感想など
まずは3-2で勝利できてよかったです。新スタジアムでのこけら落としマッチで、うち(セレッソ)が勝ってしまったのは少し微妙かもしれませんが、両チームともシーズン直前の時期ですから、いろいろと試しながらの実戦でしたし、セレッソが自分たちのペースで勝ててよかったと思います。
ヨニッチとハグするウタカ選手(なぜか曜一朗・キヨたちともハグしてた気がします)
選手たちが挨拶しに行くときにゴール裏から出ていた横断幕がこちら
そこに書いてあるとおり、昨シーズンからの積み上げてきたものの上に、新戦力が融合しながら、勝てた気がします。シーズンでの優勝に向かって、クラブ・選手・監督・スタッフ・サポーターが一丸となって、突き進んで行けたらいいなと思います。
晴れやかな表情のとっくん と 坂元選手
試合終了後のジュンス
新戦力という意味では、トップチームで90分出たジュンスと、坂元選手(タツ)はどちらもよかったと思います。
ジュンスは、フィードの面でミスを何度かしていたように思いますが、昨シーズン当初のジンヒョンがボールを持ったときよりも、落ち着いてボールを持っていたように思います。若干、歩夢のフィード時のような、ふてぶてしさ的な空気感を個人的には感じました。
ディフェンスラインへの指示なども、きっちりしていましたし、試合に出続ければ伸びてく印象は受けました。オリンピックイヤーでU23韓国代表でもありますし、今シーズン頑張ってほしいと思います。
そして、坂元選手(タツ)はいいですね。期待感しかないですね。まだまだな面もあるとは思いますが、いい選手が来てくれたなと思っています。西川潤選手とポジション争いをしながらかと思いますが、どちらの選手も頑張って欲しいなと思います。
それ以外の選手では、とっくん!本当にゴールできてよかったです。
大怪我からの復活なので、まずは少しずつ慣らしていく段階でしょうし、ゴールを獲れないとダメなわけではないと思いますが、獲れたことは素晴らしいと思います。気持ち的にも更に前向きになれますし、本人もサポーターも嬉しかったゴールかと思います。「おかえりー!とっくん!」
そして、新スタジアム。素晴らしいスタジアムだと思います。
大き過ぎず、ちょうどよい大きさだと思いますし、交通アクセスが脆弱かとも思いましたが、JR嵯峨野線の混雑も想定の範囲内でした。
フードコートや物産館・大河ドラマ館など、試合前後に楽しめる場所もありますし、道中に京都駅で一旦降りて楽しんだりすることもできるので、また行ってみたいと思えるスタジアムでした。
本当に次はJ1のステージで一緒に戦えたらいいなと思いました。
上の横断幕を出したことで、京都の選手がセレッソのゴール裏にも挨拶してくれていました。
安藤コールに応える安藤選手
「おおきに!また来てな」
また来たいと思いますよね。J2のチームに移籍したセレッソの選手もいるので、彼らが京都に来るときに観に行くのもありだなと個人的には思っています。
さあ、いよいよ公式戦(ルヴァンカップ・J1リーグ戦)が始まります。今シーズンも1試合ずつ着実に戦って、いいシーズンが送れるといいなと思います。
がんばれ!!セレッソ大阪!!
試合詳細はコチラ
プレシーズンマッチ 2020.2.9 (日) 14:00 サンガスタジアム by KYOCERA 京都vs C大阪(オフィシャルHP)
ロティーナ監督コメント【試合後】
いいプレーができた時間帯は、快適にボールを動かすことができました。前半、縦に急ぎ過ぎて簡単にボールを失うシーンが目立ちましたが、全体的には満足しています。カップ戦とリーグ戦に向けて、いい準備ができていると思います。キヨ(清武弘嗣)と(柿谷)曜一朗は45分ずつでしたが、昨日の練習試合と合わせて、ほとんどの選手が90分プレーすることができました。トク(都倉賢)も、今日も少しの時間でしたがプレーすることができました。彼の回復はチームにとって重要です。そういう点でも満足しています
選手コメント
■坂元達裕選手(タツ)
─得点シーンを振り返ると?
左利きとして、あの場所からインに巻いてピンポイントで合わせる形は常に狙っていました。ファーポストに向けて蹴って、触っても触らなくても入るようなボールを蹴れたので、良かったと思います。
─新スタジアムのファーストゴールになったが?
そうですね(笑)雰囲気はすごかったです。セレッソの応援も初めてだったのですが、迫力がある応援でした。いい雰囲気の中でゴールを決められたので、素直に嬉しいです。
─全体的に、自身のプレーを振り返ると?
持ち味であるドリブルで崩せるシーンも何回かあったのですが、ボールを失うこともあったし、大事にしないといけないところで失ってしまうことも何度かあったので、そこは改善していかないといけません。その上で、もっともっと仕掛けていけるチャンスもあったので、もっともっと仕掛けていきたいと思います。
■奥埜博亮
─キャンプではボランチをすることもあった中で、FWでのプレーになったが?
僕自身、与えられたポジションで自分の良さを出すことが一番なので、FWで出たときも、自分のできることをやろうと思って臨みました。
─得点シーンを振り返ると?
いい距離感でパスが回せて、(柿谷)曜一朗、ブルーノと、いい形でつながりました。ブルーノからいいパスが来て、決めることができて良かったです。
─昨季より上にいくために、今季はスタートから勝利を重ねていきたいが、チーム全体の仕上がりについては?
やはり、去年1年のベースがある中での今年なので、スムーズに戦えているとは思います。ただ、今日の試合にしても、まだまだ良くしていけるところはあります。試合をしながら良くしていけば、より上にも行けると思うので、満足することなく、少しずつでも内容も良くしていきたいと思います。
■とっくん(都倉賢選手)
─昨日の練習試合で15分ほど出て、今日を迎えたが、今日も出る準備はしていた?
監督が決めることなので、メンバーに入った以上は、チームの一員としてベストを尽くそうと思っていました。実際、昨日、復帰後初めての実戦を終えて、疲れも残っていたので、監督が使うのか分からなかったですが、準備をしてきた中で、短い時間の中で結果を出すことができたことは良かったです。何より、昨日と今日、合わせて30分弱、実戦をケガなく終えられたことは、コンディションを上げる目的においては、重要な2日間だったと思います。
─今日は、サポーターの前での復帰でした。ピッチに立ったときの気持ちや声援を聞いたときの気持ちは?
プレシーズンマッチでここまでサポーターや観客が入っている試合は珍しいというか。両チームのサポーターがスタジアムの雰囲気を作ってくれたことで、僕たちも自然とモチベーションは上がります。だからこそ、今日のような緊張感のある、拮抗した試合になったと思います。僕自身、より公式戦に近い、練習試合より一つ上のステージでプレーができたことは、すごく良かったと思います。
─得点シーンを振り返ると?
いるべきところにいれた結果だと思います。チームがあの時間帯は押し込めていたので、ゴールは取れたことに関しては、チームとしては必然だと思います。そこに僕がたまたまいただけだったので。シーズンを通して、僕に限らず、ああいうゴールを増やしていきたい。引いた相手にも押し込んで決めることが、今季、より上にいくための課題だと思うので、その一つとして、今日、結果として残せたことは良かったです。
─得点後は選手も一斉に駆け寄ってきましたが、ピッチに立って、仲間とサッカーできることは、やはり格別な気持ちですか?
やはりチームスポーツなので。ケガしたときも、チームメートが僕のユニフォームを着て試合に出てくれたり、サポーターがコレオをしてくれたり、たくさんの人に支えられてここまでくることができました。僕自身、一人だとここまで来ることはできなかった。僕のリハビリに関わってくれたメディカル、ドクター、フィジカルコーチ、多くの方が二人三脚でオフも返上してやってくれたおかげで、今日を迎えられたので、たくさんの人に感謝しかありません。今日の歓声を聞いて、ここまで来ることができて良かったと思いますし、改めて、ここからが本当のスタートだなという責任感もあります。スタートラインに立てただけなので、ここから本当の競争がありますし、僕自身、チームに貢献していきたいと思っています。