スタメン総入替えで高卒ルーキーもデビューさせる大胆な采配。チームは敗戦も将来性を感じる展開
アジア2万クラブの頂点を決める戦い、アジアチャンピオンズリーグ2018。
ここまでの2戦を1勝1分、勝点4のグループ首位で迎えたMD3(第3節)。セレッソ大阪は、昨季のタイリーグ王者・ブリーラムのホームに乗り込んでの一戦に臨みました。
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先日のJ1リーグ第2節の札幌戦(3月2日(金))から中3日で挑む、気温30度を超えるアウェイ タイでの戦いに、尹さんは札幌戦のスタメンは全員帯同させず、スタメン全員を入れ替える完全ターンオーバーを採用しました。
そして、そのスタメンには、まだセレッソ大阪で公式戦の出場がないメンバーを積極採用し、チーム力の底上げも狙います。ホント、尹さんの胆力には感心させられます。
試合は、開始早々にセットプレーから先制を許し、後半にも追加点を許す苦しい展開。
17歳でスタメンを務めたルーキー寛人(山田選手)の惜しいシュートチャンスも2度ほどありましたが、試合は0-2で残念ながら敗戦してしまいました。
ブリーラム ユナイテッド |
2 | 1 | 前半 | 0 | 0 | セレッソ大阪 |
1 | 後半 | 0 | ||||
得点 |
次週14日(水)にホーム長居で、再びブリーラムと対戦しますので、是非リベンジして欲しいなと思います。
もう1試合は。広州恒大が逆転勝利を収め、勝ち点5でグループ首位に立ちました。そして、セレッソは勝ち点4の3位に後退しましたが、勝ち点差わずか「2」の中に4チームが入る混戦となっていますので、まだまだこれからですね。
試合開始まで
(写真は全て公式より)
気温32度という、めちゃ暑い中、アウェイ タイまで駆けつけたセレッソサポーターたち。
スタジアム | ブリーラム スタジアム |
入場者数 | 6,958人 |
天候/気温/湿度 | 曇り / 32℃ / 57% |
主審 | ファハド アルミルダシ |
副審 | アブドゥラー アルシャルワイ、モハンメド アルアバクリー |
第4の審判員 | モハンメド アルホイシ |
キャプテンは大地でメンバー整列
メンバー
メンバーは、J1リーグ札幌戦から総入れ替え。
キーパーは丹野、DFラインは、モニさん・やまし(山下選手)、右にシャケさん・左にたなゆう、ボランチは、やまむーと大地が並びます。
そしてサイドハーフには、2人とも初スタメンの山内と亜土夢。
驚きだったのが、2トップ。ドンヒョンと、この日がプロデビュー戦となった、育成育ちのルーキーの寛人(山田選手)。若干17歳でプロのACLという舞台で出番がまわってきました。
メンバー
ブリーラム ユナイテッド | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 1 | SIWARAK TEDSUNGNOEN | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 3 | PANSA HEMVIBOON | DF | 3 | 茂庭 照幸 | 57′ | |
4 | BOONYONG PRAWEENWAT | 5 | 田中 裕介 | ||||
5 | ANDRES JOSE | 20 | 酒本 憲幸 | 78′ | |||
11 | KORRAKOT WIRIYA-UDOMSIRI | 23 | 山下 達也 | ||||
13 | NARUBADIN WEERAWATNODOM | MF | 24 | 山村 和也 | |||
MF | 10 | JAKKAPHAN KAEWPROM | 25 | 山内 寛史 | |||
16 | YOO JUNSOO | 26 | 秋山 大地 | ||||
19 | SUPACHOK SARACHAT | 79′ | 32 | 田中 亜土夢 | |||
26 | RATTHANAKORN MAIKAMI | 90′ | FW | 18 | ヤン ドンヒョン | ||
FW | 23 | EDGAR BRUNO DA SILVA | 94′ | 34 | 山田 寛人 | 85′ | |
控えメンバー | |||||||
GK | 29 | YOTSAPON TEANGDAR | GK | 1 | 永石 拓海 | ||
DF | 17 | EKKALUCK THONGKRIT | DF | 16 | 片山 瑛一 | 57′ | |
60 | KEERON ORNCHAIPHUM | 29 | 舩木 翔 | 78′ | |||
MF | 7 | ANON AMORNLERTSAK | 94′ | MF | 38 | 西本 雅崇 | |
FW | 6 | SASALAK HAIPRAKHON | 79′ | FW | 33 | 米澤 令衣 | |
9 | SUPACHAI CHAIDED | 90′ | 40 | 安藤 瑞季 | 85′ | ||
監督 | |||||||
ボジダル バンドビッチ | 尹 晶煥 |
そして、ベンチメンバー(サブ)も若いメンバーと、これまで出していないメンバーが並びます。
プロ1年目の高卒ルーキー安藤・大卒ルーキーでGKの永石、2年目の翔、4年目の令衣、まーぼー、そして岡山から移籍してきた片山選手。6名のみのベンチ入りです。
私は、タイまでは行けませんでしたので、スカパー(日テレG+)での観戦となりました。
※ブロックノイズがヒドくて、ちょっと観るのがつらかったです…。
キャプテンは大地。レフリーと相手キャプテンと記念撮影
試合展開
前半
前半開始早々の2分、相手の右コーナーキックをニアでキレイに合わせられてしまい、アウェイで取られたくなかった先制点を奪われてしまいます。
直後の5分にも相手の直接FKがクロスバーに当たるピンチを迎え、序盤はバタバタとした展開になります。
しかし、その後は持ち直し、セレッソもパスをつないで攻める場面も出てきます。
16分には、シャケ(酒本選手)のクロスに、ドンヒョンがヘディングで合わせますが、これはゴールを外れます。
すると、17分には、左サイドの山内から相手DFを背負いながらパスを受けた寛人が、上手くDFをかわして左足でシュートとチャンスを作っていきます。
そして、23分にも、寛人に決定的なチャンス。
左サイドから、中に切れ込んできた山内が、ドンヒョンにパス。これをワンタッチで落としたところに、寛人がDFラインを破り、左足のアウトサイドでシュート!!鋭いコースに飛び、同点かと思いましたが、惜しくも相手GKがセーブ。
シュート体制に持っていくプレーが上手いなと感じさせた、プロデビュー戦の寛人。
セレッソでの初プレー。フル出場でまずまずのデキ。プレスキッカーも務めていた亜土夢。
カップ戦のキャプテン、大地。もう少しですかねー。
シュートも放っていましたが、まだまだコレからかなと思わせたドンヒョン。
前半の終盤は相手のカウンターで危ないシーンもあったセレッソですが、なんとか凌いで、1点のリードを許したまま後半に折り返します。