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2018 J1リーグ 第34節 横浜Fマリノス vs セレッソ大阪 (AWAY)

今シーズンの最終戦は、チームの結束力と一体感を見せて尹サッカーを体現したセレッソが逆転勝利で有終の美を飾る

2018年J1リーグの最終節、尹監督の采配もこの試合で最後。前節のホーム最終戦の柏戦を勝利で飾れなかったセレッソ大阪は、チーム一丸となって勝利を目指して、勝って尹さんを送り出したいところ。

対するマリノスは、ホーム最終戦でもあり、数字上はまだ残留が決まっていないので、勝って残留を確定させたいところです。

試合は、両チームともチャンスを作るオープンな展開で進み、セレッソ優勢の状況で前半終了。後半開始早々に失点しマリノスにリードを許しますが、やまむーのゴールで同点とすると、キヨのゴールで逆転。終盤は5バックにして逃げ切りを図り、尹セレッソのサッカーで見事勝利。

横浜Fマリノス 0 前半 0 セレッソ大阪
後半
50′ 天野 純 得点 56 ’山村 和也
61’ 清武 弘嗣

前節の敗戦から、きっちりとチームを立て直し、結束力と一体感が感じられる快勝で、尹さんの最終戦を勝利で飾りました。

スタジアム 日産スタジアム
入場者数 30,608人
天候/気温/湿度 晴 / 17℃ / 42%
主審 西村 雄一
副審 唐紙 学志、野村 修
第4の審判員 山岡 良介

終わり良ければ総て良しというわけではありませんが、やっぱり勝利で締めくくれたのはよかったですし、キヨが逆転ゴールを決めたシーンでは、尹さん含めたベンチメンバーとの歓喜のシーンが本当に泣けるくらいよかったです。

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メンバー

横浜Fマリノス戦のスタメン(写真は全て公式より)

セレッソは前節から2名のスタメンの変更です。CBは前節は山ちゃん(山下選手)が入っていましたが、木本が入っています。そして、2トップは曜一朗ではなく、やまむー(山村選手)がスタメンに入っています。

前節の試合でもやまむーが入ってから攻守で噛み合っていた部分もあるので、このスタメン自体には驚きはなかったのですが、曜一朗はベンチにも入っていなかったのは、やはり少し驚きました。

ただ、本当に最後の試合はチーム一丸となれるメンバーを連れて来たんだなとメンバー表を見て感じられる状況でもありました。

横浜Fマリノス セレッソ大阪
スターティングメンバー スターティングメンバー
GK 21 飯倉 大樹 GK 21 キム ジンヒョン
DF 13 チアゴ マルチンス DF 2 松田 陸
2 ドゥシャン 14 丸橋 祐介
44 畠中 槙之輔 82′ 15 木本 恭生
MF 27 松原 健 65′ 22 マテイ ヨニッチ
5 喜田 拓也 65′ MF 6 山口 蛍
6 扇原 貴宏 7 水沼 宏太 83′
11 遠藤 渓太 10 清武 弘嗣 80′
14 天野 純 11 ソウザ 66′
FW 19 仲川 輝人 24 山村 和也
16 伊藤 翔 FW 9 杉本 健勇
控えメンバー 控えメンバー
GK 32 原田 岳 GK 27 丹野 研太
DF 22 中澤 佑二 82′ DF 16 片山 瑛一
MF 15 久保 建英 65′ 23 山下 達也
38 山田 康太 MF 17 福満 隆貴 83′
8 中町 公祐 26 秋山 大地 66′
9 大津 祐樹 32 田中 亜土夢 80′
FW 7 ウーゴ ヴィエイラ 65′ FW 19 澤上 竜二
監督 監督
アンジェ ポステコグルー 尹 晶煥

マリノスのキャプテンは、タカ(扇原選手)が務めていて、この日は蛍とコイントスをしていました。

タカも代表に選ばれたりした時期もありましたが、セレッソで伸び悩んでいた部分もあると思うので、移籍して成功してよかったなと思いますし、ずっと応援してたいなと思える選手ですね。

試合展開

前半

前半は両チームともにチャンスを作るオープンな展開になりますが、セレッソの方がより多く決定機を作っていました。

13分には、ソウザのフリーキックを相手GKがこぼしたところを、キヨが詰めますが、シュートは枠の上。

19分には、右サイドから宏太がクロスをあげ、DFがクリアできずにいると、健勇の目の前にボールがこぼれ、ボレーシュートを放ちますが、惜しくも枠の外。

21分には、キヨのパスから、やまむーがゴール前にスルーパス。右から左へ斜めの動きで相手ディフェンスラインの裏に走りこんだ宏太がダイレクトでシュートを放ちますが、相手GKの飯倉選手がビッグセーブ。

36分にも、左サイドから中に持ち出したキヨから、斜めのパスがやまむーに入ると、これをダイレクトで落とし、宏太がGKと1対1になり決定的なシーンを作りますが、シュートは相手GKに防がれてしまい、得点を挙げることができません。

しかし、積極的にシュートを放つセレッソが、得点の匂いを漂わせながらハーフタイムに入ります。

後半

後半は早い時間帯にゲームが動きます。

50分に左サイドから中に仕掛けられて、一度は跳ね返しましたが、こぼれ球をゴールに流し込まれてしまい、マリノスに先制を許してしまいます。

しかし、ここでガクっとくることなく、セレッソも反撃。51分には、マルが左サイドからクロスをあげると、中で健勇が合わせてゴールを脅かすシーンを作ります。

そして、56分、ファール気味に奪ったボールを、右サイドで陸と宏太がワンツーで崩すと、陸がゴールライン付近から、速いクロスを中に送り、溜めて待っていたやまむーがキッチリ合わせて同点!!!

やまむーのゴール動画

その後も、再三マリノスゴールを襲うセレッソ。

61分に追加点が生まれます。右サイドのコーナーキックをショートコーナーで始めて、変化をつけて、陸がクロスを中に送ります。木本が頭で合わせたシュートはバーに跳ね返りますが、この跳ね返りをキヨが頭でゴールに押し込み、あっという間にセレッソが逆転!!!

ゴール後の雄たけびを上げるキヨ、この後、ベンチの尹さんの元に走ります!!!

キヨの逆転ゴール動画

このゴール後のシーンは見ていて泣きそうになりました(というか泣いてましたw)。

先週、ほぼいいところなく負けたチームでしたが、前半から積極的な守備と攻撃で、チャンスを作っていて、失点後も集中やメンタルを切らすことなく、あっという間に逆転をしてのけたチームが頼もしくもありました。

その後は選手交代から、マリノスに主導権を握られる時間も続きましたが、セレッソが集中して守り、終了間際にはやまむーをディフェンスラインに下げて5バックにする、お得意の戦術で、ゲームを終わらせにかかると、失点を許すことなく、このままタイムアップ。

見事、尹セレッソの最後の試合を逆転勝利、有終の美で締めくくりました。

感想(尹晶煥監督への感謝)

今シーズンのまとめなどは、あらためて書きたいと思いますが、尹さんには本当に感謝しかないです。

この試合、尹セレッソのサッカーで戦い、きっちりと勝利で終えられたので、試合後につぶやいた以下の感想が、本当に素直な気持ちでした。今回の遠征メンバーで最終戦を戦えて本当によかったと思います。


尹さんは、昨シーズン、ほぼ約束事がないチームに就任後、守備面を整備しハードワーク・堅守速攻のスタイルで勝利を重ね、ルヴァンカップでクラブに初タイトルをもたらせてくれただけではなく、天皇杯でも優勝して2冠。そしてリーグ戦も3位でフィニッシュしてACL出場権を獲得するという、期待以上の成績で1年目を終えました。

そして、ACLにも出場した今季は、ワールドカップ開催年でリーグ戦・ACLが並行して中2日・中3日での連戦が続く厳しい過密日程のシーズンを戦うこととなりました。

これまで成績のよかった翌シーズンは成績が悪く、J2降格することもあったセレッソなので、今シーズンはリーグ戦を最重視しながら戦いましたが、2年連続でのタイトルの獲得は残念ながら成し遂げられませんでした。

しかし、2年目の今シーズンも、勝ち点は50を挙げ(去年63)、失点も38点(去年43点)に減らし最終順位は7位(去年3位)で、終盤までACL争いを演じていましたので、そんなに悪い成績ではありません。

ただ得点が39点(去年65点)と大幅に減ってしまい、勝ち切れなかったですね…。

試合終了後のコメントで、ほとんどの選手が感謝と信頼を寄せていて、この最終節でも見せた結束力と一体感のあるチーム状況からは、やっぱり3年目の采配を任せてもよかったのではないかと、個人的には思っています。1年目・2年目と指揮してきた中で、上手くいかなかった部分を見直しながら、3年目もありだったと思っています。

なぜ2年で判断したのかはフロントに納得いく説明をして欲しいですし、フロントの過去の判断が間違っていたのであれば、監督ではなくフロント側が退任するというのもあっていいのではないでしょうか。

選手・スタッフ・監督・フロントも含めたクラブ内部の事情はわかりませんし、全て教えてはくれるものではないですが、尹さんの退任理由はサポータコンベンションなどで、フロントが説明してくれるでしょう。

尹さんのコメント(試合後)

尹さん自身は続けたいと思っていたはずで、契約延長がなかったのは納得いかない部分もあったとは思うのですが、これほどまでに、周囲に感謝の言葉を伝えてくれる尹さんには、本当に感謝しかありません。

次の監督が誰になるのか、どういう戦術になるのかは現時点ではわかりませんが、またいつか尹さんが監督に戻ってきてくれるといいなと思っています。

ひとまずお疲れ様でした。セレッソにタイトルを獲らせてくれて本当にありがとうございました。尹さんがどこに行っても応援します。

試合詳細はコチラ

Jリーグ公式ハイライト動画

セレッソ公式ハイライト動画

2018明治安田生命J1リーグ 第34節 2018.12.1 (土) 14:03KO 横浜FM vs C大阪(オフィシャル)

2018明治安田生命J1リーグ 第34節 横浜FMvsC大阪(まいど!セレッソ)

J1 第34節 横浜FM戦|試合後の尹晶煥監督(セレッソ)記者会見コメント

J1 第34節 横浜FM戦|試合後のセレッソ選手コメント(蛍・宏太・健勇・ジンヒョン)

明治安田生命J1リーグ

更新日:2018年12月1日(土) 18:58

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 川崎フロンターレ 69 34 21 6 7 57 27 30
2 サンフレッチェ広 57 34 17 6 11 47 35 12
3 鹿島アントラーズ 56 34 16 8 10 50 39 11
4 北海道コンサドーレ札幌 55 34 15 10 9 48 48 0
5 浦和レッズ 51 34 14 9 11 51 39 12
6 FC東京 50 34 14 8 12 39 34 5
7 セレッソ大阪 50 34 13 11 10 39 38 1
8 清水エスパルス 49 34 14 7 13 56 48 8
9 ガンバ大阪 48 34 14 6 14 41 46 -5
10 ヴィッセル神戸 45 34 12 9 13 45 52 -7
11 ベガルタ仙 45 34 13 6 15 44 54 -10
12 横浜F・マリノス 41 34 12 5 17 56 56 0
13 湘南ベルマーレ 41 34 10 11 13 38 43 -5
14 サガン鳥栖 41 34 10 11 13 29 34 -5
15 名古屋グランパス 41 34 12 5 17 52 59 -7
16 ジュビロ磐 41 34 10 11 13 35 48 -13
17 柏レイソル 39 34 12 3 19 47 54 -7
18 V・ファーレン長崎 30 34 8 6 20 39 59 -20

16位:プレーオフ、17位・18位:J2自動降格

12位~16位の5チームが勝ち点41で並んだ降格争いは、本当にラストプレーで順位が動いて、まさにドラマチックな展開になりました。

ひとまず今シーズンお疲れ様でした。

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