リーグでの連勝を目指して戦うも大量5失点での敗戦。試合翌日に監督交代で新たな出発へ
前節の横浜FC戦でヨドコウ桜スタジアムでのリーグ戦初勝利を挙げたセレッソ大阪。今節の相手はリーグ17位の湘南ベルマーレです。
残留争いに巻き込まれないためにも、また前節の勝利をよい流れにつなげていくためにも、連勝して、勝ち点3を積み上げたいところです。
しかし、試合の方は、序盤の4分に相手ボールのクロスの処理でのミスで、先制点を奪われてしまいます。そして同点に追いつく前に、セットプレーから2失点目を喫すると、前半終了間際にも得点を奪われて3失点。
後半に入っても序盤に失点・中盤でも失点してしまい、5点のリードを許す展開に。終盤にPKから1点を返しますが、得点を重ねることはできず、1−5のスコアでタイムアップ。
リーグ戦での連勝とはならず、残念な敗戦となってしまいました。
試合後のインタビューで自らの進退について答えていたレヴィー・クルピ監督ですが、翌日の26日には契約解除が伝えられ、後任にはコーチから小菊新監督が就任することとなりました。
中断期間があったとはいえ、4月からリーグ戦での勝利が遠ざかっていた状況でしたので、もう少し早い決断もできたようにも思いますが、ようやく下したクラブとしての判断。
尹さんでの優勝も、ロティーナの戦術的なサッカーも経験している小菊新監督のもと、選手・監督・コーチが同じ方向を向いて、一戦一戦、勝ち点を積み上げて行ってほしいなと思います。
スタジアム | ヨドコウ桜スタジアム |
入場者数 | 4,508人 |
天候/気温/湿度 | 晴 / 30℃ / 73% |
主審 | 荒木 友輔 |
副審 | 八木 あかね、村井 良輔 |
第4の審判員 | 岡 宏道 |
VAR | 松尾 一 |
AVAR | 大塚 晴弘 |
さて、試合の方に話を戻すと、この日はウィークデー水曜日の19時キックオフの試合でした。
時間に余裕を持ってスタジアムに着くことができなかったので、今日はピッツアロトロさんではなく、メインスタンドの2階コンコースにある「タイ料理ガァウタイ byクンテープ」さんで購入しました。
パッタイとバーベキューチキンのセットにしました。
試合前には、セレッソ公式がお店のツイートをしていたので、そのメニューを見ながら、電車の中で決めてしまいましたー。
場内グルメ情報📢
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そして、この日のスタジアム選手紹介はコチラ
やはり平日の試合ということで、ギリギリに席に着く方も多く、動画に観客の方が横切る部分も映っています。こればっかりは仕方ないですね。
メンバー
湘南戦のスタメン
前節の3バックではなく、4バックに戻してきました。
よって、隆矢(西尾選手)が外れて、トヨ(豊川選手)がスタメン入り。タガートと2トップを組みます。それ以外は選手に変わりはなく、前節と同じメンバーが並びました。
セレッソ大阪 | 湘南ベルマーレ | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 21 | キム ジンヒョン | GK | 1 | 谷 晃生 | ||
DF | 2 | 松田 陸 | DF | 3 | 石原 広教 | ||
6 | チアゴ | 22 | 大岩 一貴 | ||||
14 | 丸橋 祐介 | 74′ | 2 | 杉岡 大暉 | |||
15 | 瀬古 歩夢 | MF | 5 | 古林 将太 | 46*’ | ||
MF | 5 | 藤田 直之 | 59′ | 14 | 茨田 陽生 | 46*’ | |
10 | 清武 弘嗣 | 32 | 田中 聡 | 74′ | |||
17 | 坂元 達裕 | 74′ | 27 | 池田 昌生 | |||
25 | 奥埜 博亮 | 26 | 畑 大雅 | 89′ | |||
FW | 9 | アダム タガート | 46*’ | FW | 11 | タリク | 62′ |
32 | 豊川 雄太 | 50′ | 17 | 大橋 祐紀 | |||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 1 | ダン バン ラム | GK | 23 | 富居 大樹 | ||
DF | 26 | 小池 裕太 | 74′ | DF | 4 | 舘 幸希 | |
33 | 西尾 隆矢 | 6 | 岡本 拓也 | 46*’ | |||
MF | 4 | 原川 力 | 59′ | 8 | 大野 和成 | 89′ | |
FW | 13 | 高木 俊幸 | 50′ | MF | 10 | 山田 直輝 | 46*’ |
28 | 中島 元彦 | 74′ | 29 | 三幸 秀稔 | 74′ | ||
29 | 加藤 陸次樹 | 46*’ | FW | 13 | 石原 直樹 | 62′ | |
監督 | 監督 | ||||||
レヴィー クルピ | 浮嶋 敏 |
湘南の方は、3バックで、U24オリンピック日本代表のGKの谷選手が出場。またセレッソ育成出身で、もっくん(中島選手)と同期・歩夢(瀬古選手)の1つ上の、池田選手もスタメン入りしています。
両チーム キャプテンのコイントス
キヨは相手の石原選手とグータッチのあと
しばらく立って談笑していました
いろんな人と仲良いですね。キヨは。
試合展開
前半
試合開始前の円陣
DFとGKのハイタッチ
キックオフ前に、相手選手とグータッチするキヨ
湘南ボールでキックオフした試合は、最初のチャンスはセレッソが作りますが、4分と開始早々に失点。
右サイド(セレッソ左サイド)からのクロスをキャッチしたジンヒョンが、バランスを崩してしまい、体ごとゴールの中に倒れこんでしまいます。なんとかボールはラインを割らないようにジンヒョンも対応しますが、VAR判定の結果ゴールが認められてしまい、あっけない形で湘南が先制。
とはいえ、まだ序盤での失点ですし、まだなんとかなるかと、思っていましたが、この日はそうはなりませんでした…。
センターライン付近でボールを持つおっくん(奥埜選手)
トヨ(豊川選手)が相手ボールを奪いに行きます。
陸が自陣ペナルティエリア付近から縦にフィード
右サイドを崩して、ペナルティエリア付近まで迫り、クロスを上げる陸
左サイドでボールを受けてチャンスを伺うマル(丸橋選手)
右サイドではタツ(坂元選手)がボールをキープ
ボランチでバランスを取ってチームに貢献するナオ(藤田選手)
おっくん(奥埜選手)が果敢にシュートを狙います
ボールを持つものの、なかなかチャンスらしいチャンスを作れないセレッソでしたが、FKからチャンスを作ります。
23分に右サイドのFKで、キッカーのナオ(藤田選手)がクロスを入れると、ゴール前でおっくん(奥埜選手)がヘディングシュート
しかし、このシュートはクロスバーの上にはずれてしまいます。
前半の飲水タイム
飲水タイムに入った瞬間にレフリーと話し込むキャプテンキヨ(清武選手)
こういうレフリーとの対話も大事だと思います。
CBのチアゴ(この日はゴールはできず)
そして、27分には、相手に左サイドでFKを与えてしまうと、このFKから相手FWにヘディングで決められてしまい、2点のリードを許します。
この失点で、相手は守ってカウンターという試合の進め方になるため、なかなか相手守備を崩せなくなるセレッソ。得点を奪えないまま試合が経過していきます。
セットプレーでの相手ゴール前での駆け引き
トヨ(豊川選手)が相手DFとポジショニング争い
セレッソの攻撃をキャッチする相手GK谷選手
左サイドに流れてボールを受けるトヨ(豊川選手)
左サイドからクロスを上げるキヨ(清武選手)
相手FWと競る歩夢(瀬古選手)
そして、前半終盤には、右サイド(相手左サイド)で起点を作られたあと、ボールを奪い切れない状態で、ゴール前にパスを送られ、ペナルティエリア手前中央から、豪快なミドルシュートを叩き込まれて、3失点。
左サイドで攻撃を仕掛けるマル(丸橋選手)
陸(松田陸選手)も攻撃に参加
そして、前半は3点のリードを許した状態でハーフタイムに入ります
ハーフタイム
アップのピッチを上げ始めたムツキ(加藤選手)
結局、後半開始からタガートに変わってピッチに入りました。
後半のピッチに向かう選手たちを隆矢(西尾選手)がハイタッチで鼓舞
後半
後半開始前の円陣
DF陣のハイタッチ
セレッソボールで後半キックオフ
後半はセレッソが得点を奪いに、前がかりになっていきます。
ミドルシュートを狙うナオ(藤田選手)
相手ボールのプレスに行くナオ
同じくムツキ(加藤選手)。そういえば髪染めたんですねー。
そして、攻撃の手を緩めないセレッソは、タツが左サイドに回ってきて、相手の山田選手を翻弄
縦にボールを運びますが、ここで一回切り返し
右にボールを持ち運びます
そして、再び切り返して、ペナルティエリア内に侵入してクロス
ゴールには繋がりませんでしたが、相手ゴールに迫るセレッソ、守る湘南という構図で後半序盤は始まりました。
しかし、追加点を奪ったのは、またしても湘南でした。
相手の左SBがドリブルでカウンター、このドリブルを取り切れず、カバーに入ったチアゴのバックパスも少し緩くて、相手FWが再びボールを奪いシュート。おっくん・歩夢が2度・3度とブロックに入りますが、最後はゴールを決められてしまい0−4。
歩夢はペナルティアークのところで、ピッチを叩いて悔しがっていました(まだ立ち上がれていない状態が下の写真)
ナオ(藤田選手)に替えて、リキ(原川力選手)を投入し、おっくん(奥埜選手)とダブルボランチ
陸が右サイドからクロスを送り
ムツキ(加藤選手)がゴールを狙いますが、これは惜しくもサイドネット
セットプレーでの相手ゴール前
ゴールを目指して攻めるセレッソですが、またしてもゴールは湘南。67分にセットプレーから5点目を奪われてしまいます。
フレッシュな選手を入れるしかないセレッソは、タツ(坂元選手)→もっくん(中島選手)と交代していきます
もっくんが右サイドを突破
ムツキが右コーナー付近でボールをキープ
そして、歩夢(瀬古選手)が積極的な攻撃参加を見せて、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。
歩夢が最初ボールを持っていたので、本人が蹴るかと思っていたのですが、結局キッカーはキヨ(清武選手)。
このPKを落ち着いてキヨが決めて、セレッソが一矢報います
キヨのPKでのゴール
ゴールを決めて自陣に戻るキヨ
その後も攻撃するセレッソ、リキ(原川選手)がボールを展開
ゴールを狙いにいくムツキはコーナー付近でキープして
ペナルティエリア内でシュートも決まりません
コーナーのキッカーのもっくん(中島選手)
後半投入されたトシ(高木選手)のシュートもGK正面
そして、このままのスコアでタイムアップ。1−5というスコアで敗戦となりました。
感想
選手は頑張ろうとしているのですが、やはり選手を固定して連戦してきた疲れもあるのか、イマイチ、キレがない選手も居たように思います。
試合終了直後には、歩夢(瀬古選手)はピッチにしゃがみこんでいました(悔しさもあると思います)
整列の中でも、ずっと膝に手を当てて出し切った感の歩夢と、その背中にそっと手を置く陸(松田選手)
タイムアップ後にキヨはレフリーとグータッチ
同期の池田選手と、もっくん(中島選手)がタッチ
歩夢と池田選手
谷選手は、ジンヒョンのところに挨拶にきていました
場内一周での挨拶、深く頭を垂れる歩夢
同じく陸と隆矢も長く頭を下げていました
ロビーとオカン(マダム・ロビーナ)も一礼していました
悔しい敗戦でした。1−5というスコアなので、終わった瞬間はなかなか記憶にないなーと思っていたのですが、2017年にアウェイで川崎に1−5で負けていましたね。
私、その時も見に行ってましたw。大量失点は辛いですね。
前節、なんとか勝てた感じでしたが、やはり勝つと嬉しかったので、下位相手にきっちり勝って欲しいと思っていたのですが、難しかったですね。
私は4階席から見ているのと、南側(相手ベンチの上辺り)なので、セレッソのベンチ付近の空気感は、そこまでビビットに伝わっていなかったのですが、結構苦しい状況だというのは伝え聞いてました。
前節勝利したあとのインタビューで、キヨ(清武選手)が厳しい表情とメッセージを伝えていたので、今回の結果を受けて、監督交代となったのは仕方ないことかなとも思っています。
冒頭の方にも書きましたが、もう少し早く判断してもよかったようには思いますが、ずっとセレッソを見てきた小菊さんにたくして、ファン・サポーターは、選手・チームを応援し続けたいと思います。
連戦が続くので、ローテーション、ターンオーバーで選手のコンディションも保ちながら、選手・監督が同じ方向を向いて戦って行ってほしいと思います。
まずはダービー勝利!!がんばれセレッソ大阪!!
試合データ・ハイライト
セレッソ公式ハイライト動画
セレッソ公式HP:2021 J1リーグ第26節 セレッソ大阪vs湘南ベルマーレ 2021.8.25 19時KO @ヨドコウ桜スタジアム
Jリーグ公式HP:監督コメント(レヴィー・クルピ監督/浮嶋 敏監督)
Jリーグ公式HP:選手コメント(豊川雄太選手・中島元彦選手/タリク選手・茨田選手)
明治安田生命J1リーグ
更新日:2021年8月25日(水) 21:37
順位
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クラブ名
|
勝点
|
試合数
|
勝
|
分
|
負
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得点
|
失点
|
得失点
|
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1 | 川崎フロンターレ | 63 | 26 | 19 | 6 | 1 | 56 | 17 | 39 |
2 | 横浜F・マリノス | 62 | 26 | 19 | 5 | 2 | 60 | 21 | 39 |
3 | ヴィッセル神戸 | 47 | 25 | 13 | 8 | 4 | 40 | 24 | 16 |
4 | 名古屋グランパス | 46 | 26 | 14 | 4 | 8 | 27 | 20 | 7 |
5 | 鹿島アントラーズ | 44 | 26 | 13 | 5 | 8 | 44 | 25 | 19 |
6 | サガン鳥栖 | 44 | 26 | 12 | 8 | 6 | 35 | 22 | 13 |
7 | 浦和レッズ | 44 | 26 | 13 | 5 | 8 | 29 | 26 | 3 |
8 | FC東京 | 39 | 26 | 11 | 6 | 9 | 35 | 35 | 0 |
9 | 北海道コンサドーレ札幌 | 36 | 25 | 10 | 6 | 9 | 33 | 34 | -1 |
10 | アビスパ福岡 | 36 | 26 | 10 | 6 | 10 | 27 | 30 | -3 |
11 | サンフレッチェ広島 | 32 | 25 | 7 | 11 | 7 | 26 | 25 | 1 |
12 | セレッソ大阪 | 30 | 25 | 7 | 9 | 9 | 34 | 35 | -1 |
13 | ガンバ大阪 | 30 | 26 | 8 | 6 | 12 | 19 | 26 | -7 |
14 | 柏レイソル | 27 | 26 | 8 | 3 | 15 | 26 | 36 | -10 |
15 | 湘南ベルマーレ | 25 | 26 | 5 | 10 | 11 | 28 | 31 | -3 |
16 | 清水エスパルス | 25 | 26 | 5 | 10 | 11 | 25 | 38 | -13 |
17 | 徳島ヴォルティス | 23 | 26 | 6 | 5 | 15 | 20 | 34 | -14 |
18 | 仙台ベガルタ仙台 | 19 | 26 | 3 | 10 | 13 | 19 | 43 | -24 |
19 | 横浜FC | 18 | 26 | 4 | 6 | 16 | 20 | 55 | -35 |
20 | 大分トリニータ | 17 | 26 | 4 | 5 | 17 | 17 | 43 | -26 |
ACL出場圏 | 2降格枠 |