代表ウィーク明けのFC東京戦は耐える展開も、後半終了間際のロングカウンターでの1点を守りきり、リーグ戦久々の勝利!
直近のリーグ戦、第29節の大阪ダービーをホームで落としてしまったセレッソ大阪。連敗は避けたいことに加えて、ACL出場圏(3位以内)を目指す為にも3位FC東京との直接対決は負けられない一戦で勝ち点3を持ち帰りたいところ。
代表ウィークで試合間隔があいたことに加えて、代表招集もジンヒョンだけという状況だったので、選手のコンディション面でも、戦術の立て直しの面でもいい間隔だったと思います。
そして、試合の方はFWのケガが続いていたことと、右サイドの陸が大阪ダービーで負傷したこともあり、しばらく使ってきた3バックをやめて、4-4-2のフォーメーションに戻して挑みました。
スタメンに曜一朗と健勇という2枚が並んだことから攻撃の活性とゴールという期待感が高まりましたが、試合は東京ペースで進み守勢にまわるシーンが多い展開となりました。
しかし、相手の攻撃を跳ね返し続け、後半終了間際まで失点をせずに耐えると、84分に健勇を起点にしたロングカウンターから、キヨがボレーシュートを決めると、この得点を守りきってセレッソが勝利しました
FC東京 | 0 | 0 | 前半 | 0 | 1 | セレッソ大阪 |
0 | 後半 | 1 | ||||
得点 | 84′ 清武 弘嗣 |
この勝利で勝ち点を44に伸ばし、3位東京(勝ち点46)と勝ち点差2の7位となりました。
ACL争いは3位東京の勝ち点46から、9位仙台の勝ち点42まで、勝ち点差4の中に7チームがひしめく大混戦になっています。
スタジアム | 味の素スタジアム |
入場者数 | 28,053人 |
天候/気温/湿度 | 曇時々雨 / 16.3℃ / 90% |
主審 | 岡部 拓人 |
副審 | 大川 直也、森川 浩次 |
第4の審判員 | 権田 智久 |
味の素スタジアムまで観戦に行くことも考えていたのですが、行けなかったので、DAZNでの観戦となりました。
メンバー
FC東京戦のスタメン
フォーメーションは4-4-2
GKはジンヒョン。DFラインは右にたなゆう、左にマル、CBにヨニッチと山ちゃん。
ボランチは蛍とソウザ、サイドは右に古巣対決の宏太、左にキヨで、2トップに曜一朗と健勇というメンバーで挑みます。
FC東京 | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 33 | 林 彰洋 | GK | 21 | キム ジンヒョン | ||
DF | 2 | 室屋 成 | DF | 5 | 田中 裕介 | ||
5 | 丹羽 大輝 | 14 | 丸橋 祐介 | ||||
3 | 森重 真人 | 22 | マテイ ヨニッチ | ||||
6 | 太田 宏介 | 88′ | 23 | 山下 達也 | |||
MF | 38 | 東 慶悟 | MF | 6 | 山口 蛍 | ||
8 | 髙萩 洋次郎 | 7 | 水沼 宏太 | 89′ | |||
18 | 橋本 拳人 | 10 | 清武 弘嗣 | ||||
39 | 大森 晃太郎 | 11 | ソウザ | 90+1′ | |||
FW | 9 | ディエゴ オリヴェイラ | 82′ | FW | 8 | 柿谷 曜一朗 | |
11 | 永井 謙佑 | 69′ | 9 | 杉本 健勇 | |||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 1 | 大久保 択生 | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
DF | 22 | 山田 将之 | DF | 16 | 片山 瑛一 | ||
25 | 小川 諒也 | 88′ | MF | 15 | 木本 恭生 | ||
MF | 7 | 米本 拓司 | 17 | 福満 隆貴 | |||
FW | 13 | リンス | 69′ | 43 | オスマル | 90+1′ | |
19 | 平岡 翼 | FW | 13 | 高木 俊幸 | 89′ | ||
20 | 前田 遼一 | 82′ | 19 | 澤上 竜二 | |||
監督 | 監督 | ||||||
長谷川 健太 | 尹 晶煥 |
前節に引き続き澤上がベンチ入り。3バックの左CBで活躍していたオスマルもベンチスタートになっています。
試合展開
前半
試合は開始早々からFC東京ペースで進みます。
スペースがあれば縦に速く仕掛けてくる相手の2トップ、ディエゴ・オリヴェイラ、永井のコンビに突破を許すシーンも多く、まずは開始1分にピンチになると、その後もピンチが続きます。
14分には、ペナルティエリア手前中央から永井に決定的なシュートを打たれますが、ジンヒョンがビッグセーブ!辛うじてコーナーに逃れます。
相手の攻撃を跳ね返すセレッソも反撃に転じたいところですが、この日は、ボールをミスから奪われるシーンが目立ちます。ソウザのミスなどでボールロストを繰り返すと、FC東京に速攻を受けるという展開で、なかなかペースを握ることができません。
そして、33分にキヨを起点に左サイドに流れた健勇にパスが通ると、健勇が左足で中にクロスを送ると、ゴール前で宏太がヘディングで詰めますが、相手DFにブロックされて得点はできません。セレッソはこれが前半唯一のチャンスで、久々にいい展開でゴールに迫りクロスからようやく得点できるかと思いましたが、得点は奪えませんでした。
そして、前半はスコアレスでハーフタイムに。
後半
そして後半に入ってもFC東京ペースはかわりません。セレッソは守勢に回るシーンが続き、苦しい展開になっていきます。
セレッソは、2トップが起点になることも、裏を狙うこともできずに、下がって受けるという動きが中心のため、相手のDFに上手く対応され、前にボールを運ぶことができません。相手ボールを奪ってもセカンドボールを奪い返される展開で、本当に苦しい時間帯が続きます。
ただ、最後の最後でDFラインが体を張ってシュートを防ぐことで、相手にゴールを許さずに試合を進めると、後半終了間際の84分に、マルから前線の健勇にフィード。これを健勇が上手くキープして、右サイドのスペースにパス。上がってきた宏太がドリブルでゴールに迫り、ペナルティエリア手前で強引にシュート!
このシュートのこぼれ球をキヨが右足でボレーシュート!これが見事ゴールに突き刺さりセレッソが先制します!!
Jリーグ公式ゴール動画(キヨ)
そして、終了間際に相手FWにゴールに迫られるシーンもありましたが、ジンヒョンがコースを限定して失点を防ぐと、このままタイムアップ!
欲しかった勝ち点3を見事にゲットして、久々のリーグ戦での勝利を挙げました。
感想など
まずは連敗せず、勝ってACL出場権争いに踏みとどまれてよかったです。
試合内容はほぼ東京ペースで劣勢でしたので、いろいろ思うところはありますが、勝てないことには話にならないので、ホント勝ててよかったです。
試合開始前は、曜一朗と健勇が2トップに2人揃って復帰ということで、かなり期待していたのですが、さすがにすぐに復調するわけもなく、それぞれの出来としてはイマイチでしたね。
健勇はロングカウンターの起点になった部分や、前半のチャンスの部分でクロスを上げたりと、少し「おおっ!?」というようなプレーを見せてくれていました。
曜一朗は走行距離やスプリント数の面ではそこそこの数字を出していましたが、チャンスに顔をだしたり、ディフェンス面での貢献という意味では、期待値が高いだけに物足りないものになってしまっていました。
ディフェンスの裏を狙ったり、ゴール前で危険な仕事ができる曜一朗が個人的には観たいです。
あと、この試合ひさびさに先発だった山ちゃん(山下選手)は体を張った守備でかなり頼りになりました。右サイドでスタメン出場していた宏太も含めて、メンタル面でも頼りになる存在だったと思います。
昨シーズンはターンオーバーもしながら気持ちも含めて戦いの面では一丸になれていた気がしますので、泥臭いですが、そういう部分も含めて今シーズンの残り試合を戦っていって欲しいと思います。
10月24日、鹿島がACLの決勝に進出したというニュースを聞くと、やっぱりアジア(ACL)で戦いたいので、残り試合で勝ち点積み上げて、来シーズンもACLに行きましょう!!
がんばれ!セレッソ大阪!
試合詳細はコチラ↓
Jリーグ公式ハイライト動画
セレッソ公式ハイライト動画
2018明治安田生命J1リーグ 第30節 2018.10.20 (土) 19:03 FC東京vsC大阪(オフィシャル)
2018明治安田生命J1リーグ 第30節 FC東京vsC大阪(まいど!セレッソ)
J1 第30節 FC東京戦|試合後の尹晶煥監督(セレッソ)記者会見コメント
J1 第30節 FC東京戦|試合後のセレッソ選手コメント(キヨ・ジンヒョン・蛍・たなゆう)
明治安田生命J1リーグ
更新日:2018年10月21日(日) 18:57
順位
|
クラブ名
|
勝点
|
試合数
|
勝
|
分
|
負
|
得点
|
失点
|
得失点
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 川崎フロンターレ | 60 | 30 | 18 | 6 | 6 | 49 | 24 | 25 |
2 | サンフレッチェ広島 | 56 | 30 | 17 | 5 | 8 | 42 | 27 | 15 |
3 | FC東京 | 46 | 30 | 13 | 7 | 10 | 36 | 29 | 7 |
4 | 鹿島アントラーズ | 46 | 30 | 13 | 7 | 10 | 43 | 37 | 6 |
5 | 浦和レッズ | 45 | 30 | 12 | 9 | 9 | 44 | 31 | 13 |
6 | 北海道コンサドーレ札幌 | 45 | 29 | 12 | 9 | 8 | 40 | 43 | -3 |
7 | セレッソ大阪 | 44 | 29 | 11 | 11 | 7 | 35 | 31 | 4 |
8 | 清水エスパルス | 43 | 30 | 13 | 4 | 13 | 47 | 41 | 6 |
9 | ベガルタ仙台 | 42 | 30 | 12 | 6 | 12 | 41 | 47 | -6 |
10 | ガンバ大阪 | 39 | 30 | 11 | 6 | 13 | 33 | 40 | -7 |
11 | 横浜F・マリノス | 38 | 30 | 11 | 5 | 14 | 53 | 51 | 2 |
12 | ヴィッセル神戸 | 37 | 30 | 10 | 7 | 13 | 37 | 46 | -9 |
13 | 湘南ベルマーレ | 36 | 29 | 9 | 9 | 11 | 34 | 38 | -4 |
14 | 名古屋グランパス | 34 | 28 | 10 | 4 | 14 | 45 | 50 | -5 |
15 | ジュビロ磐田 | 34 | 29 | 8 | 10 | 11 | 30 | 42 | -12 |
16 | サガン鳥栖 | 33 | 30 | 8 | 9 | 13 | 26 | 33 | -7 |
17 | 柏レイソル | 33 | 30 | 10 | 3 | 17 | 38 | 46 | -8 |
18 | V・ファーレン長崎 | 29 | 30 | 8 | 5 | 17 | 34 | 51 | -17 |