンサーリンク(大)
スポンサーリンク(大)

シェアする

フォローする