神戸に終始ペースを握られる展開を堅守で耐えるも0-1で敗戦
(シーズン終わってから書いています)
J1リーグも残すところあと3節、ACL圏内の3位とは勝ち点差6で5位のセレッソ、勝ち点3を積み上げて、ACLへの望みをつなぎたいところ。
対する神戸は10位、J1参入プレーオフ出場の16位との勝ち点差が7と、ほぼ残留は確実な位置ではありますが、こちらも勝ち点を積み上げて、残留を確定したいところです。
神戸とは今シーズンのリーグ戦では、開幕戦で対戦。金J(フライデーナイトJリーグ)で1試合だけ行われた本当の開幕戦。VIPトリオ擁する神戸に、山ちゃんのヘディングでのゴールで1-0で勝利しています
あと、神戸とはルヴァンカップのリーグ戦でも対戦し1勝1分
公式戦3試合ではセレッソが2勝1分の戦績です
試合の方は、久々にVIPトリオ(ビジャ・イニエスタ・ポドルスキ)がスタメン揃い踏みのヴィッセルにペースを握られ、守勢に回る展開となります。しかし、持ち前の堅守で対応するセレッソ。中央をブロックで固めヴィッセルの攻撃を抑え、前半はスコアレスで折り返します。後半はセレッソもチャンスを作りますがゴールは奪えず、神戸の猛攻の前に古橋選手にゴールを奪われてしまい0-1で敗戦してしまいました。
ヴィッセル神戸 | 1 | 0 | 前半 | 0 | 0 | セレッソ大阪 |
1 | 後半 | 0 | ||||
76’ 古橋 亨梧 | 得点 |
残り2節を残して、3位と勝ち点差7となってしまいましたので、セレッソのリーグ戦4位以下が確定しました。天皇杯の結果次第では、4位までACLに出場可能となりますので(鹿島が優勝すれば、4位が繰り上げ)、5位ではなく4位を目指して残り2節を戦うこととなりました。
この日は、神阪ダービーと銘打って、半ば強引に盛り上げようとしている神戸のホーム のノエビアスタジアムでの開催でした。
スタジアム | ノエビアスタジアム神戸 |
入場者数 | 23,744人 |
天候/気温/湿度 | 晴 / 19℃ / 59% |
主審 | 山本 雄大 |
副審 | 平間 亮、熊谷 幸剛 |
第4の審判員 | 上田 益也 |
神戸は、大阪からは近場なので、是非観に行きたいところでしたが、この日は国内にいないことが事前にわかっていたので、私はDAZNでの観戦となりました。
(ロビー、ロビーナとモーヴィくん:写真は全てセレッソ公式より)
メンバー
神戸戦のメンバー(写真は全てセレッソ公式より)
フォーメーションはいつもの4-4-2
メンバーは、前節31節の湘南戦と同じ11人がスタメンに入りました。
ヴィッセル神戸 | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | スターティングメンバー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 18 | 飯倉 大樹 | GK | 21 | キム ジンヒョン | ||
DF | 34 | 藤谷 壮 | 37′ | DF | 2 | 松田 陸 | |
33 | ダンクレー | 3 | 木本 恭生 | ||||
25 | 大﨑 玲央 | 14 | 丸橋 祐介 | ||||
24 | 酒井 高徳 | 22 | マテイ ヨニッチ | ||||
MF | 6 | セルジ サンペール | MF | 5 | 藤田 直之 | ||
5 | 山口 蛍 | 7 | 水沼 宏太 | 78′ | |||
8 | アンドレス イニエスタ | 11 | ソウザ | ||||
FW | 10 | ルーカス ポドルスキ | 90′ | 25 | 奥埜 博亮 | 75′ | |
7 | ダビド ビジャ | 67′ | FW | 8 | 柿谷 曜一朗 | ||
16 | 古橋 亨梧 | 18 | 鈴木 孝司 | 59′ | |||
控えメンバー | 控えメンバー | ||||||
GK | 1 | 前川 黛也 | GK | 1 | 圍 謙太朗 | ||
DF | 3 | 渡部 博文 | DF | 15 | 瀬古 歩夢 | ||
MF | 27 | 郷家 友太 | 90′ | 16 | 片山 瑛一 | ||
35 | 安井 拓也 | 29 | 舩木 翔 | ||||
FW | 13 | 小川 慶治朗 | 37′ | MF | 10 | 清武 弘嗣 | 59′ |
21 | 田中 順也 | 67′ | 32 | 田中 亜土夢 | 78′ | ||
9 | 藤本 憲明 | FW | 13 | 高木 俊幸 | 75′ | ||
監督 | 監督 | ||||||
トルステン フィンク | ロティーナ |
そして、セレッソのベンチには、負傷から復活したキヨが入っています。
神戸は、昨季までセレッソに在籍した蛍(山口選手)がスタメンに入っています。今季、あのソウザがポジションが守りながら戦術を実践できるようになってきたので、ロティーナ監督の元で蛍が残ってプレーしていたら、どんなプレーを見せていたのか、更に飛躍したのではないかと個人的には思ってはいます。もう別のクラブの選手になってしまったので、あくまで妄想の世界でしかないです。
移籍してからの蛍は、監督が何度か変わりましたが、結局リーグ戦に全試合フル出場していました。どんな監督からも信頼されるプレーを見せていたということだと思いますし、代表にも復帰しましたので、更なる飛躍が期待されますね。セレッソ戦以外で頑張ってくれたらと思いますw。
試合展開
前半の序盤はセレッソも攻撃するシーンを作りますが、徐々に試合は神戸ペースで進みます。
徐々に神戸にボールを握られる時間が長くなると、セレッソは中をブロックで締めて堅く守って神戸の攻撃を跳ね返していきます。
ただ、サイドに起点を作ってから、イニエスタを中心に攻撃のスピードを上げられると、ゴール前に攻め込まれたり、シュートを打たれるシーンが増えていきます。
しかし前半はシュートは多く打たれるものの堅守で跳ね返すセレッソ、スコアレスで後半に折り返します。
後半に入ると、更に神戸が攻勢を仕掛けてきますが、ジンヒョンを中心とした守備で対抗。
相手FWビジャの狙いすましたシュートがポストを直撃したり、ディフェンス陣の踏ん張りでなんとかピンチをしのぐセレッソは、孝司に変えてキヨをピッチに投入し、流れを変えに行きます。
この交代で曜一朗がトップに入り、徐々にスペースもでき始めたことからセレッソも相手ゴールを脅かすシーンを作っていきます。
神戸もセレッソゴールを脅かしますが、ジンヒョンが好セーブを連発してゴールを許しません。
一進一退の攻防でどちらがゴールを挙げるかという時間帯になった76分に、イニエスタ、蛍とつないだボールから鋭い縦パスを前線に通されると、相手FWの古橋選手に決められてしまい、神戸に先制を許します。
終盤にはセレッソも猛攻を仕掛け、ナオ(藤田選手)が決定機を迎えますが、相手GKにセーブされてしまい、ゴールを奪えません。
そして、得点を奪えないまま、タイムアップ
残念ながら0-1で敗戦となってしまいました。
感想など
強くなってきたと感じていたリーグ戦終盤で、残念な敗戦となりました。
ただ、やってきたこと・積み上げてきたことは間違っていないので、「まあ、こういう試合もあるよ」という印象を受けた試合でした。
この試合は、日本では見れなかったので、アメリカで見ることにしていました。ただ予定があったのでライブで見れるかどうか微妙な時間帯でしたが、後半の途中には間に合ったのでした。
それで、観始めてスグに目に飛び込んできたのが、蛍の鋭い縦パスから始まった失点シーンでした。DAZNで観戦を始めるまでは、ツイッターなどの情報は全て見ていなかったので、どんな試合流れか把握していませんでした。そこから試合終了までは遠くから声援を送り、追いつけるかなと思っていましたが、結果は敗戦。
でも、終わってからスタッツやハイライトを観たり、セレサポさんのつぶやいているツイートを読む中で、まあ結果に納得した試合でした。
今回は観にいけなかったので、実際の感覚がわからないのですが、ノエビアスタジアムのビジターサポータの扱いがイマイチな気がします。まず、シートの値段が高い。あとビジターグッズを身に着けられるエリアが狭い。メインスタンド側もコーナー付近にしか設定がなかったはず。せめてミックス席などの設定をして欲しいなと思います。あと、QRコード発券で購入しても発券機で別の紙を発券しないといけないのも、なんとかして欲しいなと(笑)
来年はノエビアスタジアムに観に行けるといいなと思いますが、いろいろと改善して欲しいかもですw。タンドリーチキン屋さんは出店してるといいなーw。
この試合は天皇杯の準決勝が終わった時点で書いているので、神戸が決勝に進出したことはわかっています。神戸が優勝すると、ビジャの有終の美という感じがしてキレイな気がしますが、ACLに出たら、今年の浦和のようにリーグ戦にかなり苦しみそうですしね。
ビッグプレーヤーがJリーグに来る流れを止めて欲しくはないし、J2には落ちないで欲しいので、個人的には鹿島が天皇杯でもいい気がしています。まあ、どちらが優勝しても5位のうちには関係ないのですがw。
この神戸戦には負けてしまいましたが、かなり強くなった実感のあるセレッソですから、来シーズン更なる飛躍を期待したいです!!
がんばれ!セレッソ大阪!!
試合詳細はコチラ
Jリーグ公式ハイライト動画
セレッソ公式ハイライト動画
2019明治安田生命J1リーグ 第32節 2019.11.23 (土) 13:03KO 神戸vsセレッソ大阪(セレッソ大阪公式HP)
2019明治安田生命J1リーグ 第32節 神戸vsC大阪(まいど!セレッソ)
J1 第32節 神戸戦|試合後のロティーナ監督(セレッソ)記者会見コメント
J1 第32節 神戸戦|試合後のセレッソ選手コメント(藤田・木本・ジンヒョン・キヨ・トシ)
J1リーグ順位表
更新日:2019年11月23日(土) 18:12
順位
|
クラブ名
|
勝点
|
試合数
|
勝
|
分
|
負
|
得点
|
失点
|
得失点
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 横浜F・マリノス | 64 | 32 | 20 | 4 | 8 | 61 | 37 | 24 |
2 | FC東京 | 63 | 32 | 19 | 6 | 7 | 45 | 25 | 20 |
3 | 鹿島アントラーズ | 60 | 32 | 17 | 9 | 6 | 52 | 27 | 25 |
4 | 川崎フロンターレ | 57 | 32 | 15 | 12 | 5 | 54 | 29 | 25 |
5 | セレッソ大阪 | 53 | 32 | 16 | 5 | 11 | 35 | 24 | 11 |
6 | サンフレッチェ広島 | 52 | 32 | 14 | 10 | 8 | 44 | 28 | 16 |
7 | 大分トリニータ | 47 | 32 | 12 | 11 | 9 | 35 | 31 | 4 |
8 | 北海道コンサドーレ札幌 | 43 | 32 | 12 | 7 | 13 | 51 | 47 | 4 |
9 | ガンバ大阪 | 41 | 32 | 10 | 11 | 11 | 47 | 45 | 2 |
10 | ヴィッセル神戸 | 41 | 32 | 12 | 5 | 15 | 54 | 57 | -3 |
11 | ベガルタ仙台 | 38 | 32 | 11 | 5 | 16 | 36 | 44 | -8 |
12 | 名古屋グランパス | 37 | 32 | 9 | 10 | 13 | 44 | 47 | -3 |
13 | 浦和レッズ | 36 | 32 | 9 | 9 | 14 | 31 | 46 | -15 |
14 | サガン鳥栖 | 36 | 32 | 10 | 6 | 16 | 32 | 50 | -18 |
15 | 清水エスパルス | 36 | 32 | 10 | 6 | 16 | 43 | 67 | -24 |
16 | 湘南ベルマーレ | 32 | 32 | 9 | 5 | 18 | 38 | 62 | -24 |
17 | 松本山雅FC | 30 | 32 | 6 | 12 | 14 | 19 | 35 | -16 |
18 | ジュビロ磐田 | 28 | 32 | 7 | 7 | 18 | 26 | 46 | -20 |
ACL出場圏 | プレーオフ出場圏 | J2降格枠 |