試合展開
前半
前半は立ち上がりからセレッソペースで始まります。
開始1分にこの試合のファーストシュートを健勇が放つと、立て続けにチャンスを作っていきます。
2分には、右サイドの宏太からの浮き球のクロスを、曜一朗が左足でボレー。これは上手くミートできませんでしたが、得点の匂いを感じさせるものでした。
そして、5分にはペナルティエリア左で健勇が受けて、ヒールで流したところに走りこんだマルがフリーで中に折り返しますが、宏太には通らず、相手DFにクリアされます。
7分にも、左サイドの展開から、マルが中にクロスを送ると、ニアにやまむー、中央に曜一朗が走りこみ、触ればゴールというような展開に。
このボールは相手GKのチョン ソンリョンがパンチングでかろうじてクリアしますが、直後に曜一朗と交錯して額にケガしてしまい、治療のため試合が中断するシーンとなりました。(大きなケガにならずによかったです)
このシーンまで、ほぼ一環してセレッソペース。前からの整備されたプレスでの守備と、奪ってからテンポよくパスをつないで、早くゴールに迫るという展開で、川崎にチャンスらしいチャンスを作らせませんでした。
19分にも、左サイドのマルのスローインから、健勇がペナルティエリア左でヒールで落として、曜一朗がシュートというシーンを作り、セレッソがいつ得点を取るかという展開になっていきます。
そして、26分に待望の先制点が生まれます。
左サイドから右サイドにボールを展開したあと、宏太とやまむーがパス交換をして、やまむーが右サイドのコーナー付近から、グラウンダーのクロスを中に送ります。
このボールを健勇が受けて相手を引きつけて後ろに落とします。それを後ろから走りこんだ蛍が右足でゴール右隅に叩き込み、セレッソ大阪が先制!!!
その後もセレッソペースは変わらず、39分には蛍からのパスを受けた曜一朗がペナルティエリア左からゴールを狙いますが、惜しくもサイドネット。
セレッソが1-0とリードして後半に。
後半
後半開始時点から、曜一朗と交代したヤン ドンヒョンがトップに入り、健勇と2トップを組みます。
そして、そのヤン ドンヒョンも絡んだ形から、セレッソの追加点が生まれます。
後半開始早々の48分、ジンヒョンのゴールキックを、ドンヒョンが競ったあと、健勇が相手DFに競り勝ち、左に落とします。
このボールを頭で相手より先にさわったキヨが、相手DFをかわしてゴール前に持ち込み、相手GKと1対1に。そして冷静にゴール左にシュートを決めて、セレッソ大阪が2-0とリードを広げます。
その直後の51分、自陣ペナルティエリア内右での空中戦で、後ろから競りにいったドンヒョンが相手選手を倒してしまい、不用意な形でPKを与えてしまいます。これを相手FW小林選手が決めて2-1と1点差に。
しかし、セレッソは崩れません。56分には相手陣右でFKを得ると、このFKでマルが上げたクロスを中でヨニッチが頭であわせてゴールネットを揺らします。これは惜しくもオフサイドで得点となりませんが、川崎の攻撃をきっちり守備で抑えながら、攻撃面でもコンビネーションで攻めていくシーンを多く作ります。
62分には珍しいシーンが生まれます。
相手陣ペナルティエリア左でボールを受けたキヨが、後ろから追い越してくる健勇に向けてスルーパスを出したところ、なんと!まさか!健勇がキヨに激突!w
両選手ピッチに倒れてうずくまる展開でヒヤリとします。健勇は起き上がりますが、キヨは大事を取って高木選手と交代。そして、同じタイミングで宏太と隆貴(福満選手)も交代します。負傷しなくてよかったです。ヒヤッとしました。
そして、この交代した高木選手と、後半開始から出ていたドンヒョンが、セレッソの新しいオプションとなりそうです。
78分には、蛍からの縦パスを受けたドンヒョンがペナルティエリア手前中央で前を向き、絶妙なスルーパスを左から走りこんできた高木選手に送ります。このスルーパスをワンタッチでゴールに流し込んだ高木選手が、移籍後初ゴールを初戦であげ、3-1とセレッソ大阪が再び2点差に突き放します。
後半アディショナルタイムには、相手FWからボールを奪ったやまむーが、不用意なパスでミスして相手にボールを渡してしまい、そこからゴールを決められてしまい、終了間際に1点差に追いつかれてしまいますが、試合はこのまま3-2で終了。
セレッソ大阪が2018年シーズン最初の公式戦のFUJI XEROX SUPER CUPに勝利してチャンピオンとなりました。