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2018 J1リーグ 第1節 セレッソ大阪 vs 横浜Fマリノス

ついにJ1リーグ開幕!リーグタイトルを目指す今シーズンの開幕戦は、多くのチャンスを作るも決めきれず1-1でのドロー

2018年J1リーグがついに開幕しました。今シーズンから金曜日のナイター開催が始まったことと、ACLを戦っているチームの試合間隔確保のため、2月23日(金)にJ1が開幕、24日(土)に4試合、25日(日)に4試合と、週末の3日間毎日J1リーグが楽しめるという開幕節となりました。

セレッソはXEROXスーパーカップ、ACL2戦と公式戦を3試合既に戦っている状態でチームとしては徐々に調子を上げてきています。

対する横浜Fマリノスは、この開幕戦が今シーズン初の公式戦で、新監督を迎えたシーズンのため、チームの完成度はまだまだではないかと予想していましたが、試合が始まってみると、横浜Fマリノスのボール運びの戦術は、結構整備されていて、セレッソはこれに手こずることになりました。

前半6分にセレッソに訪れた決定機、曜一朗がゴールネットを揺らしますが、線審のフラッグが上がりオフサイドの判定でゴールは認められませんでした(実際はオンサイドでゴールと判定されて然るべき)。その後、17分にマリノスに豪快なミドルシュートを決められて先制を許すと、後半終了間際まで数多くの決定機を逸し続け、86分に曜一朗がゴールをこじ開けてなんとか同点に追いつき、1-1の引き分けで勝ち点1を獲得しました。

セレッソ
大阪
1 0 前半 1 1 横浜F
マリノス
1 後半 0
86′ 柿谷 曜一朗 得点 17′ 山中 亮輔

前半6分のオフサイド判定で得点が取り消されたにせよ、それ以外にも曜一朗、蛍、隆貴、健勇、陸など、決定的なシーンや得点につながりそうなチャンスが数多くあっただけに、勝てる試合だったと思います。

とはいえ、ミスも多く、マリノスの戦術に手を焼いていたのも事実。先制点を取られて、後半途中まではほぼマリノスペースで負け試合になっていてもおかしくなかった展開なので、勝ち点1が取れて、負けなくてよかったとも言えます。

新シーズン公式戦3連敗でスタートしていた昨シーズン王者の川崎フロンターレは、開幕戦を3-0と快勝でスタートを切りました。セレッソも負けなかったので、まずまずのスタートといってよいでしょう。

今後も昨シーズンの結果に慢心することなく、目の前の試合に1試合ずつ向き合いながら、勝ち点を積み上げていって欲しいと思います。

スタジアム ヤンマースタジアム長居
入場者数 23,049人
天候/気温/湿度 雨 / 9.1℃ / 53%
主審 廣瀬 格
副審 作本 貴典、植田 文平
第4の審判員 窪田 陽輔

この日はあいにくの空模様と日曜開催の夕方キックオフだったからか、思ったほど客足が伸びずに残念でした。

ホームでの開幕戦でしたので、できれば、30,000人くらいは来てほしかったですね。

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試合開始前

試合前のアップ中のシーン。気合が入った表情をしています。

各チームのメンバー紹介。マリノスは電光掲示だけでの紹介です。


元セレッソのタカ(扇原選手)はベンチスタートです。

そしてセレッソのメンバー紹介の時に大型ディスプレイに表示された「We are CEREZO」の文字の上に、輝く2つの星(★)が得意気な雰囲気が出ててよかったです

選手個人ごとの紹介の映像時のエンブレムの上にも「2つの星★★」が表示されていて昨シーズンの2つのタイトル獲得を誇示しているように思えます。

そして、選手入場前にはフィールド内から花火が打ちあがりましたので、少し煙っている状態で、マリノスサポータ席にビッグフラッグが掲出されて、トリコロールカラーで盛り上げます。

対するセレッソも、ビッグフラッグ

そして、選手入場の先頭でロビーが入場して、選手たちを待ちます。ロビーも新ユニフォームに袖を通していてカッコイイですね。

エスコートキッズと一緒に選手も整列します。

いよいよ開幕するぞという雰囲気になり、気分が高まってきます。

メンバー

この日は、スポンサーのサンユー(SANYU)のサポーティングマッチということで、キャラクターと一緒に写真におさまります。

マリノス戦のスタメンはこのメンバー

健勇・曜一朗の2トップに、ボランチは蛍・やまむー(山村)、右に宏太・左にリーグ戦初先発の隆貴が並びます。両サイドバックは不動のマル・陸に、センターバックはヨニッチと木本がコンビを組みました。

メンバー

セレッソ大阪 横浜Fマリノス
スターティングメンバー
GK 21 キム ジンヒョン GK 21 飯倉 大樹
DF 2 松田 陸 DF 27 松原 健
14 丸橋 祐介 22 中澤 佑二
15 木本 恭生 76′ 2 ミロシュ デゲネク
22 マテイ ヨニッチ 24 山中 亮輔
MF 6 山口 蛍 MF 5 喜田 拓也
7 水沼 宏太 76′ 8 中町 公祐 90′
17 福満 隆貴 89′ 14 天野 純
24 山村 和也 FW 11 遠藤 渓太 78′
FW 8 柿谷 曜一朗 7 ウーゴ ヴィエイラ 80′
9 杉本 健勇 25 ユン イルロク
控えメンバー
GK 27 丹野 研太 GK 31 杉本 大地
DF 23 山下 達也 DF 13 金井 貢史
5 田中 裕介 4 栗原 勇蔵
MF 11 ソウザ 76′ MF 33 ダビド バブンスキー 90′
32 田中 亜土夢 6 扇原 貴宏
FW 13 高木 俊幸 76′ FW 16 伊藤 翔 80′
18 ヤン ドンヒョン 89′ 26 イッペイ シノヅカ 78′
監督
尹 晶煥 アンジェ ポステコグルー

ACLとの連戦を意識してか、ソウザは今日はベンチスタート。そして、ヘルシンキから加入した亜土夢(田中選手)が公式戦初のベンチ入りを果たしています。

両キャプテン(蛍・中澤選手)がコイントス

ボランチでスタメンのやまむー。この日も途中からDF(センターバック)に入るユーティリティプレーヤーぶりを発揮。

マルちゃん(左サイドバック)・木本(左センターバック)

そして、円陣を組む前のシーン。いい表情してるなと思えましたー。

そして、セレッソボールでキックオフしました。

試合展開

前半

この試合はマリノスペースで始まり、セレッソはマリノスの戦術に手を焼く展開になります。

マリノスは、ディフェンスラインをかなり高く保ち(ハイライン)、前線からハイプレスをかけて来ます。そして、攻撃面でも守備面でも、独特なポジションを取ることでセレッソの選手が判断に迷う場面を多く作り、組織的に戦ってきました。そういう展開の中で、守備面ではセレッソは後手にまわり、攻撃面ではハイプレスを受けてミスでボールを失うことが多くなり、なかなかボールを前に運ぶことができません。

そして、両サイドのウィングを中心に攻撃を仕掛けてくるマリノスに対し、セレッソはハイラインの裏やサイドのスペースを狙う攻撃で対抗します。

6分には、自陣でボールを奪ったセレッソは素早く右サイドに流れた健勇に縦パスを入れると、華麗なパスワークでマリノス守備陣を崩してゴールネットを揺らします!!

健勇が落としたボールを隆貴が水沼とのパス交換で裏に抜け出しフリーになり、後ろから上がってきている曜一朗に横パス。これを曜一朗が落ち着いてゴールに流し込み、セレッソが先制!!と思いきや、線審のフラッグが上がり、オフサイドの判定でノーゴール

この時のリプレイ画像(隆貴がパスを蹴る瞬間)がコチラ。

この場合、オフサイドラインは隆貴のボールの位置が基準(ピンク色の線)になるので、曜一朗は確実にオンサイドで、オフサイドではありません

私はセレッソ陣側に座っていますので、ここまでハッキリわかる位置で見れないので、その時は「直前のプレーで隆貴がオフサイドポジションだったのかな」と思っていました。

しかし、その後の映像で確認すると、どちらもオンサイドだったという状況で残念な判定になりました。とはいえ、Jリーグではビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)が導入されているわけでもないので、このジャッジも含めてサッカーと思うしかないですよね。(今更判定が覆ることはないので)

でも、このゴールが認められていたら、隆貴が初スタメンでいきなりのアシスト、曜一朗も開幕戦での先制ゴールという、素晴らしい結果(数字)が出せていただけに残念ではありますね。

この日も前線で体を張ったプレーで奮闘していて健勇。

曜一朗と隆貴が会話。ポジショニングやプレスの確認などをしているのでしょうか。

ディフェンスラインの裏への抜け出しや、攻撃の起点になっていた健勇。相手DFにはほぼ競り勝っていたので、頼もしい限りですね。

中盤でバランスを取り続けた蛍と、相手MFの中町選手。

独特のポジションを取るマリノスの攻撃とは、攻撃をビルドアップする際のSB(サイドバック)のポジションが独特で、タッチライン際に張るわけではなく、中に絞ってボールを受けるなど、セレッソの守備がハマリにくい位置に選手がポジションを取っていました。

例えば右サイドにボールがある時に、左SBの選手がほぼ中央にポジションを取ります。そして、この戦術がはまり、17分に相手の右サイドからの崩しでセレッソは失点してしまいます。

右サイドを右FW(ウィング)の遠藤選手が右SBの松原選手とのパス交換で中に進入し、中央の高い位置まで上がってきていた左SB(サイドバック)の山中選手へパス。これを相手SBの山中選手が低い弾道のミドルシュートを豪快に蹴りこみ、マリノスが先制

距離があったので、ジンヒョンが反応できるかなと思ったのですが、DFの影になって反応が遅れたのか、キレイに決まってしまいました。

失点シーン以外はまずまずのプレーを見せていたジンヒョン。

得点を奪われたセレッソも反撃して決定的なチャンスを作っていきます。

21分には蛍が健勇に縦パスを出して前線へ走り込むと、健勇が相手DFを背負いながらもディフェンスラインの裏へボールを送ります。そして、蛍が相手GKと1対1になりますが、シュートは相手GKがセーブし、惜しくもゴール左に外れてしまいます。

この日も献身的な守備と、裏への抜け出しなどで相手の脅威となっていた曜一朗。

再三、マルのサイドを狙われて守備に追われるシーンが多かったマルちゃん。

前半終了間際にも、セレッソは決定機を迎えます。

曜一朗と健勇がプレスをかけると、相手DFの中澤選手がまさかのパスミス。このパスをカットした曜一朗がそのままドリブルでペナルティーエリア内に進入して、相手GKも交わしますが、少しボールが流れてしまい、放ったシュートは枠を外れてしまいます。

そして、このまま0-1でリードされたまま前半終了

後半

後半開始前の円陣。選手交代は特になし。

前半はセレッソのミスも多く、完全にマリノスペースの試合でしたが、ハーフタイムで尹さんんから修正の指示が出て、立て直せると当たり前に思えるのが、最近のセレッソを観てて思うことですね。(よかったー)

後半に入ると、まずは52分に健勇がセンターライン付近から力強く豪快なドリブルでボールを運び、ペナルティエリア左に侵入しシュート。これは、DFに防がれてしまい得点は奪えません。このシーンでは、右サイドから中にフリーで入ってきていた宏太が、パスが来なかったことに怒ってましたが、FWでチャンスと思ったら、自分でシュートに行くのでよいと思います。

そして、直後の56分にも、左サイドに流れた隆貴がペナルティエリア内へグラウンダーのクロスを送り、それを曜一朗がヒールで後ろに落とすと、健勇がフリーで走りこんできていて、右足を振りぬきます。

「よしっ!ゴールだ!」と思った決定機でしたが、健勇のシュートはわずかにゴール右に外れてしまい、同点のチャンスを逸してしまいます。

守備面でも貢献していたやまむー、ヨニッチ。

相手セットプレー時の守備(木本、蛍、ヨニッチ)のシーン。

セットプレーでの追加点(失点)は避けたいので、マークやポジションを確認しあいます。

この日のボランチコンビ。蛍とやまむー。マリノスの攻撃の前に、守備がハマらなくてかなり対応に苦慮していたような印象でした。

セレッソボールのセットプレーでの健勇。57分の決定機は決めたかったけど、前線で起点となって活躍していました。

セレッソのセットプレー時にオーバーラップしたヨニッチと木本。

そしてこのまま、両チーム得点が入らないまま試合は進み、76分にはセレッソは2枚替え。

宏太⇒トシ(高木選手)と交代、木本⇒ソウザが交代します。

この交代からセレッソの攻勢が始まります。

77分にはペナルティエリア右手前にこぼれてきたボールを、陸が強烈なミドルシュート!!これを相手GKがセーブし、こぼれ球に健勇が詰めますが、ボールに触れず、押し込むことができません。惜しい!!

84分には、ジンヒョンが前線へボールを送ると、ハイラインのカバーをしに飛び出してきた相手GKが処理を誤り、こぼれ球に反応したフリーの隆貴が無人のゴールへボレーでループ気味にシュートを放ちますが、クロスバーを越えてしまい、ここでも得点できません。

その2分後の86分に、ついにセレッソが同点に追いつきます!!

右サイドに流れていたソウザが、ペナルティーエリア手前から右足アウトでクロスを上げると相手DFの中澤選手がクリアミス。これが曜一朗の前に転がり、右足で曜一朗が落ち着いてゴールに流し込み、ついに1-1の同点に!!!

曜一朗のゴール動画!

そして隆貴と交代でドンヒョンがピッチへ

押せ押せの終盤でしたが、得点を挙げることができず、このまま1-1でタイムアップ。

得点のチャンスが数多くありながら、残念ながらドロー。

選手も悔しそうな表情で整列します。

とはいえ、冒頭でも書いたとおり、マリノスペースで進んだ試合でしたので、負けなくてよかった、勝ち点1を挙げれてよかったとも言えると思います。

感想など

まずは、天皇杯の決勝からのマリノスの変貌ぶりに驚いたのと、「今年のマリノスは強い!」と素直に思いました。

キャンプから開幕までの1ヶ月程度の期間でチームってこんなに変わるんだなーと思いました。新監督になってまだ日が浅いので、まだ戦術は浸透していないだろうと勝手に思っていたのですが、きっちり形にはなっていました。

昨シーズンの強力な両FW(ウィング)のマルティノス・齋藤がいなくなって、逆によかったなーと思ってしまえるくらいですね(笑)。残ってたら超強敵だった気がします。

そして、セレッソですが、ACLも並行で戦う過密日程のため、選手を少しずつ入れ替えながら戦って行っています。昨シーズンほどの完全ターンオーバーは難しいと思いますが、全選手を信じて、チーム一丸となって戦ってるという感じがします。

あと、リードされたとしても、選手もサポーターも慌てない雰囲気ができてきたようにも思っています。この日は、途中までは完全な負けパターンのゲームでした。

確かに前半6分のオフサイド判定がなければ、楽勝だった可能性もありますが、ことごとくチャンスを外し、セカンドボールもなかなか取れず、パスミスも多く、ずるずると負けてしまうパターンか?と思いきや、2枚替えから流れを引き戻して、結局引き分けに持ち込みましたしね。

そういえば、ACLの広州恒大戦でも、曜一朗を投入してから流れを引き寄せて、押せ押せの展開に持っていけていましたので、試合中に修正していく監督の采配も見事だなと思っています。

まだ見れていない新戦力もいますが、そのうち尹さんなら上手く活用してくれそうに思えるので、今シーズンも楽しくセレッソを応援したいと思います。

がんばれ!セレッソ大阪!!

番外編(タカの挨拶)

元セレッソのタカは、ハーフタイムにはセレッソの選手と挨拶を交わし、試合終了後にはセレッソサポーターまで挨拶に来てくれました。

ハーフタイムに曜一朗と会話するタカ

やまむーと握手して挨拶するタカ

ロンドン五輪にも一緒に行った蛍とも握手。ジンヒョンを通せんぼしてるようにも見えますがー(笑)

この試合、スタメンでなかったのは残念ですが、あの戦術ならボランチからのサイドチェンジのロングパスや展開力よりは、守備面での役割の方が強いのかなと思って納得してしまいました。とはいえ、まだ開幕したばかりなので、出場機会をつかんでくれると思います。

試合終了後には、ゴール裏とメインスタンド側のサポーターに挨拶に来てくれました。

リアル マリノスケ(マリノスのマスコットキャラ)とも呼ばれてるタカ、がんばれ!!

試合詳細はコチラ

セレッソ公式ハイライト動画

Jリーグ公式ハイライト動画

2018明治安田生命J1リーグ 第1節 C大阪 vs 横浜Fマリノス (公式)

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J1 第1節 横浜FM戦|試合後の尹晶煥監督(セレッソ)記者会見コメント

J1 第1節 横浜FM戦|試合後のセレッソ選手コメント

更新日:2018年2月25日(日) 19:03

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 川崎フロンターレ 3 1 1 0 0 3 0 3
2 名古屋グランパス 3 1 1 0 0 3 2 1
3 湘南ベルマーレ 3 1 1 0 0 2 1 1
4 ベガルタ仙台 3 1 1 0 0 1 0 1
4 サンフレッチェ広島 3 1 1 0 0 1 0 1
6 浦和レッズ 1 1 0 1 0 1 1 0
6 FC東京 1 1 0 1 0 1 1 0
6 横浜F・マリノス 1 1 0 1 0 1 1 0
6 セレッソ大阪 1 1 0 1 0 1 1 0
6 ヴィッセル神戸 1 1 0 1 0 1 1 0
6 サガン鳥栖 1 1 0 1 0 1 1 0
12 鹿島アントラーズ 1 1 0 1 0 0 0 0
12 清水エスパルス 1 1 0 1 0 0 0 0
14 ガンバ大阪 0 1 0 0 1 2 3 -1
15 V・ファーレン長崎 0 1 0 0 1 1 2 -1
16 北海道コンサドーレ札幌 0 1 0 0 1 0 1 -1
16 柏レイソル柏レイソル 0 1 0 0 1 0 1 -1
18 ジュビロ磐田 0 1 0 0 1 0 3 -3

まだ1節ですが、セレッソは6位タイでスタートしました。

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