2020 J3リーグ開幕!セレッソ大阪U23の初戦は、ガイナーレ鳥取に0-1で敗戦。
新型コロナの影響で開幕が遅れたJ3リーグ。J1リーグの再開(7/4)に先駆けて、1週間前の6/27(土)にようやく開幕となりました。
コロナ禍に伴い開幕が遅れただけではなく、当面はリモートマッチ(無観客試合)で試合が行われ、政府指針に沿って順次、観客収容の上限が、5000人収容、50%収容、上限なしと段階的に行われることになっています。
スタジアムでの生観戦までは、まだもう少しかかりますが、ようやくサッカーのある日常が戻ってきて、嬉しく思います。
さて、試合の方は、ホーム:ヤンマースタジアム長居にガイナーレ鳥取を迎えての一戦。序盤はセレッソがボールを握り、ガイナーレゴールに迫るシーンも作りますが、後半になるとガイナーレに流れを持っていかれ、セットプレーから終了間際に失点。追いつくことはできず、0-1での敗戦となりました。
セレッソ大阪U23 | 0 | 0 | 前半 | 0 | 1 | ガイナーレ鳥取 |
0 | 後半 | 1 | ||||
得点 | 88′ 田口 裕也 |
相手の得点を奪った田口選手は、セレッソ大阪西15出身の高卒(四日市中央工業)ルーキー。縁のあるセレッソとの試合に途中出場しての決勝点なので、幸先のよいプロデビュー戦だったように思います。うちのクラブと縁のあった選手だけに、活躍していって欲しいものです。
スタジアム | ヤンマースタジアム長居 |
入場者数 | |
天候/気温/湿度 | 曇時々晴 / 27.1℃ / 67% |
主審 | 中井 敏博 |
副審 | 小曽根 潮、若宮 健治 |
第4の審判員 | 相良 和樹 |
この試合は、リモートマッチ(無観客試合)なので、ヤンマーでの開催ですが、DAZNでの観戦となりました。
メンバー
ガイナーレ鳥取戦のメンバー(写真は全てセレッソ公式より引用)
山内がDF登録だったのと、マー坊、ひなた、凪生とボランチができるメンバーが3名いるので、フォーメーションはどうなるかと思っていたのですが、マー坊がCBに入った3バックでしたね。
GKはジュンス、3CBはマー坊、西尾、山内、両WBが島村、吉馴。ボランチは陽・凪生で、前3枚が前田君(二種)・藤尾・澤上の11人が並びました
セレッソ大阪U23 | ガイナーレ鳥取 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 27 | アン ジュンス | GK | 13 | 田尻 健 | ||
DF | 29 | 島村 拓弥 | DF | 16 | 石井 光輝 | ||
31 | 山内 寛史 | 4 | 井上 黎生人 | ||||
43 | 西尾 隆矢 | 15 | 上松 瑛 | ||||
44 | 吉馴 空矢 | 65′ | MF | 2 | 小牧 成亘 | ||
MF | 30 | 喜田 陽 | 7 | 可児 壮隆 | 78′ | ||
37 | 前田 龍大 | 89′ | 21 | 新井 泰貴 | 46*’ | ||
38 | 西本 雅崇 | 41 | 魚里 直哉 | 87′ | |||
41 | 松本 凪生 | FW | 8 | 三沢 直人 | |||
FW | 19 | 澤上 竜二 | 11 | 大久保 優 | 64′ | ||
42 | 藤尾 翔太 | 23 | 新井 光 | 64′ | |||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 45 | 茂木 秀 | GK | 31 | 糸原 紘史郎 | ||
DF | 52 | 大橋 滉太 | DF | 20 | 安藤 一哉 | 64′ | |
MF | 35 | 吉田 有志 | 65′ | 6 | 世瀬 啓人 | ||
FW | 24 | ウェリング ピアス | MF | 22 | ハモン | 87′ | |
33 | タワン | 89′ | 27 | 坂井 大将 | 46*’ | ||
48 | 新保 海鈴 | FW | 10 | フェルナンジーニョ | 78′ | ||
17 | 田口 裕也 | 64′ | |||||
監督 | 監督 | ||||||
村田 一弘 | 髙木 理己 |
ガイナーレには、セレッソ大阪から完全移籍した魚里選手(さかな)が在籍していますが、スタメンで出ていますね。
セレッソはオーバーエイジ枠で、澤上・マー坊・山内が出場しています。U23枠の選手でも、安藤や寛人のようにレンタルで出場機会を求めて移籍したメンバーもいますし、もっくん・歩夢のようにトップチームに帯同している選手もいますので、この3名についても早く次のステップに進んで欲しいものです。
試合展開
3CBの一角に入った山内
トップの位置に入った藤尾
前半の立ち上がりは、セレッソが落ちついてボールを保持。相手がプレスに来ても、上手くサイドを変えたり、散らしながら相手のプレスを上手く剥がしながら、最終的にはボランチや両WBが前を向いてボールを受けるシーンを作ってました。
左サイドの島村がドリブル突破などでチャンスを作ったり、陽の浮き球のスルーパスを裏に抜け出した澤上が落としたところに詰めた、前田君(2種)がシュートしたりと、惜しいシーンも作っていきます。
(前田くんのシュートシーン:惜しかった)
右サイドでも吉馴が、突破したりとチャンスシーンを前半は数多くつくっていました。(相手の41番はさかな(魚里選手))
しかし、両チームとも決め手を欠き、スコアレスの状態で後半に入ります。
後半に入ると、ガイナーレが攻勢になっていきます。
キャプテンとして攻守に貢献していた陽
ボランチで攻撃の芽を摘んでいた凪生
左サイドでの突破が楽しみな島村
後半に入ると、5人交代ができる今季の規定を活用して、フェルナンジーニョのようなベテランや、若手のフレッシュな選手を多く投入するガイナーレ。
ゴール前に押し込まれるシーンが続いたセレッソ、ついに88分にコーナーキックから、ヘディングで押し込まれてしまい失点。
対するセレッソも、選手交代で入った、吉田君(2種)のシュートや、タワンの突破などで反撃を試みますが、ゴールは遠く、なかなか得点することができません。
途中出場で攻撃に絡んでいたタワン。2年目の今年、結果を出していきたい。
そして、得点を奪えないまま、タイムアップ。J3開幕戦を白星で飾ることはできず、0-1での悔しい敗戦となりました。
感想など
コロナ禍の影響でリモートマッチで行われたこの試合、スタジアムDJはいつもの西川さんが務めるくださっていました。そして、無観客なのですが、サポーターのチャントの音声がスタジアム内に流れるという趣向の演出が行われていました。
普段歌っているチャントが流れるのは、試合を盛り上げる意味ではアリなのかなとは思っていましたが、通常のU23の試合では、少数精鋭(ちびっこ含む)で応援しているので、ここまでの音量で聞こえることも稀かなと思い、ちょっぴり違和感を感じながら、試合観戦をしてました。無観客なので「音無し(チャント音声なし)」でもよかったかもしれませんが、「音あり(チャント音声の演出あり)」で個人的にはよかったのではと思ってはいます。
そして、ようやくサッカーのある日常が帰ってきました。U23チームの試合は、なかなかシーズン通して全試合を書けていないので、今年ことこそは頑張ってみたいとは思っています!(でも、トップチームも含めての過密日程なので書ききる自信はあまりないですw)
試合の方は、前半の流れ・展開を活かして、得点を奪えればよかったのですが、後半、ずるずるっと行ってしまったのが残念でした。
次の試合は、第2節、7/5(日)に吹田でG大阪U23との、U23大阪ダービーです。1日前の7/4(土)にはトップチーム同士が同じように、ダービーでぶつかります。
まずは、トップチームがダービーで勝利して、そのあとU23ダービーでも勝利する、そういう展開を期待します!
がんばれセレッソ大阪!がんばれセレッソ大阪U23!!
試合詳細はコチラ↓
セレッソ公式ハイライト動画
Jリーグ公式ハイライト動画
2020明治安田生命J3リーグ 第1節 2020.6.27 (土) 18:03KO ヤンマースタジアム長居 セレッソ大阪U23 vs ガイナーレ鳥取 (セレッソ公式HP)
村田監督コメント
※セレッソ公式より引用
「初戦にしては、試合の入りは良かったと思います。球際のアグレッシブさや、ビルドアップのボールの質も含めて。ただ、コンビネーションはまだまだ時間がかかるというか、精度を上げていかないといけません。今日は攻撃へのアクションが少なかったことが残念でした」
Q:山内寛史選手を3バックの一角で起用されました。緊急措置か、コンバートという形なのか。
「緊急というのもありますし、あの子の将来を考えて、両方の道で行きたいと考えています」
Q:今後もDFとして起用していく可能性もあると?
「はい、あります」
Q:「攻撃へのアクションが少なかったことが残念」ということですが、今日は無観客で、いいところまで攻め上がっても選手の背中を押してもらえる声がない、ということも影響したと思います。無観客での試合をどう感じましたか?
「ホームとして、声援での後押しがあると、前に前に行く選手も出てくると思うので、(無観客は)残念ですが、(無観客よりも)自分たちの力が発揮できなかったことの方が残念です。観客がいるからやる、ということではなくて、こういうプレーをするから、相対する相手に勝つ、トップチームへの挑戦権がもらえる、ということ(を分かる)には、まだ時間が足りないのかなと思います」
セレッソ大阪U23選手コメント
喜田陽選手
※セレッソ公式より引用
「勝点を取れなかったことは痛かったです」
Q:どちらに転んでもおかしくないゲームだったとも思いますが、攻撃でチャンスを作り切るシーンが少なかったように思います。試合全体をどう振り返りますか?
「後半、相手が前に運んできて、僕たちは受け身になってしまった。そこからクロスなど相手にチャンスを作られた。最後の方は、僕たちのFWが下がってしまい、攻撃に出る回数は少なくなった。ワンチャンスで決められたのは悔しいです」
Q:今年は5人まで交代が可能。今日、鳥取は5人全員を起用してきました。終盤は、セットプレーのマークも含めて混乱は生じやすい?
「相手はフレッシュな選手が入ってきました。CKも、ずっと右利きの選手が蹴っていたけど、左利きの選手が入ってきて、そこで問題が生じたことは、少しあったと思います」
Q:今日は3バックでスタートしました。プレーの内容はどう感じていますか?
「中断期間に3バックをやり始めたんですけど、攻撃面での課題はあると感じています。守備面では、機能した部分もあると思います」
Q:無観客での試合を実際にプレーしてみてどうでしたか?
「無観客は初めての経験だったので、やってみないと分からないこともあったのですが、少しやり辛さもありました。慣れていかないといけないと感じています」
西尾隆矢選手
※セレッソ公式より引用
「立ち上がりは自分たちがボールを持つ時間もあり、チャンスもあったんですけど、そこで決め切れなくて、最後はズルズル下がって、セットプレーのマークのミスで失点してしまったのは残念です」
Q:今日は3バックでスタートしました。前半などボールを握る時間も多かったと思います。3バックの機能性について、どう振り返りますか?
「急遽、ポジション変更をして、適応するのに時間がかかったところもありますが、思った以上にボールも持てたし、ビルドアップの部分で、できたこともたくさんありました。守備の部分で、慣れない選手が入ったりもしているので、自分が主導権を握って、もう少しコントロールできたかなと思います」
Q:失点シーンは「マークのズレ」ということですが、今年は交代枠が多いです。試合中に臨機応変に対応する難しさもありましたか?
「練習からも、そういう話は出ていました。特にセットプレーでは集中することを話していたので、今後、改めて、そういうところは改善しないといけないです」