後半
後半に入ると、再び冷静さを取り戻したセレッソが、相手ゴールに迫るシーンを増やします。
46分には、キヨからの縦パスを受けた曜一朗が、反転して振り向きざまのシュートを放ちますが、惜しくもこれはオフサイド。
53分には、流れるような展開から左サイドのキヨがゴール前にクロスを送り、ニアサイドでバックヘッドで曜一朗があわせますが、少し厚く当たりすぎて、ボールはクロスバーを超えてしまいます。
前線でキヨ・健勇・ソウザ・マルとのコンビプレーでチャンスを作っていた曜一朗。
64分にも、ソウザから曜一朗へペナルティエリア左奥(ゴールライン付近)に縦パスが通り、曜一朗がフリーになり中へ折り返しますが、このパスは味方との呼吸が合わず、相手GKがキャッチ。
66分には、ここまでの展開のなかで最大のチャンス。
相手陣の左奥でボールを奪うと、健勇が中に突っかけてペナルティエリア内の曜一朗にパス、曜一朗がワンタッチで後ろに落とすと、走りこんできたキヨがトラップして、強烈なシュート。
しかし、これは相手GKの好セーブにあい、得点を奪えません。
76分から交代出場したヤン ドンヒョン。健勇とのツインタワーは脅威になりそうで楽しみですね。
試合終盤になると、済州の攻撃に守勢に回る展開が続きますが、集中した守備で失点を許しません。
すると、後半アディショナルタイム。
ジンヒョンからのボールをドンヒョンが競り、その後ろで競った健勇がゴール前に高くボールを上げると、高木(トシ)が相手と競りながらも右足でシュート。
これがDFに当たってこぼれると、GKが処理ミスをしてしまい、そこに詰めていた宏太が落ち着いてゴールに押し込み、セレッソが土壇場で先制!!!
ゴール後の雄叫びをあげる宏太
劇的なゴールにベンチからも飛び出してきて(この後ですが)宏太のところに祝福にいきます。
アウェイで勝ち点1(引き分け)でもOKかと思い始めた中、アディショナルタイムに突入した時間帯の得点でしたので、本当に劇的でした。
そして、1点リードを保ったまま試合終了!!!
ACL初戦、敵地(アウェイ)で貴重な勝ち点3を獲得しました!
感想など
グループリーグの戦いは初戦が結構重要だと思うのですが、ここで勝ちきれたことは大きいと思います。それにアウェイでの勝ち点3なので、本当にいいスタートを切れました。
2018年になって、天皇杯(元旦の決勝)、2月10日(土)のXEROXスーパーカップ、そしてこの2月14日(水)のACLと、3戦負け無しで本当に幸先のよい2018年シーズンがスタートできています。
勝利後のゴール裏(セレッソサポーター)
去年からの継続に加えて、新しい力を上積みして、戦ってこれているのが大きいのでしょうね。
それと、よかったシーズンの翌シーズンはよくないという、これまでのセレッソの歴史を知っている選手たちも、「これまでと同じ過ちは繰り返さない」「J2には落ちない」という気持ちを持って、謙虚に1戦1戦を大事に戦っていく姿勢を持ってくれていると感じています。
これまでアウェイの地で済州(チェジュ)に勝ったJチームはなかったようなので、ここでもジンクスを打ち破ってくれた、ジンクスブレーカーの尹さん。
「よかったシーズンの翌シーズンは・・・」のジンクスも思い切りぶち破ってもらって、今シーズンも★(星)をたくさん増やしてくれることを期待して、サポーターも熱く・冷静に応援したいと思います。
尹さんも、熱い気持ちを持ったイイ兄貴みたいな感じがしますし、選手とも適度な距離感を保てているのかもしれません。
試合中にジンヒョンがセーブした後のアフターチャージに「アフターやろ!これ!」って関西弁で怒っているシーンも印象的でした。
ジンヒョンへのアフターチャージに
ユンさん日本語で激おこ💢 pic.twitter.com/gEh3WukWML— にいさん (@doncan274) 2018年2月14日
今年もついていきますよ!!尹さん!!
がんばれ!セレッソ大阪!
次のACLは、ホームで広州恒大戦です!ここでも勝ち点をきっちり積み上げましょう!!!
試合詳細はコチラ
AFCチャンピオンズリーグ2018 グループステージ MD1 済州 vs C大阪(公式)
AFCチャンピオンズリーグ2018 グループステージ MD1 済州 vs C大阪(まいど!セレッソ)
ACL MD1 済州戦|試合後の尹晶煥監督(セレッソ)記者会見コメント