シェアする

2019 J3リーグ 第3節 AC長野パルセイロ vs セレッソ大阪U23(AWAY)

シェアする

寛人の今季3得点目のゴールで先制するも、終盤に追いつかれてドローで開幕3連勝はならず

2019のJ3リーグはホーム2連戦を開幕2連勝と絶好の滑り出しを見せたセレッソ大阪U23。第3節は今季初のアウェイ戦、長野スタジアムに乗り込んでAC長野パルセイロとの対戦です。

AC長野パルセイロとは、これまでの3年間での計6戦で3勝3分と無敗で相性のいい印象がありますので、今節も勝利して開幕3連勝を飾りたいところです。

そして、AC長野パルセイロには、セレッソ大阪在籍経験がありU23チームでJ3リーグにも出場していた池田樹雷人選手(以下、樹雷人と書きます)が、所属元の愛媛FCからレンタル移籍で在籍しています。長野は開幕2戦を1分1敗と未だ勝利がない状況ですので、今節ホームで今季初勝利を挙げたいところでしょう。セレッソから巣立っていった樹雷人の成長も楽しみですが、もちろん負けるわけにはいきませんので、お互い勝利が欲しい状況での対戦となりました。

試合の方は、前半風上に立った長野の攻撃に防戦一方となったセレッソ大阪U23、決定機も作りますが決めきれません。後半に寛人が今季3点目をへディングで決めてセレッソがリードを奪いますが、終盤にDFの選手にミドルシュートを決められてしまい同点に。このままスコアは動かず1-1のドローで勝ち点1を分け合いました。

AC長野パルセイロ 1 0 前半 0 1 セレッソ大阪U23
1 後半 1
78’ 遠藤 元一 得点 56’ 山田 寛人

開幕3連勝とはなりませんでしたが、未だ無敗。アウェイで勝ち点1を持ち帰ることができました。リーグ戦の順位は3節終了時点で3位となっています。

スタジアム 長野Uスタジアム
入場者数 2,153人
天候/気温/湿度 曇 / 5.8℃ / 52%
主審 須谷 雄三
副審 坂本 晋悟、松本 康之
第4の審判員 森 広導

アウェイ長野スタジアムには、2000人超の観客が集まりました。ここはサッカー専用のスタジアムなので、一度行ってみたいのですが、今節はDAZNでの観戦となりました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク(大)

メンバー

AC長野パルセイロ戦のスタメン(写真は全て公式より)

U-20代表に招集されている茂木に代わって、この試合ではオーバーエイジで圍がGKを務めます。それ以外のメンバーでは、ボランチに大地がオーバーエイジで入っています。そしてDF4枚は開幕戦から3戦連続でU-18メンバーの4人が務めています。

樹雷人も左CBでスタメン出場です。

AC長野パルセイロ セレッソ大阪U23
スターティングメンバー スターティングメンバー
GK 1 小澤 章人 GK 1 圍 謙太朗
DF 26 遠藤 元一 DF 37 野村 天真
30 浦上 仁騎 43 西尾 隆矢
5 池田 樹雷人 48 吉馴 空矢
MF 25 有永 一生 49 林田 魁斗
14 東 浩史 MF 26 秋山 大地 66′
29 山田 陸 31 山根 永遠
18 内田 恭兵 36 斧澤 隼輝
FW 19 三上 陽輔 90+1′ 38 西本 雅崇
7 妹尾 直哉 75′ FW 28 中島 元彦
10 宇野沢 祐次 10′ 34 山田 寛人 79′
控えメンバー 控えメンバー
GK 16 阿部 伸行 GK 46 折口 輝樹
DF 15 西口 諒 MF 41 松本 凪生 66′
4 内野 貴志 90+1′ 50 桃李 理永
MF 17 明神 智和 FW 40 安藤 瑞季 79′
FW 23 大城 佑斗 75′
27 竹下 玲王 10′
監督 監督
横山 雄次 大熊 裕司

ベンチメンバーも4人だけで、プロは安藤の1人だけがベンチ入りしています。

試合展開

前半

試合は風上に陣取るAC長野パルセイロペースで進みます。

ちなみに、CKでセットしたボールが風でコロコロ転がってしまうシーンもあったくらい、強い風が吹いていたようです。

そして、開始早々の7分に長野にアクシデント、ルーズボールの奪い合いの場面で、相手FWの宇野沢選手が膝くらいの位置にあるボールにヘディングで対応しようとした顔の部分に、足で対応にいった大地の蹴りが入ってしまい流血。負傷交代となってしまいます。

そして、このアクシデントの直後の14分、セレッソにビッグチャンス。

左サイドでボールを受けた寛人から、ゴール前に走る隼輝にクロス。これがGKとDFの間を通す絶妙なクロスで、足で少し触ればゴールというシーンだったのですが、ボールに触れることができず、決めきることができません。

その後はセレッソはなかなかチャンスを作ることができません。

相手のボールを奪っても、相手の切り替えが早く、なかなか前にボールを運べないか、運べたとしても、ミスやセカンドボールの回収で相手に奪われてしまい、守勢に回るシーンが増えていきます。

トップで出場、後半には惜しいシュートっもあったもっくん

左サイドで貢献、ピンクの坊主頭の永遠

この日ゴールも決めた寛人。ゴール前で攻守に奮闘。

相手DF樹雷人(5番)と隼輝のマッチアップ

この日のゲームキャプテン、マー坊

そして、風下の前半は、相手の攻撃を粘り強く耐える展開でしたが、無失点で切り抜けスコアレスで後半に進みます。

後半

そして、後半に入りますが、大きく展開は変わりません。

しかし、セレッソも次第にチャンスを作っていきます。

51分には、右サイドの隼輝から、中に走るもっくんへ、GKとDFの間を通すクロスを送りますが、中で合わせることができません。

そして、56分に待望の先制点。

右サイドでカウンターでボールを運ぶ隼輝から、オーバーラップしてきた吉馴くんにパス。これを右サイドのゴールライン付近から中にクロスを吉馴くんが送ると、ファーサイドで待ち受けていた寛人がヘディングで上手く合わせて、守勢だったセレッソが先制点を挙げます!!

寛人を祝福するメンバーたち

Jリーグ公式のゴール動画(寛人のゴール)

これまで劣勢だったセレッソ大阪U23が数少ないチャンスを活かして先制します。

そして、この直後の61分には、ペナルティエリア左に上手く抜け出したもっくんが、素早いタッチで、左足でシュート!このシュートも決まったかに思えましたが、惜しくもゴールの右ポストを直撃。追加点を奪うことができません。

この日オーバーエイジ枠で出場した大地

この日オーバーエイジ枠でゴールを守っていた圍

そして、このシュートの後以降は、長野の攻撃の前に防戦一方となる展開となり、ついに78分、クリアを拾った相手DFに前まで運ばれると、ペナルティエリア手前からふわりとしたシュートを打たれると、クロスバーに当たってゴールイン。同点に追いつかれてしまいます。

この後、セレッソも反撃して、終盤立て続けにチャンスを作ります。

85分には隼輝が中央を攻めあがり、ペナルティエリア手前で右に上がってきたもっくんにパス。これをもっくんがフリーでミドルシュートを放ちますが、これはゴールキーパーがセーブ。

88分には右サイドをゴールライン際を突破した隼輝が狙いすまして、ゴール前にグラウンダーのパスを送りますが、これは味方とのタイミングが合わず、シュートを打つことができません。

結局、追加点は奪えないまま、タイムアップ。1-1の引き分けで勝ち点1を分け合いました。

感想など

惜しくも開幕3連勝はなりませんでしたが、開幕3戦で無敗、2勝1分で勝ち点7の3位につけれていることは上出来な成績かと思います。

U-18のディフェンスライン4選手も、3試合連続でプロの試合をフル出場していて、飛躍的に成長していく気がします。

特に両SBの吉馴くんと野村くんは、攻撃でも突破の場面でも持ち味を出している気がしています。吉馴くんは、この日も寛人のゴールをアシストしましたし、この調子でどんどん成長して行ってほしいですね。

この日のオーバーエイジ枠で出場していた圍は、茂木がU20代表に選出されていたための出場でしたが、開幕戦で出場した澤上、この日の大地は、トップチームに絡めていない状況だとどうするのかは考えた方がよいかもしれませんね。福岡に移籍したドンヒョンが結果を出しているので、個人的には動いた方がよいように思っています。

オーバーエイジの選手より、U-18・U-23の選手で戦って、成長させて欲しいなと思います。

がんばれ!セレッソ大阪U23!!

試合詳細はコチラ

Jリーグ公式ハイライト動画

2019明治安田生命J3リーグ 第3節 2019.3.23 (土) 14:03KO 長野vsC大阪U23(セレッソ公式HP)

2019明治安田生命J3リーグ 第3節 長野vsセレッソU-23(まいど!セレッソ)

J3 第3節 長野戦|試合後の大熊裕司監督(セレッソU-23)記者会見コメント

圍選手のコメント(Jリーグ公式ページより)

--1-1という結果に終わったが、今日の試合を振り返って。

ディフェンスラインはユースの選手ばかりでしたけど、最後の局面でも体を張って守っていたし、声を出して向上しようとやっていたことは評価したいし、助けられました。ただピンチらしい場面はあまりない中で、右利きの選手(遠藤 元一)に左足シュートを決められてしまった。あれが前半ならば風に乗ってアウトしていたと思いますけど、ああいう場面が僕の仕事なので、それを止められれば良かった。それは持ち帰って、また練習していきたいと思います。

明治安田生命J3リーグ

更新日:2019年3月24日(日) 16:50

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 ギラヴァンツ北九州 9 3 3 0 0 5 0 5
2 藤枝MYFC 9 3 3 0 0 3 0 3
3 セレッソ大阪U-23 7 3 2 1 0 4 2 2
4 カマタマーレ讃岐 7 3 2 1 0 2 0 2
5 いわてグルージャ盛岡 6 3 2 0 1 4 2 2
6 ヴァンラーレ八戸 4 3 1 1 1 7 6 1
7 ザスパクサツ群馬 4 3 1 1 1 4 4 0
8 SC相模原 4 3 1 1 1 3 3 0
9 アスルクラロ沼津 4 3 1 1 1 2 2 0
10 カターレ富山 4 3 1 1 1 2 3 -1
11 福島ユナイテッドFC 3 3 1 0 2 3 3 0
12 Y.S.C.C.横浜 3 3 1 0 2 7 8 -1
13 ガイナーレ鳥取 3 3 1 0 2 5 7 -2
14 ロアッソ熊本 2 3 0 2 1 2 3 -1
14 ガンバ大阪U-23 2 3 0 2 1 2 3 -1
16 AC長野パルセイロ 2 3 0 2 1 3 5 -2
17 ブラウブリッツ秋田 1 3 0 1 2 3 6 -3
18 FC東京U-23 0 3 0 0 3 0 4 -4

スポンサーリンク
スポンサーリンク(大)
スポンサーリンク(大)

シェアする

フォローする