いよいよ、今シーズンJ1リーグの最終節(第34節)、この試合の結果に関係なく3位が確定しているセレッソ大阪は、アウェイ新潟に乗り込んで、来シーズンJ2降格が決まっているアルビレックス新潟との対戦です。
アルビレックス新潟とは、今シーズンこれまで3回対戦して、セレッソが全て勝利しています。まず、ルヴァンカップのグループリーグでは1-0で勝利!
リーグ戦のホームキンチョウでの試合は4-0で快勝!
天皇杯3回戦では延長戦にもつれ込みながらも3-2で逆転勝利!
今シーズンの締めくくりの試合(最終戦)で、今季相性のいい新潟との対戦ですので、きっちり勝利して4勝を挙げたいところでした。
結果は、新潟のハイプレスの前に攻め込まれる展開が続き、前半は防戦一方。後半は徐々に攻撃を繰り出しますが、ミスが多くなかなかリズムに乗れないでいると、このミスから新潟に得点を許し、0-1で残念ながら敗戦となりました。
アルビレックス 新潟 |
1 | 0 | 前半 | 0 | 0 | セレッソ大阪 |
1 | 後半 | 0 | ||||
77’ホニ | 得点 |
この日の朝の時点では積雪がありましたが、雪かきで除雪して試合開催になりました。あいにくの天候・降格が決定しているチームの試合ですが、20000人弱の観客が入りました。
スタジアム | デンカビッグスワンスタジアム |
入場者数 | 19,684人 |
天候/気温/湿度 | 晴 / 6.7℃ / 60% |
主審 | 荒木 友輔 |
副審 | 金井 清一、西村 幹也 |
第4の審判員 | 藤田 和也 |
セレッソ大阪サポーターもたくさん駆けつけたみたいです。
私は、DAZNで声援を送りました
(写真はセレッソ公式より)
メンバー
この日のメンバーは、蛍が離脱中なので、前節のヴィッセル戦と同じメンバー。ボランチに山村選手が入ります。
セレッソとしては、順位3位は決まっているので、健勇が得点王を獲れるかが注目でした。
メンバー
アルビレックス新潟 | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 1 | 大谷 幸輝 | GK | 21 | キム ジンヒョン | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 8 | 小泉 慶 | DF | 2 | 松田 陸 | 82′ | |
50 | 富澤 清太郎 | 14 | 丸橋 祐介 | ||||
4 | ソン ジュフン | 15 | 木本 恭生 | ||||
27 | 堀米 悠斗 | 22 | マテイ ヨニッチ | ||||
MF | 6 | 磯村 亮太 | MF | 6 | ソウザ | 90+2′ | |
13 | 加藤 大 | 16 | 水沼 宏太 | 90′ | |||
7 | ホニ | 24 | 山村 和也 | ||||
40 | 小川 佳純 | 61′ | 46 | 清武 弘嗣 | |||
9 | 山崎 亮平 | 88′ | FW | 8 | 柿谷 曜一朗 | ||
FW | 32 | 河田 篤秀 | 76′ | 9 | 杉本 健勇 | ||
控えメンバー | |||||||
GK | 21 | 守田 達弥 | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
DF | 19 | 矢野 貴章 | 76′ | DF | 23 | 山下 達也 | |
2 | 大野 和成 | 4 | 藤本 康太 | ||||
MF | 15 | 本間 勲 | 88′ | 5 | 田中 裕介 | 90′ | |
23 | 酒井 宣福 | 61′ | MF | 20 | 酒本 憲幸 | ||
30 | ロメロ フランク | 26 | 秋山 大地 | 82′ | |||
FW | 39 | 富山 貴光 | FW | 19 | 澤上 竜二 | 90+2′ | |
監督 | |||||||
呂比須 ワグナー | 尹 晶煥 |
ベンチには、今シーズンのリーグ戦では初ベンチ入りのシャケさん(酒本選手)が入っています。
攻撃的な選手が澤上選手だけというベンチメンバーですが、シャケさんに出場機会があるといいなと思ってみていました。
なお、新潟のFW河田選手はセレッソ大阪U15出身で健勇と同期。同期対決に闘志を燃やしていたそうです。
試合展開
試合は、健勇と同期のFW河田選手を中心とした新潟のハイプレスの前に、なかなかペースを握れず、新潟ペースで試合は進みます。
新潟の右サイドに位置するホニ選手の個人技とスピードを活かした攻撃の前に、マル(丸橋選手)が対応に追われる場面が多かったです。
相手の攻撃を跳ね返すヨニッチ。
そして前半6分に、右サイドからのヨニッチのクロスがゴール前でフリーとなっていた健勇に渡るビッグチャンス。これを胸トラップでおさめた健勇がGKと1対1になりますが、左足で放ったシュートはキレイにヒットせず、チャンスを物にできません。
この日が誕生日でボランチで出場のやまむー(山村選手)
スピードやボール奪取力の面は蛍の方が強いですが、FWからDFまでこなせるユーティリティープレーヤーとして、やまむーは今シーズン活躍してましたね。
ボランチで縦横無尽に走り回るソウザ。この日はミドルシュートやキック・パスの精度が今ひとつのデキでした。
そして、26分には曜一朗が裏抜けして、GKと1対1の場面を作りますが、GKを交わしきれず、シュートまでは持ち込めません。
そして、前半はスコアレスで終了。セレッソ大阪は前半は立ち上がり早々の健勇のシュート1本に抑えこまれてしまいました。
そして、別の映像で見ている川崎戦では、小林悠選手が2得点していて、健勇と得点ランキングトップに並ばれてしまっていました。
後半
後半に入ると、立ち上がりからセレッソが攻勢を強めます。
サイドを起点にして、攻撃していきます。
57分には左サイドでボールを受けた山村のサイドチェンジから、宏太がペナルティエリア右でトラップし、カットインしてシュートを放ちますが、枠を外れてしまいます。
この日も右サイドで奮闘の宏太。早く完全移籍でセレッソに来て!
立て続けに、ソウザ・山村がミドルシュートを放ちますが、枠をとらえることができず、得点を奪うことができません。
この日のセレッソは、ボールを奪ってからのパスが少しずれたり、ミスすることが多く、セカンドボールを奪ってもスグに相手ボールにしてしまったり、リズム・テンポよく攻撃するという形を作れずにいました。
この展開よくないなーと思っているうちに、77分、木本から入ったクサビのボールをソウザが山村に落とそうとしますが、このパスがずれてしまい、新潟の速攻をくらいます。
これをセレッソの脅威となっていたホニ選手にきっちり決められてしまい、ついに失点。リードを許す展開になってしまいます。
反撃にでたいセレッソ、攻撃ではつないで崩そうとしますが、ミスが多いのは相変わらずで、噛み合わないままゴールが遠いセレッソ。
そうこうしてるうちに、別画面でみていた川崎戦で小林選手がPKでハットトリックを達成し、得点ランキングで健勇を逆転してしまいます…。
セレッソは陸に変えて大地を投入。3バックに変更します。
そして、田中裕介・澤上と選手を投入していきますが、ゴールは奪えず。
健勇もアディショナルタイムにクロスをヘディング合わせるシーンもありましたが、ゴールを決めきることができませんでした。
試合はこのままタイムアップ、0-1で敗戦してしまいました。
リーグ最終戦を勝利で締めくくることはできませんでした。
感想など
この試合は、ミスも多く緩い雰囲気が少し感じられる中でのゲームとなりました。
健勇に得点を取らせたい、キレイに崩してお膳立てしたいというような想いがあったのかもしれませんが、噛み合ってはなかったですね。
リーグ戦連勝中で、いい流れのまま天皇杯準決勝に臨みたかったですが、敗戦していい薬になったのかもしれません。
先制点を取られると当然不利な状況になる中で、ここ3試合は先制を許しています。守備を整備してここまで躍進してきたチームですから、あらためて守備面で確認しておくべきことを再確認して欲しいと思います。
とはいえ、リーグ戦3位は上出来です!!まだプレーオフからの出場ですが、ACL出場を決めてリーグでの最高順位です。
そして、待ちに待った初タイトルをルヴァンカップで獲得しましたし、ここまでのチームを作ってくれた尹さんには感謝しかないです。
まだ天皇杯が残っているので、今シーズンは終わっていませんので総括的な内容は置いておいて、ACLのグループリーグに直接出場できるように、必ずや天皇杯もピンクに染めてしまいましょう!!
そして、この日、Jリーグで初優勝(初タイトル)をした川崎フロンターレと、ゼロックススーパーカップで再対決することができたらいいなと思っています。
がんばれ、セレッソ大阪!!
試合詳細はコチラ
2017明治安田生命J1リーグ 第34節 新潟 vs C大阪(オフィシャル)
2017明治安田生命J1リーグ 第34節 新潟vsC大阪(まいど!セレッソ)
J1 第34節 新潟戦|試合後の尹晶煥監督(セレッソ)記者会見コメント
明治安田生命J1リーグ
更新日:2017年12月2日(土) 17:22
順位
|
クラブ名
|
勝点
|
試合数
|
勝
|
分
|
負
|
得点
|
失点
|
得失点
|
1 | 川崎フロンターレ | 72 | 34 | 21 | 9 | 4 | 71 | 32 | 39 |
2 | 鹿島アントラーズ | 72 | 34 | 23 | 3 | 8 | 53 | 31 | 22 |
3 | セレッソ大阪 | 63 | 34 | 19 | 6 | 9 | 65 | 43 | 22 |
4 | 柏レイソル | 62 | 34 | 18 | 8 | 8 | 49 | 33 | 16 |
5 | 横浜F・マリノス | 59 | 34 | 17 | 8 | 9 | 45 | 36 | 9 |
6 | ジュビロ磐田 | 58 | 34 | 16 | 10 | 8 | 50 | 30 | 20 |
7 | 浦和レッズ | 49 | 34 | 14 | 7 | 13 | 64 | 54 | 10 |
8 | サガン鳥栖 | 47 | 34 | 13 | 8 | 13 | 41 | 44 | -3 |
9 | ヴィッセル神戸 | 44 | 34 | 13 | 5 | 16 | 40 | 45 | -5 |
10 | ガンバ大阪 | 43 | 34 | 11 | 10 | 13 | 48 | 41 | 7 |
11 | 北海道コンサドーレ札幌 | 43 | 34 | 12 | 7 | 15 | 39 | 47 | -8 |
12 | ベガルタ仙台 | 41 | 34 | 11 | 8 | 15 | 44 | 53 | -9 |
13 | FC東京 | 40 | 34 | 10 | 10 | 14 | 37 | 42 | -5 |
14 | 清水エスパルス | 34 | 34 | 8 | 10 | 16 | 36 | 54 | -18 |
15 | サンフレッチェ広島 | 33 | 34 | 8 | 9 | 17 | 32 | 49 | -17 |
16 | ヴァンフォーレ甲府 | 32 | 34 | 7 | 11 | 16 | 23 | 39 | -16 |
17 | アルビレックス新潟 | 28 | 34 | 7 | 7 | 20 | 28 | 60 | -32 |
18 | 大宮アルディージャ | 25 | 34 | 5 | 10 | 19 | 28 | 60 | -32 |
ACL出場チーム |
J2降格枠 |