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2020 J1リーグ第10節 柏レイソル vs セレッソ大阪(AWAY)

攻撃の柏・守備のセレッソで注目された矛盾対決は、ブルーノ・NJの得点などで3点を奪ったセレッソが快勝!

ルヴァンカップ第3節の仙台戦から中2日と連戦が続くJ1リーグ第10節、セレッソ大阪はアウェイ柏で柏レイソルとの対戦です。

9試合で10得点で得点ランキングトップを走るオルンガ選手を擁し、リーグ2位の得点力を誇る柏レイソルに対し、9試合で失点5とリーグ最少失点で堅守のイメージが強いセレッソ。レイソルの攻撃力(矛:ほこ)か、セレッソの守備力(盾:たて)かという矛盾対決で注目を浴びた対決でもあります。

また、両チームのサポーター的には、餅ダービー(柏餅と桜餅)や、Jリーグ昇格の同期対決という意味でも注目される試合です。

試合は開始早々に動きます。陸からのロングパスに抜け出したブルーノがボールをキープして、キヨとのパス交換のあと、右足を一閃。開始5分でセレッソが先制します。

その後、柏がボールを握って攻める展開となりますが、ジンヒョン・ヨニッチ・歩夢を中心としたセレッソ守備陣が跳ね返し、相手に失点は許しません。後半も開始10分に得たFKからオウンゴールで2点差をつけたセレッソ。終盤にNJ(西川選手)のプロ初ゴールで3点のリードを奪い、そのままクリーンシートで終えるかと思いましたが、ミスでオルンガに得点を与えてしまいます。

結局、その1失点のみで相手の攻撃を抑えきったセレッソが、危なげなくゲームを進め、1-3で2点差で勝利。アウェイ柏から勝ち点3を持ち帰りました。

柏レイソル 1 0 前半 1 3 セレッソ大阪
1 後半 2
88’ オルンガ 得点 5’ ブルーノ メンデス
55’ オウンゴール
87’ 西川 潤

相手にボールを握られる時間が長かったですが、ブルーノのゴールもよかったですし、NJの初ゴールもキレイでした。矛盾対決は、盾のセレッソが3点を奪う快勝で終わりました。

ジンヒョンがクリアミスしてしまい失点につながりましたが、3点差をつけている終了間際での失点でしたので、結果に影響はないですし、全く問題ないと思います。

サッカーはミスを前提としたスポーツなので、1シーズンの中でいつかは起こるミスが今回でよかったのではとも思います。それにビッグセーブ連発してこれまでもチームを勝たせてくれているジンヒョンなので、誰も文句いう人はいないと思います!

スタジアム 三協フロンテア柏スタジアム
入場者数 2,603人
天候/気温/湿度 晴 / 32.8℃ / 59%
主審 高山 啓義
副審 山内 宏志、岡野 宇広
第4の審判員 関谷 宣貴

アウェイ柏は好きなスタジアムでもありますし、山ちゃん(山下選手)も移籍したので、今年も見に行きたかったですが、コロナで制限のかかった状況ですので、DAZNでの観戦となりました。

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メンバー

柏戦のスタメン(写真は全てセレッソ公式より)

フォーメーションは4-4-2

スターティングメンバーはFC東京戦と変更なく同じ11人が並びました。

柏レイソル セレッソ大阪
スターティングメンバー スターティングメンバー
GK 23 中村 航輔 GK 21 キム ジンヒョン
DF 6 高橋 峻希 83′ DF 2 松田 陸
3 高橋 祐治 14 丸橋 祐介
4 古賀 太陽 15 瀬古 歩夢
20 三丸 拡 22 マテイ ヨニッチ
MF 8 ヒシャルジソン MF 5 藤田 直之
7 大谷 秀和 46*’ 6 レアンドロ デサバト
33 仲間 隼斗 59′ 10 清武 弘嗣 83′
18 瀬川 祐輔 84′ 17 坂元 達裕 75′
FW 10 江坂 任 FW 20 ブルーノ メンデス 75′
14 オルンガ 25 奥埜 博亮 66′
控えメンバー 控えメンバー
GK 16 滝本 晴彦 GK 45 茂木 秀
DF 13 北爪 健吾 83′ DF 39 庄司 朋乃也
24 川口 尚紀 MF 11 ルーカス ミネイロ
MF 28 戸嶋 祥郎 84′ 49 西川 潤 83′
5 小林 祐介 FW 13 高木 俊幸 66′
FW 19 呉屋 大翔 59′ 18 鈴木 孝司 75′
39 神谷 優太 46*’ 8 柿谷 曜一朗 75′
監督 監督
ネルシーニョ ロティーナ

そしてベンチには、仙台戦でスタメンだった庄司、トシが入っているのと、ルヴァンカップの浦和戦でも活躍したNJ(西川選手)が戻ってきています。

柏と言えば、元セレッソの山下選手・染谷選手が在籍していますが、負傷などの影響でこの試合はベンチ外となっています。元気なプレーを見たかったのですが、残念です。

ルヴァンカップのプライムステージで9月2日(水)にも柏とは戦いますが、間に合うのでしょうかね(ちょっと難しいか…)。

試合展開

前半

堅い試合になると思っていたのですが、試合は序盤から動きます。いい動きで試合に入ったセレッソは、右サイドの陸から、相手DFラインの裏にロングフィード。

このボールに反応したブルーノが上手く体をいれてペナルティエリア付近でキープ。後ろから上がってきたキヨに一度預けて、DFを3枚引き付けたキヨからのリターンパスを1トラップしてから右足でシュート!これがゴール左隅に決まり、開始5分でセレッソが先制します。

その後、ボールを握って攻めたいものの、柏のプレスの前にボールを失うことも多く、なかなかセレッソペースで試合を運ぶことはできません。

守備ではオルンガ選手・江坂選手にスペースを与えたくないセレッソは、相手にボールは持たせるものの、中をきっちりブロックで堅め、クロスなどは歩夢・ヨニッチが跳ね返し、決定的なシュートを自由に打たせません。

よって、ペナルティエリア外からシュートは打たれるものの、ジンヒョンが難なくセーブ(=好セーブ連発)し、ピンチらしいピンチもなく試合は進みます。

31分にジンヒョンのビッグセーブ。

右サイドからのクロスをファーサイドでオルンガが競り勝ち、落としたところに、仲間選手が飛び込んでゴールエリア内で決定的なシュートを放ちますが、ジンヒョンが右手を伸ばしてビッグセーブ!!柏にゴールを許しません。

何度かシュートを浴びるシーンもありましたが、セレサポ目線だと、あまりピンチという感覚はなかったですね。ボールを持たれて攻められてはいるものの、守備のブロックが崩れることはなかったですし、クロスや遠目からのシュートが多かったので、ジンヒョン・ヨニッチ・歩夢に任せていれば大丈夫という感じでした。

しかし、レイソルサイドから見ると、かなりボールを持って攻めていたとは思うので、あとはゴールだけという試合と感じていたようですね。

そして、1点セレッソがリードした状態で、ハーフタイムに入ります。

後半

後半も得点を先に奪ったのはセレッソでした。

55分に左サイドでFKを獲得すると、キッカーのキヨがゴール前にGKとDFの間に落ちる速いクロスをあげます。このクロスに対応したDFのオウンゴールを誘い、セレッソが2点目を挙げます。

右サイドハーフで、攻守に貢献したタツ

抜群のポジショニングで、スペースをカバーしていたデサバト

オルンガ・江坂選手へのパスコースを消すなど、的確なポジショニングとビルドアップで攻守に貢献していたナオ

2点のリードを奪ったセレッソは、スピードのあるトシを投入して、相手の守備陣の背後やスペースを狙ったり

曜一朗・孝司を投入していきます。

そして、前半同様に柏がボールを保持しながら、セレッソが堅く守るという展開で進みます。しかし、シュートまで持ち込まれるシーンはあるものの、オルンガ選手にスペースを与えずに、最終ラインで跳ね返して行くため、ピンチらしいピンチはなく時間が経過していきます。

その後、83分にはキヨと交代で、NJ(西川選手)が投入されます。

87分には、自陣ペナルティエリア付近で相手ボールをなお(藤田選手)がカットして、ポールを拾った曜一朗が、中央から右サイドに向けて斜めに動きながらドリブルでボールを運びます。

その動きに素早く反応したNJは、DFラインの裏にスペースを見つけて曜一朗にパスを要求。

そこに浮き球でピンポイントのパスを曜一朗が送り、NJが相手GKの動きも見ながらループシュート!!

このシュートが見事に決まり、NJがプロ初ゴールをあげます!!

このゴールで3点をリードして試合を決定づけたセレッソ。あとはクリーンシート(無失点)でゲームをクローズするだけという状況でしたが、ミスから失点してしまいます。

歩夢からジンヒョンへのバックパスを、左足でパスしようとしたジンヒョンのキックが、相手のオルンガ選手の足に当たってしまい、こぼれ球をそのままオルンガ選手に決められてしまい、終了間際に1点を返されてしまいます。

しかし、柏の反撃もここまでで、そのままのスコアでタイムアップ!!

1-3で、セレッソが3点を奪い、上位対決(餅ダービー)を制しました!!

感想など

快勝で気持ちよい勝利でした!

予想では、セレッソがもう少しボールを保持しながら、柏がカウンターでオルンガ選手のスピードを使って攻めてくる展開と思っていたのですが、内容は逆でしたね。

柏がボールを保持しながらセレッソを押し込み、セレッソがカウンターも含めて効果的に得点を奪って勝利しました。

シュート数は柏がかなり上回りましたが、セレッソの守備が破綻することはなく、ほぼ守備ブロックの外からのシュート・クロスでした。そのため、ジンヒョン、ヨニッチ、歩夢を中心とした鉄壁の守備陣が跳ね返し続けることで、ミスからの失点だけで危なげなく勝利することができました。

ブルーノのゴールもよかったですし、オウンゴールを誘ったキヨのFKや、曜一朗からNJへのパスとそれを決めきったNJのプロ初ゴールもよかったです!

ただ、NJと交代したキヨが左もも裏をかなり気にしていて、担架で運ばれたのは非常に気になりますね。監督のインタビューを見る限りは、肉離れではなさそうなので、ケガの再発でないことを願っておきます。

プロ初ゴールを決めたNJはこれまでケガもあって出遅れてましたが、アシストやゴールと徐々に調子を上げてきましたね。この調子でセレッソで活躍して、更に大きく開花していってほしいなと思います。(私の今年のユニは(背番号49)なので応援にも力がはいります!

次節は、これまで開幕から負けなしの首位川崎との対戦です。

2017年のルヴァンカップ決勝以降は負ける気がなぜかしないので、よい結果を出してくれると思っています。

がんばれ!セレッソ!!(がんばれ!NJ!!

試合詳細(ハイライトなど)

セレッソ公式ハイライト動画

Jリーグ公式ハイライト動画

2020明治安田生命J1リーグ 第10節 2020.8.15 (土) 19:03KO @三協フロンテア柏スタジアム 柏レイソルvsセレッソ大阪(セレッソ公式HP)

ロティーナ監督コメント

「早い時間帯にゴールも生まれて、良いスタートが切れました。そこから、柏のプレスの前に、ボールを失い過ぎて、攻撃を受ける回数が増えました。我々にとって不快な前半でした。後半に入り、FKからゴールが生まれました。相手のインテンシティーも少し落ち着いて、前半よりは快適にプレーできて、そのまま試合を終えることができました。自分たちのサッカーという点では、我々にとって良い試合ではなかったのですが、戦う姿勢や守備の面では、良い試合だったと思います」

Q:ボール保持の時間も短く、苦しい展開が続いた中で、相手にクロスやシュートもかなり打たれたが、今日の守備で特に良かった点は?

「守備の仕事はとても良かったです。クロスの対応では、4枚のディフェンスがいい対応をしてくれて、それ以外の部分でも、相手のシュートは多かったですが、明確な決定機はあまりなかったと思います。そうなったのは、チーム全体で守備の部分でいい仕事ができたから。ビルドアップではうまくいかずに、守備の時間が長くなりましたが、チーム全体でいい守備ができたと思います」

Q:現時点で、足を痛めて交代した清武弘嗣選手の状態について、どう報告を受けていますか?

「(交代したのは)疲れていたのと、腿裏に違和感があったからです。恐らく肉離れではないと思うのですが、明日以降、ドクターの報告を待ちたいと思います」

Q:短い時間で西川潤選手が結果を残しました。彼に対する評価は?

「とても満足しています。彼自身、すごく期待して入ったシーズンでした。少しケガも多くなったのですが、強いメンタリティーや競争力を持った選手なので、これからも活躍してくれると思います」

選手コメント

ブルーノ メンデス選手

Q:試合前の「コンディションが上がってきた」という言葉通り、公式戦2試合連続のゴールとなったが?

「そうですね。この間、言ったように、試合に出続ける中で、コンディションは上がってきました。監督が使ってくれたおかげで、カップ戦に続き、今節も得点することができました。とても嬉しく思いますし、僕だけではなく、チーム全体で取った得点だと思います」

Q:形としては、ロングボールを収めて、清武選手にパスを出して、リターンを受けて決めた形だったが?

「キヨとはコンビネーションを重ねてきた部分もあるので、キヨと目があって、ボールが来るなと分かりました。キヨがいいボールをくれたので、決めるだけでした。キヨとは『アウェイで勝って帰ろう』という意識で臨んだので、得点が生まれて良かったと思います」

NJ(西川潤選手)

Q:プロ初ゴールの率直な感想は?

「嬉しい気持ちが一番大きいです」

Q:柿谷曜一朗選手のパスから裏に抜けての、ループシュートでした。パスが出た瞬間は?

「曜一朗君が持ったら絶対、チャンスになると思ったので、あそこに落としてくれるイメージはできていました。あとは、相手よりも早く触ってゴールに流し込むだけでした」

Q:ケガで戦列を離れていたが、復帰したルヴァンカップ第2節の浦和レッズ戦でアシスト、今節でゴール。手応えも日に日に増しているのでは?

「そうですね。ケガもあり、なかなかプレーできない期間も長かったんですけど、その中で、少ないチャンスで結果を残していくことが、自分自身、目標というか、考えていたことなので、こういう結果を自信に変えていきたいと思います」

Q:リーグ再開前日のケガで、辛い思いもあったと思うが、ケガをしてから復帰までの1ヶ月間、どんな思いで練習に励んでいた?

「体のキレをしっかり戻すこと、より強化することはブラさずに、尚かつ、チームのやり方にフィットして、出た時に活躍できるようにと思って、練習に励んでいました」

Q:復帰後の2試合は、自分のイメージ通りですか?

「得点やアシストなど、得点に直結するプレーは目標にしていたので、そこは良かったと思いますが、それ以外のプレーでも、精度を上げるプレーはたくさんあるので、そこにこだわってやっていきたいと思います」

Q:ゴール後、アシストの柿谷選手やチームメートからは、どんな声をかけられた?

「『初ゴールおめでとう』と祝福してもらいました。でも、まだ1点なので、これからもっともっとチームの勝利に貢献するプレーをしていきたいと思います」

明治安田生命J1リーグ

更新日:2020年8月16日(日) 20:25

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 川崎フロンターレ 28 10 9 1 0 29 7 22
2 セレッソ大阪 21 10 6 3 1 12 6 6
3 ガンバ大阪 19 9 6 1 2 14 9 5
4 FC東京 18 10 5 3 2 15 12 3
5 名古屋グランパス 17 9 5 2 2 17 8 9
6 浦和レッズ 17 10 5 2 3 12 16 -4
7 柏レイソル 16 10 5 1 4 21 16 5
8 サンフレッチェ広島 13 9 4 1 4 11 6 5
9 ヴィッセル神戸 13 10 3 4 3 12 14 -2
10 北海道コンサドーレ札幌 12 10 3 3 4 16 21 -5
11 鹿島アントラーズ 11 10 3 2 5 15 16 -1
12 横浜F・マリノス横 11 10 3 2 5 14 16 -2
13 ベガルタ仙台 10 10 2 4 4 11 16 -5
14 大分トリニータ 10 10 3 1 6 10 18 -8
15 清水エスパルス 9 10 2 3 5 13 17 -4
16 横浜FC 8 10 2 2 6 12 22 -10
17 サガン鳥栖 7 9 1 4 4 5 10 -5
18 湘南ベルマーレ 4 10 1 1 8 10 19 -9
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