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2018FIFAワールドカップ ロシア:モスクワの地下鉄駅めぐりモデルコース(自分歩き)

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「地下宮殿」と呼ばれるモスクワの地下鉄駅は豪華で一見の価値あり!ぜひ観光したいので、どの順番で回るかなどを調べてみた

モスクワの地下鉄は、共産主義時代の影響で豪華な装飾が施されていて、美術館や宮殿のような雰囲気をもち「地下宮殿」と呼ばれることもあるようです。

モスクワの地下鉄は全部で12路線あり、モスクワ・モノレール(13号線)と中央環状線(14号線)をあわせて、全部で14路線あるとも言えます。

モスクワ滞在中にお世話になるであろう地下鉄の路線図や鉄道駅の情報は、別記事のこちらでまとめていますが、この記事では「地下宮殿」と呼ばれるモスクワ地下鉄駅の観光目的に絞って紹介したいと思います。

モスクワの地下鉄・鉄道駅 モスクワの情報は非常に多いので、ここではワールドカップ期間中によく利用するであろう、地下鉄・鉄道駅の情報を抜き出...
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モスクワの地下鉄(概要)

路線図

モスクワの地下鉄の路線図です。

モスクワ地下鉄の路線図(公式:最新)

地下鉄の路線

赤の広場やクレムリンのある中心部から、放射線状に延びているのが特徴的なモスクワ地下鉄。5号線の環状線もありますし、乗換していろんな場所に行けそうです。

路線番号(色)・路線名 開業年
Moskwa Metro Line 1.svg ソコーリニチェスカヤ線
Сокольническая линия
1935年
Moskwa Metro Line 2.svg ザモスクヴォレーツカヤ線
Замоскворецкая линия
1938年
Moskwa Metro Line 3.svg アルバーツコ=ポクローフスカヤ線
Арбатско-Покровская линия
1938年
Moskwa Metro Line 4.svg フィリョーフスカヤ線
Филёвская линия
1958年
Moskwa Metro Line 5.svg 環状線
Кольцевая линия
1950年
Moskwa Metro Line 6.svg カルーシュスコ=リーシュスカヤ線
Калужско-Рижская линия
1958年
Moskwa Metro Line 7.svg タガーンスコ=クラスノプレースネンスカヤ線
Таганско-Краснопресненская линия
1966年
Moskwa Metro Line 8.svg カリーニンスコ=ソンツェフスカヤ線
Кали́нинско-Солнцевская линия
1979年
Moskwa Metro Line 8A.svg カリーニンスコ=ソンツェフスカヤ線
(西) Кали́нинско-Солнцевская линия
2014年
Moskwa Metro Line 9.svg セルプホーフスコ=チミリャーゼフスカヤ線
Серпуховско-Тимирязевская линия
1983年
Moskwa Metro Line 10.svg リュビリーンスコ=ドミトロフスカヤ線
Люблинско-Дмитровская линия
1995年
Moskwa Metro Line 11А.svg カホーフスカヤ線
Каховская линия
1969年
Moskwa Metro Line 12.svg ブートフスカヤ線
Бутовская линия
2003年
Moskwa Metro Line 13.svg モスクワモノレール
Монорельс
2004年
Moskwa Metro Line 14.svg モスクワ中央環状線
МЦК
2016年

後ほどモデルコースを紹介しますが、乗換駅がたくさんあるので、自分の行きたい駅を見つけて、好きな駅だけ回るのでもよいと思います。

地下鉄の乗り方・運賃

【運行時間】 始発:5時半ごろ 終電:翌1時ごろ (路線による)

【運賃】 55P(1回券) 110P(2回券) 747P(20回券)

自動券売機で1回券などを買って乗り込みます。

モスクワの地下鉄の観光コースプラン

以下の観光コースを紹介しているガイドを見つけましたので、参考までにこの場でも紹介したいと思います。

番号 駅名 路線情報
1 Komsomolskaya(Комсомольская)

コムソモーリスカヤ

1号線

5号線

2 Prospekt Mira(Проспект Мира)

プロスペクト・ミーラ

5号線

6号線

3 Novoslobodskaya(Новослободская)

ノヴォスロボーツカヤ

5号線
4 Belorusskaya(Белорусская)

ベラルースカヤ

2号線

5号線

5 Mayakovskaya(Маяковская)

マヤコフスカヤ

2号線
6 Teatralnaya(Театральная)

チアトリーナヤ

2号線
7 Ploshchad Revolyutsii
(Площадь Революции)

プローシャチ・レヴァリューツィイ

(革命広場)

3号線
8 Arbatskaya(Арбатская)

アルバーツカヤ

3号線
9 Kievskaya(Киевская)

キエフスカヤ

3号線

号線

10 Park Pobedy(Парк Победы)

パルク・パベーディ

3号線

観光コースプランの駅情報

見学に行きたい駅(モデルルートの駅)の名前を地下鉄の路線図に赤枠の四角で囲ってみました。

コムソモーリスカヤ駅から順番に巡っていくのもよいですし、No.6のTeatralnaya駅とNo.7のPloshchad Revolyutsii駅は、乗り換え可能な駅ですので、赤の広場などの市内観光のついでに、この2つの駅の観光をしてしまうのもよいと思います。

まずは赤の広場・クレムリンなどの自分の観光に行きたい場所との優先順位で、行く駅・順番を決めてもよいと思います。

以下では、各駅の情報と駅の装飾の特徴を順にご紹介します。

1.コムソモーリスカヤ駅(Komsomolskaya)Комсомольская

地下鉄5号線環状線の駅。1号線の駅もありますが、以下の装飾があるのは、5号線の方のようです。

近くにレニングラーツキー駅(サンクトペテルブルク方面)、ヤロスラフスキー駅(ヤロスラヴリ方面)、カザンスキー駅(カザン方面)の3つの鉄道駅があるコムソモーリスカヤ広場の場所に駅があります。

サランスクに日本代表戦を見に行くのに、ロシア鉄道を使うとカザンスキー駅発着ですし、近くを通る機会も多いと思いますので、見に行かれてはいかがでしょうか。

装飾はロシアの過去の英雄がモザイク画として描かれ、駅内部に飾られているようです。

2.プロスペクト・ミーラ駅(Prospekt Mira)Проспект Мира

地下鉄5号線環状線の駅です。

近くにモスクワ大学の植物園がある駅で、元々は「Botanichesky Sad」と呼ばれていたようです。

白い大理石で覆われた優雅な色調の装飾になっています。

3.ノヴォスロボーツカヤ駅(Novoslobodskaya)Новослободская

地下鉄5号線環状線の駅。アールヌーボー調のステンドグラスの装飾があることで有名です。

全部で32枚のステンドグラスがあるようで、キレイな真鍮の縁に収まって柱に飾られているようです。

6つの窓(ステンドグラス)には建築家・地理学者・農学者・エンジニア・芸術家・ミュージシャンなどの知的職業の人々が描かれているようです。

私は、ぜひステンドグラスを見にいってみたいと思います。

4.ベラルースカヤ駅(Belorusskaya)Белорусская

地下鉄5号線環状線の駅。2号線の駅もありますが、装飾が施されているのは、5号線の駅の方のようです。

このベラルースカヤ駅は、駅名にちなんでベラルーシ風の装飾となっており、大理石の白い支柱や精巧な漆喰塗りの天井などで装飾されているようです。

天井には八角形のモザイク画が12枚埋め込まれており、ベラルーシの日常の様子が描かれている。また床にはベラルーシのキルトに似せた模様のタイルが張られています。

このベラルースカヤ駅は、シェレメーチェボ空港(SVO)へのアエロエクスプレスの発着駅であるベラルスキー駅との乗り換えができる駅なので、空港の行き帰りの際にでも立ち寄ってみるのもよいかもしれません。

5.マヤコフスカヤ駅(Mayakovskaya)Маяковская

地下鉄2号線の駅です。

モスクワだけではなく、世界でも最も美しい駅の一つとも呼ばれるほどの華麗な駅になっています。

未来主義(フューチャリズム)というMayakovsky(マヤコフスキー)が唱えた言葉を象徴するデザインになっているとのことで、アールデコ調のホールと柱が特徴的で、天井のモザイク画には、ソビエト時代の1日が描かれているようです。

この駅は地下33mにあり、第二次世界大戦時代は防空壕として使われていたそうです。

6.チアトリーナヤ駅(Teatralnaya)Театральная

地下鉄2号線の駅です。

チアトリーナヤ駅は、ボリショイ劇場を含む数多くの劇場が近くにあることからが駅名の由来だそうで、キリストの大聖堂の白い大理石で装飾されています。音楽と舞踊を代表する男性7人と女性7人が描かれているようです。

7.プローシャチ・レヴァリューツィイ駅:革命広場(Ploshchad Revolyutsii)Площадь Революции

地下鉄3号線の駅になります。1つ前のチアトリーナヤ駅とは乗換が可能な駅になりますので、2号線から3号線に乗り換える際に観光するのがよいのではと思っています。

そして、革命広場の近く(=赤の広場やグム百貨店などの近く)ですので、モスクワのど真ん中の観光ついでに寄ってみたいと思います。

そして、この駅には実に76体ものブロンズ像が飾られていて、共産主義時代を象徴する労働者のブロンズ像になっているようです。

そして、この兵士と一緒にいる犬の鼻(ツルツルになっています)を撫でると、幸運が訪れると言われているようなので、是非、この鼻に触ってみましょう。

※上の写真で床に赤い丸がある部分が、この犬のブロンズの目印なのかなと思っています。

8.アルバーツカヤ駅(Arbatskaya)Арбатская

地下鉄3号線の駅になります。駅としては4号線にも同じ駅名があるのですが、この装飾が施されているのは3号線の方になります。

世界大戦中にドイツに爆撃をうけて破壊された駅を建て替えたみたいです。

250メートルもある長いプラットホームも特徴のようですよ。

9.キエフスカヤ駅(Kievskaya)Киевская

地下鉄3号線の駅になります。5号環状線も通る駅です。

近くにキエフスキー駅があることから名付けられた駅で、ヴーヌコヴォ空港とのアエロエクスプレスが発着する駅との乗り換え駅です。

とはいえ、この空港を利用することは少ないと思いますので、地下鉄駅の観光目的で行くのがよいのかなと思います。

バロック様式で贅沢な装飾が施され、白い大理石が多く使われ兵士の生活を描いた精巧な作品やフレスコ画とモザイクなどが特徴的です。

10.パルク・パベーディ駅(Park Pobedy)Парк Победы

地下鉄3号線の駅になります。

この駅の特徴は、下のような装飾もさることながら

モスクワの地下鉄で一番深いところにある駅(地下73.6m)だそうです。

そして、それは一番長いエスカレーターがあるということのようなので、このエスカレーターに乗りに行くのもいいかもしれませんね。

他にも特徴的な地下鉄の駅があるようなのですが、モデルコースとして10駅紹介してみました。(ガイドブックの受け売りですw)

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