マルの豪快なフリーキックと隆貴のJ1リーグ初得点で、逆転勝利!
リーグ戦2連勝、ACL含めた公式戦3連勝中のセレッソ大阪は、アウェイ等々力に乗り込んで昨シーズンのJリーグチャンピオンの川崎フロンターレと対戦しました。
昨シーズン、カップ戦2冠(ルヴァンカップ・天皇杯)のセレッソ大阪ですので、昨シーズンのチャンピオン同士の対決という点と、リーグ戦の上位対決(前節終了時点でセレッソ:6位・フロンターレ:2位)という点からも注目の対決となりました。
昨シーズンのアウェイでの川崎戦は1-5での大敗となりましたので、少しイメージが悪い方もいたかとは思いますが、2017シーズンは2勝1敗(リーグ戦・ルヴァンカップ決勝)、2018年シーズンは1勝(XEROXスーパーカップ)と、対戦成績は悪くありません。
公式戦の調子も上向きなので、連勝を飾りたい試合でした。
試合の方は、強い風の影響を受ける試合展開となり、超ロングパスを上手く処理した川崎が先制点を挙げると、FKをマルが直接ゴールにぶち込んで同点。続いてCKの流れから、隆貴が頭で押し込んで、前半のうちに逆転すると、後半は危なげなく無失点で川崎の反撃を押さえ込み、セレッソ大阪が2-1と勝利し、リーグ戦3連勝、ACLと合わせると公式戦4連勝を飾りました!
リーグ戦の順位も4位まで浮上。連戦をターンオーバーでメンバーを入れ替えながら戦い、結果(勝利)も挙げながら、チームの調子も上向きと好循環になってきました。
このままの調子で連戦も乗り切って、ワールドカップ前の中断期間に入って欲しいものです。チームの調子が上がっていけば、自ずと成績もついてくるでしょうし、セレッソの選手がロシア日本代表に選べばれる確率も上がる気がしていますw。
スタジアム | 等々力陸上競技場 |
入場者数 | 17,113人 |
天候/気温/湿度 | 曇時々雨 / 20.1℃ / 59% |
主審 | 佐藤 隆治 |
副審 | 相樂 亨、西尾 英朗 |
第4の審判員 | 蒲澤 淳一 |
平日の関東開催で現地観戦はできなかったため、私はDAZNでの観戦となりました。
メンバー
川崎フロンターレ戦のスタメン(セレッソ公式より)
前節の鳥栖戦から中3日での平日開催でメンバーを6人入れ替え。GK:ジンヒョン、DF:ヨニッチ・マル、MF:蛍、FW:曜一朗は連続でスタメンですが、右SBに片山(瑛ちゃん)、CBに山ちゃん、ボランチにやまむー、両SHに亜土夢と隆貴、FWにドンヒョンが入りました。
メンバー
川崎フロンターレ | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 1 | チョン ソンリョン | GK | 21 | キム ジンヒョン | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 17 | 武岡 優斗 | DF | 14 | 丸橋 祐介 | ||
5 | 谷口 彰悟 | 16 | 片山 瑛一 | ||||
23 | エドゥアルド | 22 | マテイ ヨニッチ | ||||
2 | 登里 享平 | 23 | 山下 達也 | ||||
MF | 21 | エドゥアルド ネット | 55′ | MF | 6 | 山口 蛍 | |
10 | 大島 僚太 | 17 | 福満 隆貴 | 85′ | |||
16 | 長谷川 竜也 | 55′ | 24 | 山村 和也 | |||
FW | 4 | 大久保 嘉人 | 32 | 田中 亜土夢 | 72′ | ||
20 | 知念 慶 | 71′ | FW | 8 | 柿谷 曜一朗 | ||
11 | 小林 悠 | 18 | ヤン ドンヒョン | 71′ | |||
控えメンバー | |||||||
GK | 30 | 新井 章太 | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
DF | 18 | エウシーニョ | DF | 2 | 松田 陸 | ||
3 | 奈良 竜樹 | MF | 10 | 清武 弘嗣 | 72′ | ||
MF | 19 | 森谷 賢太郎 | 15 | 木本 恭生 | 85′ | ||
25 | 守田 英正 | 55′ | 38 | 西本 雅崇 | |||
37 | 齋藤 学 | 55′ | FW | 13 | 高木 俊幸 | ||
41 | 家長 昭博 | 71′ | 9 | 杉本 健勇 | 71′ | ||
監督 | |||||||
鬼木 達 | 尹 晶煥 |
対するフロンターレは、4月8日にリーグ戦を消化したことから、中2日での一戦となったことから、こちらもメンバーを入れ替えており、中村憲剛選手などはベンチ外になっていました。
セレッソは、この日からキヨがベンチ入りしていて、ACLの済州戦(2月14日:AWAY)以来のベンチ入りになります。ゴール裏には、こういうメッセージが掲げられていたみたいですね。
そして、前節の鳥栖戦にスタメン出場したメンバーが多くベンチに入っています。ボランチの控えがマー坊(西本選手)というのが個人的に注目で、本当に「連戦を総力戦で戦っていくぞ」という思いがこもった布陣となっている気がしました。
試合展開
前半
この試合もセレッソは4-4-2のブロックで守るフォーメーションに対して、川崎は細かくパスをつないでボールを保持しながら、攻撃を仕掛けてくる構図で進みます。
4分には、曜一朗が相手のミスからボールを運び、右足でシュート!相手GKがセーブしてCK(コーナーキック)に逃れるシーンを作りましたが、前半は川崎がボールをキープして、パスをつないできます。
そして、22分に残念な展開で失点します。
相手ディフェンスラインから、低い弾道で縦へ速いボールのロングフィードが蹴られますが、両CBが反応していたのと、ジンヒョンも前に出てきて処理できるかというシーンでした。
しかし、強い風でボールが失速し、ペナルティエリア手前でバウンド。このバウンドに合わせて上手くトラップしてセレッソのCBをかわした相手FWの知念選手が左足でシュート。前に出てきたジンヒョンは、ヨニッチと交錯してしまい、セーブすることができず、ボールは無人のゴールへ・・・。ワンチャンスと風を活かした川崎が先制します。
逆に、その9分後の31分にはセレッソが風を活かして先制します。
カウンターから右サイドにつないで仕掛けた攻撃でペナルティエリア右手前で隆貴がFKを獲得します。そして、そのFKを、マルが左足で直接ゴールを狙います。少しコースは甘かったですが、ファーサイドに合わせると思って相手GKが動いたこともあって、豪快にゴールネットに突き刺さり、セレッソ大阪が1-1の同点に追いつきます。
マルの左足でのFK(公式より:写真は全て公式より)
直接ゴールしたマルを祝福
マルのゴール動画
そして、同点に追いついた直後の36分、左コーナーキックを得ると、亜土夢が右足でゴール向かう速いクロスを蹴ると、相手GKがパンチングで空中に弾きますが、ここに隆貴が猛然と飛び込んできて、ジャンピングヘッドでゴール右に叩きこんで、セレッソ大阪が逆転に成功します!
隆貴は、九州地域リーグ、JFL、J3、J2とステップアップしてきましたが、ついにJ1リーグでの初ゴールとなりました!
隆貴のゴール動画
そして、前半のうちに追いつき、逆転したセレッソが2-1とリードした状態で後半に折り返します。