2017 J3リーグ 第23節 セレッソ大阪U23 vs ギラヴァンツ北九州

9月17日（日）に和歌山県立紀三井寺運動公園陸上競技場で開催予定だった第23節のギラヴァンツ北九州戦は、台風18号の影響により延期となり、10月11日（水）にヤンマースタジアム長居での開催となりました。

アウェイでの北九州戦は、GKにキム ジンヒョン選手をオーバーエイジで起用（腰痛明け）し、相手ＧＫが山岸選手という対戦で、両ＧＫの活躍もあって見応えのある試合展開でしたが、0-１で敗戦（前回の対戦記事はコチラ）しています。

日程どおりに先に消化した第24、25、26節を2勝1敗で終えて、調子は上向きな状況ですので、今節も勝ち点３を取りにいき、アウェイでの借りを返したいところです。

結果は、前半終了間際に先制するものの後半開始早々に逆転され、敗戦濃厚となった終了間際に岸本選手の豪快なヘディングシュートが決まって、ギリギリで追いつき、２－２でドローとなりました。

今回はホームでの試合ですが、私はDAZNでの観戦になりました。

平日の夜開催で、674人の観客なので週末開催時と比較するとまずまずでしょうか。週末開催時にもう少し集まって欲しいなとは思いますがw。

メンバー

ギラヴァンツ北九州戦のスタメンは以下のメンバーです。

今回もオーバーエイジ枠を利用しない、U-23以下のメンバー構成です（2種登録：U-18メンバーはいます）。

GKにはアン ジュンス選手（ガンバ大阪U-23戦のナイスセーブが「J3リーグDAZN週間ベスト5セーブ」に選出）が入っています。

そして、あの劇的勝利を挙げたルヴァンカップ準決勝第２戦のガンバ大阪戦（試合はコチラ）にU-21枠でスタメン出場していた斧澤選手が中2日でスタメンに入っています。

メンバー

セレッソ大阪U23				ギラヴァンツ北九州
スターティングメンバー
GK	32	アン　ジュンス		GK	21	高橋　拓也
DF	29	舩木　翔		DF	3	福森　健太
	30	大山　武蔵			4	鈴木　翔登
	37	森下　怜哉			13	浦田　樹
	48	小林　洵			28	福田　俊介
MF	31	山根　永遠		MF	10	井上　翔太
	35	沖野　将基	80′		17	加藤　弘堅	77′
	36	斧澤　隼輝			18	内藤　洋平
	38	西本　雅崇			24	小野寺　達也
FW	40	岸本　武流		FW	11	池元　友樹
	47	米澤　令衣			9	水永　翔馬
控えメンバー
GK	44	光藤　諒也		GK	1	山岸　範宏
DF	43	上田　恭平		DF	41	刀根　亮輔
	49	齋藤　遼		MF	15	神崎　大輔	77′
MF	50	有水　亮	80′		22	山藤　健太
					43	本山　雅志
				FW	14	平井　将生
					7	茂　平
監督
大熊　裕司				原田　武男

ベンチメンバーは、全員U-18の２種登録メンバーが入っています。

試合展開

試合はセレッソ大阪U23が主導権を握ってゲームを進めます。

ディフェンスラインのCB小林選手からのロングフィードも使いながら、相手ディフェンスラインの裏やスルーパスを狙う攻撃を展開していきます。

12分には、斧澤選手がセレッソ陣中央付近でボールを受け、前線の右サイドに向けて走る岸本選手へロングフィード

そのロングフィードを岸本選手が上手くDFと入れ替わり裏に抜け出し、ドリブルでペナルティエリアまで持ち込み、GKと１対１に。GKの股間を狙って右足で強烈なシュートを放ちますが、GKの足に当たってしまいシュートはゴールポスト右に当たり、CKとなります。

右サイドで攻守に奮闘。積極的な攻撃参加も目立った大山選手。

44分には右サイドでボールを受けた沖野選手がナイストラップで相手の股間を抜きドリブルでペナルティエリア内に進入。ペナルティエリア内で相手に倒されますがホイッスルは鳴らず、そして、このこぼれ球を拾った米澤選手がキープ。

米澤選手は右サイドにボールを持ち出し大山選手にパス。右サイドから大山選手がニアにボールを上げると、これを岸本選手がダイビングヘッド！！

相手GKが弾きますが、こぼれ球に素早く反応していた山根選手が右足アウトサイドでゴールに流し込み、前半終了間際にセレッソ大阪U23が先制！！！

ゴールに絡んだ岸本選手・山根選手を舩木選手が祝福するシーン

後半

終始ペースを握り、終了間際の先制点で１－０リードで前半を終えたセレッソ大阪U23。このまま落ち着いて試合を進めたいところでしたが、後半開始早々にバタバタと崩れてしまいます。

46分、相手DFのミスからボールを奪った岸本選手がＧＫと１対１になるチャンスを迎えますが、切り返してシュートを打つ体勢になったところでクリアされてしまい、追加点を奪うことができません。

すると、47分に右サイドを崩され、相手にペナルティエリア内に進入を許し、クロスを上げられそうなシーンでブロックに飛び込んだ森下選手の手に、ボールが当たってしまいＰＫの判定に。

このＰＫを決められてしまい、１－１の同点に。

そして、同点に追いつかれたわずか4分後、左サイドから中にふわりとしたクロスを上げられるとファーサイドから中に折り返されます。中でキープされたボールを再び右サイドに出され、右から再びふわりとしたクロスを中に入れられ、相手ＦＷにヘディングでゴールにたたき込まれてしまい、あっさりと逆転を許してしまいます。

左右に振られて、ＤＦの前に入られての失点でしたので、残念な展開となりました。

上手くボールを受けて、攻撃のバリエーションを増やしている米澤選手。

相手の攻撃を跳ね返した後のショートカウンターなどで、チャンスを作っていくセレッソ大阪U23ですが、なかなか相手ゴールを割ることができません。

74分には斧澤選手の鋭いパスカットからカウンターを仕掛けますが、沖野選手がシュートを打つことができません。

75分にも、西本選手からの縦パスを受けた米澤選手からのスルーパスに抜け出した山根選手が攻め上がりシュートを放ちますが、相手DFに当たりコーナーキックに。

そして、終了間際の90分に得た左コーナーキックの舩木選手からのクロスに飛びこんだ岸本選手が豪快なシュートを決めて、土壇場でセレッソ大阪U2３が同点に追いつきます！！！

そして、そのまま２－２でタイムアップ。

勝ち点１を分け合う結果となり、順位は14位のままとなりました。

感想など

これまでは逆転されたらズルズルとそのまま負けるのがパターンでしたが、中断明け以降は勝負という意味ではいい試合ができていると思います。

米澤選手が間で受けたり裏で受けたり、ボールを引き出すような動きをするので、周囲も連動しながら、速いパス回しで相手を崩したりする展開ができてきている気がします。

この日も同点に追いついてからも、左右に展開してクロスを上げて、得点の匂いを感じさせる攻撃ができていました。

メンタル面でもプレー面でも改善している気がしていて、U23チームも成長してきているのかなと感じました。

２種登録メンバーも、トップ昇格はできなかったメンバーもいますが、プロのＪ３の試合で揉まれてたくましくなってきている気がしますので、このまま成長してくれればと思います。

次はＪ３首位の栃木との１戦ですので、どんな試合を見せてくれるのか楽しみになりました。

頑張れ！セレッソ大阪U23！！！

試合詳細はコチラ

ハイライト動画

試合後インタビュー：山根選手

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明治安田生命Ｊ３リーグ

更新日：2017年10月11日(水) 21:14