悲願の初タイトルに向けて待ちに待った2017年11月4日(土)、快晴の埼玉スタジアム2002で、セレッソ大阪vs川崎フロンターレの一戦が開催されました。
前夜祭の情報、今シーズンのルヴァンカップ決勝までの歩みは、コチラ「いよいよルヴァンカップ決勝!~アクセス・イベント・これまでの歩み まとめ~」にもまとめましたが、どちらが勝っても初優勝のこの試合、開始前からワクワク感がとまりませんでした。
今回は盛り沢山(?)の内容なので、目次つきでw
▼ルヴァンカップ決勝 セレッソ大阪vs川崎フロンターレ(目次)
結果は、前半開始1分に相手ミスから、健勇(杉本選手)が豪快な先制ゴールを奪うと、ボール保持して攻める川崎・堅守速攻で対抗するセレッソという構図が鮮明となり、このまま試合が進みます。そして、試合終了間際のアディショナルタイムに、ソウザがダメ押しのゴールを決めて、2-0で快勝!!!
記念すべき25回目のルヴァンカップのチャンピオンは、セレッソ大阪となりました!
セレッソ大阪 | 2 | 1 | 前半 | 0 | 0 | 川崎フロンターレ |
1 | 後半 | 0 | ||||
1′ 杉本 健勇 90+2′ ソウザ |
得点 |
これまで、勝負のかかった試合で負け続けてきたセレッソ大阪が、ルヴァンカップで初のタイトルを獲得しました!!
スタジアム | 埼玉スタジアム2002 |
入場者数 | 53,452人 |
天候/気温/湿度 | 晴 / 22.5℃ / 48% |
主審 | 西村 雄一 |
副審 | 名木 利幸、五十嵐 泰之 |
第4の審判員 | 前之園 晴廣 |
追加副審 | 東城 穣、松尾 一 |
前夜祭で、ヤマザキビスケットの飯島社長が「できれば関東圏(首都圏)以外のチームが勝ってもらえる方が盛り上がる・・・」とおっしゃっていたのが現実になりましたw。
皆さん、ヤマザキビスケットさんに感謝して、ルヴァンをはじめとしたお菓子を是非買いましょう!!w
スタジアムまでの道のり
私はこの日の朝に移動して、浦和美園駅から徒歩でスタジアムに向かいました。関東圏のチームのフロンターレが対戦相手なので、やはり周囲には水色のユニフォームの人が多かったように思います。
ルヴァンカップの歴史
スタジアムに向かう道沿いには、1992年から開催されているルヴァンカップの歴史が飾られていました。2017年のルヴァンカップの優勝チームであるセレッソ大阪の写真はどのシーンが選ばれるのか楽しみでもありますね。
1992年はリーグ開幕前に開催された大会で、ヴェルディが優勝。
1993年もヴェルディ。
1994年もヴェルディで3連覇達成してます。当時のヴェルディ川崎はスター軍団で強かったですもんね。
(1995年は開催されず)
1996年はエスパルスが優勝
1997年はアントラーズ
1998年はジュビロが優勝
1999年はレイソル
2000年はアントラーズ(フロンターレが準優勝なんですね)
2001年はマリノス
2002年はアントラーズ(強いですね)
2003年はレッズ。
2004年はFC東京が優勝。
2005年はジェフ(オシムが監督のときですね)
2006年もジェフが連覇。
2007年はお隣さん(ここでもフロンターレが準優勝)
2008年は大分トリニータ(キヨが写ってました)
2009年はFC東京(フロンターレが準優勝)
2010年はジュビロ。
2011年はアントラーズ。
2012年もアントラーズが連覇。
2013年はレイソル。
2014年はお隣さん。
2015年はアントラーズ。
2016年からはルヴァンカップに名前が変わり、優勝はレッズ。
で、今年のチャンピオンがセレッソ大阪!!
どんなシーンが掲出されるのでしょうねー。楽しみです!!
そして、ここが歴史の最初の1ページですから、どんどん新しいページを増やしていきたいものです。
スタジアムグルメ(スタジアム着く前ですが)
スタジアムに向かう道沿いは、歩行者専用の通路になっているので、通路幅が広くなっているところに、お店が出ています。
写真は一部ですが、結構たくさん出てて人気のお店には行列ができていました。
ケバブのお店
ローストビーフ丼、ナシゴレン、タンドリーチキンなど。
鶏の唐揚げ、鉄板鶏飯
お天気もよかったので快晴のなか、ルヴァンカップの決勝の舞台、埼玉スタジアム2002に到着です!
ホント、天気よくて暖かくてよかったです。
試合前イベント・スタジアム内・コレオ
スタジアムイベント
ヤマザキビスケットがスポンサーのルヴァンカップなので、ヤマザキビスケット商品が景品でもらえるサッカーパークがありました。
景品が山積みでチビッ子たちがたくさん挑戦してました。
ルヴァンカップのビクトリーロードの写真をバックにした記念写真ブース
もうひとつのルヴァンカップのレシピが楽しめるルヴァンパーティー
メニューはコチラ(セレッソとフロンターレのメニューもあります)
列に並んだあと、こんな感じで配ってくださるのをいただきます。
もちろん。セレッソ大阪のレシピのものをいただきました!!
隼輝が食べていたチキンクリーム煮ですね。
スタジアム内(テーブルシート)
今回はメインアッパーのテーブルシートで観戦することにしましたので、座席は5Fまで上る必要があります。
アッパースタンドの指定席のうち、テーブルシートはエスカレーターを使ってもよいとのことでしたので、A5ゲートから入ってエスカレーターを使いました。
試合前は上り専用。帰りは下り専用になっていました。
で、上っていく途中に、関係者ブースがありました。
そして、アッパースタンドでも上の方まで上って、ピッチ全体が見渡せるテーブルシートに陣取りました。
テーブルシートの座席はこんな感じです。ヤンマースタジアムのテーブルシートをイメージしてたので、ちょっと狭い感じですね。(座席の後ろを通ったりもできないので)
でも、テーブルが確保されて左右との席間隔も広いので快適でした。飲み物置いたり、食べ物置いたり、カメラ置いたりできますしね。
スタジアム内(ビクトリーロード・ゴール裏)
スタジアム内を少し回って、ロアースタンドにあるビクトリーロードとセレモニーがあるVIP席のあたりを撮ってみました
同じ位置から撮ったゴール裏
実際にゴール裏にも行ってみました
モリシイズムの横断幕もありました
いつもはレッズサポの聖地なんでしょうが、今日はセレッソのフラッグを飾ってます
ゴール裏からメインスタンドを見たところ
ゴール裏はピンクに染まってて熱気がありました。
アップ~試合開始前
キーパーアップが始まりました。ゴール横にはルヴァン。
そして、ベンチ入りメンバーと、ベンチ外となったスーツ姿の選手たちが一緒にサポーターに挨拶します。
スーツ姿の選手たち、ルヴァン組のメンバーですね。
ベンチに入れなかったメンバーも含めて、アップ前に全員で円陣を組んで気合を入れてました。上から見ると、微妙にハート型に見えて微笑ましくもありました。
そして、アップ中、フロンターレ側はフラッグを掲出
セレッソもビッグフラッグ「For the top of Dreams」とゲートフラッグで「WE ARE CEREZO」を出して選手を鼓舞します。ホント決勝の舞台に相応しいフラッグだと思います。
そしてメンバー紹介では、今日のセレッソ側のスタジアムDJはいつもホームでDJして下さっている西川大介さん。そして、こんな言葉も含まれた映像もあって、セレッソサポーターのボルテージは最高に。
そして、選手入場時には、コレオグラフィー。
カップがピンクに染まっています。
フロンターレ側は「F」の文字のコレオです。
ピッチ上には両チームのエンブレムもあって、決勝のムードが盛り上がります。コレオはこれまで見たセレッソのコレオの中で最高だったと思います!!!
入場したセレッソの選手たち
君が代斉唱もありました
普段のリーグ戦とは違うセレモニー的な試合開始前で気分が高まりました。
メンバー
ルヴァンカップ決勝のスターティングメンバー
GKはジンヒョン。DFはマル、ヨニッチ、陸、そして持っている男の木本(ルヴァンのリーグ戦での初ゴールも木本、準決勝では2戦ともゴール)。MFはボランチは、ソウザと蛍、両サイドは左にキヨ、右に宏太。FWは2トップに健勇と曜一朗。
メンバー
セレッソ大阪 | 川崎フロンターレ | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 21 | キム ジンヒョン | GK | 1 | チョン ソンリョン | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 2 | 松田 陸 | DF | 18 | エウシーニョ | 75′ | |
14 | 丸橋 祐介 | 90+3′ | 5 | 谷口 彰悟 | |||
15 | 木本 恭生 | 89′ | 23 | エドゥアルド | |||
22 | マテイ ヨニッチ | 7 | 車屋 紳太郎 | ||||
MF | 6 | ソウザ | MF | 21 | エドゥアルド ネット | 80′ | |
10 | 山口 蛍 | 10 | 大島 僚太 | ||||
16 | 水沼 宏太 | 14 | 中村 憲剛 | ||||
46 | 清武 弘嗣 | 13 | U-21三好 康児 | 46*’ | |||
FW | 8 | 柿谷 曜一朗 | 84′ | 41 | 家長 昭博 | ||
9 | 杉本 健勇 | FW | 11 | 小林 悠 | |||
控えメンバー | |||||||
GK | 27 | 丹野 研太 | GK | 30 | 新井 章太 | ||
DF | 23 | 山下 達也 | 89′ | DF | 2 | 登里 享平 | |
5 | 田中 裕介 | 90+3′ | 28 | U-21板倉 滉 | |||
MF | 17 | 福満 隆貴 | MF | 16 | 長谷川 竜也 | 46*’ | |
24 | 山村 和也 | 84′ | 19 | 森谷 賢太郎 | |||
26 | 秋山 大地 | FW | 20 | 知念 慶 | 75′ | ||
FW | 19 | 澤上 竜二 | 8 | 阿部 浩之 | 80′ | ||
監督 | |||||||
尹 晶煥 | 鬼木 達 |
メンバーは、いわゆるルヴァン組を使う可能性もなくはなかったのですが、やはり現在のベストメンバーと呼べる布陣で挑んできました。
対戦相手の川崎フロンターレのスタメンはコチラ
キャプテンは曜一朗と小林選手
試合開始前のソウザとキヨとマル
ソウザとキヨは、タッチで気合入れます。
そして全員で円陣
円陣後のハイタッチ
試合展開
前半開始早々、思わぬ形で試合が動きます。
フロンターレが縦に入れたボールに木本がプレッシャーをかけてボールを奪うとカウンターを仕掛けてセレッソボールのスローインに。スローインをマルが入れると、曜一朗がヘディングで後ろにそらします。これを相手DFがクリアミスして、ボールは健勇の前に、キーパーと1対1のシーンを落ち着いてゴールに健勇が叩き込みセレッソが開始50秒で先制します!!
健勇に飛びつく陸と、駆け寄る宏太。
そして歓喜の輪ができ
みんなが集まってきます!!
ゴールシーンはコチラ
思わぬ形で、願ってもない先制点を奪ったセレッソ。この先制点で、試合の展開・構図がハッキリしてきます。
ボールポゼッションを志向して、パスをつなぎながら攻めてくる川崎と、4-4-2でキッチリ守備ブロックを作って、堅守速攻でカウンターを狙うセレッソ。攻める川崎・守るセレッソという構図で試合が進んでいきます。
この日もボランチでバランスを取っていた蛍
この日、大島選手とやりあっていた健勇
陸に指示を出す尹さん
この日は中盤でバランスを取りながら奮闘していたソウザと、頼れるキャプテン曜一朗
右サイドで攻守に奮闘していた宏太と、先制ゴールを決めた健勇
ボールロストが多かったものの、やはりボールを持つと一味違うプレーを見せるキヨ。41分には強烈な惜しいミドルシュートがありました。
前半左サイドでのフリーキックを3人で相談。このフリーキックはソウザが直接狙って惜しかったシーン。
セットプレーの中での駆け引きはバチバチと火花を散らしてやっていて、主審の西村さんから注意を受けてました。
時折カウンターで攻めるセレッソですが、ほぼ川崎の攻撃を耐える時間が続きます。しかし、落ち着いてジンヒョンとディフェンス陣で川崎の攻撃を跳ね返し、危なげなく前半を、セレッソが1点リードのまま折り返します。
後半
後半開始前のハイタッチ。
セレッソボールのキックオフで開始です。
両ボランチの蛍とソウザがタッチ
後半も試合展開は、前半と変わらず進んでいきます。
しかし、セレッソがきっちり守り決定的な形までは持って行かせません。
61分には、宏太から裏に出たパスに反応した曜一朗が右足で強烈なシュートを放ちますが、キーパー正面で防がれます。
セットプレーでの駆け引きのシーン。
この日の観客はルヴァンカップ決勝での最多入場者数53,452人でした。
川崎が選手を入れ替えてパワープレー気味にくると、セレッソも選手交代をして守備を固めてきます。
84分には曜一朗とやまむー(山村選手)が交代
キャプテンマークは蛍がまいて
やまむーはDFラインに入り、5バックで守備を固めてきます。
そして、89分には木本と山ちゃん(山下選手)を交代
山ちゃんは、そのままセンターバックに入ります。
そして、試合終了間際のアディショナルタイムにドラマが待っていました。
川崎の攻撃を跳ね返すと、右サイドの陸から、前を走るキヨにロングパス。これを見事なトラップで収めたキヨがドリブルで駆け上がると、3対2の展開に。後ろから上がってきた水沼につなぎ、最後は左から上がってきたソウザにパス。
ソウザが相手GKを交わして、ゴールに流し込み、終了間際にセレッソ大阪がダメ押しの2点目を追加!!!
ソウザに駆け寄る選手・スタッフ!(さながら準決勝のガンバ戦のゴール並み)
少し落ち着いて宏太とソウザがハグ
動画はコチラ
そして、2点リードのままタイムアップ!!!
見事セレッソ大阪がルヴァンカップを勝ち取りました!!
タイムアップと同時にできた歓喜の輪
隆貴の顔がうれしそう!
たなゆう・澤上も嬉しそう!そして陸と抱き合う尹さん!
隆貴と抱き合う尹さん。よい兄貴みたいな存在なのでしょうかw。
優勝セレモニー
セレッソが優勝するっていいもんですねー。
大型ビジョンにWINNERSで表示されるのがめっちゃ嬉しかったです。
席からは直接セレモニーが見えなかったので、大型ビジョンの映像を撮ってますw。
ヤマザキビスケットの飯島社長からルヴァンカップを受け取る曜一朗
チェアマンからトロフィーを受け取る蛍
優勝賞金の一億五千万の目録をもらう健勇
そして、カップを掲げます!!!!
ピッチに降りてきて記念撮影でカップを掲げる曜一朗
そして、ベテランのシャケさんとモニさんにメダルを掛けて、カップも手渡していきます。
カップを抱えて眺める二人
そして、ためてためてー
カップを掲げるシャケさんとモニさん!
前に出て1人でカップを揚げるシャケさん(今回はみんなも一緒に手を上げて喜んでます)
同じく1人でカップを掲げるモニさん
ソウザとリカも2人で掲げてました
康太と大地も前に出て2人で掲げてました。
そして、セレサポが泣きそうになったのが、セレッソのレジェンド、モリシ(森島さん)と尹さんが2人でカップを掲げたときかもしれません。
この2人が並んで掲げるシーンが見れてよかったです。
そして、ゴール裏のサポーターの前でも記念撮影。
そして、コールリーダーをやっているサポーターのリーダーにもカップを渡して掲げてもらっています。(こういうのいいですね)
最後は、みんなで「We Are Cerezo」を並んで歌って飛び跳ねます。
引いて撮るとこんな感じです。
そして、TVのインタビューに応える健勇と曜一朗。
本当にうれしそうなシーンでした。
楽しいセレモニーが生で見れて本当によかったです。
感想など
本当に優勝できてよかったです!
そして、その瞬間を現地で生で見ることができて本当によかったです。予想通りの試合展開となりましたが、中をキッチリ締めて守れていましたので、ボール保持率はかなり低いですが、それほど崩されることなく、危ない場面を作られることなく、ゲームを進めることができました。
これも守備の整備から始めて、きっちりと戦うチームを作ってきた尹さんの手腕の賜物かと思います。
関西テレビの特番を見て改めて思いましたが、今シーズンの初勝利をあげたのはルヴァンカップのマリノス戦で、そして控え中心のいわゆるルヴァン組があげた勝利でした。
そこから、リーグ戦メンバーにも効果が波及して、ターンオーバー制をきっちり敷きながら、両チームとも強くなっていき、ルヴァンカップは無敗でとうとう優勝を成し遂げました。
後半のアディショナルタイムのゴールが決まったときには、これで勝てる!と思えたからか、涙が出てきました。
そして、終了のホイッスルが鳴った瞬間には本当に感動・感激しました。そこからはそれほど涙は出なくて、笑顔で写真を撮ったりセレモニーを見ていましたが、優勝するってタイトル取るって本当にいいものですね。
これが最初の1ページですから、これからもどんどん新しいページを増やしていって欲しいですね。
次はACL出場権獲得と天皇杯ですね。
がんばれ!セレッソ大阪!!
試合詳細(ハイライト・インタビュー)
試合ハイライト
2017JリーグYBCルヴァンカップ 決勝戦 セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ
【11/4 YBCルヴァンカップ決勝 川崎戦】Match Review(オフィシャル)
JリーグYBCルヴァンカップ 決勝 C大阪vs川崎F(まいど!セレッソ)
ルヴァンカップ 決勝 川崎F戦|試合後の尹晶煥監督(セレッソ)記者会見コメント
ルヴァンカップ 決勝 川崎F戦|試合後のセレッソ選手コメント(1)
ルヴァンカップ 決勝 川崎F戦|試合後のセレッソ選手コメント(2)