4日後の週末のリーグ戦第31節と全く同じカード・同じスタジアムでの開催となった天皇杯の準々決勝、セレッソ大阪は大宮アルディージャをキンチョウスタジアムに迎えての一戦となりました。
※他の3試合のうち2試合が、この試合と同様に同じ対戦カード(横浜FMvs磐田、柏vs川崎)となっているという偶然が重なり、準々決勝4試合中の3試合が、週末のリーグ戦と同一カードという珍しい状況となりました。
セレッソ大阪は、カップ戦はターンオーバーする戦い方をこれまで取ってきていますので、リーグ戦メンバーではなく、カップ戦メンバー(いわゆる「ルヴァン組」)が中心となったメンバー構成になりました。
対する大宮は、リーグ戦で降格争いをしている状況ですので、リーグ戦を重視したメンバー構成で、ガラッとメンバー構成を変えてきたようでした。
結果は、ルヴァン組(カップ戦メンバー)がハードワークをしながら、連動した守備で相手の攻撃を跳ね返し粘り強く戦ったセレッソ大阪が効率的に得点を重ね2-0で見事勝利!!
セレッソ大阪が準決勝(ベスト4)に進出しました!!
スタジアム | キンチョウスタジアム |
入場者数 | 4,526人 |
天候/気温/湿度 | 晴れ / 16℃ / 66% |
主審 | 飯田 淳平 |
副審 | 武部 陽介、作本 貴典 |
第4の審判員 | 武田 光晴 |
追加副審 | 今村 義朗、三上 正一郎 |
この日は、天皇杯ですので、セレッソ主催ではなくサッカー協会主催の試合です。
なので、スタジアムの演出もいつものリーグ戦やカップ戦のセレッソ大阪応援モードではなく、シンプルなものとなっていました。
で、座席の値段設定がメインスタンドは4200円(前売)~という高めの設定であったため、かなりガラガラの状態に(下の写真参照)
ゴール裏とバックスタンド自由席は、そこそこ入ってました。(前売:2100円なのでお手ごろな値段設定)
リーグ戦でセレッソが主催のときのゴール裏自由席、カテゴリー6(バック自由)、カテゴリー5(バック指定)が同じ価格設定の2100円。メイン側は、通常のカテゴリー1、2、3、メイン自由席が全て同じ価格設定の指定席で、価格は4200円かつ通常のネット販売では座席指定が不可という状態でしたので、私は2100円の座席を選択して、通常のカテゴリー5の席に座っての観戦にしました。
※メイン側は値段設定が高すぎるし、自分で座席指定できないし、だったらお手頃な値段の自由席でいいかとw。
メンバー
天皇杯準々決勝 大宮アルディージャ戦のスタメン(公式より)
リーグ戦のスタメンからはガラッと変わって、キャプテンの蛍以外は、いわゆるカップ戦メンバー(ルヴァン組)になっています。
バックスタンドから
メンバー
セレッソ大阪 | 大宮アルディージャ | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 27 | 丹野 研太 | GK | 21 | 塩田 仁史 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 3 | 茂庭 照幸 | DF | 4 | 山越 康平 | ||
4 | 藤本 康太 | 6 | 河面 旺成 | ||||
5 | 田中 裕介 | 20 | 大屋 翼 | ||||
20 | 酒本 憲幸 | 78′ | 23 | 金澤 慎 | |||
MF | 7 | 関口 訓充 | 83′ | MF | 15 | 大山 啓輔 | |
10 | 山口 蛍 | 27 | 黒川 淳史 | 60′ | |||
17 | 福満 隆貴 | 33 | マルセロ トスカーノ | 90′ | |||
26 | 秋山 大地 | 47 | 岩上 祐三 | ||||
FW | 11 | リカルド サントス | FW | 10 | 大前 元紀 | ||
19 | 澤上 竜二 | 90′ | 14 | 清水 慎太郎 | |||
控えメンバー | |||||||
GK | 21 | キム ジンヒョン | GK | 50 | 松井 謙弥 | ||
DF | 14 | 丸橋 祐介 | 78′ | DF | 35 | キム ドンス | |
MF | 15 | 木本 恭生 | MF | 16 | マテウス | ||
16 | 水沼 宏太 | 37 | カウエ | ||||
24 | 山村 和也 | 83′ | 38 | 山田 陸 | 90′ | ||
46 | 清武 弘嗣 | 90′ | FW | 44 | 瀬川 祐輔 | 60′ | |
FW | 8 | 柿谷 曜一朗 | 7 | 江坂 任 | |||
監督 | |||||||
尹 晶煥 | 伊藤 彰 |
この日のキャプテンは蛍。頼れる背番号10。両チームの10番のデキもこの日の結果を左右したのではないでしょうか。
試合展開
セレッソは、4-2-3-1のフォーメーションでGKに丹野、DFは右からシャケさん、モニさん、康太、たなゆう、MFはボランチに蛍と大地、右にクニくん、左に澤上、トップ下に隆貴、トップにリカというメンバーです。
このメンバーを中心としたルヴァン組は、引き分けはあるものの一度も負けておらず、しっかり守ってカウンターというスタイルでこれまで結果を積み重ねてきました。
そして、この試合も同じような展開になります。まず前半、立ち上がりからボールを握ったのは大宮。思うようなプレスがかけられず、相手に攻撃を許しますが、カバーリングなどで対処して得点は許しません。
17分には相手陣で奪ったFKでサインプレーを選択したセレッソ。しかし、このプレーのパスミスで、カウンターを受けてピンチに。大宮の大前選手がドリブルでゴールに迫ろうとしますが、最初のトラップをミス。このミスでできた一瞬の時間で、かろうじて大地がボールに追いつき、シュートをブロック。決定的なシーンになりかけたピンチでしたが、身体を張ったディフェンスで得点を許しません。
この日も攻守に奮闘する蛍(この試合はキャプテン)
すると、23分にはセレッソが先制点!
たなゆう(田中選手)のロングスローをリカが落としたところ、一度は相手にクリアされますがが、たなゆうが再び拾って上げたクロスに隆貴が体をひねりながら、バックヘッド気味にゴールに流し込み、先制ゴール!!1-0!!
ゴールした隆貴にかけよる選手たち
モニさんが隆貴を祝福
ゴール直後のガッツポーズのシーン。澤上が祝福(公式より)
相手にボールを持たれて押されている展開だった前半でしたが、この得点から、さらに球際の強さ、ボールを持つ相手への寄せの速さで相手の攻撃を跳ね返し、カウンターでチャンスを作るという、このチームの特徴らしいプレーを見せていきます。
FKやCKのキッカーを務めていたシャケさん
そして、前半は1-0のまま終了。