攻撃で圧倒する展開も決めきれず終盤ミスから失点。ラストプレーで追いつき土壇場でドローに持ち込む
残り8節となりリーグ戦終盤のJ1リーグ。6位につけるセレッソ大阪はACL出場権(リーグ戦3位以内)を勝ち取るためにも勝利が欲しいところです。
対戦相手の湘南ベルマーレは、ルヴァンカップの準々決勝でも対戦し、第1戦のアウェイで完敗した相手(第2戦のホームはドロー。2戦合わせても敗戦)で、今月で3回目の対戦となります。ルヴァンカップでのリベンジを果たす意味でも、上記のACL出場権獲得をするためにも、勝ち点3を持ち帰りたい試合です。
対する湘南は今シーズンのハイレベルの残留争い(勝ち点数が多いという意味)に巻き込まれており、こちらも勝ち点を積み上げておきたいところ。
試合の方は、開始早々に健勇が負傷交代となったセレッソですが、徐々に湘南を押し込みセレッソペースで試合は進みます。後半決定的なチャンスを立て続けに決めきれずにいると、終了間際のセットプレーの流れからミス絡みでワンチャンスで得点を奪われてしまいます。そこから怒涛の攻撃を仕掛けたセレッソが、ラストプレーのCKにGKジンヒョンも上がっての総攻撃でゴールをねじ込み、土壇場で勝ち点1を持ち帰りました。
湘南ベルマーレ | 1 | 0 | 前半 | 0 | 1 | セレッソ大阪 |
1 | 後半 | 1 | ||||
87′ 大野 和成 | 得点 | 90+4′ ソウザ |
今節の他会場の試合結果から、勝利すれば3位と同勝ち点の4位まで順位を上げれたのですが、残念ながら5位に1つ順位を上げるに留まりました。
スタジアム | Shonan BMW スタジアム平塚 |
入場者数 | 12,173人 |
天候/気温/湿度 | 晴 / 24.3℃ / 90% |
主審 | 福島 孝一郎 |
副審 | 五十嵐 泰之、今岡 洋二 |
第4の審判員 | 中村 太 |
この日は私はDAZNでの観戦としました。
試合会場には多くのセレッソサポーターが詰めかけました(写真はすべて公式より)
メンバー
湘南戦のスタメン
代表の練習で負傷して離脱していた健勇がスタメンに復帰しています。そして、キヨもメンバーに戻ってきました。
ただ、前節、1トップでスタメンだった曜一朗がベンチ外ということで、3人(健勇・キヨ・曜一朗)がそろわなかったのは、個人的には残念でした。
湘南ベルマーレ | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
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GK | 1 | 秋元 陽太 | GK | 21 | キム ジンヒョン | ||
DF | 13 | 山根 視来 | DF | 2 | 松田 陸 | ||
20 | 坂 圭祐 | 14 | 丸橋 祐介 | ||||
8 | 大野 和成 | 15 | 木本 恭生 | ||||
MF | 36 | 岡本 拓也 | 69′ | 22 | マテイ ヨニッチ | ||
16 | 齊藤 未月 | MF | 6 | 山口 蛍 | |||
10 | 秋野 央樹 | 10 | 清武 弘嗣 | ||||
29 | 杉岡 大暉 | 11 | ソウザ | ||||
FW | 50 | 小川 慶治朗 | 40′ | 24 | 山村 和也 | ||
9 | イ ジョンヒョプ | 78′ | 43 | オスマル | |||
7 | 梅崎 司 | FW | 9 | 杉本 健勇 | 6′ | ||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 21 | 富居 大樹 | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
DF | 30 | 島村 毅 | DF | 23 | 山下 達也 | ||
MF | 28 | 石原 広教 | 69′ | 5 | 田中 裕介 | ||
6 | 石川 俊輝 | 40′ | MF | 17 | 福満 隆貴 | ||
FW | 18 | 松田 天馬 | 26 | 秋山 大地 | |||
23 | 高山 薫 | 7 | 水沼 宏太 | ||||
26 | 山口 和樹 | 78′ | FW | 13 | 高木 俊幸 | 6′ | |
監督 | 監督 | ||||||
曺 貴裁 | 尹 晶煥 |
フォーメーションは3-4-2-1の3バックで臨みます。
試合展開
前半
試合は開始10秒でアクシデントが発生。センターサークル付近でボールを競った健勇ですが、相手DFとの接触で右肩を脱臼してしまいます。そのままピッチ外に出た健勇はピッチに戻ることなく交代を余儀なくされます。
慌てて準備したトシが交代で入り、1トップの位置にやまむーが入り、トシがシャドウに回ります。
このアクシデントを含めて開始10分までは少しバタついた感もあり、湘南に押し込まれる場面も作られていたセレッソですが、GKジンヒョンを中心とした守りで跳ね返していくと、攻撃でもボールを握り湘南を押し込んでいきます。
ルヴァンカップの準々決勝では、湘南のハイプレスの前にかなり引っかかっていたセレッソですが、この試合では、サイド(ウィングバック)にボールが出ても、思いきって下げてロングボールを蹴るか、サイドでタイミングを外して前を向くプレーなどで湘南のプレスを剥がして、セレッソボールで主導権を握りながら、湘南を押し込んでいきます。
その展開の中で、22分にセレッソに大きな決定機!キヨが左サイドでボールを受けると、右足のアウトサイドでトシにスルーパス。このパスでトシがGKと1対1になりますが、シュートは相手GKにセーブされ、得点できません。
26分には、相手ボールをカットした蛍からキヨにパスが通ると、左サイドから中央にカットインしてキヨがシュートしますが、相手GKがセーブ。
そして、28分にはジンヒョンからのロングフィードをそのまま収めたやまむーが、ワントラップして振り向きざまにシュートを放ちますが、相手GKがキャッチ。
徐々にセレッソが押し込む時間帯を増やしていきますが、前半は得点を挙げることができず、スコアレスのままハーフタイムに。