ルヴァン準々決勝の第1戦はセレッソがペースを握るも決めきれず、終盤の失点で0−1のスコアで第2戦へ。
大阪ダービー3連戦の2戦目、ルヴァンカップ準々決勝の第1戦は、9月1日(水)の19時からヨドコウ桜スタジアムで開催されました。
直前のリーグ戦の大阪ダービーはアウェイ吹田で勝利し、小菊新監督の初陣を飾ったセレッソ大阪。ヨドコウ桜スタジアムで行われる初の大阪ダービーにも勝利して、準々決勝の第2戦に有利な状況で望みたいところです。
試合のメンバーにも注目していましたが、セレッソ大阪は大きくメンバーを変更。リーグ戦でスタメン出場を多くしている選手は、GKジンヒョン、DFチアゴ、隆矢(西尾選手)、MFリキ(原川選手)の4人くらいで、それ以外は今シーズンの出場経験がそれほど多くないメンバーで挑んできました。
試合は、序盤がガンバがペースを握るものの、徐々にセレッソ大阪がペースを握り、攻守に狙い通りの展開で試合を進めます。テンポよくボールを運ぶことができていたセレッソは、得点こそ奪えないものの、前半は相手のシュートをゼロに抑え込みハーフタイムに。
そして、後半も4−4−2のブロックできっちり守ったセレッソが、攻守にペースを握ります。選手交代を行いながら、得点を奪いに行きますが、得点は奪えないまま試合は進むと、後半終了間際に相手に得点を奪われ0−1。最後までゴールを目指しますが、ゴールが奪えないままタイムアップ。1点のアウェイゴールを許した状態で、アウェイ吹田での第2戦に挑むことになりました。
セレッソ大阪 | 0 | 0 | 前半 | 0 | 1 | ガンバ大阪 |
0 | 後半 | 1 | ||||
得点 | 89′ 山見 大登 |
大幅にメンバーを入れ替えて、これまで出場時間が少ないメンバーにチャンスを与えて臨んだ試合でしたが、きっちりと狙いどおりにボールを運び、守備面でもほぼ綻びを見せることなく、戦うことができました。
結果としては敗戦はしたものの、第2戦のアウェイでの戦いに大いなる希望を抱かせる内容でしたので、期待して第2戦の応援をしたいと思います。
スタジアム | ヨドコウ桜スタジアム |
入場者数 | 4,205人 |
天候/気温/湿度 | 曇 / 30.7℃ / 60% |
主審 | 福島 孝一郎 |
副審 | 武田 光晴、日比野 真 |
第4の審判員 | 中井 敏博 |
VAR | 山本 雄大 |
AVAR | 川崎 秋仁 |
当日は、年間パスポートの対象試合でしたので、現地ヨドコウ桜スタジアムで観戦することができました。
そういえば、ルヴァンカップはDAZNではなく、スカパー!が放映権を持っています。よって、試合会場以外での観戦は、スカパーに加入するか、スカパーオンデマンドに加入する必要があるのですが、今回の準々決勝はオンデマンドで配信が上手く行かなかったようですね。
その結果、準々決勝はYoutubeで無料開放をしていたらしいですね。また、その配信ができなかったことから、今月分のオンデマンド料金1ヶ月分を請求しないようです。
私も当日(9月1日)に再加入したのですが、オンデマンドではなくサッカーセットに加入したので、料金未請求の対象ではないそうです。
ルヴァンカップを見るために再加入したので、この扱いの差には、あまり納得感はないです(笑)。おまけに、加入していない人にも無料開放したようですし、釈然としない対応ではありますね。W杯予選やACLもDAZNで見られるので、この際サッカー関係は全部DAZNで観戦できる嬉しいのですが、どうなるでしょうね。
試合前
この日は少し余裕を持ってスタジアムに着くことができたので、ピッツアロトロさんにお世話になりましたー。
今回はイタリア産ペッパーサラミです、いつもながら美味しいです。
そして、この日のスタジアムでは、試合前に以下のような横断幕がゴール裏に掲げられました。
前監督のレヴィーを招聘した現在のフロント(特に強化部長)へのメッセージと思いますが、ちょっとびっくりはしました。
「掲げた理想から程遠い現実を見せられ」
「積み上げたサッカーをぶっ壊した責任はレヴィーだけなのか?」
「クラブとして失敗を認め強化体制の刷新を求める」
ただ、多くのサポーターこう感じているとは思いますし、メッセージとしてはよいのではないかとは思います。
個人的には、試合前ではなく、試合後の方がよかったような気がしますね。
とはいえ、今回は0−1のスコアだったので、試合後は鼓舞するメッセージの方がよかったと思うので、結果的にはこのタイミングで掲げるのがよかったのかもしれません。
セレッソ大阪のスタジアム選手紹介動画(YouTube)
両チーム選手入場
この日はジンヒョンがキャプテンマークを巻きます
チアゴもメンバーに戻ってきました
隆矢(西尾選手)・鳥海選手・小池選手・寛人(山田選手)
ロビー・ロビーナと、寛人・もっくん・力(松田力選手)
ヤンマーのサポーティングマッチでした
メンバー
ルヴァンカップ準々決勝 ガンバ戦のセレッソ大阪のスタメン
Jリーグのフォーメーションでは、4−1−2−3になっていますが
布陣は4−4−2でした。
4バックはCB に鳥海選手・チアゴ、右SBが隆矢(西尾選手)と左SBが小池選手。
タブルボランチに、陽(喜田選手)とリキ(原川力選手)、右SHにもっくん(中島選手)・左SHにトシ(高木選手)。トップに寛人(山田選手)と力(松田力選手)が並びました。
スタメンに2人のリキ(原川力選手・松田力選手)がいるメンバー構成となりました。
セレッソ大阪 | ガンバ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 21 | キム ジンヒョン | GK | 1 | 東口 順昭 | ||
DF | 6 | チアゴ | DF | 5 | 三浦 弦太 | ||
24 | 鳥海 晃司 | 3 | 昌子 源 | ||||
26 | 小池 裕太 | 13 | 菅沼 駿哉 | ||||
33 | 西尾 隆矢 | 24 | 黒川 圭介 | ||||
MF | 4 | 原川 力 | MF | 8 | 小野瀬 康介 | 67′ | |
13 | 高木 俊幸 | 73′ | 15 | 井手口 陽介 | |||
28 | 中島 元彦 | 62′ | 21 | 矢島 慎也 | 78′ | ||
30 | 喜田 陽 | 83′ | 11 | 小野 裕二 | 78′ | ||
FW | 22 | 松田 力 | 62′ | FW | 18 | パトリック | 78′ |
34 | 山田 寛人 | 73′ | 39 | 宇佐美 貴史 | 67′ | ||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 50 | 松井 謙弥 | GK | 25 | 石川 慧 | ||
DF | 2 | 松田 陸 | DF | 26 | 柳澤 亘 | 67′ | |
MF | 17 | 坂元 達裕 | 62′ | MF | 10 | 倉田 秋 | 78′ |
19 | 為田 大貴 | 73′ | 17 | 奥野 耕平 | |||
5 | 藤田 直之 | 83′ | 29 | 山本 悠樹 | 78′ | ||
FW | 20 | 大久保 嘉人 | 73′ | FW | 37 | 山見 大登 | 67′ |
29 | 加藤 陸次樹 | 62′ | 9 | レアンドロ ペレイラ | 78′ | ||
監督 | 監督 | ||||||
小菊 昭雄 | 松波 正信 |
対するガンバは、メンバーを落とすことはなく、パトリック選手・宇佐美選手を始めとした早々たるメンバーを並べてきました。
メンバーを入れ替えたセレッソが、パトリック選手の空中戦を活かしたプレーをしてくるであろう相手をどこまで抑えられるのかにも注目していました。
両チームキャプテンのコイントス(セレッソはジンヒョン)
コイントスが終わったら、レフリーとのハイタッチをせずにクルッと背を向けて自陣に戻ろうとするジンヒョン
途中で気づいて戻ってきて、レフリーとハイタッチ(グータッチ)してましたw
試合展開
前半
試合開始前の円陣
GKとCBのグータッチ、鳥海選手とチアゴ選手が会話しています
この日は右SBに入った隆矢(西尾選手)
4バックで、ボランチに陽向、右にもっくんの配置
キックオフ前の寛人(山田選手)と相手の矢島選手
同じく、トシ(高木選手)と宇佐美選手
前線からプレスをかける力(松田力選手)
左SHに入ったトシ(高木選手)
セットプレーで上がってきた鳥海選手(右)と力(松田力選手)
寛人(山田選手)はGK前に立ちます
チアゴ・鳥海選手がターゲットになり、ボールに競ります
右SBの隆矢(西尾選手)、クロスもアグレッシブに行けるといいなと思います
この日はラインやポジショニングにも気を配っていたチアゴ、もう少し続ければ慣れて来そう
ボランチで攻守に奮闘していた陽(喜田選手)
右サイドから隆矢がパスをつなぎます
ボランチの陽(喜田選手)も、スペース顔を出して、的確・適切にパスをつないでいきます
トップでアップダウンの動きを繰り返していた寛人(山田選手)
序盤はなかなか上手くボールを運べなかったセレッソですが、徐々にボールを上手く運ぶようになると、12分にチャンス。
縦パスに反応した力(松田力選手)がフリックしたボールを、もっくん(中島選手)が前に運び、後ろから上がってきていた寛人(山田選手)がボールを受けて運びます
そして、ペナルティエリア内に持ち込み、右足でシュート!!これは相手GKの東口選手がセーブして、コーナーキックに。
カウンターでボールを運ぶリキ(原川選手)
右サイドに展開してもっくん(中島選手)がボールを受けます
CBとして、大きな声で周囲に指示を出していた鳥海選手
コーナーキックでの競り合い、チアゴ選手と松田力選手
再び21分にセレッソにチャンス。
中央でボールを受けたトシ(高木選手)がドリブルを開始
カウンターでボールを持ち運ぶトシ(高木選手)
右サイドのもっくん(中島選手)へパス
ボールを受けたもっくんは、ペナルティエリア内で右足でシュートを打つかと思いきや
切り替えして左足でのシュート体勢に入ります
左足から放たれたシュートは
相手ゴールのニアに飛びますが
これは相手GKの東口選手がセーブ
こぼれ球に力(松田力選手)が詰めますが、これはさすがにオフサイド
惜しいチャンスを作ったセレッソ。攻撃ではビルドアップから丁寧にボールをつなぎ、立ち位置も微妙に変化させながら、味方選手との適切な距離感を保ち、ワンタッチパスも駆使しながら相手陣にボールを運びます。
守っても、FW2枚とボランチが中央のパスコースを締めることで、外(サイド)からの攻撃に誘導。4年前からの守備を彷彿とさせる守り方で、きっちりと守っていきます。
ゴールキックのシーンのジンヒョン
相手DFの昌子選手と競る寛人(山田選手)
日本代表選手にも負けてはいません
ボランチで活躍していた陽(喜田選手)
飲水タイムで話し込むCB2人(チアゴ選手・鳥海選手)
右サイドからクロスを送るもっくん(中島選手)
2トップで精力的な動きを見せていた力(松田力選手)
小池選手も攻守に躍動していた印象です
こぼれ球を拾ったり、いろんなところに顔を出してボールを運ぶ陽(喜田選手)
セットプレーでの力・鳥海
左足でミドルシュートを狙うもっくん(中島選手)
パトリックと競り合うチアゴ
この日は2トップの動きで相手DFの裏で起点を作ったり、ワンタッチでパスをつなぎながら攻め込む展開も多く、守っては相手のシュートはゼロに抑えきり、かなり気持ちよく前半を見ることができました。
試合開始前は、あまり試合に絡めていない選手も多いので、ガンバの本気なメンバーにちょっっと心配していた自分もいたのですが、杞憂でしたね。