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2020 J1リーグ第8節 湘南ベルマーレ vs セレッソ大阪 (AWAY)

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アウェイ湘南での一戦、得点はPKでの1点のみなるも終始ペースを握り続け、危なげなくウノゼロでの勝利!

コロナ禍で東西を分割して実施されていたリーグ戦も、今節から制限がなくなり、セレッソは関東でのアウェイ戦を戦います。対戦相手は湘南ベルマーレ、ハイプレスと豊富な運動量(と少しラフ)でのプレースタイルに対して、スローペースな展開にセレッソが持ち込めるかが注目の一戦となりました。

試合の方は、湘南のハイプレスをセレッソが外しながらボールを運ぶという展開になります。ただ、ビルドアップのミス絡みで湘南にシュートを打たれるシーンもありました。後半にはプレーのテンポをあげて、セレッソが縦にも速くボールを運びペースを握ると、タツ(坂元選手)が奪ったPKをキヨ(清武選手)が落ち着いてゴールに沈めて先制。そのままの0ー1のスコアで試合を終わらせて、セレッソが勝ち点3を持ち帰ることに成功しました!

湘南ベルマーレ 0 0 前半 0 1 セレッソ大阪
0 後半 1
得点 72’ 清武 弘嗣

他会場の試合結果から、セレッソは2位につけました。

スタジアム Shonan BMW スタジアム平塚
入場者数 3,494人
天候/気温/湿度 曇 / 27.5℃ / 62%
主審 佐藤 隆治
副審 山内 宏志、中野 卓
第4の審判員 上田 益也

この日はアウェイ湘南での試合だったため、DAZNでの観戦となりました。アウェイでの生観戦(応援)はまだまだ先の話になりそうですね。

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メンバー

セレッソ大阪のスタメン(写真はすべてセレッソ公式より)

いつものV字陣形でカッコよいですよね!

フォーションは、4-4-2にもどりました

ヤス・曜一朗・トヨから、歩夢・おっくん・孝司がスタメン出場になっています。

湘南ベルマーレ セレッソ大阪
スターティングメンバー スターティングメンバー
GK 25 谷 晃生 GK 21 キム ジンヒョン
DF 6 岡本 拓也 DF 2 松田 陸
22 大岩 一貴 14 丸橋 祐介
8 大野 和成 15 瀬古 歩夢
MF 5 古林 将太 64′ 22 マテイ ヨニッチ
2 金子 大毅 MF 5 藤田 直之 89′
16 齊藤 未月 72′ 6 レアンドロ デサバト
28 鈴木 冬一 10 清武 弘嗣 73′
FW 18 松田 天馬 72′ 17 坂元 達裕
13 石原 直樹 FW 18 鈴木 孝司 60′
10 山田 直輝 46*’ 25 奥埜 博亮 73′
控えメンバー 控えメンバー
GK 1 富居 大樹 GK 45 茂木 秀
DF 19 舘 幸希 DF 16 片山 瑛一 73′
3 馬渡 和彰 64′ 3 木本 恭生 89′
MF 14 中川 寛斗 46*’ 4 小池 裕太
15 福田 晃斗 72′ MF 11 ルーカス ミネイロ
FW 11 タリク 72′ FW 32 豊川 雄太 60′
9 指宿 洋史 8 柿谷 曜一朗 73′
監督 監督
浮嶋 敏 ロティーナ

個人的には、湘南の冬一(鈴木選手)と、歩夢(瀬古選手)の対決も注目していたので、両選手ともスタメンでよかったです。

セレッソ下部組織育ちの同期対決としては、ここに今シーズンはJ3で出場している陽(喜田選手)も絡んでくると、もっと楽しみなんですね。下部組織で育って、他チームで活躍している選手もたくさんいるので『うちの子(元セレッソ含む)』の活躍を見るのも個人的には好きです。

試合展開

前半

試合はセレッソペースで始まります。湘南がプレスを強めにかけてきても、それをうまく剥がしてボールを運ぶセレッソ。前からボールを奪おうにも、セレッソが回避してボールを繋ぐので、湘南もそこまで前からプレスに来なくなります。

左サイドでボールを運ぶマル

この日久々にスタメンの孝司

ただ冒頭にも書いたように、20分くらいから、立て続けにビルドアップでのパスミスが続き、そこから湘南にシュートまで持ち込まれる場面がありました。

ハイライト動画でも使われているので、湘南が押していたかの印象を受けますが、単にミスからの展開でしたので、守備面では崩される場面はほぼなかったように思います。

その後、飲水タイムを挟むと再びセレッソも攻勢を強め、湘南ゴールに迫りますが、得点を奪えずにハーフタイムに。

後半

後半に入るとセレッソがペースをあげて、より縦に速くボールをつないで湘南ゴールに迫っていきます。

相手FWに対応するヨニッチ

2トップの一角でスタメン出場のおっくん、ヘディングシュート惜しかった

右サイドで躍動するタツ

ボランチとして攻守に光る動きを見せるデサバト

後半から交代出場のトヨ

そして、飲水タイム後の72分にセレッソが先制します。

右サイドでボールを受けたタツが、ペナルティエリア内のおっくんにパス。起点となったおっくんが、ペナルティエリア内に侵入してきたタツにリターンのスルーパスを送ります。このタツを相手DFが引っ張って倒してしまい、PKを獲得。

このPKをキヨ(清武選手)が冷静に決めて、セレッソが先制!!!

リードを奪ったセレッソは、2枚の交代カードをきります。キヨ→曜一朗、おっくん→瑛ちゃんへと交代をして、試合をクローズしにいきます。

交代出場の瑛ちゃん

その後、疲れの見えたナオ(藤田選手)に変えて、ヤス(木本選手)を投入したセレッソが、うまく試合を運び、そのままのスコアでタイムアップ。

ウノゼロ(1ー0)のスコアで危なげなく、アウェイで勝ち点3を挙げました。

感想など

危なげない勝利でした。もっと得点が入るとスッキリするのかもしれませんが、相手のプレスをうまく回避しながら、ボールを思うように運んでいけるので、安心して見ていられますね。

前半にビルドアップのミスからシュートまで持ち込まれたシーンなどはバタバタした感はありましたが、本当にそれ以外は、あまり失点の雰囲気がないままでした。あとはこちらが、いつ点をとれるかという状況だったように思います。

タツのおっくんにつないだ楔のパスもよかったですし、スペースを空けたトヨや、そのスペースに走り込んでPK獲得につなげたタツの動きもよかったです。

試合後のインタビューを見る限りは、タツが蹴ってもよかったようですが、サーッといなくなったみたいなので、まだまだ遠慮とかもあるんでしょうかね。次はPK獲ったら自分で蹴ってもらいましょう!

連戦が続くなか、ナオも疲れ気味に見えたので、他の選手も含め大きな怪我なく、シーズンをこのまま進めていけるといいなと思います。

リモート応援(アウェイには観戦にいけないので)なのが歯がゆい部分はありますが、新戦力の台頭も楽しみですし、このまま勝ち点を積み重ねていける気が勝手にしていて、ワクワクしています。

がんばれ!セレッソ大阪!!

試合詳細はコチラ

セレッソ公式ハイライト動画

Jリーグ公式ハイライト動画

ロティーナ監督コメント

「とても難しい試合でした。立ち上がり、我々はボールを持って進めることができたのですが、湘南のいいディフェンスの前に、ほとんどチャンスを作ることができませんでした。その中で、彼らはカウンターから2つ3つチャンスを作り、我々にとって難しい展開でした。後半は、『よりプレースピードを上げて、深さを持ってプレーしよう』と選手たちと確認して、その中で、PKで得点することができました。その後、湘南の攻撃を受けて、守備の時間が長くなったのですが、そのまま試合を終えることができました」

Q:前半は湘南の守備に苦しめられたが、後半を迎えるにあたって、選手たちへの指示で、より強調した部分は?

「相手は5-4のラインを引いて、リトリートしていたので、我々にとって簡単ではありませんでした。後半、強調したのは、プレースピードを上げることと、より縦に速く攻めること。ボールを失うことがあっても、より相手のエリアに入っていくことを重視しました」

Q:前節に続き、坂元選手が得点に絡む、いい仕事をしました。膠着した状態を打破する働きでしたが、彼への評価は?

「タツはJ1でも素晴らしいプレーを見せています。彼の働きには満足しています。彼が素晴らしいのは、攻撃だけではなく、守備でもチームのために貢献してくれていること。彼の働きには満足しています」

Q:PKによる得点でしたが、チャンスは増やすことができなかったと思うが、その要因をどう考える?

「一つは、湘南の守備が良かったということ。5-4のラインを組んできて、あまりスペースと時間を与えてくれませんでした。そして、先ほども言いましたが、後半は、よりプレースピードを上げること、より縦への意識を強くすることを確認しました。それによって、ボールを失う回数は増えるかも知れないけど、よりチャンスが作れるということを確認しました。後半は、時間とスペースが生まれてきたと思います」

Q:4-4-2の守備ブロックは非常に強固でした。前線、中盤、ディフェンスラインの連動性をどう評価しますか?

「昨季から、11人全員で守備をすることは継続しています。我々が目指しているのは、11人全員で守備をして、11人全員で攻めること。その点に関して、選手たちは確信を持ってプレーできていると思います。私も満足しています」

選手コメント

キヨ(清武弘嗣選手)

Q:前半は相手がスペースを埋めてきて、なかなか崩すことが難しかったと思うが、後半、どう意思統一をして試合に入りましたか?

「ボールは握れていたので、『もう少しボール回しのスピードを上げよう』という話をして、後半に臨みました」

Q:開始からギアも上がり、後半は狙い通りに入れた?

「前半の最初から、もう少しスピードを上げることができれば良かったんですけど、相手がうまく中を締めていたので、なかなか崩せずにいました。後半はスペースも空いてくるかなと思っていたので、想定内という感じです」

Q:清武選手のPKによるゴールが決勝点になりましたが、PKの場面を振り返ると?

「タツ(坂元達裕)とオク(奥埜博亮)が崩してくれたので、『タツが蹴るかな?』と思ったんですけど、サーッといなくなったので(笑)蹴りました」

Q:今季初ゴールについては?

「早く1点欲しかったので、PKでしたけど、ゴールはゴールなので。取れて良かったです」

Q:チームとして、FWに負傷者が出て、サイドで握っても得点が遠い試合も続いているが?

「確かにFW陣にケガ人は多いですが、その中で、今日は(鈴木)孝司が久々にスタメンで出て、孝司の良さも出ていたと思います。僕自身、やりやすかったので、また一つ、チームに大きなオプションができたと思います」

Q:こういう難しい試合をモノにすることは今季の目標を達成する上で大きいと思うが、今日の勝点3の意義について

「引き分けが2試合続いていたので、今日は本当に勝点3が欲しかったです。苦しい中で勝てたことは、チームとしても良かったと思います」

歩夢(瀬古選手)

Q:前半、自陣でのビルドアップのミスから迎えた場面以外、ほぼピンチはなかったと思うが、今日の守備全体をどう振り返りますか?

「おっしゃる通りで、自分たちのミスから与えた場面以外、チームとして、ピンチはなかったかなと思います」

Q:ビルドアップでのミスは、なかなかこちらの攻撃のスピードが上がらず、後ろからどうパスを付けるか、ボールを持ちながら迷う感じもありましたか?

「そうですね。相手もいろいろ分析した中で、中を固めてきて、僕たちが横にボールを動かすだけの展開も多かったのは正直なところなので、そこは今後の改善点だと思います」

Q:湘南は、大きく左右を揺さぶって、クロスを上げてくる形が多かったが、しっかり中で跳ね返せていたと思うが?

「後ろ全体がスライドしながら、真ん中の2枚が跳ね返す準備をしておけば、大丈夫だとは思っていた。それが湘南のストロングポイントであり、そこを抑えることが、相手の攻撃を抑えることにつながると思ったので、しっかり跳ね返すことができて良かった」

Q:先ほど、「横に動かす場面が多かった。改善していければ」という話もありましたが、どういったプレーをしていきたい?

前半は動かすテンポが遅かったので、一人がボールを持つ時間を短くして、もっとテンポ良く動かしたり、相手を引き付けての縦パスとか、アイディアをもっと考えてやっていけば、もっとスムーズに前に入れられたかなと感じました。今日は間を締められていた部分もあったので、そこは動かしながら、どんどん空けていければ良かったかなと思います

Q:相手も鈴木冬一選手と谷晃生選手という同級生が先発し、日本代表の未来も感じたが、実際に彼らと対戦した気持ちは?

「やっぱり、同い歳の選手と試合をするのは楽しいですし、まさにこの二人は小学生の頃から一緒にやっているので、非常に嬉しかったです。同時に、これからもっと自分たちが引っ張っていかないといけないなと実感しました」

明治安田生命J1リーグ

更新日:2020年8月2日(日) 17:34

順位
クラブ名
勝点
試合数
得点
失点
得失点
1 川崎フロンターレ 22 8 7 1 0 21 6 15
2 セレッソ大阪 17 8 5 2 1 9 5 4
3 ガンバ大阪 16 8 5 1 2 12 8 4
4 柏レイソル 15 8 5 0 3 19 12 7
5 名古屋グランパス 14 7 4 2 1 11 5 6
6 FC東京 14 8 4 2 2 14 12 2
7 浦和レッズ 14 8 4 2 2 9 10 -1
8 北海道コンサドーレ札幌 12 8 3 3 2 14 12 2
9 ヴィッセル神戸 12 8 3 3 2 9 10 -1
10 サンフレッチェ広島 10 7 3 1 3 10 5 5
11 横浜F・マリノス 10 8 3 1 4 13 14 -1
12 鹿島アントラーズ 7 8 2 1 5 11 14 -3
12 サガン鳥栖 7 8 1 4 3 5 8 -3
14 大分トリニータ 7 8 2 1 5 9 16 -7
15 ベガルタ仙台 6 8 1 3 4 9 15 -6
16 清水エスパルス 5 8 1 2 5 10 16 -6
17 横浜FC 5 8 1 2 5 7 18 -11
18 湘南ベルマーレ 4 8 1 1 6 8 14 -6

ACL出場チーム

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