今シーズンの最終戦は、チームの結束力と一体感を見せて尹サッカーを体現したセレッソが逆転勝利で有終の美を飾る
2018年J1リーグの最終節、尹監督の采配もこの試合で最後。前節のホーム最終戦の柏戦を勝利で飾れなかったセレッソ大阪は、チーム一丸となって勝利を目指して、勝って尹さんを送り出したいところ。
対するマリノスは、ホーム最終戦でもあり、数字上はまだ残留が決まっていないので、勝って残留を確定させたいところです。
試合は、両チームともチャンスを作るオープンな展開で進み、セレッソ優勢の状況で前半終了。後半開始早々に失点しマリノスにリードを許しますが、やまむーのゴールで同点とすると、キヨのゴールで逆転。終盤は5バックにして逃げ切りを図り、尹セレッソのサッカーで見事勝利。
前節の敗戦から、きっちりとチームを立て直し、結束力と一体感が感じられる快勝で、尹さんの最終戦を勝利で飾りました。
スタジアム | 日産スタジアム |
入場者数 | 30,608人 |
天候/気温/湿度 | 晴 / 17℃ / 42% |
主審 | 西村 雄一 |
副審 | 唐紙 学志、野村 修 |
第4の審判員 | 山岡 良介 |
終わり良ければ総て良しというわけではありませんが、やっぱり勝利で締めくくれたのはよかったですし、キヨが逆転ゴールを決めたシーンでは、尹さん含めたベンチメンバーとの歓喜のシーンが本当に泣けるくらいよかったです。
メンバー
横浜Fマリノス戦のスタメン(写真は全て公式より)
セレッソは前節から2名のスタメンの変更です。CBは前節は山ちゃん(山下選手)が入っていましたが、木本が入っています。そして、2トップは曜一朗ではなく、やまむー(山村選手)がスタメンに入っています。
前節の試合でもやまむーが入ってから攻守で噛み合っていた部分もあるので、このスタメン自体には驚きはなかったのですが、曜一朗はベンチにも入っていなかったのは、やはり少し驚きました。
ただ、本当に最後の試合はチーム一丸となれるメンバーを連れて来たんだなとメンバー表を見て感じられる状況でもありました。
横浜Fマリノス | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
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GK | 21 | 飯倉 大樹 | GK | 21 | キム ジンヒョン | ||
DF | 13 | チアゴ マルチンス | DF | 2 | 松田 陸 | ||
2 | ドゥシャン | 14 | 丸橋 祐介 | ||||
44 | 畠中 槙之輔 | 82′ | 15 | 木本 恭生 | |||
MF | 27 | 松原 健 | 65′ | 22 | マテイ ヨニッチ | ||
5 | 喜田 拓也 | 65′ | MF | 6 | 山口 蛍 | ||
6 | 扇原 貴宏 | 7 | 水沼 宏太 | 83′ | |||
11 | 遠藤 渓太 | 10 | 清武 弘嗣 | 80′ | |||
14 | 天野 純 | 11 | ソウザ | 66′ | |||
FW | 19 | 仲川 輝人 | 24 | 山村 和也 | |||
16 | 伊藤 翔 | FW | 9 | 杉本 健勇 | |||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 32 | 原田 岳 | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
DF | 22 | 中澤 佑二 | 82′ | DF | 16 | 片山 瑛一 | |
MF | 15 | 久保 建英 | 65′ | 23 | 山下 達也 | ||
38 | 山田 康太 | MF | 17 | 福満 隆貴 | 83′ | ||
8 | 中町 公祐 | 26 | 秋山 大地 | 66′ | |||
9 | 大津 祐樹 | 32 | 田中 亜土夢 | 80′ | |||
FW | 7 | ウーゴ ヴィエイラ | 65′ | FW | 19 | 澤上 竜二 | |
監督 | 監督 | ||||||
アンジェ ポステコグルー | 尹 晶煥 |
マリノスのキャプテンは、タカ(扇原選手)が務めていて、この日は蛍とコイントスをしていました。
タカも代表に選ばれたりした時期もありましたが、セレッソで伸び悩んでいた部分もあると思うので、移籍して成功してよかったなと思いますし、ずっと応援してたいなと思える選手ですね。
試合展開
前半
前半は両チームともにチャンスを作るオープンな展開になりますが、セレッソの方がより多く決定機を作っていました。
13分には、ソウザのフリーキックを相手GKがこぼしたところを、キヨが詰めますが、シュートは枠の上。
19分には、右サイドから宏太がクロスをあげ、DFがクリアできずにいると、健勇の目の前にボールがこぼれ、ボレーシュートを放ちますが、惜しくも枠の外。
21分には、キヨのパスから、やまむーがゴール前にスルーパス。右から左へ斜めの動きで相手ディフェンスラインの裏に走りこんだ宏太がダイレクトでシュートを放ちますが、相手GKの飯倉選手がビッグセーブ。
36分にも、左サイドから中に持ち出したキヨから、斜めのパスがやまむーに入ると、これをダイレクトで落とし、宏太がGKと1対1になり決定的なシーンを作りますが、シュートは相手GKに防がれてしまい、得点を挙げることができません。
しかし、積極的にシュートを放つセレッソが、得点の匂いを漂わせながらハーフタイムに入ります。