アウェイ札幌での一戦は、シュート18本を放つ猛攻も1得点に留まり1-1のドロー。リーグ再開後の未勝利は継続
ワールドカップでの中断を経て、リーグ戦再開後、未だ勝利がない7位のセレッソ大阪。第21節はアウェイ札幌で、4位の北海道コンサドーレ札幌との対戦です。
ACLの影響で延期となっていたリーグ戦消化と、直近のスルガ銀行チャンピオンシップのため、唯一、中2日・中3日での12連戦が続くチームとなっています。その中で、メンバーを入替えながら戦っていますが、勝ててないこともあり、チームとしては停滞気味。
札幌ドームという空調の効いたスタジアムで、上位チームに勝利して、浮上のきっかけとしたいところです。
試合の方は、スルガ銀行チャンピオンシップで採用した3バックで挑むセレッソ大阪が、コーナーキックから先制しますが、すぐに同点に追いつかれてしまいます。その後、ボールを握って札幌ゴールに何度も攻め込みますが、得点を奪えず1-1のドロー。
北海道コンサドーレ札幌 | 1 | 1 | 前半 | 1 | 1 | セレッソ大阪 |
0 | 後半 | 0 | ||||
7′ チャナティップ | 得点 | 6′ マテイ ヨニッチ |
リーグ戦では7戦未勝利となりました。勝利は挙げれていませんが、鹿島が敗戦したため、順位は1つ上げて6位となりました。
スタジアム | 札幌ドーム |
入場者数 | 21,614人 |
天候/気温/湿度 | 屋内 / 24.1℃ / 71% |
主審 | 村上 伸次 |
副審 | 三原 純、鈴木 規志 |
第4の審判員 | 藤井 陽一 |
札幌ドームに乗り込んだセレッソサポーター(写真は全て公式より)
お盆期間の8月11日なので、大阪からの移動すると結構な金額にもなるため、札幌には行きたいものの、私はDAZNでの観戦となりました。
メンバー
北海道コンサドーレ札幌戦のスタメン
GKはジンヒョン。3バックを採用して、3-4-2-1のフォーメーション。
CBは木本・ヨニッチ・オスマル、サイドに、左はマル・右が陸、ボランチは蛍とソウザ。前は右がキヨ・左がトシ、1トップが健勇というスタートになりました。
北海道コンサドーレ札幌 | セレッソ大阪 | ||||||
スターティングメンバー | |||||||
GK | 25 | ク ソンユン | GK | 21 | キム ジンヒョン | ||
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DF | 35 | 進藤 亮佑 | DF | 2 | 松田 陸 | 82′ | |
20 | キム ミンテ | 14 | 丸橋 祐介 | ||||
32 | 石川 直樹 | 15 | 木本 恭生 | 90′ | |||
MF | 14 | 駒井 善成 | 22 | マテイ ヨニッチ | |||
10 | 宮澤 裕樹 | MF | 6 | 山口 蛍 | |||
8 | 深井 一希 | 86′ | 10 | 清武 弘嗣 | |||
38 | 菅 大輝 | 73′ | 11 | ソウザ | |||
41 | 三好 康児 | 43 | オスマル | ||||
18 | チャナティップ | FW | 9 | 杉本 健勇 | |||
FW | 48 | ジェイ | 73′ | 13 | 高木 俊幸 | ||
控えメンバー | |||||||
GK | 1 | 菅野 孝憲 | GK | 27 | 丹野 研太 | ||
MF | 19 | 白井 康介 | 73′ | DF | 23 | 山下 達也 | 90′ |
26 | 早坂 良太 | 86′ | 5 | 田中 裕介 | 82′ | ||
27 | 荒野 拓馬 | MF | 17 | 福満 隆貴 | |||
44 | 小野 伸二 | 25 | 山内 寛史 | ||||
6 | 兵藤 慎剛 | 26 | 秋山 大地 | ||||
FW | 9 | 都倉 賢 | 73′ | 7 | 水沼 宏太 | ||
監督 | |||||||
ペトロヴィッチ | 尹 晶煥 |
メンバー発表があった時に、スルガCSで、オスマルが左CB、ヨニッチが右CB、ソウザがボランチという布陣になった時間帯があったのですが、それが結構ハマっていたので、リーグ戦でも採用してきたという形でしょうか。
あと、札幌も3-4-2-1のフォーメーションとなりますので、ミラーゲームとなり、いつもの4-4-2よりも守備面での安定も期待できる布陣となり、試合開始前から楽しみでした。
試合展開
前半開始早々に動きます。
6分、右からのコーナーキックを獲得すると、マルが上げたクロスをニアでヨニッチがキレイにヘディングで合わせて、ゴール!
あっという間にセレッソが先制をします。
Jリーグ公式のヨニッチのゴール動画
勝利が欲しかったセレッソとしては、この先制点で落ち着いた試合運びができると思ったのもつかの間。1分後の7分に同点に追いつかれてしまいます。
センターサークル付近から左サイドにロングフィードを展開され、サイドからヘディングで中に落とされたボールを、チャナティップ選手がワントラップしてミドルシュート。豪快に蹴りこまれてしまい、ジンヒョンもなす術なく失点。
ディフェンスラインと2列目の間にぽっかりと空いたスペースに上手く走りこんだチャナティップ選手とそのシュートが見事だったとはいえ、ディフェンスの枚数はそろっていましたし、もったいない失点だったなと思います。
この試合はマルとまずまずのコンビネーションを見せたトシ
左CBでバランスを取りながら、いい動きを見せるオスマル
そして、3バックを採用したことで、セレッソの強みである両サイドのマル・陸が積極的に前に出ていくことで、ボールを握って攻勢な展開でチャンスを作っていきます。
18分には、フリーキックをマルがゴール前に上げると、相手GKのソンユンが弾き、こぼれ球が健勇の足元に。ワントラップして、ゴールに流し込むようにシュートを放ちますが、これが本当に惜しくもゴール枠の右外。
再びリードかと思えただけに、決めておきたかったシーンでした。
そして、27分にも右からのマルのコーナーキックを、ニアで健勇が合わせますが、これは惜しくもゴールの上。6分の先制点と同じようにフリーになれていたので、惜しかったです…。
35分には左サイドからペナルティエリア内にカットインして、マルが右足でシュートを放ちますが、これは相手GKソンユンがビッグセーブ。完全にゴールと思えたシーンでした。
何度もチャンスを作り、札幌ゴールに迫るセレッソですが、シュートを決めきれずに得点は奪えません。守備では、相手に決定的なシーンを作らせることなく、上手いラインコントロールでオフサイドを取ったりしながら、ピンチの芽を摘み取り、失点を許しません。
ジェイとマッチアップするヨニッチ
そして、前半は1-1のスコアでハーフタイムに。