直近の公式戦、ルヴァンカップ準決勝のガンバ大阪戦(試合はコチラ)で劇的な勝利を収め決勝進出を果たしたセレッソ大阪(勝ち点48:前節終了時点で5位)は、直近のリーグ戦は3連敗中。決勝進出のカップ戦の流れ・勢いを持ち込んで、連敗をストップして勝ち点3(勝利)を取りたいところ。
優勝争いは厳しくなりましたが、ACL出場圏の3位以内の争いに食い込み続けるためにも、どうしても勝ち点3が欲しい状況でした。
第29節は、サガン鳥栖のホーム ベストアメニティスタジアムに乗り込んでの一戦です。前回のホームでの対戦(第4節)では、リーグ戦の今季初勝利を挙げて1-0で勝利(記事はコチラ)しています。
また、鳥栖とはルヴァンカップのグループリーグでも対戦し、この試合は4-4での引き分け(記事はコチラ)となっています。
雨の中での試合となったこの一戦、結果は、前半にPKから先制点を許しますが、直後に杉本選手(健勇)の個人技での圧巻のゴールで同点に追いつくと、後半には右サイドを完璧に崩したあと、ルヴァンでも決勝アシストをした水沼選手(宏太)のクロスに清武選手(キヨ)がダイビングヘッドのゴールを決めて逆転し、2-1で見事勝利(勝ち点3)を収めました!!!
3位 柏レイソルは敗戦、4位 横浜Fマリノスは引き分けたため、順位は5位と変わりませんが、勝利したセレッソ大阪(勝ち点51)は上位との勝ち点差を詰めて、3位まで勝ち点2に迫りました。
スタジアム | ベストアメニティスタジアム |
入場者数 | 14,896人 |
天候/気温/湿度 | 雨 / 18.7℃ / 80% |
主審 | 松尾 一 |
副審 | 川崎 秋仁、堀越 雅弘 |
第4の審判員 | 佐藤 貴之 |
雨の中、アウェイ ベストアメニティスタジアムまで駆けつけたセレッソサポーター(公式より)
私はアウェイまで駆けつけられなかったので、DAZNでの観戦となりました。
メンバー
サガン鳥栖戦のスタメンはコチラ
GKはジンヒョン。FWは2トップに健勇と曜一朗。MFにはキヨが復帰して、左にキヨ、右に宏太、ボランチは蛍とソウザ。DFは、左からマル、木本、ヨニッチ、陸の4人が並ぶ布陣となりました。
メンバー
サガン鳥栖 | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 33 | 権田 修一 | GK | 21 | キム ジンヒョン | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 8 | 藤田 優人 | DF | 2 | 松田 陸 | ||
5 | キム ミンヒョク | 14 | 丸橋 祐介 | ||||
15 | 鄭 昇炫 | 15 | 木本 恭生 | ||||
23 | 吉田 豊 | 22 | マテイ ヨニッチ | ||||
MF | 6 | 福田 晃斗 | MF | 6 | ソウザ | ||
14 | 高橋 義希 | 10 | 山口 蛍 | ||||
4 | 原川 力 | 85′ | 16 | 水沼 宏太 | 90+6′ | ||
FW | 40 | 小野 裕二 | 79′ | 46 | 清武 弘嗣 | 88′ | |
27 | 田川 亨介 | 70′ | FW | 8 | 柿谷 曜一朗 | 88′ | |
32 | ビクトル イバルボ | 9 | 杉本 健勇 | ||||
控えメンバー | |||||||
GK | 1 | 赤星 拓 | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
DF | 2 | 三丸 拡 | DF | 23 | 山下 達也 | 88′ | |
35 | 青木 剛 | 5 | 田中 裕介 | ||||
MF | 25 | 安 庸佑 | 85′ | MF | 17 | 福満 隆貴 | |
7 | 河野 広貴 | 79′ | 26 | 秋山 大地 | 90+6′ | ||
FW | 11 | 豊田 陽平 | 70′ | 7 | 関口 訓充 | ||
22 | 池田 圭 | FW | 19 | 澤上 竜二 | 88′ | ||
監督 | |||||||
マッシモ フィッカデンティ | 尹 晶煥 |
ルヴァンカップでの劇的ゴールを決めた木本選手が、リーグ戦でもそのままスタメンに入っています。こういう流れも大事にするのが尹さんなんでしょうね。
そして、個人的には、キヨのスタメン復帰と、曜一朗のトップが見れるのも楽しみな一戦でした。
試合展開
前半
前半開始早々はセレッソがペースを握ります。
2分には、左サイドに展開してマル(丸橋選手)がクロスをゴール前にあげますが、このクロスには中であわせることができません。
4分には、ペナルティエリア内でソウザからパスをもらった健勇が右サイドの宏太(水沼選手)にパス。宏太はこれをワントラップしてゴール左隅に突き刺しますが、惜しくもオフサイド。
2トップの1角で攻守に奮闘。ゴールの匂いもプンプンしていた曜一朗
そして、徐々に鳥栖のパスプレーと、相手FWのイバルボ選手のフィジカルを活かしたプレーでボールを握られると、相手にシュートやクロスに持ちこまれるシーンが増えてきます。
21分には、右サイドを突破され相手DFの放ったシュートをGKジンヒョンが弾き、これをクリアしようとした陸(松田選手)が相手の体を蹴ってしまい、ペナルティーキックの判定に。
PKは、一度はやり直しになったものの、イバルボ選手に決められて、23分に鳥栖が先制します。
しかし、直後の25分、ヨニッチのクリアをキヨが頭でつなぎ、相手DFがクリアミスしたボールをひろった健勇が、前に2人のDFがいるのをものともせず、ドリブルで持ち運びます。相手DFの股を抜いてかわした健勇が、左足を振りぬくと、ゴール右上に突き刺さり、セレッソ大阪があっという間に同点に追いつきます!!
ゴール後の雄叫びをあげる健勇と、祝福する曜一朗
ゴール動画はコチラ
そして、その後もゴールに迫るものの決めることはできず、1-1で後半に折り返します。