前半は攻守に圧倒し宏太の直接FKのゴールで先制するも、後半は守勢に回り追いつかれてドロー。順位は暫定7位をキープ
2019年のJ1リーグも半分を折り返し、後半戦に突入した第18節。セレッソ大阪は、アウェイ エディオンスタジアムで広島との対戦です。広島とは前半戦では第3節に対戦し、ミスからの失点で0-1と敗戦しています。
シーズン序盤で対戦した際のセレッソはまだいろいろと模索中の段階で、攻撃面で上手く機能していませんでしたが、現在のセレッソは結果も内容もついてきている状況。攻守ともに機能してきているので、今節、広島に勝利してリーグ戦で3連勝を挙げたいところです。
試合は、前半はセレッソ大阪が攻守に圧倒。相手のプレスを上手く剥がしながらボールを握って広島を押し込み、宏太がFKを直接ゴールして先制します。その後もチャンスを作るものの追加点を挙げられずに後半に折り返すと、後半は試合内容が一変。相手に押し込まれるシーンが続き、両サイドからの攻撃を受けると、66分に失点。その後はポストに救われるなど、なんとか追加点は奪われずに試合終了。1-1のドローで勝ち点1を積み上げました。
サンフレッチェ広島 | 1 | 0 | 前半 | 1 | 1 | セレッソ大阪 |
1 | 後半 | 0 | ||||
66’ パトリック | 得点 | 19’ 水沼 宏太 |
他の試合との関係で、土曜日の試合終了時点では暫定6位に浮上しましたが、日曜日の試合後は前節終了時点と同様、暫定で7位の位置をキープしました。
スタジアム | エディオンスタジアム広島 |
入場者数 | 15,032人 |
天候/気温/湿度 | 晴 / 26.3℃ / 70% |
主審 | 西村 雄一 |
副審 | 中井 恒、数原 武志 |
第4の審判員 | 西山 貴生 |
広島は、比較的近場のアウェイということで、よく行っていますが、今回は都合が合わず、DAZNでの観戦となりました。
メンバー
広島戦のスタメン(写真は全てセレッソ公式より)
セレッソは前節と同じ11人が並びました。
4-4-2のフォーメーションで、GKはジンヒョン。DFは、陸・ヨニッチ・歩夢・マルが入り、ボランチに木本・藤田の2人、両サイドに宏太・キヨが入り、2トップはブルーノと奥埜です。
サンフレッチェ広島 | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 1 | 林 卓人 | GK | 21 | キム ジンヒョン | ||
DF | 2 | 野上 結貴 | DF | 3 | 木本 恭生 | 77′ | |
23 | 荒木 隼人 | 15 | 瀬古 歩夢 | ||||
19 | 佐々木 翔 | 22 | マテイ ヨニッチ | ||||
MF | 44 | ハイネル | 79′ | MF | 2 | 松田 陸 | |
30 | 柴﨑 晃誠 | 5 | 藤田 直之 | ||||
5 | 吉野 恭平 | 46*’ | 14 | 丸橋 祐介 | |||
18 | 柏 好文 | 25 | 奥埜 博亮 | 65′ | |||
40 | 川辺 駿 | FW | 7 | 水沼 宏太 | |||
14 | 森島 司 | 82′ | 10 | 清武 弘嗣 | 90′ | ||
FW | 10 | パトリック | 20 | ブルーノ メンデス | |||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 34 | 中林 洋次 | GK | 1 | 圍 謙太朗 | ||
DF | 13 | 井林 章 | DF | 16 | 片山 瑛一 | ||
MF | 15 | 稲垣 祥 | 46*’ | 23 | 山下 達也 | 77′ | |
24 | 東 俊希 | 29 | 舩木 翔 | ||||
7 | 野津田 岳人 | 82′ | MF | 32 | 田中 亜土夢 | 90′ | |
FW | 16 | 渡 大生 | FW | 13 | 高木 俊幸 | 65′ | |
22 | 皆川 佑介 | 79′ | 34 | 山田 寛人 | |||
監督 | 監督 | ||||||
城福 浩 | ロティーナ |
セレッソはベンチメンバーも大きく変更なく、デサバトが外れたかわりに、翔がベンチ入りしています。
ボランチの控えがいないため、交代時は歩夢が掛け持ちするんだろうなというメンバー構成。そして、FWの控えには曜一朗ではなく寛人がベンチ入りしています。
キックオフ前には豪雨災害への黙祷を両チームメンバーで捧げます。
試合展開
前半
試合はセレッソが押し込む形でスタートします。
相手のプレスを上手くはがしながら、ブルーノをスペースに走らせたり、サイドからのクロスをブルーノがシュートを放ったりと、広島ゴールを脅かしていきます。
そして、15分にはカウンターから、ドリブルで持ち運んだ宏太がミドルシュート!相手DFにあたったボールはループシュート気味にゴールを襲いますが、クロスバーにあたりゴールとはなりません。
その直後、左サイドに流れたブルーノに縦パスが通り、粘ったブルーノがフリーキックを獲得。
このフリーキックを宏太が直接ゴールに沈めて、セレッソが先制します!!
ベンチに駆け寄りゴール後の歓喜のシーン
宏太のゴール動画(Jリーグ公式)
その後もボールを握って攻めるセレッソ大阪が広島を圧倒。
ジンヒョンを中心とした守備で広島に決定機を作らせません。
攻撃ではキヨを中心とした攻撃で決定機を作っていきます。
そして前半はセレッソが1点リードして折り返します。
後半
後半に入ると広島はメンバーを変更して修正を図ってきます。
そして、より高い位置からのプレスと両サイドが高い位置を取り攻撃を仕掛けてくることで、セレッソは守勢にまわる時間が増えていきます。
押し込まれ始めたセレッソですが、51分に決定機を作ります。宏太のスルーパスに抜け出したブルーノが相手DFを切り返しで交わして、ゴール前でシュート!決まった!と思えた決定機でしたが、惜しくもボールはクロスバーの上に外れてしまいます。
この日もスタメンで堂々としたプレーの歩夢
中盤で攻守に奮闘、ロングスローも魅力的な藤田
右サイドで躍動の陸
同じく左サイドで躍動のマル
追加点を奪えなかったセレッソは、相手が高い位置まで押し込んでくることで、全体的に下がってしまったセレッソはなかなか前にボールを運ぶことができません。
そして、66分にはゴール前に放り込まれたクロスにジンヒョンがパンチングで防ぎにいきますが、相手FWパトリックに競り勝たれゴールに頭で流し込まれてしまい失点。1-1の同点に追いつかれてしまいます。
その後もパトリックのヘディングシュートがポストに当たるなどのピンチがありましたが、両チームとも得点のないまま時間が経過し、1-1のままタイムアップ。
後半の劣勢を凌ぎきり、勝ち点1を持ち帰ることになりました。
感想など
まず、負けなくてよかったです。
前半と後半の出来が全く逆となり、前半の展開だと楽勝かと思えるほど圧倒していただけに、後半押し込まれ過ぎてなんとか引き分けたという一戦でした。
ただ、前半の相手のプレスを剥がしたり、ボールを前に運んで何度もチャンスを作っているチームは本当に強くなっているという印象があるのは事実です。
後半も前半の展開を継続して逃げきることは、なかなか簡単にはできていませんが、押し込まれた時に跳ね返すことができるようになるといいなと思っています。
2トップでボールが収まるようになるといいのでしょうが、そのポジションが務まるような選手が今はいない(出て来ていない)ので、監督の新たな戦術・積み上げか、U23からの突き上げを期待したいと思います。
U23メンバーからは、歩夢・翔・寛人がコンスタントにメンバー入りするようになってきましたし、歩夢はボランチもセンターバックもこなすなど、確実に戦力になっています。
翔・寛人もこの日のメンバー交代の時のファーストチョイスになるくらいの立ち位置に早くなるといいのになと思っています。
そういえば、この日、相手の柴崎選手が前半32分に藤田に対して足の裏をみせてスライディングしたファウルは確実にイエローカード(2枚目で退場)かと思ったのですが、その前にもらっていたイエローカードのおかげ?か、西村主審が日和ってカード出なかったですね。
ジャッジリプレイで取り上げられるかと思っていましたが、取り上げられてませんでしたねー。やっぱりハッシュタグつけてツイートしないとダメですねw
試合は引き分けでしたが、まだまだ上位争いに加われる状況ですので、この調子で勝ち点を積み上げて行って欲しいと思います!
がんばれ!セレッソ大阪!
試合詳細はコチラ
Jリーグ公式ハイライト動画
セレッソ公式ハイライト動画
2019明治安田生命J1リーグ 第18節 2019.7.6 (土) 19:03KO 広島 vs C大阪(セレッソ公式HP)
2019明治安田生命J1リーグ 第18節 広島vsC大阪(まいど!セレッソ)
J1 第18節 広島戦|試合後のロティーナ監督(セレッソ)記者会見コメント
J1 第18節 広島戦|試合後のセレッソ選手コメント(宏太・歩夢・山ちゃん)
明治安田生命J1リーグ
更新日:2019年7月7日(日) 22:13
順位
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クラブ名
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勝点
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試合数
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勝
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分
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負
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得点
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失点
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得失点
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1 | FC東京 | 39 | 18 | 12 | 3 | 3 | 28 | 13 | 15 |
2 | 横浜F・マリノス | 33 | 18 | 10 | 3 | 5 | 30 | 24 | 6 |
3 | 川崎フロンターレ | 32 | 17 | 8 | 8 | 1 | 25 | 11 | 14 |
4 | 鹿島アントラーズ | 31 | 17 | 9 | 4 | 4 | 28 | 15 | 13 |
5 | 大分トリニータ | 29 | 18 | 8 | 5 | 5 | 21 | 15 | 6 |
6 | 北海道コンサドーレ札幌 | 28 | 18 | 8 | 4 | 6 | 24 | 22 | 2 |
7 | セレッソ大阪 | 27 | 18 | 8 | 3 | 7 | 17 | 12 | 5 |
8 | サンフレッチェ広島 | 25 | 17 | 7 | 4 | 6 | 21 | 13 | 8 |
9 | 名古屋グランパス | 25 | 18 | 7 | 4 | 7 | 27 | 22 | 5 |
10 | 浦和レッズ | 24 | 17 | 7 | 3 | 7 | 14 | 21 | -7 |
11 | ベガルタ仙台 | 22 | 18 | 7 | 1 | 10 | 22 | 26 | -4 |
12 | 清水エスパルス | 22 | 18 | 6 | 4 | 8 | 26 | 39 | -13 |
13 | ヴィッセル神戸 | 21 | 18 | 6 | 3 | 9 | 29 | 31 | -2 |
14 | ガンバ大阪 | 20 | 18 | 5 | 5 | 8 | 22 | 27 | -5 |
15 | 湘南ベルマーレ | 20 | 18 | 6 | 2 | 10 | 20 | 26 | -6 |
16 | サガン鳥栖 | 17 | 18 | 5 | 2 | 11 | 12 | 25 | -13 |
17 | 松本山雅FC | 17 | 18 | 4 | 5 | 9 | 10 | 23 | -13 |
18 | ジュビロ磐田 | 14 | 18 | 3 | 5 | 10 | 12 | 23 | -1 |
ACL出場圏 | プレーオフ出場圏 | J2降格枠 |