怒涛の攻撃で相手ゴールを脅かすも1点が遠く、終了間際にカウンターで失点し開幕戦以来の敗戦
J3リーグ戦のここ3節を全て1-1のドロー、なおかつ先制点を奪った後に追いつかれての引き分けが続くセレッソ大阪U23。
「負けていない」「勝ち点1ずつを着実に積みあげている」というポジティブな言い方もできますが、「勝ち点3を積み重ねられず・勝ち点2ずつを失っている」という印象が強いここ3試合の状況。
今節はアウェイの正田醤油スタジアム群馬に乗り込んで、ザスパクサツ群馬との対戦です。
試合は、前半は相手のシュートを0(ゼロ)に抑えこむほどセレッソ大阪U23が攻勢で決定的なチャンスを何度も作りますが、相手GKの好守に阻まれて無得点。後半も同様な展開となりますが、相手GKの好守の前に得点は奪えず、逆に終了間際にカウンターから相手にゴールを許し、0-1での悔しい敗戦となりました。
ザスパクサツ群馬 | 1 | 1 | 前半 | 0 | 0 | セレッソ大阪 U23 |
0 | 後半 | 0 | ||||
90′ 高橋 駿太 | 得点 |
この敗戦で、開幕の秋田戦以来の敗戦となり、勝てた試合を4節(4試合)連続で落としてしまったので、他会場の結果で順位は5位に転落しました。
スタジアム | 正田醤油スタジアム群馬 |
入場者数 | 4,700人 |
天候/気温/湿度 | 曇のち雨 / 26℃ / 50% |
主審 | 松本 大 |
副審 | 岩﨑 創一、上田 隆生 |
第4の審判員 | 關口 大夢 |
現段階での順位は関係ありませんが、5位まで落ちたのが少し残念で悔しいですね。決定力を上げて、勝ち切る力をつけて上位戦線に踏みとどまってほしいものです。
メンバー
ザスパクサツ群馬戦のスタメン(写真は全て公式から)
先日のU23ダービーからは、1名だけスタメン変更。ボランチの陽にかわって、もっくん(中島選手)がメンバー入りしています。
それ以外は、U23ダービーと同じ顔ぶれが並びます。
ザスパクサツ群馬 | セレッソ大阪U23 | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 21 | 松原 修平 | GK | 1 | 永石 拓海 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 13 | 久木田 紳吾 | DF | 29 | 舩木 翔 | ||
16 | 市川 恵多 | 37 | 森下 怜哉 | ||||
5 | 阿部 巧 | 41 | 魚里 直哉 | ||||
MF | 29 | 星原 健太 | 50 | 石尾 崚雅 | |||
14 | 吉田 直矢 | MF | 28 | 中島 元彦 | |||
8 | 風間 宏希 | 31 | 山根 永遠 | 90+1′ | |||
20 | 岩田 拓也 | 36 | 斧澤 隼輝 | ||||
FW | 9 | 岡田 翔平 | 67′ | 38 | 西本 雅崇 | ||
27 | 大島 康樹 | 67′ | FW | 25 | 山内 寛史 | 35′ | |
6 | 小林 竜樹 | 82′ | 33 | 米澤 令衣 | |||
控えメンバー | |||||||
GK | 1 | 常澤 聡 | GK | 45 | 茂木 秀 | ||
DF | 2 | 舩津 徹也 | DF | 42 | 瀬古 歩夢 | 90+1′ | |
4 | 坪内 秀介 | MF | 53 | 松本 凪生 | 35′ | ||
MF | 11 | 岡庭 裕貴 | 82′ | FW | 54 | 根木 洸希 | |
30 | 松下 裕樹 | ||||||
FW | 39 | 大久保 哲哉 | 67′ | ||||
7 | 高橋 駿太 | 67′ | |||||
監督 | |||||||
布 啓一郎 | 大熊 裕司 |
ベンチメンバーは、GKの茂木以外は、U18の2種登録メンバーのみで、4名のみという少ないメンバーで挑みます。
試合展開
前半
コイントスで勝った群馬が陣地を取り、キックオフ前にサイドが入れ替わり、セレッソ大阪U23が風上でキックオフとなったこの試合。試合は開始早々から立て続けにセレッソ大阪U23に決定機が生まれ、セレッソ大阪U23が攻勢のスタートとなります。
2分には、山内がペナルティエリア手前でボールを受けてシュートを放ちますが、これはわずかに枠を外れます。
続く3分には、センターライン付近から翔が、低い弾道で鋭いクロスを縦に入れると、ペナルティエリア中央でフリーでボールを受けた山内が、ワントラップでおさめて、左足でシュート。これはGKがかろうじて防いで、得点とはなりません。
鋭い動きで何度もチャンスを作っていた山内。ケガが心配。。。
鋭いクロス・積極的な攻撃でチャンスを作っていた翔
そして、続く6分にはカウンターから絶好の決定機。縦に入れたパスを山内が中央で受けると前を向いて、中央右を駆け上がる令衣にスルーパス。これをフリーで受けた令衣がペナルティーエリア内に持ち込み、GKと1対1の場面で右足でシュートを放ちますが、相手GKがファインセーブでストップ。少しトラップが足元に入ってしまったのが悔やまれます。
開始10分も経たないうちに、3つのチャンスが生まれ「これは、点を取ったら勝てそうやな」と見ていて思ったのですが、なかなか得点が生まれません。
その後、群馬に攻め込まれるシーンもありますが、ディフェンス陣が未然にクリアすることで相手にシュートを許しません。
対するセレッソは、29分にも翔からの左サイドのクロスに、山内がヘディングで飛び込むシーンがありましたが、得点は生まれず。。。
そして、足の負傷で山内が35分に松本君と交代し、松本君がボランチに入り、もっくんがトップの位置に上がります。
そして、38分にも左サイドの翔からチャンス。左からの鋭いクロスがゴール前にあがり、こぼれ球をフリーで拾った隼輝が、トラップして右足でシュートを放ちますが、これも相手GKがセーブ。チャンスを生かせません。
右サイドで躍動していた隼輝。ゴールが欲しい!
スピードにのったプレーで、右サイドで奮闘していた魚里。
安定した守備で相手の攻撃を跳ね返していた怜哉
そして、前半はこのままスコアレスで終了。ハーフタイムに入ります。