なでしこ2部の開幕戦は前半に先制するも、後半2失点で残念な逆転負け
昨シーズンは「プレナスなでしこリーグ1部」で戦ったセレッソ大阪堺レディース。2部に降格した今シーズンは、1年での1部復帰が目標です。
そして、2019シーズンのなでしこ2部の開幕戦は、3月21日ホームJ-GREEN堺に「愛媛FCレディース」を迎えての対戦となりました。代表ウィークでトップチームのJ1の試合もなかったのと、J3の日程も重なっていなかったので、個人的にはおよそ1年ぶりに、レディースの試合観戦に行ってきました。
私の前回の観戦はコチラ
試合の方は、前半にキレイに相手の守備を崩して矢形選手のゴールで先制しますが、後半にミス絡みで失点して同点に追いつかれると、75分には完全に守備を崩されて逆転を許し、1-2と悔しい敗戦となってしまいました。
セレッソ大阪堺レディース | 1 | 1 | 前半 | 0 | 2 | 愛媛FCレディース |
0 | 後半 | 2 | ||||
37’ 矢形 海優 | 得点 | 55’ 上野 真実
75’ 横山 亜依 |
負けてしまいましたが、久々にレディースの試合を見て、技術・スピード・フィジカル面では、成長しているなと思える試合でした。
ゴール裏には横断幕が掲げられていました。
観客はちょっと少な目の542人
主審 | 柳村 彩乃 |
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副審 | 辻本 征浩、大瀬良 篤 |
第4の審判員 | 河津 ゆみ香 |
入場者数 | 542人 |
天候 | 曇り |
観戦無料なので、もう少し観客が増えるといいなと思います。
試合開始前にはホームタウンである堺市の市長挨拶と、キックインセレモニーがありました
この日の選手入場時には、トップチーム・U23チームでもやっているフラッグ・シンフォニーで、ピッチ内にフラッグを持った列(ホーム側とアウェイ側)を作って選手を迎えてました。
フラッグ・シンフォニー、キレイでいいなと思いました。
メンバー
愛媛FCレディース戦のスタメン
スタジアムの入口には、顔写真付きのメンバー紹介が設置してありました。
セレッソ大阪堺レディース
GK 1 福永 絵梨香
DF 14 藤原 のどか
DF 18 筒井 梨香
DF 28 田畑 晴菜
DF 7 北村 菜々美
MF 13 矢形 海優
MF 3 脇阪 麗奈
MF 2 森中 陽菜 75▼
FW 9 野島 咲良 87▼
FW 11 宝田 沙織
SUB
GK 21 山下 莉奈
DF 4 松原 優菜
MF 15 古澤 留衣
MF 29 宮本 光梨 75▲
FW 16 田中 智子 87▲
監督 岡本 三代
愛媛FCレディース
GK 1 三田 一紗代
DF 3 向谷 綾香
DF 2 西村 望
DF 4 鎌田 蘭
MF 10 山城 見友希 54▼
MF 11 高橋 杏奈
MF 27 筬島 彩佳
MF 32 山口 千尋
FW 9 大矢 歩 69▼
FW 18 阿久根 真奈 (Cap.) 89▼
FW 17 上野 真実
SUB
GK 31 吉原 南美
DF 22 武田 菜津美
MF 7 西川 早弓 89▲
MF 15 川村 明梨
MF 16 仲松 叶実 69▲
FW 20 横山 亜依 54▲
FW 26 桜井 由衣香
監督 赤井 秀一
試合展開
試合開始前の円陣
両チームとも4-4-2のフォーメーション。久々に見るレディースのサッカーですが、1年前に比べて、パススピードが上がって・フィジカルも強くなって当たり負けが減ったような印象がありました。(気のせいかもしれませんが)
両チーム、ミスもあってなかなか決定的なチャンスは作れませんが、テクニックに勝るセレッソ大阪堺レディースが優勢な展開で試合を進めます。
そして、37分に、スローインからの展開からセレッソ大阪堺レディースが先制、
宝田選手に当てて起点を作ると、落とされたボールを受けた森中選手が裏に抜けた野島選手にスルーパス。これをペナルティエリア左で受けた野島選手は、中にグラウンダーのクロスを送ると、走りこんできた矢形選手がきっちりゴールに流し込み、流れるような展開でセレッソ大阪堺レディースが先制!!
前半は1-0のリードで折り返し、後半に入りますが、55分にディフェンスラインでボールをキープしていたところを、相手FWに寄せられてボールを奪われると、前に出たGKを越すループ気味にゴールを決められて同点に。
そして、75分には左サイド(セレッソの右サイド)に展開されたあと、中央までボールを運ばれた後、ペナルティエリア内右にパス。ワンタッチで速いクロスをゴール前に送られて、中で相手FWがキレイに合わせて、ゴールに流し込まれて逆転を許してしまいます。
セレッソ大阪堺レディースは、宝田選手が相手DFに競り勝って、シュートしてゴールネット揺らすシーンもありましたが、これはファールの判定で得点は認められません。
そして、宝田選手がペナエルティエリア中央から強烈なシュートを放つと、これを相手GKがファンブルして、ゴールラインを割ったかに見えましたが、これもラインは超えていないとの判定でゴールとはならず。
何度もチャンスを作ったセレッソ大阪堺レディースでしたが、追加点を奪うことができず、1-2で敗戦してしまいました。
悔しそうに整列する選手たち
開幕戦を勝利で飾ることはできませんでした。
感想など
逆転負けという残念な結果になってしまいました。
キレイな崩しで先制した後も、森中選手、筒井選手、北村選手などからの速いパス・ロングパスなどで、相手の守備を崩していた場面もあり、シュート数などは、セレッソ大阪堺レディースが圧倒していて、個人の技術でも上回っていたように思います。
しかし、サイド攻撃への展開など、愛媛FCがレディースが何度も何度も嫌な攻撃を仕掛けていたので、完全にセレッソ大阪堺レディースのペースだったわけではなく、徐々に愛媛ペースになっていたように思います。
試合が終わってから知ったのですが、相手の2トップのに入っていた上野選手(得点を奪った選手)と、右サイドハーフに入っていた大矢選手(下の写真の選手)は、2018年になでしこジャパンにも選ばれていた選手なんですね。
「2部でも上手いなー」と思ってたのですが、なでしこにも選ばれていたのかとわかって、個人的には納得していました。
セレッソ大阪堺レディースも年代別の代表に入っていたり、北村選手がなでしこの合宿に呼ばれたりと、選手の質は非常に高いものがあると思います。
他の2部のチームがどれほどの実力なのかは、わかっていませんが、この日、愛媛FCレディースに逆転されてしまったように、1年での1部昇格は簡単なことではないというのを改めて感じた試合となりました。
今シーズンは何試合、現地観戦できるかはわかりませんが、できる限り、なでしこ2部も応援したいと思います。
現地観戦はできなかったとしても、Mycujooが全試合をインターネットライブ配信してくれるようなので、そちらでチェックしていきたいと思います。
試合詳細はコチラ
なでしこリーグ:公式記録(セレッソ大阪堺レディース vs 愛媛FCレディース)PDF
なでしこ2部の第2節(3/24の大和S戦)もライブ配信があるので、現地に行けない方はこちらでご覧ください。