序盤に先制を許すもスタメン復帰のキヨの2得点で逆転勝利!仙台移籍の関口選手にも会えて嬉しかった。
前節の大阪ダービーで痛恨の敗戦を喫したセレッソ大阪。順位も3位から5位に後退して迎えた連戦の第10節のホームでの6位ベガルタ仙台戦。勝ち点は並んでいますが、得失点差で順位はセレッソの方が上になっています。セレッソは、直近の2試合の公式戦、ACLのグループリーグ最終戦の広州恒大戦で敗戦し、リーグ戦のダービーでも敗戦していますので、仙台戦で勝利して再び連勝の流れに持っていきたいところです。
試合の方は、前半序盤に仙台に押し込まれ、セットプレーの流れから失点してしまいますが、徐々にセレッソが押し返す展開となり、後半、この日スタメン復帰したキヨ(清武選手)の2ゴールでセレッソが逆転し、そのまま2-1で逆転勝利。
公式戦(ACL・リーグ戦)での連敗をストップし、前節の大阪ダービーでの敗戦ショックからも立ち直る勝利を収めました。他の上位チームが勝利したため、順位は5位のままで変わりませんが、ここから勝利を積み重ねて、順位を着実に上げていってほしいものです。
スタジアム | キンチョウスタジアム |
入場者数 | 8,165人 |
天候/気温/湿度 | 曇 / 14.9℃ / 57% |
主審 | 山本 雄大 |
副審 | 松井 健太郎、福岡 靖人 |
第4の審判員 | 谷本 涼 |
平日のナイトゲームで行われた試合の観客の数は8,165人。前日の雨と少し冷え込んだ天気の影響で伸びなかったのかもしれませんが、駅近で立地もいいので、やっぱり10,000人は超えたいものです。
メンバー
ベガルタ仙台戦のスタメン
ワールドカップイヤーのため連戦が続く今シーズン、疲労も考えて曜一朗・トシ・宏太はベンチスタート。変わって、ドンヒョン・キヨ・隆貴がスタメンに入っています。
セレッソ大阪 | ベガルタ仙台 | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 21 | キム ジンヒョン | GK | 1 | シュミット ダニエル | ||
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DF | 2 | 松田 陸 | DF | 34 | 椎橋 慧也 | ||
14 | 丸橋 祐介 | 27 | 大岩 一貴 | ||||
22 | マテイ ヨニッチ | 39 | 金 正也 | ||||
23 | 山下 達也 | MF | 6 | 板倉 滉 | 83′ | ||
MF | 6 | 山口 蛍 | 17 | 富田 晋伍 | 67′ | ||
10 | 清武 弘嗣 | 74′ | 4 | 蜂須賀 孝治 | |||
17 | 福満 隆貴 | 90+2′ | 2 | 永戸 勝也 | |||
24 | 山村 和也 | 79′ | FW | 16 | 野津田 岳人 | ||
FW | 9 | 杉本 健勇 | 30 | 西村 拓真 | 56′ | ||
18 | ヤン ドンヒョン | 11 | 石原 直樹 | ||||
控えメンバー | |||||||
GK | 27 | 丹野 研太 | GK | 22 | 川浪 吾郎 | ||
DF | 16 | 片山 瑛一 | DF | 33 | 常田 克人 | ||
4 | 藤本 康太 | 79′ | MF | 10 | 梁 勇基 | 67′ | |
MF | 38 | 西本 雅崇 | 90+2′ | 23 | 中野 嘉大 | 56′ | |
7 | 水沼 宏太 | 25 | 菅井 直樹 | ||||
FW | 13 | 高木 俊幸 | 74′ | 40 | 関口 訓充 | ||
8 | 柿谷 曜一朗 | FW | 19 | ジャーメイン 良 | 83′ | ||
監督 | |||||||
尹 晶煥 | 渡邉 晋 |
そして、康太(藤本選手)がベンチに戻ってきていますね。
対戦相手の仙台には、昨シーズンまでセレッソに在籍していた関口選手(クニくん)がベンチ入り。試合出場があるのかを期待していました。
この日スタメンに復帰したキヨ(試合開始直前のアップシーン)
そして円陣を組んで気合注入
試合展開
前半
セレッソボールでキックオフ
序盤は、仙台が押し込む展開で始まります。4-4-2で守るセレッソに対して、3-4-2-1のフォーメーションの仙台は、攻撃時には前線に5人が並ぶ形になるため、4バックのセレッソの守備と噛み合わないのもあり、仙台にボールを持たれる展開となります。
そして、前半10分に右CKを与えると、その流れから失点してしまいます。下の写真はそのCKの守備のシーンです。
コーナーキックのボールはクリアしますが、このクリアボールをダイレクトでシュート気味にゴール前に入れらると、後ろから走りこんできた選手がダイレクトボレーでシュートしてゴールイン。セレッソは仙台に先制を許します。
このプレーで、オフサイドをアピールしていた選手もいますし、スタンドのサポーターも猛烈にオフサイドをアピールしていましたが、実際はオンサイドで仙台の得点でした。
コーナーキックのボールをクリアした時点でディフェンスラインは上げに行きますが、ニアサイドのポストの位置にポジションを取る陸は、必然的にラインを上げる時に他の選手よりも後ろになってしまいます(写真参照)。
なので、前目に守っていた選手が思っている位置よりもオフサイドラインは後ろですし、ゴールした選手は後ろから上がってきた選手でしたので、どうアピールしようがオフサイドではなかったので、仕方ないですね。
前半立ち上がりに失点しまったセレッソですが、慌てることなく反撃を開始します。この日はキヨがスタメンに入っていることもあり、ボールを受けてつなげることができるため、パス交換から仙台ゴールに迫るシーンを増やしてきます。
セットプレーのシーン
30分過ぎからはセレッソペースとなり、40分にはやまむー(山村選手)のパスで相手DFの背後に走りこんだ隆貴が、見事なトラップでワンタッチで前を向いてボレーシュートを放ちますが、相手GKが体に当ててセーブ。
44分には、左サイドのCKから、キヨが上げたクロスのこぼれ球をペナルティエリアのアーク付近から蛍が強烈なミドルシュート!これはゴールか!と思ったシュートでしたが、惜しくもクロスバーを直撃。
前半の終了間際は押しこんだセレッソでしたが、得点を奪えないまま、0-1で前半終了。