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2018 J3リーグ 第34節 ガンバ大阪U23 vs セレッソ大阪U23 (AWAY)

アウェイ吹田でのU23大阪ダービーは、冷静な試合運びを見せたセレッソ大阪U23が2点差で勝利!今シーズン最終戦を勝利で締めくくる

リーグの最終節に大阪ダービーとなった2018年のJ3リーグ。J1リーグのトップチームのダービーは、お隣にダブルを食らってしまったセレッソ大阪ですので、弟分のU23ダービーでは勝利を収めたいところです。

ちなみに、ホームでのU23ダービーでは、圧倒的に攻めこみリードを奪いながらも、ミスからの失点で結局、1-1のドローで終えています。

4551人を集めたU23大阪ダービーは、圧倒的に攻め込み先制するも、ミスから追いつかれて痛恨のドロー J1リーグはワールドカップ期間で...

そして、アウェイ吹田スタジアムに乗りこんでの試合は、互いにチャンスを作りますが、セレッソが先制。前半アディショナルタイムに中島選手(もっくん)のゴールでリードすると、後半早々に相手選手が退場で数的優位になると、直後に流れの中から沖野のゴールで突き放し、守っても危なげなく相手の攻撃を跳ね返し続け、無失点で見事勝利!!

ガンバ大阪U23 0 0 前半 1 セレッソ大阪U23
0 後半
得点 45+1 ‘中島 元彦
61’  沖野 将基

ダービーで快勝して2018年シーズンを締めくくりました。そして、今季のJ3リーグでの順位は、これまでのシーズンで最高の7位でフィニッシュしました。

スタジアム パナソニック スタジアム 吹田
入場者数 3,753人
天候/気温/湿度 晴 / 16.6℃ / 29%
主審 長谷 拓
副審 酒井 達矢、緒方 孝浩
第4の審判員 山口 隆平

長居でのU23大阪ダービーは4,551人の観客を集めて行われましたが、12月の最終節で少し寒い気候もあってか、3,753人と少し寂しい数字となりました。

とはいえ、いつものJ3リーグよりは多い観客数なので、選手同士は気合が入っていい表情でプレーしていたと思います。

セレッソ側のゴール裏には、横断幕が掲示されていました。

一番手前の横断幕には「START FROM HERE」と書かれています。J3のU23チームからJ1のトップチーム定着を狙っているU23チームメンバーの成長を期待する横断幕ですね。

U23チームの狙いはトップチームへの選手輩出・育成であり、まだまだセレッソのトップチームに定着はできていませんが、他のチームへの完全移籍やレンタル移籍するメンバーも出て来ていますし、個人的にはこの「START FROM HERE」というメッセージは好きです。

シーズンのまとめは、別途、書きたいと思いますが、U23チームができたからこその成果もあるので、来シーズンも継続してステップを刻んで行って欲しいと思います。

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メンバー

ガンバ大阪U23戦のスタメン

全員プロ選手(高校3年生の陽・歩夢も含めて)のU23のメンバーで戦います。

チャウワットもスタメンで出ていますが、この日がセレッソ(U23チーム)での最終戦になります。

ガンバ大阪U23 セレッソ大阪U23
スターティングメンバー スターティングメンバー
GK 41 谷 晃生 GK 45 茂木 秀
DF 6 初瀬 亮 DF 29 舩木 翔
36 松田 陸 35 沖野 将基
16 野田 裕喜 37 森下 怜哉
35 山口 竜弥 42 瀬古 歩夢
MF 17 市丸 瑞希 MF 31 山根 永遠 89′
29 髙江 麗央 36 斧澤 隼輝
24 井出 遥也 59′ 39 チャウワット 82′
38 中村 敬斗 68′ 57 喜田 陽
FW 18 髙木 彰人 78′ FW 28 中島 元彦 90+4′
19 一美 和成 33 米澤 令衣
控えメンバー 控えメンバー
GK 31 鈴木 椋大 GK 1 永石 拓海
DF 2 西野 貴治 DF 50 石尾 崚雅
MF 26 妹尾 直哉 78′ MF 30 大山 武蔵 89′
32 芝本 蓮 59′ 38 西本 雅崇 82′
34 福田 湧矢 68′ FW 34 山田 寛人
40 食野 亮太郎 40 安藤 瑞季 90+4′
FW 37 白井 陽斗 44 ウェリング ピアス
監督 監督
實好 礼忠 大熊 裕司

ベンチは、石尾君(U-18)以外は、U23チームのメンバーが並びます。

この日ベンチのFWの3名は、もっとU23チームではコンスタントに試合に出るくらい試合に絡んで欲しいと思っていますし、若い世代の中での競争・切磋琢磨しながら、将来に向かって飛躍していって欲しいものです。

試合展開

試合開始前の円陣です。茂木は相変わらず直立ですw!

ちなみに、コイントスでかったガンバがトップチームに倣って(?)コートチェンジを選択。セレッソボールで試合が始まります。

前半

前半立ち上がりは、セレッソ大阪U23がガンバ陣に相手を押し込み、攻勢をかけていきます。守っても、4-4-2のブロックで前からプレスをかけて、相手のパス回しを限定して、セレッソペースで試合は進んでいきます。

トップの位置に入る令衣

しかし、11分に最初の決定機をガンバに作られてしまいます。左サイドからクロスを上げられるとゴール前でフリーの相手にヘディングシュートを放たれますが、これは相手のシュートミスで事なきを得ます。

対するセレッソも、17分に決定機!ボランチのチャウワットがセンターサークル付近から浮き球のロングパス。ディフェンスラインの裏に走りこんだ永遠が胸でワントラップして、ゴール中央で右足でシュートを放ちますが、惜しくも枠の上に外れてしまいます。

ボランチでテンポのよいパスを供給して攻守に貢献していたチャウワット

それ以降は、相手にセットプレーを与える回数が増え、セレッソが守る展開になりますが相手に得点は許しません。

守っては茂木が好セーブを連発!!

34分には右サイドからのFK(セレッソ陣左サイド)を、ファーサイドにシュート気味のクロスを上げられますが、茂木が辛うじてコーナーに逃れてセーブ。

続く、42分には、相手選手にドリブルで持ち込まれて、ペナルティエリア付近でコースを狙ったシュートを放たれますが、これも茂木がビッグセーブ!!

このままハーフタイムかと思われた前半アディショナルタイムにセレッソが先制します。

相手陣に攻め込み、クリアされたボールを再び奪い、ボールをペナルティエリア手前中央付近で受けたもっくん(中島選手)が上手く振り向いて左足でシュート!!相手DFに当たったボールがゴール左隅に決まり、セレッソ大阪U23が先取点を挙げます。

ゴール後のもっくん

ベンチに駆け寄った後は、両手を耳に当てるポーズをして

相手ボールのキックオフ直前には、力強いガッツポーズ!

もっくんのゴール動画

この得点でセレッソ大阪U23が1点をリードしてハーフタイムに入ります。

隼輝から祝福されるもっくん

後半

後半に入ってすぐゲームが動きます。

前半終了間際に異議でイエローカードを受けていた、ガンバの市丸選手が、49分にペナルティエリア手前中央付近で、隼輝に対して後ろからスライディングした格好になり、このプレーで2枚目のイエローカードが提示され、レッドカードで退場になってしまいます。

このプレーで、残りの時間を一人多い形で戦うことができるようになった、セレッソが再び攻勢になっていきます。

60分には、もっくんがドリブルで相手ペナルティエリアに一人で切り込んでいき、何人もディフェンスを交わすシーンを作り、ゴールに迫りますが、シュートまでは持ち込めません。

しかし、その直後の61分、ペナルティエリア左で斜めのパスに反応したもっくんが、グラウンダーでマイナスにクロスを送ると、後ろから走りこんできた沖野がダイレクトで豪快に合わせて、セレッソが2点のリードを奪います!!

ゴールを挙げた沖野をみんなで祝福!

チャウワットとハイタッチ

もっくんが祝福!

隼輝とハイタッチ

自陣に戻ってサポーターの方に向かっての笑顔

今季最終戦で初ゴールを挙げた沖野の笑顔がとてもよかったです。

沖野のゴール動画

2点のリードを奪って、数的優位に立つセレッソが、その後はキッチリ守って、ボールを奪ったらカウンターという展開でゲームは進んでいきます。

終盤攻撃に、相手にシュートを放たれるシーンも作られますが、セレッソが要所を締める展開で危なげなく勝ち切りました。

今季のJ3リーグ最終戦のU23大阪ダービーを勝利で締めくくりました!!

試合終了後の永遠のオチョケぶりも楽しかったですw

感想など

この記事をすぐにアップできなかったので(現在、12月11日)、セレッソ周辺では監督の契約満了や、選手の契約満了、選手の移籍情報(他チームへの移籍)と、少し後ろ向きなニュースが多い状況ですが、このU23大阪ダービーは見ていて成長も感じられて本当によかったです。

今年でJ3リーグ参入3年目。1年目のシーズンははオーバーエイジも使いながら戦いましたが、今年はオーバーエイジはほぼ使わず、U23メンバー(それもほぼU21)とU-18の特別指定選手という若いチームで戦ってきました。

戦術も、トップチームと同じ4-4-2のブロックで守って、堅守速攻という形で、順位的には7位でフィニッシュと、これまでで最高の成績ですし、アウェイの大阪ダービーを無失点で2点差をつけての勝利と、いい形で締めくくってくれました。

やはりダービーで勝つというのは気持ちいいですし、メンタル面でも成長の跡が見られるチーム状態となりました。ホームでのダービーは攻めながらもドローで終わってしまいましたが、この試合では相手に退場が出たとはいえ、危なげなく勝ち切ってくれました。

それには茂木のスーパーセーブで流れを掴んだことが大きかったと思います。

茂木も永石とJ3の試合出場を争いながら、好セーブを見せて守備も安定して成長してきたと思います。そして、他の選手もJ3でコンスタントに出続けることで、別のJリーグのチームからのオファーを受けて、完全移籍する選手も出てきたり、U-18の選手もセレッソでのプロ昇格ではなく、他チームでプロになる選手も出てきました(石尾くん)。

トップチームに人材輩出していくことが、一番の目的ではありますが、他チームに完全移籍でオファーを受ける選手に育てられてきているというのも、結果が出ているということだと思っています。

来シーズンはトップチームも監督が代わって、主力級の選手も何人か移籍してしまうような展開になりつつあります。今シーズンはなかなかトップに絡めなかったU23チームメンバーですが、来年はルヴァンカップもありますし、トップチームのレギュラー争いにU23世代が多数加われるようなシーズンになるといいなと個人的には思っています。若手の突き上げに期待!!

個人的には、隼輝・永遠・もっくん・歩夢・陽あたりが特に楽しみです!!(他の選手もみんな楽しみなんですけど、強いてあげてみましたw)

がんばれ、セレッソ大阪U23!

移籍選手・リリース情報

トップチームの選手だけではなく、U23世代の選手の移籍情報なども出ています。

チャウワット選手

「チャウワット選手 期限付き移籍満了のお知らせ」

序盤はケガなどもあってチームでなかなか試合に出れていませんでしたが、終盤はU23チームのボランチとして、持ち前のパスセンスで攻守の要として活躍していたレフティー。早々とレンタル満了という情報が出ていましたが、終盤の活躍を見ると、トップチームにも絡めるだけの素材だと思ったのですが、残念ながら契約満了のようです。残念。

最後の交代のシーン。いい笑顔でした。

沖野選手がJ3の秋田へ完全移籍

「沖野将基選手 ブラウブリッツ秋田へ完全移籍のお知らせ」

そして、この日ゴールを決めた、沖野選手がJ3の秋田に完全移籍するニュースが飛び込んできました。持ち前のスピードを活かして、秋田で活躍して欲しいと思います!

もっくん・歩夢・陽がU19代表選出でブラジル遠征に

「中島元彦選手、瀬古歩夢選手  U-19日本代表ブラジル遠征のメンバーに選出のお知らせ」

「喜田陽選手 U-19日本代表ブラジル遠征のメンバーに追加選出のお知らせ」

プロ1年目のもっくんと、今シーズン途中からプロ契約になった高校3年生の歩夢・陽の計3名がU19代表としてブラジル遠征に行くようです。元気で頑張って来てほしいですね。

試合詳細はコチラ

Jリーグ公式ハイライト動画

セレッソ公式ハイライト動画

2018明治安田生命J3リーグ 第34節 2018.12.2 (日) 13:03KO G大阪U23 vs C大阪U23(オフィシャル)

2018明治安田生命J3リーグ 第34節 G大23vsセレッソU-23(まいど!セレッソ)

J3 第34節 G大23戦|試合後の大熊裕司監督(セレッソU-23)記者会見コメント

J3 第34節 G大23戦|試合後のセレッソU-23選手コメント(中島、沖野、茂木、瀬古、森下、チャウワット)

更新日:2018年12月2日(日) 15:33

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 FC琉球 66 32 20 6 6 70 40 30
2 鹿児島ユナイテッドFC 57 32 16 9 7 46 35 11
3 ガイナーレ鳥取 53 32 15 8 9 61 47 14
4 アスルクラロ沼津 52 32 14 10 8 40 29 11
5 ザスパクサツ群馬 52 32 15 7 10 37 35 2
6 ガンバ大阪U-23 47 32 13 8 11 53 43 10
7 セレッソ大阪U-23 46 32 13 7 12 47 36 11
8 ブラウブリッツ秋田 43 32 12 7 13 37 35 2
9 SC相模原 42 32 12 6 14 42 53 -11
10 AC長野パルセイロ 41 32 10 11 11 39 37 2
11 カターレ富山 41 32 12 5 15 41 50 -9
12 福島ユナイテッドFC 40 32 9 13 10 36 43 -7
13 グルージャ盛岡 40 32 12 4 16 41 56 -15
14 FC東京U-23 36 32 10 6 16 38 45 -7
15 Y.S.C.C.横浜 34 32 8 10 14 40 48 -8
16 藤枝MYFC 34 32 10 4 18 32 48 -16
17 ギラヴァンツ北九州 27 32 6 9 17 22 42 -20

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