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2018 J1リーグ 第3節 柏レイソル vs セレッソ大阪(AWAY)

ACLを戦うチーム同士の対戦。ミスからの失点でのビハインドをソウザのスーパーミドルシュートで追いつき、勝ち点1を分け合う

2017年J1リーグ3位のセレッソが天皇杯を制したことで、J1リーグ4位の柏レイソルがACLへの出場権を得て、2018年シーズンは共にACLを戦う両チーム。

中3日の日程で平日にACL、週末はJリーグという過密日程を戦うシーズン序盤。直近の3月6日(火)に行われたACL MD3のスタメンとはガラッとスタメンが入れ替わった両チーム、セレッソは11人全員を入れ替えて挑みました。

試合は、前半4分にミスから失点をしてしまい苦しい展開になりますが、セレッソが何度も決定機を作って攻撃をしかけると、ソウザのスーパーゴールが決まって同点に。それ以外にも得点を奪えるチャンスはありましたが、相手GKの攻守もあり複数得点は奪えず。1-1の引き分け。3戦連続のドローで、勝ち点1を獲得しました。

柏レイソル 1 1 前半 0 1 セレッソ大阪
後半 1
4′ クリスティアーノ 得点
60′ ソウザ

またしても勝てなかったですが、負けてもいませんので、次節での今季リーグ戦初勝利に期待しましょう。

スタジアム 三協フロンテア柏スタジアム
入場者数 11,091人
天候/気温/湿度 晴 / 13.4℃ / 35%
主審 山本 雄大
副審 唐紙 学志、田中 利幸
第4の審判員 大川 直也

Jリーグへの昇格が同じ同期クラブであり、柏餅・桜餅の餅ダービーとも言われる両チームの戦いなのと、個人的に親近感を覚えているチームでもあります。

今年も昨シーズンに引き続き、現地(三協フロンテア柏スタジアム)で観戦してきました。

※アウェイ観戦でのスタジアムガイド記事は、後ほど書きますが、昨シーズンの記事はコチラ

こんにちは、そらです。 アウェイ観戦もサッカー観戦の楽しみの一つだと思います。これまでも何度かアウェイ観戦をしていますが、スタジアムガ...

この日は最初曇り空でしたが、試合観戦時にはキレイな青空が広がっていて気持ちよいお天気でした。

試合前の「We are Cerezo」

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メンバー

柏レイソル戦のスタメン。タイでのACL戦から全員入れ替えです(写真は公式より)

私の角度からはコチラ(前方の人の頭が入ってますけどw)

ACLのアウェイ タイでのブリーラム戦に帯同しなかったメンバーが柏戦のスタメンに並びました。

事前の情報では「曜一朗もケガしたのでは」という情報もありましたが、無事スタメンに名前を連ねています。

メンバー

柏レイソル セレッソ大阪
スターティングメンバー
GK 23 中村 航輔 GK 21 キム ジンヒョン
DF 13 小池 龍太 DF 2 松田 陸
22 パク ジョンス 14 丸橋 祐介
5 中山 雄太 15 木本 恭生 78′
3 ユン ソギョン 22 マテイ ヨニッチ
MF 15 キム ボギョン MF 6 山口 蛍
8 小泉 慶 89′ 7 水沼 宏太
37 細貝 萌 61′ 11 ソウザ
FW 9 クリスティアーノ FW 8 柿谷 曜一朗 46*’
10 江坂 任 79′ 9 杉本 健勇
14 伊東 純也 13 高木 俊幸 89′
控えメンバー
GK 1 桐畑 和繁 GK 27 丹野 研太
DF 39 亀川 諒史 DF 16 片山 瑛一
4 中谷 進之介 23 山下 達也 78′
MF 28 栗澤 僚一 5 田中 裕介
7 大谷 秀和 61′ MF 24 山村 和也
FW 11 山崎 亮平 89′ 32 田中 亜土夢 89′
18 瀬川 祐輔 79′ FW 18 ヤン ドンヒョン 46*’
監督
下平 隆宏 尹 晶煥

ACLでキャプテンを務めていた大地が負傷でベンチ外。それ以外はタイでのブリーラム戦に出場していたメンバーがベンチ入りしています。

そして相手の柏には、元セレッソのキム・ボギョンが在籍しており、スタメンに名を連ねています。

キャプテンは蛍とクリスティアーノ

試合開始前のアップ時のジンヒョン

試合展開

円陣を組んで気合を入れて試合に臨みます。

前半

前半はミスからの失点で始まってしまいます。それと驚いたのが相手のポジション。

通常MFのポジションに入るボギョンがFWの位置(2トップ?)に入って、クリスティアーノが左サイド(セレッソでは右SBの陸の方)に入ってくる変則的なフォーメーション。セレッソでも、やまむーがFWとMFとCBをこなすので、器用にこなせるボギョンもということなのか、細かい狙いはわからなかったですが、かなりビックリしました。

スタジアムのスクリーンのメンバー表。ボギョンはMFで先発なのですがw。

そして、開始早々の4分、木本とヨニッチのビルドアップのシーンで、ヨニッチがパスミス。これを相手に奪われてショートカウンターを受けます。そして、右サイドからのクロスをクリスティアーノに決められてしまい失点。アウェイでいきなり先制ゴールを許します。

しかし、ここからセレッソも反撃。

7分には、宏太が右サイドでボールを受けると、ディフェンスラインの裏へスルーパス。これを裏に走り込んでいた健勇がペナルティエリア内に進入しGKと1対1に。そして相手GK中村の股間を狙って右足でシュートを放ちますが、鋭い反応で足でセーブされ、こぼれ球もDFにクリアされてしまいます。決定機だったので決めたかったです。

何度も柏ゴールを脅かしていた健勇(公式より)

15分前後から柏を押し込み、立て続けにコーナーを獲得してゴールを狙っていきます。

左コーナーキックはソウザが蹴ります。

そして、18分のコーナーキックでは、ソウザが速いボールをニアに送ると、ヨニッチがキレイに合わせて「ゴールか!」というシーンがありましたが、相手DFがゴールライン手前で辛うじて跳ね返し、詰めたトシも詰め切れず、惜しくもゴールとはなりませんでした。

曜一朗もケガが心配されましたが、持ち前のテクニックを活かし、セレッソの攻撃を活性化していきます。

ヨニッチとソウザと曜一朗

健勇と宏太が会話しているシーン

この日もコンビを組んでいた両ボランチ。ソウザと蛍。

そして、37分には敵陣中央からソウザが相手ディフェンスラインの裏へ浮き球のパスを送ると、宏太が上手く走りこんでシュート!!今度こそ「ゴールか!」と思いましたが、再び相手GKの中村選手のビッグセーブで得点できません。

そして前半のアディショナルタイムにも、宏太からの縦パスをダイレクトで健勇が中に折り返し、曜一朗がニアに飛び込み、触ればゴールというようなあわやのシーンも作りますが、得点は奪えないまま後半に折り返します。

後半

ハーフタイムに曜一朗を下げて、後半最初からドンヒョンが入ります。

曜一朗にボールが渡るとリズムもできて、パスをつなぎながら攻撃もできていましたが、ケガの情報もありましたし、ここで無理させてケガを悪化させて欲しくはなかったので、妥当な交代とも思いました。

ドンヒョンが入ることで、ハイボールのターゲットは増えるわけですし、健勇との2トップは脅威になれる気がします。(これからですが)

後半開始前の蛍。危機察知力は流石、攻守の要で頼りになります。

ドンヒョンが前線に入ります。

後半も開始早々は、柏に押し込まれるシーンがありますが、ドンヒョンを狙ったクロスボールやロングパスを織り交ぜた攻撃で、柏陣に攻め込んで行きます。セカンドボールも回収して、立て続けに攻撃を繰り出し、柏のデイフェンスラインを押し下げます。

そして60分に待望のゴールが生まれます。

連続したパス回しから左サイドへ展開し、マルが縦に切れ込んでクロス。これを相手DFがクリアし、一旦は柏ボールになりますが、そこからの縦へのつなぎのパスをソウザがスライディングしながらカット。

そして、ソウザがそのまま前に持ち出し、遠目の位置から右足で強烈なミドルシュート!!

ブレながら右方向にアウト回転がかかり鋭く曲がってゴールインするゴラッソで、セレッソがついに同点に追いつきました。

ソウザを祝福するシーン(公式より)

ソウザのゴールのJリーグの公式ゴール動画

72分には、左コーナーキックをマルが蹴ると、ゴール正面で健勇が頭で合わせますが、惜しくもゴール右に外れます。

ツインタワーの2トップ。迫力はあります。

この日の観客は11,091人。もう少し入ったかと思いましたが、いいお天気だったのに意外と伸びなかったですね。

78分には木本が足をつってしまい、山ちゃんと交代。CBに山ちゃんが入ります。

その後もオープンな展開になり、両チームともチャンスを作りますが、決定機ではセレッソが勝ります。

この日も積極的なシュートでゴールを脅かし続けた健勇。

後半アディショナルタイムにも、マルのアーリークロスをゴール前のニアで健勇がヘディングで合わせますが、相手GKの中村がビッグセーブ!こぼれ球が交代出場の亜土夢の前にこぼれ、右足でシュートを狙いますが、枠を外れてしまいます。

両チームとも2点目を奪えず、1-1でタイムアップ。勝ち点1ずつを分け合いました。

感想など

試合展開の本文中には書きませんでしたが、少し残念なことがありました。

80分、セレッソのゴールキックの直前に、ジンヒョンが柏サポーター(ゴール裏)から差別的行為(ジェスチャーも含む)を受けたようです。

あのジンヒョンが怒るのですから、ただのブーイングなどで煽られたわけではなく、きっと許せない何かがあったのだと思います。私も現場にいましたが、ビジター指定席からは遠すぎてよくわかりませんでした。ただ、主審の山本さんがなだめに行ったり、レイソルの大谷選手がサポーターと会話しに行ったり、異常なことが起きたのだということはよくわかりました。

以下の写真はタイムアップ後に、両チームのメンバー・主審の山本さんがジンヒョンをなだめにいってる場面です。相手のキャプテンのクリスティアーノがすぐに寄り添ってくれていることからも、尋常ではない何かがあったのだと思えるシーンです。

そして、タイムアップ後の整列のシーンでも、蛍になだめられているジンヒョン。

試合が白熱していた(柏のゴール裏は、はくねつちたい:柏熱地帯とも言うそうです)中で、試合に水を差すような出来事で本当に残念でなりません。

大勢の人が集まれば、迷惑行為をしたり、人を傷つけたり(差別的な発言含む)するような心無い人が存在してしまうのかもしれません…。そして、その他の大多数の人がキチンとしていても、心無い人が問題を起こしてしまえば、他のサポーターも含めて同じ行為をしたと思われてしまいます。

それは、応援しているチームを助ける(勝たせる)行為にはならずに、逆に応援しているチームに迷惑をかけるだけではなく、Jリーグやサッカー界にも迷惑をかけていることを理解してほしいなと思います。

まあ、理解していたら、そんなことはしないはずなので、言っても理解できないのかもしれませんけど…。おそらく、そういう行為自体がカッコいいとか、チームを勝たせるためにやっているという風に思っているのではないかなと、私自身は解釈しています。

サッカーというスポーツ自体は、海外から入ってきたもので、Jリーグのクラブの経営やホームタウンなども海外のマネをしてスタートしている部分はあります。でも、女性や子供が安全に試合を楽しんだり、家族でJリーグを楽しめる安全・快適な素晴らしい試合環境は、ヨーロッパなどの海外では珍しく、日本のJリーグで育んできたものかと思います。

ゴール裏が一体となってチャントを歌い続けて、選手を後押しして、女性も子供もご年配の方も楽しく飛び跳ねて、自分の応援するチームを後押しする、そういう応援もJリーグだから見られる素晴らしいものだと思います。

そういう楽しい熱気を広めて、自分たちが好きなチームを応援して、サッカーを応援する楽しさを知らない人にも感じてもらいませんか?

悪いところまで、海外のマネなどせず、日本の中でJリーグをサッカーを文化として根付かせていきたいのなら、自分がカッコつけたり・自己満足のために、心ない行動を起こすことは自重して欲しいなと思います。

柏熱地帯(はくねつちたい)がいい意味で白熱して、お互いいい試合ができることを、これからも期待します。ACLもお互い頑張りましょう。

試合後のゴール裏へのあいさつ後のシーン

ジンヒョンもみんなに声をかけてもらって、笑顔も見れたので、少し安心はしました。

試合自体はドローで残念でしたが、「柏でよりみちAT」のフリーペーパーももらえましたし、そういう素敵なサポーターもいらっしゃる同期の柏レイソルとJリーグを盛り上げていければいいなと思います。

私個人としては、相手チームに対して意味なくブーイングしたりはせず、セレッソのチーム・選手を後押しする応援を、これからも楽しく続けていきたいと思います。

がんばれ!!セレッソ大阪!!

試合詳細はコチラ

Jリーグ公式ハイライト動画

【セレッソ】公式ハイライト動画

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2018明治安田生命J1リーグ 第3節 柏vsC大阪(まいど!セレッソ)

J1 第3節 柏戦|試合後の尹晶煥監督(セレッソ)記者会見コメント

J1 第3節 柏戦|試合後のセレッソ選手コメント

順位表

明治安田生命J1リーグ

更新日:2018年3月11日(日) 18:35

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 サンフレッチェ広島 9 3 3 0 0 4 1 3
2 川崎フロンターレ 7 3 2 1 0 6 1 5
3 清水エスパルス 7 3 2 1 0 7 3 4
4 名古屋グランパス 7 3 2 1 0 4 2 2
5 ベガルタ仙台 7 3 2 1 0 3 1 2
6 サガン鳥栖 5 3 1 2 0 5 4 1
7 湘南ベルマーレ 5 3 1 2 0 3 2 1
8 柏レイソル 4 3 1 1 1 3 2 1
9 鹿島アントラーズ 4 3 1 1 1 1 1 0
10 セレッソ大阪 3 3 0 3 0 5 5 0
11 ジュビロ磐田 3 3 1 0 2 2 4 -2
12 V・ファーレン長崎 2 3 0 2 1 4 5 -1
13 浦和レッズ 2 3 0 2 1 3 4 -1
14 ヴィッセル神戸 2 3 0 2 1 4 6 -2
15 北海道コンサドーレ札幌 1 3 0 1 2 4 7 -3
16 横浜F・マリノス 1 3 0 1 2 2 5 -3
17 FC東京 1 3 0 1 2 1 4 -3
18 ガンバ大阪 0 3 0 0 3 2 6 -4

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