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2018 J1リーグ 第19節 セレッソ大阪 vs ヴィッセル神戸

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チケット完売のヴィッセル神戸戦。前半オウンゴールで先制するも、後半にオウンゴールで追いつかれ、またもドロー

リーグ再開後の4試合の戦績は2分2敗で未勝利、わずか勝ち点2しか挙げられていないセレッソ大阪。リーグ戦の上位戦線に踏みとどまるためにも、再開後の初勝利を挙げて流れに乗りたいところです。

この日はイニエスタ選手が加入したヴィッセル神戸戦で、キンチョウスタジアムのチケットは完売。しかし、イニエスタ選手は家族を迎えにスペインに一時帰国中でセレッソ戦は欠場が決定。どの程度、スタジアムが埋まるのかも個人的には注目していました。

そして、駅から降りてスタジアムに向かう途中には、いわゆるダフ屋っぽい方もチラホラいて、平日の夜のナイターにも関わらず、満員の観客になるのかなと思いながら、歩いてスタジアムに向かいました。

試合の方は、ボールを持つ神戸、守るセレッソという展開で試合は進みます。前半終了間際にCKからソウザがニアに速いボールを送り、健勇がニアに飛び込むと相手のオウンゴールを誘ってセレッソが先制。しかし後半終盤にはミスからカウンターを受けて、なんとか凌いだ直後のCKから、今度はセレッソがオウンゴールで相手に得点を献上。両チームともオウンゴールで得点を挙げる試合となり、このまま1-1でタイムアップ。

セレッソ大阪 1 1 前半 0 1 ヴィッセル神戸
0 後半 1
40′ オウンゴール 得点 73′ オウンゴール

このドローで、勝ち点1は積み上げたものの、リーグ再開後は未勝利。順位も6位になりました。首位広島も勝利しましたし、上位との差がかなり開いてきてしまいました。

スタジアム キンチョウスタジアム
入場者数 14,241人
天候/気温/湿度 晴 / 29.4℃ / 74%
主審 西村 雄一
副審 堀越 雅弘、松井 健太郎
第4の審判員 渡辺 康太

ダフ屋もいただけに、超満員のスタジアムを期待したのですが、ところどころ空席が目立つ14,241人という観客数となりました。

イニエスタ目当ての方がたくさんいたのかもしれませんが、彼が不在でも、観に来たら面白い・楽しいという試合を、セレッソには見せて欲しいものです。

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メンバー

ヴィッセル神戸戦のスタメン

この日はサマーユニフォームでの一戦で、明治安田生命のサポーティングマッチになっていあした。

スタメンには、キヨが戻ってきています。そして、前節、途中出場で試合復帰していた曜一朗もスタメンです。

セレッソ大阪 ヴィッセル神戸
スターティングメンバー
GK 21 キム ジンヒョン GK 18 キム スンギュ
DF 2 松田 陸 DF 24 三原 雅俊
14 丸橋 祐介 25 大﨑 玲央
15 木本 恭生 3 渡部 博文
22 マテイ ヨニッチ 30 ティーラトン 85′
MF 6 山口 蛍 MF 7 三田 啓貴
10 清武 弘嗣 62′ 14 藤田 直之
11 ソウザ 27 郷家 友太
24 山村 和也 FW 20 増山 朝陽 68′
FW 8 柿谷 曜一朗 70′ 19 渡邉 千真
9 杉本 健勇 38 佐々木 大樹 46*’
控えメンバー
GK 27 丹野 研太 GK 1 前川 黛也
DF 23 山下 達也 DF 2 那須 大亮
5 田中 裕介 22 橋本 和 85′
MF 17 福満 隆貴 62′ MF 21 田中 順也 68′
43 オスマル 23 松下 佳貴
7 水沼 宏太 31 中坂 勇哉
FW 13 高木 俊幸 70′ FW 17 ウェリントン 46*’
監督
尹 晶煥 吉田 孝行

そして、この日はソウザがスタメンでしたので、オスマルがベンチ。曜一朗とキヨがサイドで先発なので、隆貴・宏太・トシの3人はベンチからのスタートです。

キャプテンは蛍

試合展開

試合開始前の円陣

前半

この日のセレッソは、2トップに健勇とやまむー、MFは右にキヨ・左に曜一朗、ボランチに蛍とソウザの布陣で、4-4-2でブロックを敷いて守ります。

積極的にプレスに来る神戸に対して、セレッソはパスを上手く繋げず、ミスでボールを失ったり、ロングボールでの競り合い後のセカンドボールも回収できずに、神戸にボールを握られる時間が続きます。

今年の神戸はバルセロナ化を掲げていることもあり、ボールポゼッションを高めて自分たちのリズムで試合を進めようとします。これに対して、セレッソは4-4-2のブロックで堅く守る展開となり、攻める神戸・守るセレッソという展開で試合は進みます。

2トップで出場の健勇。ゴールがみたい!!!

この日は右MFでスタメンのキヨ

マイボールになっても、「あれ?なんで?」というようなミスや、意思の疎通(お互いのイメージが違う)ができていないことで、ボールを失う場面が多く、守勢に回るセレッソは、キヨの個人技などを起点としたカウンターなどで、少しずつ攻撃していく場面も増えますが、なかなかゴールを襲うシーンが見られません。

そして、40分、左コーナーキックを獲得すると、キッカーのソウザがニアに速いクロスを送ると、健勇などがニアに飛び込んでボールに合わせようとします。そして、このボールが相手FWに当たってゴールイン、オウンゴールでセレッソ大阪が先制します!

直後のスタジアムのゴールアナウンスでは健勇のゴールとアナウンスされてたので「ようやくゴールかー!」と思っていたのですが、オウンゴールだったので、ちょっぴり残念w。

ゴール直後の健勇とソウザ。後ろでガッツポーズの曜一朗

メンバーが集まってゴールを喜び合います。

Jリーグ公式のゴール動画(健勇のゴールに見間違えたオウンゴール)

そして、ここまで守勢に回っていたセレッソが、ここから何度かチャンスを作っていきますが、ゴールは奪えないまま前半は終了。

後半

ハーフタイム後に、神戸のティーラトンと会話するオスマル

後半開始前の円陣

後半開始早々もセレッソがカウンターからチャンスを作ります。健勇がドリブルで持ち上がり、左サイドの曜一朗にパス。曜一朗はペナルティエリア左手前から、ループ気味にシュートを放ちますが、これは韓国代表GKのキム・スンギュ選手がセーブしてCKになります。

シュート直後の曜一朗(笑顔もあって気持ちよさそうにプレーしててよかったです)

後半はセレッソもチャンスを作りながら一進一退の攻防を繰り広げる両チーム。

セレッソは62分にキヨ→隆貴と選手交代を行います

この交代を受けて、トップに入っていたやまむーがDFラインに入り、5-4-1にフォーメーションを変えてきます。去年も終盤は5バックにして逃げ切る戦術をとっていたので、ハッキリと守りながら勝ちに行く姿勢を見せた采配だなと思っていました。

そして、70分には曜一朗→トシとメンバー変更。

ここからフレッシュな選手を入れて、追加点と言いたいところなのですが、なかなか上手く攻撃が噛み合わず、得点を奪うことはできません。

そして、72分にはセレッソボールのFKを相手陣で奪い、チャンスだったのですが、自分たちのミスからカウンターを受けて、CKを与えてしまいます。

そして、このCKから、オウンゴールで失点してしまい、同点に追いつかれてしまいます。

ここからは、お互いにゴール前に迫るシーンを作りますが、決めきることはできず1-1のドローで試合終了。お互い勝ち点1を分け合いました。

試合終了後の選手たち。表情が悔しそうです。

韓国代表でW杯を戦ったGK2人の試合後の握手

感想など

ゴール裏に挨拶する選手たち

場内挨拶の健勇・曜一朗・蛍(後ろにやまむー・たなゆう)

勝てないですね。

今節はきっちり守って、オウンゴールながらも先制点を挙げて、60分過ぎから5-4-1にしての逃げ切りにを図っていただけに、残念です。

個人的に気になっていることは、いっぱいあるのですが、強いて挙げるとすれば、3つ。

1つ目は、チーム全体としてのパスミスの多さ。

出し手は意図したところに出していて、受け手と意思があっていないケースも含めて、ボールを簡単に失ってしまうシーンが多いです。そして、その影響からか、足元で受けようとすることが多くて、スペースにパスを出したり、動きの中からパスを交換することが非常に少なくなっている気がします。その結果、パスコースもなく、相手の守備に嵌められやすい攻撃になっているので、攻撃のパターンを決めるような対策をしてみてはどうかなと。

2つ目は、蛍のコンディション。

W杯直後から、出ずっぱりですし、ベルギー戦での言われないバッシングもありましたし、肉体的にも精神的にもリフレッシュできていない気がします。最近は「え?」というようなパスミスも多いですし、この日の失点したCKのきっかけになったパスミスも含めて、パススピードが弱過ぎる場面が結構あります(これは代表戦も含め)。キャプテンで信頼されているのかもしれませんが、オスマルとソウザもいるので、思い切って休ませる試合もあってもいいのではないかと思っています。

3つ目は、両サイドの攻撃の質。

去年はクロスからの得点が多くとれていましたが、今年はクロスの質がイマイチで、シュートで終われずに、逆にカウンターを受ける場面が多いなど、サイドからの攻撃が機能していません。左サイドでトシとマルになった時は、マルが全く生きていないので、トシはもう少しポジションとかパスを出すタイミングがチームと噛み合ってくれば、もっとよくなるのになと思っています。右サイドは、宏太・陸とも、クロスが…という気がしています。サイドからの攻撃で得点が入りそうな気が最近なく、個人技やセットプレーでしか得点が取れてないので、改善して欲しいですね。

今後に向けては、この試合でキヨ・曜一朗がスタメンに復帰しましたので、ケガが再発することなく、コンスタントに試合に出てくれたらいいのになと思っています。

次節はアウェイ鳥栖で、こちらもビッグネーム F・トーレスが加入したサガン鳥栖との一戦です。下位に沈むチームだけに、アウェイできっちり勝ち点3を持ち帰れるように奮起して欲しいものです。

がんばれ!セレッソ大阪!!

試合詳細はコチラ

Jリーグ公式ハイライト動画

セレッソグ公式ハイライト動画

2018明治安田生命J1リーグ 第19節 2018.8.1 (水)19:03KO C大阪 vs 神戸(オフィシャルHP)

2018明治安田生命J1リーグ 第19節 C大阪vs神戸(まいど!セレッソ)

J1 第19節 神戸戦|試合後の尹晶煥監督(セレッソ)記者会見コメント

J1 第19節 神戸戦|試合後のセレッソ選手コメント(ジンヒョン・健勇・木本・ソウザ)

更新日:2018年8月1日(水) 22:35

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 サンフレッチェ広島 44 19 14 2 3 31 13 18
2 FC東京 37 19 11 4 4 29 17 12
3 川崎フロンターレ 33 18 10 3 5 25 15 10
4 北海道コンサドーレ札幌 30 18 8 6 4 24 21 3
5 ヴィッセル神戸 29 19 8 5 6 26 21 5
6 セレッソ大阪 29 19 7 8 4 24 23 1
7 浦和レッズ 27 19 7 6 6 22 16 6
8 清水エスパルス 27 18 8 3 7 25 22 3
9 鹿島アントラーズ 26 19 7 5 7 25 24 1
10 ベガルタ仙台 26 19 7 5 7 23 30 -7
11 湘南ベルマーレ 25 18 7 4 7 23 23 0
12 ジュビロ磐田 25 19 6 7 6 19 19 0
13 横浜F・マリノス 20 18 5 5 8 34 35 -1
14 V・ファーレン長崎 20 19 6 2 11 24 31 -7
15 柏レイソル 20 19 6 2 11 21 29 -8
16 ガンバ大阪 17 19 4 5 10 17 27 -10
17 サガン鳥栖 15 19 3 6 10 15 24 -9
18 名古屋グランパス 13 18 3 4 11 17 34 -17
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