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2020プレシーズンマッチ 京都サンガFC vs セレッソ大阪(新スタジアム:こけら落とし)

プレシーズンマッチ:京都サンガFC vs セレッソ大阪 ~「サンガスタジアムby KYOCERA」こけら落とし~

シーズン開幕を控えた2020年2月9日(日)に、プレシーズンマッチとして京都サンガFCと対戦したセレッソ大阪。この試合は、京都サンガFCの新スタジアム「サンガスタジアム by KYOCERA」のこけら落としマッチとして開催されました。

「サンガスタジアム by KYOCERA」のスタジアムガイド はこちらの記事で確認ください。

京都サンガFCのホームスタジアム:サンガスタジアム by KYOCERAのスタジアムガイド アウェイ観戦の際に書いているスタジ...

少し雪がちらつく寒い天候でしたが、新スタジアムでの初の試合という興奮と、ピッチが近く両チームが見せる攻防に、寒さを感じないくらいの熱気に包まれたような試合だったように思います。

昨シーズンのメンバーを中心にロティーナ監督の2シーズン目を戦うセレッソと、監督が代わり選手も少し入れ替わったサンガ。試合はセレッソが押し込む展開で進みます。新加入の右MFの坂元選手(タツ)がチャンスを作っていくと、12分にその坂本選手(タツ)のゴールでセレッソが先制。前半同点に追いつかれるものの、後半におっくんのゴールで追加手を奪ってリードしたセレッソ。最後は、昨シーズンの大怪我から復活したとっくんが後半アディショナルタイムにチーム3点目を奪い、3-2のスコアでセレッソが勝利しました。

京都サンガFC 2 1 前半 1 3 セレッソ大阪
1 後半 2
26’ 庄司 悦大
90+5’ ピーター ウタカ
得点 12’ 坂元 達裕
64’ 奥埜 博亮
90+2’ 都倉 賢

GKがジュンスだったことと、右MFが坂元選手(タツ)だったこと以外は、昨シーズンのレギュラーメンバーで戦って見事勝利。プレシーズンマッチでいろいろと試している段階だとは思いますが、昨季からの積み上げと新戦力が融合し始めているとの印象を受けました。シーズン前としては期待感でわくわくすることができました。

スタジアム サンガスタジアム by KYOCERA
入場者数 17,938人
天候/気温/湿度 曇 / 6.7℃ / 50%
主審 松尾 一
副審 馬場 規、岩田 浩義
第4の審判員 岡 宏道

この日のサンガスタジアム by KYOCERAは、こけら落としマッチということもあり、前売りでチケットは完売。21,600人収容のスタジアムで、観客は18,000人弱でバックスタンド/3階席(2層目)を中心に少し空席がある状況でしたが、まずまずの入りだったのではないでしょうか。

スタジアムガイドでも書きましたが、臨場感抜群で試合も楽しめるうえに、フードコードやボルダリング施設や物産館などもあって、試合観戦以外にも楽しめる複合型スタジアムですので、また行きたいなと思うスタジアムでしたね。是非、J1の舞台で戦いたいものです。

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試合前

試合前のアップ

この日のGKアップで登場した2人、もぎしゅーとジュンス

この2人をみて「あれ、ジンヒョンは?永石は?」と思い少し驚きましたが、キャンプでの練習試合ではジュンスが出てたことを思い出し、ジュンスのスタメン出場に期待が膨らんだ瞬間でした。

鹿児島で成長した姿を直に観てみたいと思いましたし

U23で見ていた茂木がトップチームの試合にベンチ入りするのも、プレシーズンマッチとは言え、感慨深いものがありました

選手のアップを見つめる2人のセレッソOB(播戸竜二さん・鈴木悟さん)

そういえば鈴木さんはサンガOBでもありましたね。

フィールドプレーヤーの選手たちも入ってきて、ゴール裏に挨拶です

フィジカルコーチが今シーズンから変わったので、試合前のアップのやり方も変わりましたね(ウェアも明るい色になりました)

輪になってストレッチ

豊川選手、ゴールに期待したいですし、早く直にプレーを観てみたいです

この日はベンチスタートの歩夢

オープニングセレモニー

こけら落としということで、オープニングセレモニーがありました

京都府の西脇知事の挨拶

京セラの山口会長の挨拶

序幕式

クラブ名がスタジアム名の中に入ってるっていいですね。

選手入場

パワグロを歌うセレッソ大阪ゴール裏

引いて撮った写真がコチラ

2階(1層目)がセレッソ大阪(ビジター自由)で、3階(2層目)はホーム自由席なので、ピンクに染まっていたのは下段だけですが、ピッチに近くていいですね。

両チームの選手が入場しました

サンガ側(ホーム)のゴール裏は紫(パープル)に染まっていますね。

メンバー

京都サンガFCのメンバー

サンガのメンバーはずっとは追いかけていないのですが、セレッソにも在籍していて今はサンガに戻った安藤選手がスタメンです。あとはピーター・ウタカ選手などの新加入選手もスタメンに入っています。

新加入の李選手もベンチ入りしています。

セレッソ大阪のメンバー

対するセレッソのメンバーがコチラ

京都サンガFC戦のスタメン(この写真のみセレッソ公式から)

スタメンは、ジュンス・坂元(タツ)以外は、昨シーズンのスタメン組が中心ですね

新加入のルーカス ミネイロがベンチ入りしていたり、曜一朗・とっくん・豊川選手なども楽しみな攻撃陣がベンチに控えています。

西川潤選手・中島元彦選手・前川大河選手などは、ベンチ入りは叶わずでした。

試合前の整列シーンを撮ろうとしたのに、準備が間に合わず、こんな写真になってしまいましたw

キックオフ前の両チームキャプテンのコイントス

セレッソはキヨ・サンガは安藤選手(元セレッソ)がキャプテンでした

試合詳細

前半

試合前の円陣

そしてハイタッチ、ジュンスと坂元選手(タツ)の見える写真をチョイスw

キックオフ直後くらいは小雪が舞ってました

セレッソ陣での相手ボールのFK

FKに備えるジュンス

そして最初の決定機はセレッソ。4分に右MFに入った坂元選手がクロス。このクロスにゴール前にフリーで走りこんだキヨがヘディングシュート!

これはキーパーにキャッチされてしまいましたが、いきなり訪れたチャンスとそのクロスを送った坂元選手に俄然注目したシーンでした。

この寒い中、半袖ユニのヨニッチ。副キャプテンにも就任して頼もしさも増した印象ありますね

ボールを握ってセレッソペースで試合は進み、京都ゴールに迫っていきます。

このシーンでは、キヨがペナルティエリア外の左でボールを持つと、ナオ(藤田選手)がオーバーラップ

ナオにキヨからのパスが出て、ゴールライン際まで進入したナオがクロス

京都ゴールを脅かしていくセレッソ、ゴールはそのうち奪えそうな予感がしていました。

坂元選手(タツ)の先制点

そして生まれたのが、12分の坂元選手(タツ)の先制点!

4分のクロスと同じようなシーンで、右サイドでボールを受けた坂元選手が、後ろから上がってきた陸が相手DFを動かして空いたスペースも使って、ゴール前に速いクロスを送ります。

このボールが直接ゴールに吸い込まれて、セレッソが先制!!

セレッソでの初ゴールを挙げた坂元選手を祝う、デサバトと陸

ゴール後の雄叫びが嬉しそうな坂元選手

「デキる上司感」があふれ出るナオ(藤田選手)も祝福

他の選手たちも集まってきます

キヨの笑顔もいいですね

ブルーノにも祝福されて

帰陣に向けて走り出す坂元選手

笑顔もいいですね!

先制してからも危なげなく、試合を運ぶセレッソ。両ボランチが的確なポジショニングでボールを運んだり、守備面で貢献していると実感。

まずはデサバト。本当にいて欲しいところにいる選手

ナオ(藤田選手)もボールを上手く散らして、安定感があります

相手ボールのセットプレーのシーン。ジュンスもまずまずのプレーを見せていたと思います。

ボールを回すシーンでは、「あ、そこ見てたんや(そこに出す!)」というくらい、攻撃の起点になれていたジュンスでしたが、中途半端なフィードもいくつか見られていました。

そして、相手にボールを奪われてからの一連の攻撃の中で、こぼれ球を相手の庄司選手にゴールされてしまい、同点に追いつかれてしまいます。

セレッソのコーナーキックのシーン。前半はこの2人(キヨ・タツ)がショートコーナーでリスターとするというシーンが多かったですね。

このセットプレーでの坂元選手のドリブルでの突破もかなり魅力的だなと思ってみていました。

前半終了間際には、左サイドのタッチライン際の一連のプレーで、相手のウタカ選手が熱くなってしまい、ヤス(木本)に詰め寄るシーンもありました。

それほど怒るようなシーンではないように、傍目では思いましたけどね。そして、副キャプテンのヨニッチがサッとフォローに入っていたので、こういう部分でもなんか頼もしいなと思ってまっした。

後半

後半開始から、キヨに代わって曜一朗が出場します

後半開始前の円陣(に入る直前のシーン)

曜一朗がキヨのいたポジション、左MFに入りました。

後半から出場した李選手と曜一朗

右MFでメインスタンドに近くなったので、アップで坂元選手を撮ってみましたw

この坂元選手(タツ)は、ドリブルが武器で、カットインして左足でシュートやクロスを打つこともできますし、下の写真のように縦に勝負して、右足でクロスを上げられるいい選手ですね。

右サイドで何度もチャンスを作っていたので、セレサポからの注目度が俄然アップした気がします。

ブルーノと安藤選手・バイス選手

ブルーノの惜しいシュート

曜一朗からのスルーパスに抜けだしたブルーノが中央左でボールを受けると

ペナルティエリア内にも進入して

相手DFのプレスを受けながらも

シュート体勢に入り

右足でシュート!!

入った!?と思えたシーンでしたが、残念ながらサイドネットでゴールとはなりませんでした。

このシーンの直後にも、右サイドでボールを受けた坂元選手が鋭いフェイントで相手を置き去りにし縦に突破。右足でタイミングよくクロスを上げますが、残念ながら中で合わせられず、追加点を奪うことはできませんでした。

前半同様、得点が近いだろうなとの予感があった中で、セレッソにゴールが生まれます。

おっくんの2点目

曜一朗、ブルーノ、おっくんとボールをキレイにつなぎ、おっくんがGKと1対1になり、ゴールに流し込んでセレッソが2-1と再びリードします

ゴールを決めたおっくんを祝福するデサバト

曜一朗は、ブルーノを指さして喜んでいる感じですね

デサバトとおっくんの歓喜のシーン(アップ)

ハグして祝福します

そしてゴールに絡んだ曜一朗・ブルーノも走り寄ってハイタッチ

攻撃の起点となった陸とブルーノがハイタッチ

そして、おっくんともハイタッチ

ナオとハイタッチするおっくんの髪の毛をクシャクシャにする陸

この2点目のゴールは、右サイドからテンポよくパスをつないで、あっという間にGKと1対1のシーンを作っていましたので、本当にキレイな崩しだったと思います。

オーバーハンドでボールをフィードするジュンス

左サイドで君臨するマル

坂元選手と右サイドを制していた陸

右サイドのタッチライン際でファウルを受け、ベンチに向かって笑う陸(プランクでトレーニングしているような姿勢ですねw)

そのセットプレーの駆け引きのシーン

ヤス(木本)がシュートにいきます

観客は17,938人で思ったよりは伸びなかったですね。

坂元選手はゴール前にも切り込んでいく積極的なプレーが魅力ですね

右サイドに流れてボールをキープするおっくん

右サイドで攻撃参加する陸

そして、試合終了間際の84分にはとっくんが出場

おっくんと交代したとっくんは、2トップの位置に入ります。

そして、さっそく、後ろからのフィードを上手く収めて、シュートを打ちにいきますが、これはゴールとはなりません

とっくんの3点目(復活ゴール)

しかし、90+2分のアディショナルタイム、、待望のゴールが生まれます。

ブルーノのシュートをこぼれ球を曜一朗からマルにつなぎ、マルがシュート。このシュートを相手GKが弾き、こぼれたところを、とっくんが左足でゴールに蹴りこんで、3-1とセレッソが更に突き放します!!

ゴールを挙げたとっくん(ちょとボケてますが)

右コーナー付近まで走ってきて、笑顔でボーズ

ベンチからの選手が駆け寄り、もみくちゃにされながら祝福されるとっくん

ブルーノと喜び合います

みんなに祝福されていいシーンでした(歩夢・茂木も祝福にきてますね)

ガッツポーズで帰陣するとっくん、イイ表情ですね

ハーフウェイライン付近での競り合いでファウルを受けたとっくん

まだまだ本調子ではないかもしれませんが、ゴールが見れて本当によかったです。

試合の方は、90+5分の後半アディショナルタイム終了間際に、ウタカ選手にゴールを奪われてしまい、3-2のスコアで終了。

サンガスタジアム by KYOCERAのこけら落としマッチは、セレッソが勝利しました。

感想など

まずは3-2で勝利できてよかったです。新スタジアムでのこけら落としマッチで、うち(セレッソ)が勝ってしまったのは少し微妙かもしれませんが、両チームともシーズン直前の時期ですから、いろいろと試しながらの実戦でしたし、セレッソが自分たちのペースで勝ててよかったと思います。

ヨニッチとハグするウタカ選手(なぜか曜一朗・キヨたちともハグしてた気がします)

選手たちが挨拶しに行くときにゴール裏から出ていた横断幕がこちら

そこに書いてあるとおり、昨シーズンからの積み上げてきたものの上に、新戦力が融合しながら、勝てた気がします。シーズンでの優勝に向かって、クラブ・選手・監督・スタッフ・サポーターが一丸となって、突き進んで行けたらいいなと思います。

晴れやかな表情のとっくん と 坂元選手

試合終了後のジュンス

新戦力という意味では、トップチームで90分出たジュンスと、坂元選手(タツ)はどちらもよかったと思います。

ジュンスは、フィードの面でミスを何度かしていたように思いますが、昨シーズン当初のジンヒョンがボールを持ったときよりも、落ち着いてボールを持っていたように思います。若干、歩夢のフィード時のような、ふてぶてしさ的な空気感を個人的には感じました。

ディフェンスラインへの指示なども、きっちりしていましたし、試合に出続ければ伸びてく印象は受けました。オリンピックイヤーでU23韓国代表でもありますし、今シーズン頑張ってほしいと思います。

そして、坂元選手(タツ)はいいですね。期待感しかないですね。まだまだな面もあるとは思いますが、いい選手が来てくれたなと思っています。西川潤選手とポジション争いをしながらかと思いますが、どちらの選手も頑張って欲しいなと思います。

それ以外の選手では、とっくん!本当にゴールできてよかったです。

大怪我からの復活なので、まずは少しずつ慣らしていく段階でしょうし、ゴールを獲れないとダメなわけではないと思いますが、獲れたことは素晴らしいと思います。気持ち的にも更に前向きになれますし、本人もサポーターも嬉しかったゴールかと思います。「おかえりー!とっくん!」

そして、新スタジアム。素晴らしいスタジアムだと思います。

大き過ぎず、ちょうどよい大きさだと思いますし、交通アクセスが脆弱かとも思いましたが、JR嵯峨野線の混雑も想定の範囲内でした。

フードコートや物産館・大河ドラマ館など、試合前後に楽しめる場所もありますし、道中に京都駅で一旦降りて楽しんだりすることもできるので、また行ってみたいと思えるスタジアムでした。

本当に次はJ1のステージで一緒に戦えたらいいなと思いました。

上の横断幕を出したことで、京都の選手がセレッソのゴール裏にも挨拶してくれていました。

安藤コールに応える安藤選手

「おおきに!また来てな」

また来たいと思いますよね。J2のチームに移籍したセレッソの選手もいるので、彼らが京都に来るときに観に行くのもありだなと個人的には思っています。

さあ、いよいよ公式戦(ルヴァンカップ・J1リーグ戦)が始まります。今シーズンも1試合ずつ着実に戦って、いいシーズンが送れるといいなと思います。

がんばれ!!セレッソ大阪!!

試合詳細はコチラ

プレシーズンマッチ 2020.2.9 (日) 14:00 サンガスタジアム by KYOCERA 京都vs C大阪(オフィシャルHP)

ロティーナ監督コメント【試合後】

いいプレーができた時間帯は、快適にボールを動かすことができました。前半、縦に急ぎ過ぎて簡単にボールを失うシーンが目立ちましたが、全体的には満足しています。カップ戦とリーグ戦に向けて、いい準備ができていると思います。キヨ(清武弘嗣)と(柿谷)曜一朗は45分ずつでしたが、昨日の練習試合と合わせて、ほとんどの選手が90分プレーすることができました。トク(都倉賢)も、今日も少しの時間でしたがプレーすることができました。彼の回復はチームにとって重要です。そういう点でも満足しています

選手コメント

■坂元達裕選手(タツ)

─得点シーンを振り返ると?

左利きとして、あの場所からインに巻いてピンポイントで合わせる形は常に狙っていました。ファーポストに向けて蹴って、触っても触らなくても入るようなボールを蹴れたので、良かったと思います。

─新スタジアムのファーストゴールになったが?

そうですね(笑)雰囲気はすごかったです。セレッソの応援も初めてだったのですが、迫力がある応援でした。いい雰囲気の中でゴールを決められたので、素直に嬉しいです。

─全体的に、自身のプレーを振り返ると?

持ち味であるドリブルで崩せるシーンも何回かあったのですが、ボールを失うこともあったし、大事にしないといけないところで失ってしまうことも何度かあったので、そこは改善していかないといけません。その上で、もっともっと仕掛けていけるチャンスもあったので、もっともっと仕掛けていきたいと思います。

■奥埜博亮

─キャンプではボランチをすることもあった中で、FWでのプレーになったが?

僕自身、与えられたポジションで自分の良さを出すことが一番なので、FWで出たときも、自分のできることをやろうと思って臨みました。

─得点シーンを振り返ると?

いい距離感でパスが回せて、(柿谷)曜一朗、ブルーノと、いい形でつながりました。ブルーノからいいパスが来て、決めることができて良かったです。

─昨季より上にいくために、今季はスタートから勝利を重ねていきたいが、チーム全体の仕上がりについては?

やはり、去年1年のベースがある中での今年なので、スムーズに戦えているとは思います。ただ、今日の試合にしても、まだまだ良くしていけるところはあります。試合をしながら良くしていけば、より上にも行けると思うので、満足することなく、少しずつでも内容も良くしていきたいと思います。

■とっくん(都倉賢選手)

─昨日の練習試合で15分ほど出て、今日を迎えたが、今日も出る準備はしていた?

監督が決めることなので、メンバーに入った以上は、チームの一員としてベストを尽くそうと思っていました。実際、昨日、復帰後初めての実戦を終えて、疲れも残っていたので、監督が使うのか分からなかったですが、準備をしてきた中で、短い時間の中で結果を出すことができたことは良かったです。何より、昨日と今日、合わせて30分弱、実戦をケガなく終えられたことは、コンディションを上げる目的においては、重要な2日間だったと思います。

─今日は、サポーターの前での復帰でした。ピッチに立ったときの気持ちや声援を聞いたときの気持ちは?

プレシーズンマッチでここまでサポーターや観客が入っている試合は珍しいというか。両チームのサポーターがスタジアムの雰囲気を作ってくれたことで、僕たちも自然とモチベーションは上がります。だからこそ、今日のような緊張感のある、拮抗した試合になったと思います。僕自身、より公式戦に近い、練習試合より一つ上のステージでプレーができたことは、すごく良かったと思います。

─得点シーンを振り返ると?

いるべきところにいれた結果だと思います。チームがあの時間帯は押し込めていたので、ゴールは取れたことに関しては、チームとしては必然だと思います。そこに僕がたまたまいただけだったので。シーズンを通して、僕に限らず、ああいうゴールを増やしていきたい。引いた相手にも押し込んで決めることが、今季、より上にいくための課題だと思うので、その一つとして、今日、結果として残せたことは良かったです。

─得点後は選手も一斉に駆け寄ってきましたが、ピッチに立って、仲間とサッカーできることは、やはり格別な気持ちですか?

やはりチームスポーツなので。ケガしたときも、チームメートが僕のユニフォームを着て試合に出てくれたり、サポーターがコレオをしてくれたり、たくさんの人に支えられてここまでくることができました。僕自身、一人だとここまで来ることはできなかった。僕のリハビリに関わってくれたメディカル、ドクター、フィジカルコーチ、多くの方が二人三脚でオフも返上してやってくれたおかげで、今日を迎えられたので、たくさんの人に感謝しかありません。今日の歓声を聞いて、ここまで来ることができて良かったと思いますし、改めて、ここからが本当のスタートだなという責任感もあります。スタートラインに立てただけなので、ここから本当の競争がありますし、僕自身、チームに貢献していきたいと思っています。

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