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2020 J1リーグ第18節 FC東京 vs セレッソ大阪(AWAY)

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チャンスは作るもゴールを決めれず残念な敗戦。オフサイド・PKの不運な判定にも泣く

連戦が続くJ1リーグ。前節17節はPK見逃しなどの不運な判定もあり鹿島に敗戦してしまった2位のセレッソ大阪。今節は3位のFC東京との上位対決。首位川崎との勝ち点差を詰めるためにも、連敗は避けたいところです。

試合の方は、前半はお互いチャンスらしいチャンスを作らせない緊迫した展開でスコアレスで折り返します。後半に入り、ペースを上げたセレッソが相手ゴールに迫るシーンを多く作りますが、得点を奪えずに時間が経過。63分に相手陣でのスローインの対応のミスからカウンターを浴び失点すると、66分にはオフサイド気味のプレーから立て続けに失点(個人的にはオフサイドと思う)。2点のリードを奪われると、終盤猛攻を仕掛けますが、88分のFKでの相手選手の明確なハンドをまたも見逃されるセレッソ。結局、得点を奪えなかったセレッソが、2-0のスコアでFC東京に敗戦。今季初の連敗を喫しました。

FC東京 2 0 前半 0 0 セレッソ大阪
2 後半 0
63′ ディエゴ オリヴェイラ
66′ アダイウトン
得点

順位は2位のまま変わりませんでしたが、首位川崎との勝ち点差が11に広がってしまいました。

スタジアム 味の素スタジアム
入場者数 4,316人
天候/気温/湿度 雨 / 19.9℃ / 90%
主審 山本 雄大
副審 聳城 巧、熊谷 幸剛
第4の審判員 田中 玲匡

平日のナイトゲームかつ東京での開催だったため、DAZNでの観戦となりました。

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メンバー

FC東京戦のスタメン(写真は全てセレッソ公式より)

フォーメーションは4-4-2

セレッソのメンバーはお馴染みのメンバーが並びます。左SBはこの試合はマル(丸橋選手)が入っています。

FC東京 セレッソ大阪
スターティングメンバー スターティングメンバー
GK 33 林 彰洋 GK 21 キム ジンヒョン
DF 37 中村 帆高 DF 2 松田 陸
4 渡辺 剛 14 丸橋 祐介 80′
3 森重 真人 15 瀬古 歩夢
6 小川 諒也 22 マテイ ヨニッチ
MF 7 三田 啓貴 61′ MF 5 藤田 直之
45 アルトゥール シルバ 6 レアンドロ デサバト 80′
31 安部 柊斗 10 清武 弘嗣 73′
FW 11 永井 謙佑 61′ 17 坂元 達裕
9 ディエゴ オリヴェイラ 85′ FW 20 ブルーノ メンデス 73′
20 レアンドロ 90+4′ 25 奥埜 博亮 73′
控えメンバー 控えメンバー
GK 13 波多野 豪 GK 1 永石 拓海
DF 32 ジョアン オマリ DF 16 片山 瑛一 80′
49 バングーナガンデ 佳史扶 3 木本 恭生 80′
MF 28 内田 宅哉 61′ MF 49 西川 潤
FW 15 アダイウトン 61′ FW 13 高木 俊幸 73′
24 原 大智 85′ 18 鈴木 孝司 73′
27 田川 亨介 90+4′ 8 柿谷 曜一朗 73′
監督 監督
長谷川 健太 ロティーナ

ベンチには、NJ(西川選手)も入っているので、個人的には出場に期待を少ししていました。

試合展開

前半

お互いが堅い守備で入った前半の展開。ハイプレスで来ると思っていたFC東京の守備は、ブロックで堅め、激しいハイプレスはしない形で守ってきました。

探り合うようにボールを保持しながら相手の隙を伺う展開になり、セレッソはボールは保持して攻撃を仕掛けていきますが、なかなかシュートまで持ち込むことはできません。

しかしFC東京の攻撃に対しても、相手の特徴であるカウンター攻撃を発動させないよう、セレッソが上手く守ります。

自分たちの守備ブロックの前でボールを保持させる形で、シュートを打たれても枠を外れるか・シュートブロックができる展開で、危なげなく守ることができていました。

上手くパスをつないでキヨがゴール前に迫るシーンまりましたが、シュートを打つことはできず、一進一退の攻防で試合は続きます。

右サイドで攻守に活躍の陸

22分に得たFK、マルが蹴ったボールがそのままゴールに吸い込まれかけましたが、相手GKが辛うじてセーブして、得点とはなりません。

そして、前半はお互いチャンスらしいチャンスもないままスコアレスでハーフタイムに入ります。

後半

後半に入ると、セレッソが少しペースを上げてきます。

タツ(坂元選手)がボールを受けてチャンスを作り、FC東京ゴールに迫っていきます。

そして、59分にビッグチャンス。

右サイドからの陸(松田選手)のクロスを、マル(丸橋選手)がシュート。DFにブロックされたところを、おっくん(奥埜選手)がシュート!これは入ったと思われたシュートはゴールポストに弾かれて、こぼれたところを再びマルがシュート。このシュートは相手GKにキャッチされてしまいます。

ここのシュートは決めておきたかった場面でした。

そして、このチャンスの後、FC東京は2枚替えを実施。アダイウトン選手・内田選手が投入されます。

その投入直後の63分、FC東京陣でのスローインから、相手のカウンターが発動。

特にピンチになるような場面ではなかったのですが、スローインに対して、デサバト・藤田がボールを奪いきれず、相手の安部選手と入れ替わられてしまいます。

そして、安部選手がドリブルでボールを運び、ディエゴ・オリヴェイラ選手にパスして、ドリブルでカウンター攻撃。守備陣も懸命に戻りましたが追いつけず、ゴールを決められてしまい、ワンチャンスでリードを奪われてしまいました。

ビッグチャンスを逃したセレッソと、直後のビッグチャンスを決めたFC東京、このプレーを機に主導権はFC東京に傾きます。

失点の3分後、セットプレーのこぼれ球から、アダイウトン選手が決めて2失点目。このアダイウトン選手のプレーは、オフサイドポジションにいたように思いますが、判定はオンサイドでゴールが認められ、またもや審判の微妙な判定がセレッソには不利に働きます。

その後、セレッソも3枚替えで、孝司(鈴木選手)・トシ(高木選手)・曜一朗(柿谷選手)を投入して攻撃の活性化を図ろうとしていきます。

その後、ヤス(木本選手)・瑛ちゃん(片山選手)を投入

終盤、攻勢を強めるセレッソですが、再び審判の微妙な判定に泣きます。

88分には、相手ゴール前中央でのFK。曜一朗が壁の上を狙ったシュートを放ち、相手の壁の選手の上げた手に当たりますが、PKの判定とはならず…。

今のルールでは、明確にハンドと定義されているシーンで、流れの中ではなくセットプレーで審判からも見やすい状況・位置だったにも関わらず、見逃されてしまう不運。

そして、そのまま2-0のスコアでタイムアップ。手痛い敗戦・連敗を喫してしまいました。

感想など

2戦連続で不運な判定に泣くことになり、非常に残念です。

前節の鹿島戦は同点にできる状況でのPK見逃し。この日のFC東京戦は、2点リードされての状況でのPK見逃しなので、状況は少し違いますが、本文でも書いたようにFC東京の2点目はおそらくオフサイド。

よって、この日も同点にできる状況でのPK見逃しと実質はなっていたはずなので、残念ですよね。

とはいえ、今はVARが導入されておらず、審判4人でのみ判定する状況ですから、見逃しや誤った判定は致し方ないとも思っています。微妙な判定が、有利・不利それぞれに働くことになるはずが、直近はセレッソに不利な形で続いているのが、少しやるせないですね。

圧倒的な強さで、誤審や微妙な判定も関係なく勝ちきれるくらい、セレッソが強くなれるといいなとは思っています。

連敗を喫して、首位川崎との勝ち点差も11に広がってしまっているので、次節は連敗をストップして、川崎との勝ち点差を詰めていけるようにしていきたいですね。

がんばれ!セレッソ大阪!!

試合詳細(ハイライトなど)

セレッソ公式ハイライト動画

Jリーグ公式ハイライト動画

2020明治安田生命J1リーグ 第18節 2020.9.23 (水) 19:03KO @味の素スタジアム FC東京vs セレッソ大阪(セレッソ公式HP)

ロティーナ監督コメント

「60分までと60分以降で大きく変わった試合だと思います。60分に、我々のスローインでのミスから、彼らに得点を許しました。それまでは、我々の試合、いいプレーができていました。足りないのはゴールだけでした。彼らは得点以降、強いディフェンスを見せて、メンタル的にも充実したプレーを見せていました。印象としては、自分たちがモノにすべき試合を落としてしまったという印象です」

Q:今節は、どちらが先制するか、という試合だったと思います。前節も含め、どちらに転んでもおかしくない試合をモノにできなかった要因をどう考えますか?

「1点目の(前の)シーンでは、我々もとてもいいプレーができていて、相手を支配できていました。相手は後ろに下がる状態になっていました。そこで、細かい部分ですが、相手陣地のスローインでこちらがミスをして、失点してしまった。その細かい部分で、相手はより自信を付けた。素晴らしい選手を擁しているチームが、より自信を持ってプレーした、という印象です」

Q:FC東京の2点目はオフサイドにも見え、C大阪は、柿谷選手のFKがペナルティーエリア内で相手の手に当たったようにも見えました。それについて、何かコメントはありますか?

「今日の審判に何か言いたいことはないのですが、VARがなくなったことで、我々は、とてもとても大きなダメージを受けています。サッカー界のためにも、早くVARを導入すべきだと思います」

選手コメント

キヨ(清武選手)

Q:ボールを持ちながら、なかなか決定機までは持ち込めない試合でしたが、どういうことを考えながらプレーしていましたか?

「ポジション取りを考えながらやっていたら、終わった、という感じです」

Q:ホームでのFC東京戦はスコアレスドローでした。やはり、相手の守備は堅い?

「FC東京とするときは、いつもこういう感じの試合になっていると思います。前の個が強いチームなので、安易な(ボールの)取られた方は避けようと、チームとしては言っていたんですけど、それでも、個でやられてしまった。その前に、自分たちもチャンスがあった中で、相手が決めて、チャンスをモノにした、という展開だったと思います」

Q:素晴らしいシーズンを送ってきた中で、今季初の連敗という形になりました。ここからまた、上がっていくために、どう立て直していきたい?

「鹿島とFC東京、守備が堅くて、前は外国籍選手の個が強い相手に連敗してしまった。こういう相手に勝てないのは、自分たちに原因があると思いますし、何で勝てないのか、もう一回、突き詰めてやっていかないといけない。そういう分析もしつつ、攻撃面での質も、後半戦はもっと上げていく必要があると思います」

Q:後半戦に入った中での連敗。シーズン全体から見て、どういう重みがあると思いますか?

「上位のチームに勝てないのはもどかしいですし、順位が近い相手に勝てないのは自分たちの力不足だと思っています。もう一回、仕切り直さないといけないですし、この連敗から、僕たちも学ばないといけない。ズルズルいかないように、もう一度、チームの士気を高めながら、頑張っていきたいと思います」

ナオ(藤田選手)

Q:前半からボールは握れていた中で、なかなかシュートや崩し切るには至らなかった印象です。試合を振り返ると?

「そうですね。ある程度、後ろでは持たせてもらえたかなと思いますが、そこから先の相手のディフェンスの強度も高かったですし、そこを僕たちがなかなか突破できない、攻略できなかったな、という印象を持っています」

Q:前節、今節と、どちらに転んでもおかしくない試合をモノにすることができなかった。相手の強度が高い、という共通点もあったと思いますが、この2試合から、チームがさらに強くなっていくために必要なモノ、足りないモノは何だと感じていますか?

「チームとしての形は、昨季からのベースがあるので、今季もシーズンを通して高まってきたなという印象を持っている中で、この2試合は、守備での強度や、局面での1対1、守備であと一歩寄せる、体をぶつける、個々の局面で上回られたことが、この連敗につながったんじゃないかなと思います。今日も、球際のところ、相手の守備陣のスプリント、相手のボールの執着心で、少し後手を踏む場面もあった。個人の戦うところとか、そういう基本的なところに立ち返る必要があるかなと思います」

明治安田生命J1リーグ

更新日:2020年9月23日(水) 22:46

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 川崎フロンターレ 50 19 16 2 1 58 18 40
2 セレッソ大阪 39 19 12 3 4 27 18 9
3 FC東京 38 20 11 5 4 35 24 11
4 鹿島アントラーズ 33 19 10 3 6 31 25 6
5 柏レイソル 30 18 9 3 6 34 25 9
6 名古屋グランパス 30 17 9 3 5 27 18 9
7 横浜F・マリノス 30 20 9 3 8 40 33 7
8 浦和レッズ 30 18 9 3 6 26 32 -6
9 ガンバ大阪 29 17 9 2 6 24 22 2
10 サンフレッチェ広島 25 17 7 4 6 26 20 6
11 ヴィッセル神戸 23 20 5 8 7 31 35 -4
12 大分トリニータ 22 19 6 4 9 21 28 -7
13 北海道コンサドーレ札幌 17 19 4 5 10 23 36 -13
14 横浜FC 17 18 5 2 11 23 37 -14
15 サガン鳥栖 14 15 3 5 7 16 22 -6
16 清水エスパルス 12 19 3 3 13 25 42 -17
17 ベガルタ仙台 11 17 2 5 10 16 32 -16
18 湘南ベルマーレ 9 17 2 3 12 14 30 -16
ACL出場圏
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