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2021J1リーグ第26節 セレッソ大阪vs湘南ベルマーレ

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リーグでの連勝を目指して戦うも大量5失点での敗戦。試合翌日に監督交代で新たな出発へ

前節の横浜FC戦でヨドコウ桜スタジアムでのリーグ戦初勝利を挙げたセレッソ大阪。今節の相手はリーグ17位の湘南ベルマーレです。

残留争いに巻き込まれないためにも、また前節の勝利をよい流れにつなげていくためにも、連勝して、勝ち点3を積み上げたいところです。

しかし、試合の方は、序盤の4分に相手ボールのクロスの処理でのミスで、先制点を奪われてしまいます。そして同点に追いつく前に、セットプレーから2失点目を喫すると、前半終了間際にも得点を奪われて3失点。

後半に入っても序盤に失点・中盤でも失点してしまい、5点のリードを許す展開に。終盤にPKから1点を返しますが、得点を重ねることはできず、1−5のスコアでタイムアップ。

リーグ戦での連勝とはならず、残念な敗戦となってしまいました。

セレッソ大阪 1 0 前半 3 5 湘南ベルマーレ
1 後半 2
84′ 清武 弘嗣 得点 4′ 古林 将太
27′ タリク
42′ 茨田 陽生
52′ 大橋 祐紀
67′ 大岩 一貴

試合後のインタビューで自らの進退について答えていたレヴィー・クルピ監督ですが、翌日の26日には契約解除が伝えられ、後任にはコーチから小菊新監督が就任することとなりました。

中断期間があったとはいえ、4月からリーグ戦での勝利が遠ざかっていた状況でしたので、もう少し早い決断もできたようにも思いますが、ようやく下したクラブとしての判断。

尹さんでの優勝も、ロティーナの戦術的なサッカーも経験している小菊新監督のもと、選手・監督・コーチが同じ方向を向いて、一戦一戦、勝ち点を積み上げて行ってほしいなと思います。

スタジアム ヨドコウ桜スタジアム
入場者数 4,508人
天候/気温/湿度 晴 / 30℃ / 73%
主審 荒木 友輔
副審 八木 あかね、村井 良輔
第4の審判員 岡 宏道
VAR 松尾 一
AVAR 大塚 晴弘

さて、試合の方に話を戻すと、この日はウィークデー水曜日の19時キックオフの試合でした。

時間に余裕を持ってスタジアムに着くことができなかったので、今日はピッツアロトロさんではなく、メインスタンドの2階コンコースにある「タイ料理ガァウタイ byクンテープ」さんで購入しました。

パッタイとバーベキューチキンのセットにしました。

試合前には、セレッソ公式がお店のツイートをしていたので、そのメニューを見ながら、電車の中で決めてしまいましたー。

そして、この日のスタジアム選手紹介はコチラ

やはり平日の試合ということで、ギリギリに席に着く方も多く、動画に観客の方が横切る部分も映っています。こればっかりは仕方ないですね。

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メンバー

湘南戦のスタメン

前節の3バックではなく、4バックに戻してきました。

よって、隆矢(西尾選手)が外れて、トヨ(豊川選手)がスタメン入り。タガートと2トップを組みます。それ以外は選手に変わりはなく、前節と同じメンバーが並びました。

セレッソ大阪 湘南ベルマーレ
スターティングメンバー スターティングメンバー
GK 21 キム ジンヒョン GK 1 谷 晃生
DF 2 松田 陸 DF 3 石原 広教
6 チアゴ 22 大岩 一貴
14 丸橋 祐介 74′ 2 杉岡 大暉
15 瀬古 歩夢 MF 5 古林 将太 46*’
MF 5 藤田 直之 59′ 14 茨田 陽生 46*’
10 清武 弘嗣 32 田中 聡 74′
17 坂元 達裕 74′ 27 池田 昌生
25 奥埜 博亮 26 畑 大雅 89′
FW 9 アダム タガート 46*’ FW 11 タリク 62′
32 豊川 雄太 50′ 17 大橋 祐紀
控えメンバー 控えメンバー
GK 1 ダン バン ラム GK 23 富居 大樹
DF 26 小池 裕太 74′ DF 4 舘 幸希
33 西尾 隆矢 6 岡本 拓也 46*’
MF 4 原川 力 59′ 8 大野 和成 89′
FW 13 高木 俊幸 50′ MF 10 山田 直輝 46*’
28 中島 元彦 74′ 29 三幸 秀稔 74′
29 加藤 陸次樹 46*’ FW 13 石原 直樹 62′
監督 監督
レヴィー クルピ 浮嶋 敏

湘南の方は、3バックで、U24オリンピック日本代表のGKの谷選手が出場。またセレッソ育成出身で、もっくん(中島選手)と同期・歩夢(瀬古選手)の1つ上の、池田選手もスタメン入りしています。

両チーム キャプテンのコイントス

キヨは相手の石原選手とグータッチのあと

しばらく立って談笑していました

いろんな人と仲良いですね。キヨは。

試合展開

前半

試合開始前の円陣

DFとGKのハイタッチ

キックオフ前に、相手選手とグータッチするキヨ

湘南ボールでキックオフした試合は、最初のチャンスはセレッソが作りますが、4分と開始早々に失点。

右サイド(セレッソ左サイド)からのクロスをキャッチしたジンヒョンが、バランスを崩してしまい、体ごとゴールの中に倒れこんでしまいます。なんとかボールはラインを割らないようにジンヒョンも対応しますが、VAR判定の結果ゴールが認められてしまい、あっけない形で湘南が先制。

とはいえ、まだ序盤での失点ですし、まだなんとかなるかと、思っていましたが、この日はそうはなりませんでした…。

センターライン付近でボールを持つおっくん(奥埜選手)

トヨ(豊川選手)が相手ボールを奪いに行きます。

陸が自陣ペナルティエリア付近から縦にフィード

右サイドを崩して、ペナルティエリア付近まで迫り、クロスを上げる陸

左サイドでボールを受けてチャンスを伺うマル(丸橋選手)

右サイドではタツ(坂元選手)がボールをキープ

ボランチでバランスを取ってチームに貢献するナオ(藤田選手)

おっくん(奥埜選手)が果敢にシュートを狙います

ボールを持つものの、なかなかチャンスらしいチャンスを作れないセレッソでしたが、FKからチャンスを作ります。

23分に右サイドのFKで、キッカーのナオ(藤田選手)がクロスを入れると、ゴール前でおっくん(奥埜選手)がヘディングシュート

しかし、このシュートはクロスバーの上にはずれてしまいます。

前半の飲水タイム

飲水タイムに入った瞬間にレフリーと話し込むキャプテンキヨ(清武選手)

こういうレフリーとの対話も大事だと思います。

CBのチアゴ(この日はゴールはできず)

そして、27分には、相手に左サイドでFKを与えてしまうと、このFKから相手FWにヘディングで決められてしまい、2点のリードを許します。

この失点で、相手は守ってカウンターという試合の進め方になるため、なかなか相手守備を崩せなくなるセレッソ。得点を奪えないまま試合が経過していきます。

セットプレーでの相手ゴール前での駆け引き

トヨ(豊川選手)が相手DFとポジショニング争い

セレッソの攻撃をキャッチする相手GK谷選手

左サイドに流れてボールを受けるトヨ(豊川選手)

左サイドからクロスを上げるキヨ(清武選手)

相手FWと競る歩夢(瀬古選手)

そして、前半終盤には、右サイド(相手左サイド)で起点を作られたあと、ボールを奪い切れない状態で、ゴール前にパスを送られ、ペナルティエリア手前中央から、豪快なミドルシュートを叩き込まれて、3失点。

左サイドで攻撃を仕掛けるマル(丸橋選手)

陸(松田陸選手)も攻撃に参加

そして、前半は3点のリードを許した状態でハーフタイムに入ります

ハーフタイム

アップのピッチを上げ始めたムツキ(加藤選手)

結局、後半開始からタガートに変わってピッチに入りました。

後半のピッチに向かう選手たちを隆矢(西尾選手)がハイタッチで鼓舞

後半

後半開始前の円陣

DF陣のハイタッチ

セレッソボールで後半キックオフ

後半はセレッソが得点を奪いに、前がかりになっていきます。

ミドルシュートを狙うナオ(藤田選手)

相手ボールのプレスに行くナオ

同じくムツキ(加藤選手)。そういえば髪染めたんですねー。

そして、攻撃の手を緩めないセレッソは、タツが左サイドに回ってきて、相手の山田選手を翻弄

縦にボールを運びますが、ここで一回切り返し

右にボールを持ち運びます

そして、再び切り返して、ペナルティエリア内に侵入してクロス

ゴールには繋がりませんでしたが、相手ゴールに迫るセレッソ、守る湘南という構図で後半序盤は始まりました。

しかし、追加点を奪ったのは、またしても湘南でした。

相手の左SBがドリブルでカウンター、このドリブルを取り切れず、カバーに入ったチアゴのバックパスも少し緩くて、相手FWが再びボールを奪いシュート。おっくん・歩夢が2度・3度とブロックに入りますが、最後はゴールを決められてしまい0−4。

歩夢はペナルティアークのところで、ピッチを叩いて悔しがっていました(まだ立ち上がれていない状態が下の写真)

ナオ(藤田選手)に替えて、リキ(原川力選手)を投入し、おっくん(奥埜選手)とダブルボランチ

陸が右サイドからクロスを送り

ムツキ(加藤選手)がゴールを狙いますが、これは惜しくもサイドネット

セットプレーでの相手ゴール前

ゴールを目指して攻めるセレッソですが、またしてもゴールは湘南。67分にセットプレーから5点目を奪われてしまいます。

フレッシュな選手を入れるしかないセレッソは、タツ(坂元選手)→もっくん(中島選手)と交代していきます

もっくんが右サイドを突破

ムツキが右コーナー付近でボールをキープ

そして、歩夢(瀬古選手)が積極的な攻撃参加を見せて、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。

歩夢が最初ボールを持っていたので、本人が蹴るかと思っていたのですが、結局キッカーはキヨ(清武選手)。

このPKを落ち着いてキヨが決めて、セレッソが一矢報います

キヨのPKでのゴール

ゴールを決めて自陣に戻るキヨ

その後も攻撃するセレッソ、リキ(原川選手)がボールを展開

ゴールを狙いにいくムツキはコーナー付近でキープして

ペナルティエリア内でシュートも決まりません

コーナーのキッカーのもっくん(中島選手)

後半投入されたトシ(高木選手)のシュートもGK正面

そして、このままのスコアでタイムアップ。1−5というスコアで敗戦となりました。

感想

選手は頑張ろうとしているのですが、やはり選手を固定して連戦してきた疲れもあるのか、イマイチ、キレがない選手も居たように思います。

試合終了直後には、歩夢(瀬古選手)はピッチにしゃがみこんでいました(悔しさもあると思います)

整列の中でも、ずっと膝に手を当てて出し切った感の歩夢と、その背中にそっと手を置く陸(松田選手)

タイムアップ後にキヨはレフリーとグータッチ

同期の池田選手と、もっくん(中島選手)がタッチ

歩夢と池田選手

谷選手は、ジンヒョンのところに挨拶にきていました

場内一周での挨拶、深く頭を垂れる歩夢

同じく陸と隆矢も長く頭を下げていました

ロビーとオカン(マダム・ロビーナ)も一礼していました

悔しい敗戦でした。1−5というスコアなので、終わった瞬間はなかなか記憶にないなーと思っていたのですが、2017年にアウェイで川崎に1−5で負けていましたね。

直近2節で連敗中のセレッソ大阪(勝ち点48)、ACL出場圏内の3位とは勝ち点差5の4位につけています(27節終了時)。 第28節は、現...

私、その時も見に行ってましたw。大量失点は辛いですね。

前節、なんとか勝てた感じでしたが、やはり勝つと嬉しかったので、下位相手にきっちり勝って欲しいと思っていたのですが、難しかったですね。

私は4階席から見ているのと、南側(相手ベンチの上辺り)なので、セレッソのベンチ付近の空気感は、そこまでビビットに伝わっていなかったのですが、結構苦しい状況だというのは伝え聞いてました。

前節勝利したあとのインタビューで、キヨ(清武選手)が厳しい表情とメッセージを伝えていたので、今回の結果を受けて、監督交代となったのは仕方ないことかなとも思っています。

冒頭の方にも書きましたが、もう少し早く判断してもよかったようには思いますが、ずっとセレッソを見てきた小菊さんにたくして、ファン・サポーターは、選手・チームを応援し続けたいと思います。

連戦が続くので、ローテーション、ターンオーバーで選手のコンディションも保ちながら、選手・監督が同じ方向を向いて戦って行ってほしいと思います。

まずはダービー勝利!!がんばれセレッソ大阪!!

試合データ・ハイライト

セレッソ公式ハイライト動画

セレッソ公式HP:2021 J1リーグ第26節 セレッソ大阪vs湘南ベルマーレ 2021.8.25 19時KO @ヨドコウ桜スタジアム

Jリーグ公式HP:監督コメント(レヴィー・クルピ監督/浮嶋 敏監督)

Jリーグ公式HP:選手コメント(豊川雄太選手・中島元彦選手/タリク選手・茨田選手)

明治安田生命J1リーグ

更新日:2021年8月25日(水) 21:37

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 川崎フロンターレ 63 26 19 6 1 56 17 39
2 横浜F・マリノス 62 26 19 5 2 60 21 39
3 ヴィッセル神戸 47 25 13 8 4 40 24 16
4 名古屋グランパス 46 26 14 4 8 27 20 7
5 鹿島アントラーズ 44 26 13 5 8 44 25 19
6 サガン鳥栖 44 26 12 8 6 35 22 13
7 浦和レッズ 44 26 13 5 8 29 26 3
8 FC東京 39 26 11 6 9 35 35 0
9 北海道コンサドーレ札幌 36 25 10 6 9 33 34 -1
10 アビスパ福岡 36 26 10 6 10 27 30 -3
11 サンフレッチェ広島 32 25 7 11 7 26 25 1
12 セレッソ大阪 30 25 7 9 9 34 35 -1
13 ガンバ大阪 30 26 8 6 12 19 26 -7
14 柏レイソル 27 26 8 3 15 26 36 -10
15 湘南ベルマーレ 25 26 5 10 11 28 31 -3
16 清水エスパルス 25 26 5 10 11 25 38 -13
17 徳島ヴォルティス 23 26 6 5 15 20 34 -14
18 仙台ベガルタ仙台 19 26 3 10 13 19 43 -24
19 横浜FC 18 26 4 6 16 20 55 -35
20 大分トリニータ 17 26 4 5 17 17 43 -26
ACL出場圏 2降格枠

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